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#138 [あい]
「「ごめんな、あい。お前にそこまで言われるとは思ってなかった。不安に思わせてたら、もっとごめん。」」


あたしは首を振る。

「「あたしこそごめん。何か八つ当たりしてた。」」


「「千尋の事は本当悪いと思ってる。でも信じて?俺は、お前だけだよ。」」




千尋はそれから、しゅうに相談をする事はなかった。
しゅうが千尋に何を言ったのかはわからない。

⏰:09/02/25 00:49 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#139 [あい]
あたしの前で千尋がしゅうに好きと言った事、しゅうにだけ相談してた事、千尋はあたしに謝ってきた。


それから千尋は、学校に彼氏が出来た。
イジメもなくなった。

あたしとしゅうとも、仲のいい友達をやっている。




あたしとしゅうも上手くいっていた。

季節は秋。
しゅうの高校はもうすぐで文化祭。

⏰:09/02/25 00:54 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#140 [あい]
しゅうは毎日文化祭の準備で大忙し。
クラスの代表者になり、仕事がいっぱいらしい。

「「俺らのクラス、焼きそばなんだぜ。格好かっこいいから、絶対来いよな。あいには特別うまいもん食わしてやるから。」」


すごく嬉しそうに言うしゅう。
文化祭だもんね。
気合いも入るよね。

「「あとダンスもやるからよ。13時から。それも絶対見に来い。」」


しゅうはHIPHOPをやっていて、学校で組んでるグループで披露するらしい。
あたしもすごく楽しみだった。

⏰:09/02/25 07:51 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#141 [あい]
「「あいちゃん、久しぶり。」」

文化祭で会ったのは、しゅうの友達こうすけだった。


「「何で手話?」」

あたしがこうすけに聞いたら、笑いながらこうすけはしゅうの方を見た。


「「あいと話すために、こいつにも手話ちょっと教えてたんだ。」」


そっか。しゅう、そんな事もしてくれてたんだ。

⏰:09/02/25 07:58 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#142 [あい]
「「その子彼女?」」

こうすけの隣にいる女の子。
こうすけは頷いた。

「初めまして。かなです。」

これがあたしとかなの出会い。
あたしはかなと、文化祭を回る事に。
かなは手話が出来ないから、あたしはノートに。
かなは携帯のメール作成で返事を返す。



【こうすけのクラス、もう行ってみようよ。】


あたしとかなは、しゅうとこうすけのクラスに行った。

⏰:09/02/25 09:46 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#143 [あい]
しゅうのクラスの焼きそばは、すごく行列ができていた。

かなと並び、やっとあたし達。
しゅうがあたしに気付いた。


「「テントの中入れよ。」」

あたしとかなはテントの中に入った。


しゅうがあたしの所に来て、焼きそばをくれた。

「「これ俺が作ったやつ。うまいぞ。」」


「「おいしい!」」

「「本当?よかったー」」

⏰:09/02/25 21:15 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#144 [あい]
「「こいつ、あいちゃんに褒めてもらうために、超練習してんの。」」


こうすけが言う。

頭をかきながら、
「てめぇ、言うなよ。」
ってしゅうはこうすけに言ってた。


料理全然できないって言ってたもんね。
あたしには特別おいしい物食べさせてくれるって、言ってたもんね。

だから練習してくれてたんだ。


しゅうのそうゆう所大好きだよ。
あたしのために、すごい努力してくれるとこ。
本当嬉しいんだから。

⏰:09/02/25 21:21 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#145 [あい]
もうすぐで13時。
しゅうのダンスの時間が迫る。

しゅうは仕事を止め、あたしを引っ張って走り出した。


着いたのは、舞台裏。
衣装に着替えると、しゅうは仲間と行ってしまい、あたしは1人で待つ。



着替えが終わったしゅう。

「「まじ緊張してる。」」

そう言って、あたしの手を握ってきた。


あたしは口パクで、「頑張って」と言った。


そしたらしゅうは、顔を近づけてきて、キスしようとしてきた。

⏰:09/02/25 23:56 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#146 [あい]
あたしは軽くしゅうのほっぺを叩いた。

あたしが後ろに指を指し、しゅうも後ろを向く。


メンバーのみんなが見ていた。



笑いながら、

「「ごめんな。」」

そろそろスタンバイする頃だろう。
あたしも舞台裏から、見える所に移動しようと思っていた時だった。

「「お願いがあるんだけど…。」」

しゅうが言ってきた。

⏰:09/02/26 00:00 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#147 [あい]
「「途中で俺のソロがあるんだけど、失敗しなかったら、何かご褒美ちょうだい。」」

「「何?」」


「「ちゅ〜。しかもあいから。」」


大好きな笑顔で言うしゅう。
普段は口悪いし、態度でかいけど、たま〜に可愛い事言ったりしてくるんだよね。


「「失敗しなかったらね。」」

あたしがそう言うと、しゅう達の番がきたのか、しゅうは舞台の方に走って行った。

あたしも急いで舞台裏から移動した。

⏰:09/02/26 21:42 📱:F706i 🆔:☆☆☆


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