言葉
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#243 [☆匿名☆]
あいさんの小説すごく読みやすいです!
それにあいさんの心が綺麗で感動しました(;_;)
応援してますヾ(≧▽≦)ノ♪♪
:09/03/14 01:41 :W52SH :9vaq2utc
#244 [あい]
>>243 匿名さん
嬉しいです
ありがとうございます
:09/03/14 02:45 :F706i :☆☆☆
#245 [あい]
「「本当に小さい音は聞こえないし、聞きづらいですね。でも普通の話声や、車の音、音楽、いろんな音が聞こえるようになる。」」
先生が話す事をママが通訳する。
それからあたしの生活は変わった。
前から怖くて乗れなかった自転車。
自転車に乗って、施設に行くようになった。
車が横を通る音。
クラクションの音。
小さい子達のじゃれあいの声。
かすかだったけど、聞こえる。
聞こえるんだ。
:09/03/14 02:55 :F706i :☆☆☆
#246 [あい]
「おはようございます。」
手話を使わないで、仕事場の人があいさつしてくる。
本当に聞こえるようになって、あたしの生活は変わった。
変わってない事は…
「「おはようございます。」」
あたしはまだ手話をやっていた。
最初の方は仕方ないと、ママ達も言っていた。
でも、月日がたっても、あたしは手話をやってた。
:09/03/14 03:02 :F706i :☆☆☆
#247 [我輩は匿名である]
やっぱこの小説好きです!楽しみにしてます(´∀`)
:09/03/14 11:31 :SH903i :KF/Qr/Zw
#248 [あい]
>>247 我輩は匿名であるさん
すごい嬉しいです
ありがとうございます
:09/03/14 17:41 :F706i :☆☆☆
#249 [あい]
「お前何で手話なの?」
家にいた時、たくみが聞いてきた。
家族もみんな手話無しで話をかけるようになった。
手話をしているのは、あたしだけ。
「小さい時喋れたんだから、喋れんだろ。」
たくみが言葉使い悪いのは、聞こえない時から知ってた。
聞こえるようになってから、本当に悪いんだなっていうの、知ったよ。
:09/03/14 17:52 :F706i :☆☆☆
#250 [あい]
「やめなさい。たくみ。」
ママは少し高くて、優しい声。
パパはママとは違って低い声。
みんなの声を知っていったよ。
「そんなすぐに喋れるわけないでしょ。」
ママがたくみに言う。
「でもこいつ、練習もしようとしないじゃん。何で?」
たくみがあたしを見る。
確かに、あたしは喋る練習をしていない。
:09/03/14 17:56 :F706i :☆☆☆
#251 [あい]
あたしは答えられなかった。
たくみから目をそらした。
「おい、こっち向けよ。早く答えろ。」
「「小さい時、確かにあたしは喋ってた。でもそれから全然話してないから…変な声が出ちゃうんじゃないかって…。」」
不安だった…。
たくみは笑った。
「バーカ。」
そう言ってデコピンをしてきた。
:09/03/14 21:45 :F706i :☆☆☆
#252 [あい]
「普段バカな事やってる奴が、何そんな事気にしてんだよ。バカにして笑うわけねぇじゃん。」
たくみの言葉で、元気が出た。
でも、あたしは声を出すという事をしていなかった。
家族みんな、気にしていたと思う。
手術からかなりたち、また冬がやってきた。
2回しゅうと過ごしたクリスマスが、またやってくる。
:09/03/15 01:04 :F706i :☆☆☆
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