俺がホストじゃなかったら
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#158 [ゆう]
ある日の営業時間

「ユウくん、レナって子と付き合ってるの?」

そう聞いて来たのは俺の客のキャバ嬢だった

「なんでー?」

俺は水割りを作りグラスを拭きながら聞き返した

「よく店来てるし、なんとなく。レナって子、あたしの店に体入来たよ」

「そうなんだ。あ、今日お酒薄目にしといたよ」

「ありがと‥って話し反らさないでよ笑」

最近どの客もこんな話しばっかりだった

⏰:07/07/18 09:27 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#159 [ゆう]
そういえばまだレナの新しい店聞いてないや

また今度ボトルでも入れに行くかな

そんなことを考えたその日の朝。

営業時間が終わって家に帰るとレナがリビングでテレビを見てた


「ナオキおかえりー」

「ただいま。ね、レナ新しい店教えてよ」

「えぇ、やだよ」

「なんでー!教えてくれないと俺すねるからな」

「すねてれば?笑」

「教えてよー」

⏰:07/07/18 19:36 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#160 [ゆう]
「○○だよ。ビルの三階の」

やっと教えてくれた店の名前は、キャバクラに疎い俺も聞いたことある高級クラブだった

「おー、いい店で働いてんね」

「でしょ。他よりバック率高いしお給料いいよ」



確か俺の客にこの店の女の子いたっけ

そう思ったけどレナには言わなかった

レナの前で違う女の話しはしたくなかったから

⏰:07/07/18 19:41 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#161 [ゆう]
それから一度、レナが働く店に後輩を連れて行ってみた

でもその日レナは出勤じゃないみたいでいなかった

レナいますか?なんて聞ける雰囲気でもなく、その日は場内で適当に指名入れて飲んだ

また今度ちゃんといる日確認してから来ようと思った

後から聞いた話し、レナはその日違う店にヘルプに行ってたらしい

そう言ってた

⏰:07/07/18 23:31 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#162 [ゆう]
そのうちレナは俺の店で軽くチェックが10万になることが増えた

「最低チェックで飲むって約束だったじゃん」

俺がそう怒るとレナは

「だって今のクラブお給料いいからお金あるんだもん」

の一点張りだった

「だからって調子のんなよ。出禁にするよ」

「何も問題起こしてないのに出禁になるわけないじゃん笑」

まぁ確かにあのクラブにいれば稼げるだろうな

そう気にもとめなかった

⏰:07/07/18 23:38 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#163 [ゆう]
「ユウくーん!会いに来ちゃった!」

俺がテーブルにつくなり抱きついて来た女はマリナ。

俺の客
高級クラブのキャバ嬢

「マリナねー今のお店でナンバー3になったの!だからユウくんにドンペリ入れに来たの」

「すげーじゃん!今度俺も行くからね」

⏰:07/07/19 01:00 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#164 [ゆう]
「そういえばマリナの店って○○だよね?」

「そうだよぉ、この前ユウくんたちが来たって店の女の子が言ってた!」

マリナの店はレナが働いてる店だった

じゃあレナのこと知ってるかな

そんな軽い気持ちで聞いた

「レナって子いる?」

⏰:07/07/19 01:05 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#165 [ゆう]
「レナ?誰それ?うちにはいないなぁ」

「うっそ、そんな影薄い?笑」

俺は笑った

でもマリナは真剣に

「え、ほんとにいないよー?」


俺は笑ったままだった

ただ複雑な気持ちだった

⏰:07/07/19 01:12 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#166 [ゆう]
あれから何度も複雑な気持ちで、レナの

「いってきます」

を見送った

本当にあの店で働いてるの?

本当はどこで働いてるの?

その疑問がどうしても聞き出せなかった

レナが離れて行くのが怖かったんだ

⏰:07/07/22 14:45 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#167 [ゆう]
「離れてかないで」

それはある日の夜
同じベッドで寝てる時だった

レナは俺に抱きついて小さい声でそう言った

俺はレナの頭を撫でることしかできなかった

この時ちゃんと聞けば良かった

離れないって約束すれば良かった

きっとこの頃からレナの人生は変わり始めてたんだから

⏰:07/07/27 15:28 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


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