先輩と旅立ちの唄
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#174 [あかり]
私も、タクロウ先輩が下ネタをやっているのかと思うと、軽くショックではあったが、
目の前で楽しそうに、司会をやる先輩の輝かしい姿にずっと釘づけだった。

先輩の頑張ってる姿に応えたくて、精一杯自分も笑ったり喜んだりしようと思った。

⏰:08/10/30 18:22 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#175 [あかり]
クイズやゲーム、色々な企画が行われ、
やがて昼食の時間となった。

司会の二人の解散の合図とともに、
全校生徒が場内のあちこちへと散らばる。

私はいのちゃんの元へと駆け寄った。

⏰:08/10/30 21:51 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#176 [あかり]
「いのちゃんっ。」

「おう、あかりちゃん。
あの先輩、司会やったなあ。」

「うん〜!
もうびっくりしちゃったよ〜!」

「二人の司会、すげー面白かったわ。
あたしも塩見先輩に惚れちゃおうかしら(笑)」

「えぇ〜!
ダ、ダメだよお!」

⏰:08/10/30 21:55 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#177 [あかり]
「嘘々。
あたし、もっと上品な人がタイプだし〜。」

「アハハ。
確かに二人の司会、下ネタも結構あったし、下品なところも多かったね。」

「堅苦しいのよりは断然マシだけど〜。」

⏰:08/10/30 21:59 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#178 [あかり]
「いのちゃんっ。」

「…ん?」

「前さ、いのちゃんが
『先輩のこと、いつから好きになったの。』
って聞いてくれたじゃん。
私、あれからその答えを、ずっと自分なりに考えてたの。」

「うん。」

⏰:08/10/30 22:07 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#179 [あかり]
「私ね、先輩を初めて見た時、なんていうか、
時間が一瞬、止まったような感じがしたの。
ううん、止まってた。

外からの音や光も一切閉ざされてさ、
すごく不思議な感覚だった。

私は前もって作文を通して先輩のことを知っていなかったとしても、
私は先輩に恋をしてたと思う。

私は、先輩を好きになる運命だったんだなぁ、って。
さっき、司会をしてる先輩の姿を見ながら、改めてそう感じた。」

⏰:08/10/31 03:01 📱:SH705i 🆔:XycnrOFk


#180 [あかり]
「そっか。
なんか、いいじゃん。」

「エヘヘ。
人を好きになるって、自分でもよくわかんないね。

何で、その人じゃないといけないんだろうって思う。」

「理屈じゃないんだよ。」

「あ、理系得意のいのちゃんらしい言葉(笑)。」

⏰:08/10/31 03:07 📱:SH705i 🆔:XycnrOFk


#181 [あかり]
その後、歓迎遠足は無事に終了した。

二人の司会ぶりは好評で、帰りながらも、
「楽しかった」「面白かった」の声がちらほら聞こえた。

私も帰りの船の中で、翔馬と今日一日の感想を話し合いながら、「司会が良かった」という意見で合致した。

⏰:08/10/31 06:13 📱:SH705i 🆔:XycnrOFk


#182 [あかり]
「あかりちゃん。
はい、これ。」

数日後の休み時間―
席に座って、次の授業の準備をしていたら、
藍美ちゃんから手紙を渡される。

「この間はMDプレゼントしてくれてありがとうね。

私、エンドロールガーデンっていうバンドがすごく好みだったかな。

お礼にあかりちゃんに手紙書きました。」

⏰:08/10/31 06:18 📱:SH705i 🆔:XycnrOFk


#183 [あかり]
「わあ!ありがとう!
読んだら返事書くねー!」

「うん。
あ、それから私のことは『藍美』でいいよ。」

「分かったあ!
私も呼び捨てでいいよ!」

「じゃあ、これからも仲良くしようね。」

⏰:08/10/31 06:22 📱:SH705i 🆔:XycnrOFk


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