【愛.金.水商売4】
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#204 [主]
サナエママは、いつも私に声をかけてくれた。
少しでもいつもと様子が違うと話を聞いてくれた。
そんなサナエママだからこそ私は大好きだった。
店に私情は持ち込んじゃ駄目だと言ったサナエママは、お客さんがいない時、私情を心配してくれた。
「チハルサンはGclubが楽しいですか?」
:08/11/15 02:22
:W62H
:☆☆☆
#205 [主]
「楽しいですよ。
ココナサンみたいな人がいるから(笑)」
チハルサンも、リィユンも、私を好きだと言う。
チハルサンがいつもより元気がない時、気付いていながら心配した事ない私を好きだと言う。
チハルサンやリィユンを、偽りない気持ちで好きにならないといけないのは私のはずだった。
:08/11/15 02:26
:W62H
:☆☆☆
#206 [主]
「ココナサ〜ン!!
今さっきの音程が分からん〜!!」
ほら。いつもこうやってみんなは私に話しかけてたじゃない。
当たり前すぎて気付かなかった。
メンドクサイと言い、私は何にメンドクさがっていたのだろう。
:08/11/15 02:29
:W62H
:☆☆☆
#207 [主]
「確かにズレてたよぉ(笑)
そこはもう少し高いかな」
少人数のスタッフを分からずに
何百人といるお客さんが分かるはずない。
流れゆくものが多すぎて
大切なものをその波に流していた。
私の役目はスタッフの心を癒すこと。
:08/11/15 02:33
:W62H
:☆☆☆
#208 [主]
そしてそのスタッフ達がお客さんを癒す。
私の立場は売り上げを守り続けることだけじゃない。
チッポケな悩みで気付かされた。
:08/11/15 02:35
:W62H
:☆☆☆
#209 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「‥そうか、ユミチャン呼ぶ?」
M2のボックスでさっきまで黙って聞いていたGマスが静かに口を開く。
「はい‥」
ワンコールで電話に出るユミチャン。
:08/11/15 02:37
:W62H
:☆☆☆
#210 [主]
「今M2にいるの。来れる?」
「‥怒られますよね‥‥」
「そうだね」
「今は友達が来てるので‥」
「どっちが大事?
今日犯した出来事に向き合うのと」
「‥スッピンなんで‥‥」
何かと理由を付けて避けようとする。
:08/11/15 02:41
:W62H
:☆☆☆
#211 [主]
「構わないよ」
「明日でもいいですか‥」
「その明日からのことを今から話すんだよ」
「それって‥‥」
今から行きますと電話は切れ
十分も経たないうちにユミチャンは顔を出した。
:08/11/15 02:44
:W62H
:☆☆☆
#212 [主]
「ユミチャン‥ココチャンが怒ってるよ」
話しを切り出したのはGマス。
「すみませんでした‥」
スッピンだと断ったユミチャンは化粧がバッチリだった。
「何回同じこと繰り返したら分かるの?」
:08/11/15 02:47
:W62H
:☆☆☆
#213 [主]
「もうしません‥約束します‥」
ユミチャンの目をずっと見ているけど、目が合うことはない。
「その言葉聞き飽きたよ」
今回は本当ですと、化粧バッチリな目からは黒い涙が零れ落ちている。
「すみません‥」
:08/11/15 02:51
:W62H
:☆☆☆
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