うまく言えない
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#162 [サな]
朝、また同じ時間に携帯の目覚ましが鳴る。
「曜〜仕事やろ〜?」
「んー。」
「起きや」
「嫌や〜」
また曜は抱きついてきた。
ほんまに可愛いと思ってしまう。
:08/12/11 22:36 :D905i :☆☆☆
#163 [サな]
「嫌や〜じゃないわ!」
「ん〜」
うちはムカついて曜の鎖骨をおもいっきし噛んだ。
「いッ…何しよんや!?」
「起きた?」
「…起きた」
「てか志乃からメール来て心配しよるってゆーか寂しいみたいやからうち今日は帰るからな」
:08/12/11 22:40 :D905i :☆☆☆
#164 [サな]
「嫌や…」
「何で?」
「紗奈があっち帰って七瀬に会って何されるかわからんって考えたら嫌や」
「…でもそんなん言うてもうちの家はM市やもん。」
「わかっとるけど…。せめて夏休みの間はおってほしいんやんか」
「んなら志乃ここに呼んでもいい?」
「うん。いいで」
そんな話をして曜は仕事に出た。
:08/12/11 22:44 :D905i :☆☆☆
#165 [サな]
うちは志乃に電話をかけた。
「もしもし?あんた何しよん?」
「今、曜んちおる〜」
「は?まじで?」
「後でいろいろ説明する。曜がM市帰ったらだめって言うから今からH市来れん!?」
「うん。ええで。なら行くわあ」
電話を切ってうちは準備してから駅に向かった。
:08/12/11 22:48 :D905i :☆☆☆
#166 [サな]
「お、紗奈ちゃんやん」
家を出てすぐのところに昨日の19歳の人がいた。
「…えーっと名前…」
「佳基<よしき>」
「佳基さんか。」
「おう。どこ行くん?」
「駅に友だち迎えに」
「送るよ」
:08/12/11 23:18 :D905i :☆☆☆
#167 [サな]
「いや、いいですよ!」
「紗奈ちゃんに何かあったら俺が曜におこられるやん」
「あ〜じゃあお言葉に甘えて」
佳基さんは曜の家の近所に住んでいるらしい。
「曜があそこに女連れてきたの初めてだったで」
「そうなんですか?」
「そんだけ紗奈が大切なんやん」
…ちょっと嬉しかった。
:08/12/11 23:23 :D905i :☆☆☆
#168 [サな]
駅に着くと志乃がいた。
「佳基さんありがとう!」
「送って帰らんで大丈夫か?」
「はい。大丈夫です」
そういうと佳基さんは手を振って帰って行った。
:08/12/11 23:25 :D905i :☆☆☆
#169 [サな]
「あんた曜くんちに居候?」
志乃が言った。
「居候っていうか…」
うちはここ何日かであったことを全部志乃に話した。
「いいんやない?それで。まあ一緒におって手出してこんのも男としてどーかと思うけどな!笑」
「え〜」
「ま、そんだけ大事にされとるゆーことやろーて」
:08/12/11 23:28 :D905i :☆☆☆
#170 [サな]
「まあちゃんとしとるなら安心やな」
「志乃親みたいやしっ」
「あんたほっといたら何するかわからんやん」
「そんなことないし!」
そんなことを話しながら4時を回った。
:08/12/12 01:10 :D905i :☆☆☆
#171 [サな]
「んならそろそろ帰るわあ!」
「へ?何で!?」
「そろそろ曜くん帰って来るやろ?」
「曜に会ってから帰ってや!」
「えー、邪魔やん」
「それで曜が邪魔ってゆーならうちが曜のこと殴ったる!」
「そう 笑 じゃあ待つよ」
:08/12/12 01:28 :D905i :☆☆☆
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