うまく言えない
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#692 [紗奈]
更新遅くてすみませんまだ続きます。
今二日酔いなんで更新できないですけどまた書きます

⏰:09/06/03 13:27 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#693 [紗奈]
.





「宏樹っ」





立ち止まり、振り向き、驚いた顔をする宏樹。

うちは宏樹に近付いていった。

⏰:09/06/04 01:13 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#694 [紗奈]
「えっ‥え?」


戸惑う宏樹に対してうちは冷静。


「話ある」



宏樹はそこにいた友達にことわり、うちについてきた。

⏰:09/06/04 01:23 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#695 [紗奈]
うちらは広場の隅に腰を下ろした。



うちらが出会った場所でもある。



「宏樹‥ごめん」

「なんで紗奈ちゃんが謝るん?謝るんは俺のほうやん‥」

「いや‥宏樹のこと何も考えてなかった。自分だけ被害者ぶってた」

⏰:09/06/04 01:43 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#696 [紗奈]
「俺、ずっと考えとった。紗奈ちゃんに何ができるんかな?って。でも、俺無力やなあ〜って思ってた」

「‥うちは、あのとき宏樹が話しかけてくれたことで変われた部分ってあるよ。宏樹は今までうちの近くにはおらんような人やったし、新鮮だった。しかも、宏樹が話しかけてくれてなかったら、色んな物と向き合うこともできんかった。やから、ありがとう。よかったらこれからも‥仲良くしてほしいです。」

⏰:09/06/04 01:51 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#697 [紗奈]
.



「ありがとう。俺も仲良くしたいから、よろしくな。」




それからうちらは馬鹿みたいに話した。

ほぼ毎日宏樹と広場で話してた。

自然と陸上部の先輩たちも広場に来るようになって、うちもたまに陸上部の競技場に行くようになった。

⏰:09/06/05 02:09 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#698 [紗奈]
ある日、うちが競技場に行くと、4年生のキャプテンと咲香さんが来た。


「お願いがあるんやけど‥」


超深刻な咲香さん。




話を聞けば、マネージャーをやってほしいとのことだった。

⏰:09/06/05 03:05 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#699 [紗奈]
咲香さんは3年生。

陸上部のマネージャーは、咲香さんだけで、4年になれば就活も忙しくなるし、部活にもあまり出れなくなるかもしれない。

だけどマネージャーがいないと成り立たないため、ずっとマネージャーを探していたらしい。

その時ちょうどいたのがうちってわけだった。

4年のキャプテンはそれをうちに頼むだけのためにその日部活に来ていたらしい。

⏰:09/06/05 03:14 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#700 [紗奈]
「うちまじでそーゆーことしたことないんですけど。スポーツとか全く興味無いですし」


だってそうやん。

今まで遊びまくってきたうちが、何で陸上部のマネージャー?みたいな。



そんな純粋で爽やかな世界無理やし。笑

⏰:09/06/05 03:16 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#701 [紗奈]
「紗奈ちゃんならみんな受け入れてくれると思うしっ!ほんまにお願い!」


「いくら咲香さんのお願いでも無理ですわ。ほんまにすんません」


うち、世話するよりされるほうやし。
これだけは譲らんかったな。

でも、競技場に顔出したときは必ず、何かしら手伝うようにはなった。

部員になってしまえば責任が生じるけど、そうじゃなかったら責任なんかないからマネージャーやらなかったってのもあるかもな。

⏰:09/06/06 02:34 📱:D905i 🆔:☆☆☆


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