遠距離恋愛
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#678 [綾]
先生があたしにその紙を渡してきた。そしてあたしは、昨日買っておいたプレゼントも鞄から出し、晴輝に差し出した。
晴「何この紙。」
綾「いいから見てみ。」
紙を見た瞬間、晴輝は黙りこんだ。ちょっと涙を溜めて言った。
晴「外出許可って...俺、病院から出れるの??」
そう。あたしと先生しか知らなかった誕生日プレゼントとは、外出。
今日からではないけど、4月28、29日の2日間が許可された。
:07/10/21 11:07
:F902iS
:☆☆☆
#679 [綾]
サエ「田中くんよかったじゃん!!」
翔「まじすげーよ。最高じゃんか!!」
晴「先生、綾、本当にありがとう。まじ最高の誕生日プレゼントだよ。」
晴輝が頭を下げた。
夕方、サエと翔が帰り、あたしと晴輝で2人きり。
晴「そうだ。綾からのプレゼント開けてないや。」
そう言って袋を開けた晴輝。あたしは晴輝に、ネックレスを。
晴輝がくれたネックレスに似ているやつ。文字も彫ってもらった。
【HARUKI*AYA】
:07/10/21 11:12
:F902iS
:☆☆☆
#680 [綾]
綾「晴輝が綾にくれたネックレスと似てるでしょ。文字も同じように彫ってもらったの。」
ネックレスを見ながら、晴輝はあたしに聞いてきた。
晴「俺があげたネックレス、捨てたかと思ってたよ。今も付けてる??」
あたしはネックレスを見せた。
晴「ありがとな。」
晴輝は自分の首にネックレスを付けた。
少し似てるけど、少し違うネックレス。
あたし達は外さないと約束した。
:07/10/21 11:17
:F902iS
:☆☆☆
#681 [綾]
28日、土曜日。あたしは朝早く病院に行った。今日から晴輝は自分の家に泊まるんだ。
部屋に入ると、晴輝のママとパパがいた。
晴ママ「綾、いろいろありがとね。」
晴パパ「今日は家族と過ごすが、明日は1日お前らで過ごせ。」
車椅子に座っている晴輝は、うきうき気分だった。
綾「じゃあ明日朝迎えに行くね。」
あたしは晴輝にそう言い、病院で別れた。
:07/10/21 11:22
:F902iS
:☆☆☆
#682 [綾]
そしてあたしは、ハルナの家に向かった。ハルナは亮介くんと同棲を始めた。
2人の家に行くのは初めてだ。
途中までハルナが迎えに来ていてくれて、着いたアパート。亮介くんは日曜日が休みのため、今日はいない。
ハルナ「外出許可出たんだ。やったじゃん。明日どこ行くの??」
あたしはハルナに、晴輝に外出許可が出た事を話した。
綾「まだ決まってない。晴輝が行きたい場所に連れて行く。」
:07/10/21 13:23
:F902iS
:☆☆☆
#683 [綾]
あたし達はすごい話した。夕方6時。そろそろ亮介くんが帰ってくると言う。だからあたしは家を出た。
家に着き、お風呂に入って部屋でのんびりと過ごしてる時も、晴輝の事を考えていた。
今日朝会ったのに、もう会いたい。早く晴輝と遊びたい。そんな事を考えてた。
ベットに横になってると、あたしはいつの間にか眠りについていた。
目が覚めたら、携帯が鳴っていた。時刻は朝の7時。画面を見ると、晴輝の自宅からだった。
:07/10/21 13:41
:F902iS
:☆☆☆
#684 [綾]
綾「はい。」
晴「はいじゃねぇよ。何時に来るんだよ。」
何か食べているのだろうか。もぐもぐしながら喋っている晴輝。
綾「ごめん。今起きてさ。9時前に行くね。」
あたしは急いで準備を始めた。メイクをし、着替え、電車に乗り晴輝の家に向かった。
チャイムを鳴らすと、晴輝のママが出てきた。
晴ママ「綾おはよう。晴輝今、2階で着替えてるよ。リビングで待ってなよ。」
綾「晴輝、どうやって2階行ったの?車椅子、玄関にあるし。」
:07/10/21 16:13
:F902iS
:☆☆☆
#685 [綾]
リビングに着き、晴輝ママはジュースを出してくれ、話出した。
晴ママ「手使ってのぼったんだよ。おりる時も。手伝うって言ってるのに、いいって。」
いつも学校の階段とか普通にあがってるあたし。晴輝は手だけで。どんなに大変な事だろう。
晴ママ「病気の事、黙っててごめんね。」
いきなり謝りだしてきた晴輝のママ。
晴ママ「はっきり言って、晴輝が病気だってわかった時、綾と別れた方がいいって思ってた。」
:07/10/21 16:18
:F902iS
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#686 [綾]
綾「バレンタインの時、謝ったのって、病気の事黙ってたから??」
晴輝ママは小さく頷いた。
晴ママ「晴輝じゃなくて、他の人と幸せになった方がいいって思ってたの。でも晴輝は毎日綾の事話してた。それで思ったの。晴輝には、綾しかいないんだって。戻ってきてくれてありがとね。これからも晴輝の事よろしく。」
涙流してた晴輝ママ。
あたしは何回も頷いた。
晴「綾ー!!」
2階から晴輝の声が聞こえた。晴輝はあたしが来た事をチャイムの音でわかっていたんだろう。
:07/10/21 16:26
:F902iS
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#687 [綾]
あたしは2階に向かった。ドアを開けると、ベットに座っている晴輝。
翔とサエから貰ったロングTシャツを着ていた。
綾「晴輝おはよ。」
あたしがそう言うと、晴輝が手を広げた。
晴「綾こっち来て。」
あたしは晴輝に抱きついた。キスしてきた晴輝。何回もした。
綾「晴輝、今日どこ行きたい??」
考える晴輝。晴輝が口にした場所。
晴「綾が前住んでた家の近くの公園。」
あの公園に行くのは、中3の夏休み以来だ。
:07/10/21 16:34
:F902iS
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