先輩と旅立ちの唄
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#461 [あかり]
「今日、夜何食べます?
出前頼みますか?それとも、どっか食べに行きますか?」
「うーん、そうだなぁ…。
私、今日はずっとここにいたいな。
あ!竜樹くんが何か作った奴が食べたい。」
「俺は主夫っすか(笑)。
いいですよ、チャーハンとかでいいなら。」
「わーい!」
:08/11/11 14:59
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#462 [あかり]
だんだんと私たちは、お菓子をつまみながら、話をするようになった。
最初はお互いのクラスであった面白いこと、竜樹くんの部活での出来事、翔馬のこと、ずっと二人で笑い合っていた。
私は夏休み、未央姉の所に遊びに行ってたことも話した。
クリスマスはあそこみたいなお洒落な街でデートしたいな、と言った。
そうしましょ、と彼も約束してくれた。
:08/11/11 15:08
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#463 [あかり]
「あのね…、一つ聞いていい?」
「ん?一つと言わず何でも。」
「すっごく今更なんだけど、何で私なのかな、っていつも思ってて。
一年生にも、可愛い子たくさんいるしさ。
体育委員の集まりの時にも、希緒ちゃんや江戸川小春先輩みたいな、他にもっといい子いたのに。」
私は前から疑問に思ってたことを、この際と思い尋ねてみた。
:08/11/11 15:14
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#464 [あかり]
「俺、体育委員の時の前から、先輩のこと知ってたんすよ。」
「え!どうして?」
「ん?学校で時々見かける程度でしたけど。
その時から、いつもニコニコして可愛いなあーって。
そんで、あの集まりがあって、『あ!あの人もいるじゃん!』って思って。
何とか近づこうと必死でしたよ(笑)。」
「そ…そなんだ…。嬉しいな…。」
ありのままを話す彼に、照れる私。
:08/11/11 15:24
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#465 [あかり]
「同級の女子とか、賑やかなんばっかなんで、ちょいきついっすね。
原さんも、なかなか騒がしい人なんで、ぶっちゃけ苦手っす。
えーと、江戸川さん?陸部のマネージャーしてましたよね。
あの人はー…ちょっとわかんないっす、すいません(笑)。
俺、先輩みたいに落ち着いてる人がいいっす。
だったら誰でもいいって訳じゃないけど。」
:08/11/11 15:30
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#466 [あかり]
「先輩も、俺みたいなガキでいいんですか?」
「そんなことないよ!どちらかと言うと私の方が子供だし!」
私は今日借りたDVDの方を見た。
そうみたいですね、彼は笑いながら言った。
「竜樹くんは、私からしてみたら、文句なしの最高の恋人だよ。」
今日くらいは恥ずかしいくらいの台詞を言おうと思った。
:08/11/11 15:42
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#467 [あかり]
時間はあっという間に過ぎていった。
楽しい時は決まってこうだ。いくらあっても足りないと思うほどである。
晩ご飯は、竜樹くん特製かに玉チャーハンなるものだった。
美味しくて、私はスプーンでパクパク食べた。
その光景を、彼は笑いながら見ていた。
:08/11/11 16:01
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#468 [あかり]
「風呂どうしますー?
着替えとか、持ってないですよねー?」
「うーん、そうなんだよね。
明日、家に帰ってから入ろうかな。」
「じゃあ、寝る時はスエット貸します。
服は、洗濯しときますね。
明日には乾くやろ。」
「ありがとう。」
「じゃあ俺、風呂入って来ます。
まあ、ゆっくりしてってください。」
:08/11/11 16:11
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#469 [あかり]
彼が入浴している間、私は居間に置いてあったカタログを見たり、テレビドラマを観てたりしてた。
「お待たせー。」
30分くらいして、彼がお風呂から出てきた。
タオルで髪を拭きながら、上はTシャツ、下は短パンジャージといった格好をしていた。
:08/11/11 21:15
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#470 [あかり]
「はい、これ。寝巻き代わりに。」
そう言う彼から、上下灰色のスエットを渡された。
「脱衣所で着替えていいっすよ。」
その場所まで案内される。
「脱いだ奴は、洗濯機の中に放り込んどいてください。洗濯するんで。」
彼はそう説明すると、私一人にしてドアを閉めた。
:08/11/11 21:27
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