言葉
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#263 [あい]
しゅうの事は考えないようにした。
考えないで仕事をして、普通に家に帰って、家で寝る。
次の恋をしよう。
焦らず、ゆっくりと。
あたしは普通の生活を送っていた。
ある日の仕事帰り。
あたしは、いつものように自転車で家に向かっていた。
雨上がりだったため、道は濡れていた。
マンホールのとこど滑ってしまい、あたしは転倒した。
:09/03/16 00:57 :F706i :☆☆☆
#264 [あい]
痛い…。
「大丈夫ですか?」
声をかけてきたのは、しゅうだった。
何で?何でこんなとこで会っちゃうのかな。
よく考えてみればここ、しゅうと出会った場所だ。
しゅうにぶつかって。
「お前喋れねぇの?」って…
あたし、こんな事まで覚えてる。
「立てるか?」
しゅうが手を差し出してきた。
:09/03/16 09:33 :F706i :☆☆☆
#265 [あい]
しゅうの顔を見て、あたしは泣いてしまった。
全然考えてなかったのに。
あたし…全然しゅうの事忘れる事できてないじゃん。
「何泣いてんだよ!!そんな痛いのか?」
涙止まんないよー!!!
:09/03/16 09:37 :F706i :☆☆☆
#266 [ゆか]
いっきに読みました
続き待ってます。
頑張って下さい
:09/03/16 12:47 :SH903i :☆☆☆
#267 [あい]
>>266 ゆかさん
ありがとうございます
あとで更新します
:09/03/16 19:04 :F706i :☆☆☆
#268 [あい]
あたしは下を向いてた。
覗き込むように、しゅうが見てきて「大丈夫か?」って。
ドキッとした…
あたしは立ち上がり、お礼を言う。
「自転車乗って施設行ってんの?」
しゅうが聞いてきて、あたしは頷く。
「ちょっと話そ?」
あたしは横に首を振った。
:09/03/16 21:34 :F706i :☆☆☆
#269 [あい]
「いいから話すぞ。」
しゅうはあたしの自転車を押して、歩き始めた。
あたしはその後ろを、付いていった。
公園に着き、しゅうはブランコに乗る。
あたしもブランコに座る。
「元気だった?」
先に話をしてきたのは、しゅうだった。
あたしはしゅうの方を向く。
微笑むしゅう。
:09/03/16 21:44 :F706i :☆☆☆
#270 [あい]
しゅうの笑顔だ。
あたし、ニコッと笑うしゅうの笑顔大好きだった。
小さい子みたいに可愛くて。
微笑む顔も好きだった。
久しぶりだな。
「「元気だよ。しゅうは?」
「まぁまぁ。」
キーッキーッて動くブランコ。
無言が続いた…。
:09/03/17 00:18 :F706i :☆☆☆
#271 [あい]
「「もう少しで卒業だね。」」
何か言わなきゃと思い、あたしは手話を始めた。
「おう。俺、専門学校行くんだ。」
しゅうは美容師になりたいんだよね。
この事もあたし覚えてるや。
「「お母さんは?」」
「一緒に暮らしてるよ。加藤さんとも、うまくやってる。」
そっか。よかったね…しゅう…
:09/03/17 00:22 :F706i :☆☆☆
#272 [あい]
「俺、母さんと一緒に暮らせてよかったと思ってる。お前と別れたの平気って訳じゃなかったけど。本当に別れたくなかったし。でも、別れてなかったら、俺はまだ1人で暮らしてたと思う。」
あたしは、しゅうの話をちゃんと聞いた。
「元カノとより戻したのは、お前と別れてちょっとしてから。いきなり連絡きて、やり直したいって。」
この話はあんま聞きたくないな。
:09/03/17 00:29 :F706i :☆☆☆
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