先輩と旅立ちの唄
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#564 [あかり]
目的地に到着し、まずはイタリアンレストランで、皆でパスタを食べた。

食べ終えて少し雑談をし、席を立とうとした時、
「あー、ここは俺が全部払うから。」
と、秋人さんが私たちに言った。

私たちはその言葉に、甘えることにした。
竜樹くんが秋人さん位の年齢になった時は、
こんな風に、さらりと気を遣える人になって欲しいと思った。

⏰:08/11/22 08:52 📱:SH705i 🆔:e9leUYT.


#565 [あかり]
「せっかく二人、ここまで来たけん、
これからは自由行動しようか!
色んな店があるけん、楽しんでおいで。」
店を後にしてから、秋人さんがこんな提案をした。

秋人くんの意見に従った私と竜樹くんは、
男性用の服屋を見て回ったり、このパークの名物である、巨大観覧車に乗ったりした。

⏰:08/11/22 08:59 📱:SH705i 🆔:e9leUYT.


#566 [あかり]
夕方になって、私たち二組は再び合流し、乗ってきた未央姉の車まで、パークを後にした。

「私と秋ちゃんは、これから私の家に行くけど…
二人は街で遊ぶ?夜になると、イルミネーションが綺麗よ。」

「うん、そうする!」

「じゃあ、そこまで車出しとくわね。
困ったことがあったり、分からないことがあったりしたら、また連絡して。」

⏰:08/11/22 09:04 📱:SH705i 🆔:e9leUYT.


#567 [あかり]
数十分して、車は繁華街に着いた。

クリスマスということもあって、街はカップルでごった返していた。

私と竜樹くんは、二人に別れを告げ、目についた店にひたすら入っていった。

⏰:08/11/22 09:10 📱:SH705i 🆔:e9leUYT.


#568 [あかり]
外の景色も、すっかり暗くなってきた頃―

「竜樹くん!
少し時間もらっていい?」

「ん?別にいいすけど。」

「ごめんね。すぐ戻ってくるから!
その辺ぶらぶらしといて。また連絡する!」

私と竜樹くんは、一旦別行動を取ることにした。

⏰:08/11/22 09:13 📱:SH705i 🆔:e9leUYT.


#569 [あかり]
彼と離れた後、私はとある人に、携帯から電話を掛けた。

プルル、プルル―

「…もしもし?」
二回ほどのコール音で、向こうは電話を取った。

「あ、もしもし悠介くん?
久しぶり、あかりです。

今、そっちに来てるんだけど…これから少し会えないかな?」

相手は夏休み、秋人さんを通じて知り合った、堀之内悠介くんであった。

⏰:08/11/22 09:18 📱:SH705i 🆔:e9leUYT.


#570 [あかり]
15分ほど経ってから、私が悠介くんがやってきた。

彼はフード着きの灰色の服に、迷彩柄のズボンを履いている。

彼が、この繁華街の近くに住んでいることは、以前に聞いていた。

「ごめんね、突然呼び出して。」

「あ、いや別に…。
…それより、どうしたの?」

⏰:08/11/22 09:23 📱:SH705i 🆔:e9leUYT.


#571 [あかり]
「はいコレ、メリークリスマス。」
私はチョコレートのお菓子を、彼に差し出した。

「こないだ修学旅行で、オーストラリアに行ってたんだ。
夏休み図書館に付き添ってたお礼に、と思って。」

「…あ、ありがとう…。」
彼はそれを受け取った。

⏰:08/11/22 09:26 📱:SH705i 🆔:e9leUYT.


#572 [あかり]
「…今も秋人さんの彼女さんの所に遊びに来たの?」
首元を掻きながら、悠介くんが私に尋ねてきた。

「ううん。今日は彼氏とデートしに来たんだ。
あ、前言った片思いの人じゃないよ、エヘヘ。」

「…あ、そうなんだ…。
彼氏、出来たんだ…。」

「うん。今も待たせてるから、そろそろ行かなきゃ。
ごめんね、自分から呼び出しておいて。」

「…あ、別に。家で家族と過ごしてたから…。」

⏰:08/11/22 09:32 📱:SH705i 🆔:e9leUYT.


#573 [あかり]
「それじゃあ、来年はお互い、受験頑張ろうね!」

「あ、あの。」
その場を去ろうとした時、彼が私を呼び止めた。


「ん?何?」

「…彼氏、どんな人なの?」

「んー、一つ年下だけど頼りがいがあって、優しくて面白い人だよ!」
私は笑顔で質問に答えた。

「…そか。お幸せにね。」

⏰:08/11/22 09:38 📱:SH705i 🆔:e9leUYT.


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