言葉
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#162 [あい]
しゅうが離れるという事…
いや、しゅうを離してしまう事を…。
全然思ってなかった。
:09/02/28 01:47
:F706i
:☆☆☆
#163 [あい]
季節はあっという間に冬。
その日はたくみとしゅうの家に行く日だった。
たくみは1人でも、遊びに行く事がある。
そして2人でゲームしたり、買い物なんかも一緒に行くぐらい仲よくなって。
お兄ちゃんと弟って感じだったな。
合い鍵を渡されてたから、あたしは鍵を開け中に入った。
玄関には、ブーツと大きな靴。
:09/02/28 01:58
:F706i
:☆☆☆
#164 [あい]
リビングにいたのは、しゅうとしゅうのお母さん。
と、知らない男の人。
あたしとたくみに気付き、しゅうがあたしの所に来た。
「「ごめん。いきなり母さん来てさ。連絡すればよかったな。」」
「「帰るよ。」」
あたしがそう言うと、しゅうがお母さんの方を向く。
何かしゅうに言ったんだろう。
あたしはたくみを見る。
「「待ってだってよ。」」
:09/02/28 20:40
:F706i
:☆☆☆
#165 [あい]
お母さんがあたしの所に来た。
紙を渡してきた。
そこには【しゅうと別れて】と書いてあった。
しゅうがその紙をあたしから奪い、見る。
お母さんに何か言ってる。
怒鳴ってる感じだった。
あたしは話がよく掴めなくて、ただ立ったままだった。
たくみに腕を掴まれ
「今日は帰ろう。」
そう言われ、そのまま玄関に引っ張られた。
:09/02/28 20:44
:F706i
:☆☆☆
#166 [あい]
【しゅうと別れて】
しゅうのお母さんから言われた事。
あたしはたくみの後ろを、ゆっくり歩いていた。
すると手を掴まれ、振り向いたらしゅうがいた。
それを見たたくみは1人で帰っていった。
「「母さんと男の人帰ったから、来いよ。」」
あたしはしゅうの手を握り、家に向かった。
:09/03/01 02:00
:F706i
:☆☆☆
#167 [あい]
テーブルの上には、あの紙が。
それを見たしゅうはぐしゃぐしゃにして、ゴミ箱に捨てた。
「「気にすんなよ。母さんが言った事なんて。」」
「「気にしちゃうに決まってんじゃん。」」
しゅうは困ったような顔をする。
テーブルには封筒。
またお金置いていったんだ。
「「あの2人、結婚すんだと。」」
しゅうからの言葉は、とても悲しい事だった。
:09/03/01 02:06
:F706i
:☆☆☆
#168 [あい]
しゅうのお父さんと離婚した後、新しい男ができ、家にずっと帰ってなかった。
しゅうは渡されるお金だけでずっと1人だった。
結婚したら2人はこの家に戻ってくるらしい。
2人で住むには丁度いい広さだから。
そのかわり、しゅうは別のアパートを借り、1人暮らしをしろと言われたらしい。
家賃も生活費も払うからと。
そんな……。
何か勝手すぎるよ。
しゅうは家から追い出される。
:09/03/01 02:13
:F706i
:☆☆☆
#169 [あい]
「「参ったよな。てか追い出すなら、家賃とか生活費とかいいし。離すなら、親やんないでほしい…。生活費俺じゃまだ稼げねぇし、ないと困るけどさ。でも離すならって…感じ。」」
しゅうを抱きしめたかった。
「「俺、この家しかなかったのに。ずっと母さんの事待ってたのに。いつ帰ってきてもいいように、待ってたのに…。」」
そう言ってしゅうは涙を流した。
しゅうが泣くとこなんて、初めてだ。
あたしはしゅうを抱きしめた。
:09/03/01 12:57
:F706i
:☆☆☆
#170 [あい]
あたしはしゅうが泣き止むまで、ずっと抱きしめた。
しゅうは長い間泣いていた。
泣き止んだ時、しゅうの目は真っ赤だった。
1人で泣いてた事もあったのかな?
「「大丈夫?」」
しゅうは微笑んで頷いた。
「「もうこうなったら、仕方ねぇよ。俺、新しいアパートで暮らすよ。」」
そう…しゅうは言った。
:09/03/01 13:02
:F706i
:☆☆☆
#171 [あい]
「「3人で暮らす事はできないの?」」
あたしはしゅうに聞いた。
「「できねぇよ。加藤さんは、俺の事嫌ってるしよ。俺も嫌だし。」」
でも…1人は寂しいよ。
「「それに俺もう高2だし、1人慣れてるし。」」
1人は寂しいよ…
しゅう、無理に笑わないでよ。
:09/03/02 00:50
:F706i
:☆☆☆
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