････幸せになれよ････

遅くなりました。書いていきます。

柊が退院してからも俺たちが美紅に会うことはなかった。

俺と加奈は柊から、美紅とあの日最後に病院で会ったことを聞いた。

そして美紅はあの日以来携帯の番号もｱﾄﾞも変えたのか俺も加奈も連絡がつかなくなった。

美紅は俺たちの前から消えてしまったんだ。

加奈と柊と俺、三人ではよく会っていた。

加奈も美紅と連絡を取る手段はいっぱいあったけど取ろうとしなかった。自分から離れて行った美紅を追いかけることが加奈にはどうしてもできなかったみたいだ。

そうして自然と美紅の話題は俺たちの中から消えていった…

柊は…死んで幸せだったのかもしんねぇ。

だってやっと美紅と一緒になれたんだから…

数ヶ月経ったある日の夕方、俺のｹｰﾀｲが鳴った。

相手は加奈。

｢はいよー、加奈?仕事終わったんかー?｣

｢…っあ…つし!!!!｣

加奈はすごい勢いで俺の名前を呼んだ。そして次の瞬間、

｢美紅が…っ死んじゃったぁ…っ…｣

美紅さんが！何で

びっくり

めちゃ気になる
頑張って

すみません。

>>400-500
>>501-600

｢……はっ?｣

美紅が…死んだ…?

｢あつし…っ…どうしよ…っ…美紅がぁ…っ｣

電話の向こうで泣き崩れる加奈。

美紅が…死んだ!?

｢加奈…お前今どこだ｣

｢…っ…いえ…｣

｢…すぐ行くから待ってろ｣

俺はすぐ車で加奈の家に向かった。

加奈を拾ってから美紅の実家に車を走らせた。

美紅の実家は車で２時間の隣の市で、美紅は高校から俺たちの住む街で一人暮らしをしていた。

どうやら数ヶ月前から実家に戻っていたらしい。

加奈は友達づたいに美紅の死を聞いたようだった。

車の中で加奈はずっと泣いていた。俺も何も話さなかった。

柊の顔が頭に浮かんだ。

柊は今日週に一回の検診の日だ。今頃病院だろう。

柊に連絡はできなかった。

この目で美紅の死を見るまでは

美紅が死んだなんてどうしても信じたくなかった…

柊がもしこの小説を書き続けていたらこの部分はどう書いていただろう…

俺が柊に連絡したのはその日の夜中だった…