先輩と旅立ちの唄
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#341 [あかり]
「2位は、二年三組!」
えっ!、という声を私も周りも発していた。
私たちは満面の笑みで、自分たちに歓声の拍手を送った。
やった、2位だ…!
一生懸命にやれば、きっと何事も伝わるんだ。
:08/11/07 09:27
:SH705i
:Xo6TOlQk
#342 [あかり]
「おめでとう!」
帰りのホームルームで、先生が賞状を、クラスを代表とした翔馬に渡す。
私たちは、もう一度教室内でその結果に喜んだ。
1位であることに越したことはないが、
音楽が突然止まるというハプニングも乗り越えたクラスの結束力が何よりも大きかった。
:08/11/07 09:32
:SH705i
:Xo6TOlQk
#343 [あかり]
「翔馬、うちらやったね!」
帰りの船の中、二人でまた今日一日を振り返る。
「音楽が聞こえなくなった時は、本当どうしようかと思ったよ〜…。」
「俺も、まじでびびったわ。
でも、隣の方見たら、城山さんがそれでも踊り続けよんけん、
『え?やり直しじゃないんだ』って思った。」
「え、そうなの…?」
藍美、一人で凄いな…。
彼女を先頭にしたのは、クラスとして、かなり間違いではなかった。
:08/11/07 09:39
:SH705i
:Xo6TOlQk
#344 [あかり]
次の日―
文化祭最終日。
体育祭が行われた。
皆大体、出番は二種目くらいのみである。
生徒会や体育委員、応援団は担当に忙しいが、
その他の人たちは、たいてい暇を持て余している。
:08/11/07 09:46
:SH705i
:Xo6TOlQk
#345 [あかり]
私といのちゃんは、応援席で目の前の種目を見ていた。
全校男子で行われた、自由競争を見ている時であった。
最後尾前列辺りに、タクロウ先輩の姿があった。
:08/11/07 09:49
:SH705i
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#346 [あかり]
パンッ。
ピストルの合図と共に、タクロウ先輩たちの走者が駆け出した。
数メートル先に置かれてあるカードをめくり、
マイクに向かってその指示を読み上げる。
「えっと…、校歌を歌う。」
タクロウ先輩の声が校庭中に響いた。
:08/11/07 09:52
:SH705i
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#347 [あかり]
「あ〜あ〜、この胸に〜誓い〜合う〜我が母校〜」
適当にワンフレーズ歌って、ゴールまで走るタクロウ先輩。
見事一位になった。
応援席では笑いの渦が起こっていた。
「やべー、腹痛ぇ。
あの人おもしろすぎるわー。」
隣のいのちゃんも、抱腹絶倒という感じであった。
私も、いつまでも笑っていた。
:08/11/07 09:57
:SH705i
:Xo6TOlQk
#348 [あかり]
こうして、体育祭も何なりと終了した。
結果などは対して気にならなかったが、やはり一位がいいというところが本音だ。
私たちの団は、これまた二位であった。
放課後―
まだ体操服のままで、過ごしていた。
私には一つだけ、やり残していることがある。
:08/11/07 10:01
:SH705i
:Xo6TOlQk
#349 [あかり]
「名美佳…。」
「ん?何、あかり?」
「あのね、私、まだタクロウ先輩と写真撮ってないんだ…。」
「体育祭の時、声かけなかったの?」
「うん、話し掛けづらくて…。」
:08/11/07 10:04
:SH705i
:Xo6TOlQk
#350 [あかり]
「そっかあ…。まだ校内にいるんやない?
きっと今ホームルーム中かも。
うちらのクラス、早く終わったけんさ。」
「う、うん…。」
「私一緒に付き添おうか?
シャッター係がおらんといけんでしょっ。」
「名美佳…、ありがとう!」
:08/11/07 10:08
:SH705i
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