言葉
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#110 [あい]
「「結構しゅう君にメールで相談とかのってもらってるんだ。」」
あぁ。そうなんだ。
全然知らなかった。
あたしはちょっとショックだったな。
しゅう、何も教えてくれなかった。
あたしに千尋は何も相談してくれなかった。
「「本当しゅう君っていい人だよね。」」
なんだろう…
この先を聞くのが嫌だった。
:09/02/23 00:30 :F706i :☆☆☆
#111 [あい]
「「また3人で遊ぼうね。」」
…あたしは少しホッとした。
「「しゅう君の事が好き」」って言うのかと思ってたから。
「「早くしろよー。」」
この日はしゅうと出かける日。
:09/02/23 10:59 :F706i :☆☆☆
#112 [あい]
場所は動物園。
しゅうが行った事ないって言うから行く事に。
休みの日だから
親子、カップルなど多かった。
あたし達は手を繋いで歩いた。
何か話す時は手話をするため、繋いだ手を離す。
「「ライオンでかくね?」」
「「しゅう、はしゃぎすぎ。」」
しゅうは子供みたいにはしゃいでいた。
:09/02/23 11:03 :F706i :☆☆☆
#113 [あい]
あたしは気づいた。
手話で話すあたし達をみんなが見ている。
何?動物見なよ…
そんなに手話おかしい?
みんながジロジロ見ている事にしゅうは気づいてない。
「「あのサル、お前みたいだな。」」
しゅう…みんなが見てる。
見ながら何か言ってるよ。
何を言ってるのかわかんない。
:09/02/23 11:07 :F706i :☆☆☆
#114 [あい]
「「どうした?具合でも…」」
あたしはしゅうの手を止めた。
あたしはノートを取り出し、【みんな見てる。】って書いた。
「「だからなんだよ。」」
【みんなにジロジロ見られるの嫌だよ。】
だって嫌じゃん。
変な感じだよ…。
:09/02/23 11:12 :F706i :☆☆☆
#115 [あい]
「「あのな、気にする事ねぇんだよ。お前バカか?」」
頭をくしゃくしゃにしてきたしゅう。
「「手話でしか話せないんだからしょうがないじゃん。周り気になるなら、一言も話さないで今日過ごすか?」」
「「それは嫌だ。」」
しゅうは笑って手を握ってきた。
それから周りの事なんか気にしないで手話で話した。
しゅう…ありがとう。
:09/02/23 11:18 :F706i :☆☆☆
#116 [あい]
夜ご飯は家で食べる事になり、家に向かってる時だった。
しゅうが携帯を見て、
「「ごめん。電話。」」
しゅうは誰かと話している。
「「千尋からだった。」」
千尋……
いつの間にか呼び捨てになってた。
いつから呼び捨てで呼ぶようになったんだろ。
「「何だって?」」
:09/02/24 00:50 :F706i :☆☆☆
#117 [あい]
「「学校の事で相談したい事があるって。でも今はあいと一緒だから、またメールするって言っといた。」」
「「千尋ちゃん、最近友達出来たって言ってたよ。何を相談するの?」」
「「いろいろあるんじゃない?」」
何でしゅうなの?
あたしはこの時、ヤキモチを妬いた。
それと、あたしには相談してくれないんだと、少しだけ寂しく思った。
:09/02/24 00:55 :F706i :☆☆☆
#118 [あい]
「「ちょっと今から千尋と話してくる。」」
そうしゅうが言ったのは、ご飯を食べ終わり、のんびりしてる時だった。
「「何で今から?」」
「「今学校の事で話したい事があるらしいんだ。」」
何であたしといる時に、しゅうは行こうとするの?
「「…わかった。」」
あたしが言うと、頭をポンとやって、「「お前も行くか?」」って…。
:09/02/24 08:37 :F706i :☆☆☆
#119 [あい]
あたしは首を振った。
「「あいも千尋の事知ってるんだし、来ても問題ないだろ。てか、あいも話聞いてやれよ。」」
いいのかなと思いながら、あたしはしゅうに付いて行った。
駅前のマック。
千尋は1人で座っている。
あたしがいるのを見て、一瞬顔が引きつった感じがしたが、すぐにいつもの笑顔に戻った千尋。
「「あいちゃんも来てくれたんだ。」」
:09/02/24 08:51 :F706i :☆☆☆
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