俺がホストじゃなかったら
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#161 [ゆう]
それから一度、レナが働く店に後輩を連れて行ってみた

でもその日レナは出勤じゃないみたいでいなかった

レナいますか?なんて聞ける雰囲気でもなく、その日は場内で適当に指名入れて飲んだ

また今度ちゃんといる日確認してから来ようと思った

後から聞いた話し、レナはその日違う店にヘルプに行ってたらしい

そう言ってた

⏰:07/07/18 23:31 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#162 [ゆう]
そのうちレナは俺の店で軽くチェックが10万になることが増えた

「最低チェックで飲むって約束だったじゃん」

俺がそう怒るとレナは

「だって今のクラブお給料いいからお金あるんだもん」

の一点張りだった

「だからって調子のんなよ。出禁にするよ」

「何も問題起こしてないのに出禁になるわけないじゃん笑」

まぁ確かにあのクラブにいれば稼げるだろうな

そう気にもとめなかった

⏰:07/07/18 23:38 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#163 [ゆう]
「ユウくーん!会いに来ちゃった!」

俺がテーブルにつくなり抱きついて来た女はマリナ。

俺の客
高級クラブのキャバ嬢

「マリナねー今のお店でナンバー3になったの!だからユウくんにドンペリ入れに来たの」

「すげーじゃん!今度俺も行くからね」

⏰:07/07/19 01:00 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#164 [ゆう]
「そういえばマリナの店って○○だよね?」

「そうだよぉ、この前ユウくんたちが来たって店の女の子が言ってた!」

マリナの店はレナが働いてる店だった

じゃあレナのこと知ってるかな

そんな軽い気持ちで聞いた

「レナって子いる?」

⏰:07/07/19 01:05 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#165 [ゆう]
「レナ?誰それ?うちにはいないなぁ」

「うっそ、そんな影薄い?笑」

俺は笑った

でもマリナは真剣に

「え、ほんとにいないよー?」


俺は笑ったままだった

ただ複雑な気持ちだった

⏰:07/07/19 01:12 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#166 [ゆう]
あれから何度も複雑な気持ちで、レナの

「いってきます」

を見送った

本当にあの店で働いてるの?

本当はどこで働いてるの?

その疑問がどうしても聞き出せなかった

レナが離れて行くのが怖かったんだ

⏰:07/07/22 14:45 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#167 [ゆう]
「離れてかないで」

それはある日の夜
同じベッドで寝てる時だった

レナは俺に抱きついて小さい声でそう言った

俺はレナの頭を撫でることしかできなかった

この時ちゃんと聞けば良かった

離れないって約束すれば良かった

きっとこの頃からレナの人生は変わり始めてたんだから

⏰:07/07/27 15:28 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#168 [ゆう]
「さっきユウさんの彼女さんファミマで見たっす」

そう喋りかけてきたのは後輩のルイ

「あーまじで。よくわかったね」

「出勤前かな、めっちゃ綺麗っすね、彼女さん。あっち系のキャバで働いてるとか勿体ないっす」
は?
俺は嫌な予感がした

⏰:07/07/27 22:29 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#169 [ゆう]
「ルイ、あいつの店知ってんの?」

「あ、えっと、言っちゃマズかったっすか!俺もホスラブで見た程度なんであんまハッキリわかんないんすけど、○○のセクキャバで働いてるみたいっす」


まじかよ

俺また嘘つかれてたんだ‥

⏰:07/07/27 22:36 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#170 [ゆう]
「どいつもこいつもホスラブかよ笑」

俺はショックを隠してそう言った

「ユウさんホスラブ見ないんすか?ユウさんのスレとかチェックした方がいいっすよ」

ルイはそう言って俺にホスラブのURLを送ってきた

俺は強がって

「絶対こんなん見ないし笑」

とか言った

⏰:07/07/27 22:47 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


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