先輩と旅立ちの唄
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#160 [あかり]
「んー。そうだな〜、
私はマイナーなアーティストが結構好きかな。」

彼女のこの一言は、私のヨロコビの着火剤となった。

「本当っ!?
私ね、普段インディーズバンドばかり聴いてるんだあ!」

心の中の大きな打ち上げ花火が、パーンッと上がる。

⏰:08/10/30 01:42 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#161 [あかり]
私は中学の頃から、物事の興味や関心が
音楽というものに全てといっていいほど注がれていった。

そして今の自分には、マイナーロックバンドが
絶妙にマッチしているという結果に行き着いた。

高校に入ってからも、通学中や帰りの電車・船の中、
家に帰っても、課題そっちのけでひたすら好きな音楽を聴いていた。

⏰:08/10/30 01:57 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#162 [あかり]
「じゃあ、ビートソルジャーズは知ってる?」

「うーん…?」

「じゃあねじゃあねっ、
ホーム・スウィート・ホームは?」

「うーん…?」

「赤アフロはどうかな?」
「うーん、たぶんわかんないかもー。」

⏰:08/10/30 02:03 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#163 [あかり]
「そっかぁ!
じゃあ、私のオススメの曲をMDに録音した奴をプレゼントするよ〜!」

「本当に?
うん、じゃあ、楽しみに待ってるね。」

「近いうちに学校で渡すね!」

⏰:08/10/30 02:06 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#164 [あかり]
藍美ちゃんとそんなやり取りを交わしていたら、
あっという間に目的地まで到着した。

改めて列の順番に並んでいる時、私はあることに気がつく。

「…ごめーん。
いのちゃんそっちのけで話してた(笑)」

「ハハハ、気にせんでいいよ。
なんかすっごい楽しそうやったね。」

⏰:08/10/30 02:15 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#165 [あかり]
歓迎会の場所は、毎年同じ球技場。

先生の合図で、列を乱さないようにゲートをくぐる。
球場全体に、最近の曲らがBGMとして流れる。

⏰:08/10/30 02:20 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#166 [あかり]
全校生徒が球場内に入り、揃って腰を下ろした。

場内全体がしーんと静まる。

今年の司会者の登場を待っていた。

毎年三年生二人で行われている。
去年は当時生徒会長だった人と、その友達の人だった。

⏰:08/10/30 02:25 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#167 [あかり]
遠くのゲートの方から、
ダァーッと二人組が駆けてくる。

一人は女の人…?と一瞬思ったが、
他校のブレザーで女装している、あの時保健室で遭遇した中にいた順也先輩だった。

そしてもう一人は…
いつもと変わらない格好をしている、タクロウ先輩だった…。

⏰:08/10/30 02:30 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#168 [あかり]
「う、うそ…。
本当に…?」
予想外の出来事に、思わず目を見開く私。

前の方で座っていたいのちゃんが、後ろを振り返って私にアイコンタクトを送る。

⏰:08/10/30 02:34 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#169 [あかり]
「三年五組の小松順也でーす!」

「同じく三組五組の塩見タクロウでーす!」

「今年の司会は僕たち二人です!
最後まで頑張るので、暖かく見守っててくださいね〜!」

⏰:08/10/30 02:37 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


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