【愛.金.水商売3】
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#854 [主]
挨拶だけでもしようと声をかけようとしたら、二人はわざと無視するかのように、私から目を反らす。




何なんだ‥

昨日一緒に飲んでいたみなみサン。

私を可愛がってくれたみなみサン。

私を誘い飲みに連れて行ったなぎさサン。

二人は私をチラチラ見ながらヒソヒソ話。

意味が分からなかった。

⏰:08/11/02 14:33 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#855 [主]
私の悪口を言っている


分かったのはそれだけ。


みなみサンと私が二人の時は、なぎさサンの悪口。

なぎさサンと私の時はみなみサンの悪口。

そして、みなみサンとなぎさサンの時は私の悪口。

もつれ合う女同士の糸。


私を巻き込まないでほしい。

⏰:08/11/02 14:37 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#856 [主]
二人からすれば、みなみサンを知っている、なぎさサンを知っている私が都合よかったんだろう。


二人を知らない人に話しをしても分からないんだから。




みなみサンに裏切られた‥そう初めて実感した。



私がみなみサンに話した内容は全てなぎさサンの耳に入っているだろう。

私はお釣りも貰わずお金だけ置いて店を出た。

⏰:08/11/02 14:42 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#857 [主]
「あっチャン?」



もうそんな時間か‥




Gマスの迎えと重なり私はGマスの車に乗り込む。





「どうしたの?」

また勝手に帰ろうとしていた私を心配したのだろう。

⏰:08/11/02 14:44 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#858 [主]
「別に‥」

「イライラしてる?」


いつもと同じ返しなのに、少しの違う口調にGマスは気付く。


Gマスは信用出来る?
Gマスは‥




私は誰か、信用の出来る人を探していたのかもしれない。

⏰:08/11/02 14:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#859 [主]
いつからか誰にも心を開かなくなった私。




けれど無意識の内に誰かの温もりを探していたのかもしれない。


閉ざしてしまった心を、誰かに開けてほしかったのかもしれない。


そんな自分をごまかしていたのかもしれない。


けれどやっぱり、過去の自分の鍵は、まだ開かない。

⏰:08/11/02 14:52 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#860 [主]
「みなみサンとなぎさサンの関係が理解出来なくて」



少しなら
少しくらいなら‥


愚痴言ってもいいよね?

Gマスになら‥。




「あぁ〜‥関わっちゃ駄目だよ」


「もう関わってるみたいです」

⏰:08/11/02 14:54 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#861 [主]
「どんな風に?」


「分かんないです。けどあの二人が仲いいって嘘ですよね?
お互い陰では悪口言って、今日は私の悪口言ってましたよ」


「あの二人の間に挟まれちゃったか‥」


やっぱり仲いいとか嘘なんじゃん。


「どっちが種かはまだ分からないからねぇ‥」

ややこしくしている主はどちらかで、それはまだどちらかは分からない。

Gマスはそう言った。

⏰:08/11/02 14:59 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#862 [主]
「でもさ?」



私は無意識にGマスの手を握る。


私らしくない行動にかなりビックリした顔を見せ、話し続ける。



「人は誰かに同意を求めてるんだよ。
一人は孤独やから、人は誰かの悪口を言って蹴落として、同意を求める。特に女性はね」


自分から手を握ったのはどれくらい振りかな。

⏰:08/11/02 15:18 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#863 [主]
「みんながそうとは限らないでしょ」


手が温かい



「君は女から嫌われる性格だからねぇ‥」


中学生の時、溜まり場であちこちで悪口を言う女の子は、最終的にみんなからのけ者にされ、一人になった。

あちらこちらで良い顔をする子は、八方美人だと言われ一人になった。

なら私は?

⏰:08/11/02 15:24 📱:W62H 🆔:☆☆☆


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