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#2 [あい]
小学1年生の時、あたしは病気によって耳が聞こえなくなった。
家族と話すのは紙に書く。
あたしが書いたら家族も書き返す。そんな会話。
中学生になった時手話を覚えた。毎日練習した。
:09/02/07 13:11 :F706i :☆☆☆
#3 [あい]
でも耳の聞こえない人達が通う学校。
友達はみんな耳が聞こえない人ばかり。
「あいおはよう。」
手話の会話で毎日が始まる。
高校受験の時、家族と話し合いあたしは高校を行かない事にした。
ボランティア。
耳が聞こえない人達と話にいく。
あたしは毎日そこに通う事にした。
紙芝居を作り手話でそれを伝える。
手話で手が疲れるくらいまで話をした。
:09/02/07 13:16 :F706i :☆☆☆
#4 [あい]
ある日夕方に家に帰ってる時だった。
歩いていたら1人の男の人がぶつかってきた。
あたしの顔を見ながら何かを言っている。
ちょっと怒ったような顔をしている。
短髪で髪をワックスで整え、制服を着ている。
ちょっと綺麗な顔をしているその人。
高校生?
タメぐらいかな?あたしはそう思いながら彼を見た。
:09/02/07 13:21 :F706i :☆☆☆
#5 [あい]
この人は何を言ってるんだろう…
あたしはノートを取り出しペンで書いた。
「ごめんなさい。」
ノートを渡した時、彼は不思議そうな顔をしていた。
「お前喋れねぇの?」
ゆっくり喋ってきた彼。
口の動きで何となくわかった。
あたしは頷いた。
:09/02/07 13:25 :F706i :☆☆☆
#6 [あい]
「耳が聞こえない。」
あたしはまたノートに書き彼に見せた。
驚いた感じの表情。
彼があたしからノートとペンを取って、何か書き始めた。
「俺、耳聞こえないやつ初めてなんだけど!」
その人の字はものすごくでかかった。
下に
「ぶつかってわりぃな。気をつけろよ。」
と書いてあった。
彼の顔を見たら
「じゃあな。」って手をあげて走って行ってしまった。
急いでるんだろうな…
これがあたしとしゅうの出会い
:09/02/07 13:30 :F706i :☆☆☆
#7 [あい]
あたしはその日の夜ノートを見ていた。
「道聞いてもいいですか?」
この文字を見せても
いつもあたしは素通りされる。
「ごめんなさい。」
あの人は素通りしなかった。
もっと嬉しかったのは
その人もノートに書いて答えてくれた。
初めての事だったから
すごい嬉しかった。
:09/02/07 13:37 :F706i :☆☆☆
#8 [あい]
それから数日過ぎた。
あたしはいつものようにボランティアが終わり
家に向かってる時だった。
肩を叩かれたから振り向いたら
あの時の人だった。
今日も制服を着ていた。
後ろには友達もいて、
学校帰りなのだろう。
手を上げて
「よぉ。また会ったな。」
って言っていた。
あたしは頷いた。
:09/02/07 13:49 :F706i :☆☆☆
#9 [あい]
「言ってる事わかんの?」
彼はそう言った。
あたしは笑いながらノートに書いた。
「口見れば何となくわかるよ。だからゆっくり喋って?」
そしたら…
「わかった。俺の名前はしゅう。お前は?」
「あたしはあい。」
ノートを見ながらしゅうは手でOKとやっていた。
友達の名前はこうすけ。
こうすけも不思議そうにあたしのノートを見ていた。
:09/02/07 14:27 :F706i :☆☆☆
#10 [あい]
しゅうとこうすけは
あたしの家から近い高校に通う1年生。
あたしとタメだった。
こうすけは彼女と待ち合わせをしてると言い
あたし達と別れた。
「帰らないの?」
ノートに書きあたしはしゅうに見せた。
するとしゅうは頷いた。
「ちょっと話そうぜ。」
あたし達は駅前のマックに移動した。
:09/02/07 22:59 :F706i :☆☆☆
#11 [あい]
しゅうは本当に綺麗な顔をした人だった。
あたしがわかるように
ゆっくりゆっくり話してくれた。
口は悪いけど、悪い人ではないってわかったよ。
「彼女いないの?」
あたしは聞いた。
「いるわけねぇだろ。いたらあいと今話してねぇよ。」
笑ってしゅうは言ってたけど…
それが嘘って事はすぐ知っちゃったんだよね。
:09/02/07 23:05 :F706i :☆☆☆
#12 [あい]
「アド交換しない?」
しゅうが言ってきてあたし達はお互いのアドを教えた。
耳が聞こえる友達。
小さい時にしかいた事がないから
あたしはすごく嬉しかったんだよ。
耳が聞こえなくなった時から出来たのはみんな耳が聞こえない人。
それが嫌な訳じゃないけど
あたしはいつの日か
耳が聞こえる人は遠い人って感じてたから…
しゅう…本当に嬉しかったんだよ。
:09/02/08 00:58 :F706i :☆☆☆
#13 [あい]
しゅうは毎日メールをくれた。
学校であった事、バイトの事、しゅうの趣味、嫌いな食べ物。
いろいろしゅうは教えてくれた。
その日あたしは休みだった。
日曜だったため、学生は休み。
町には私服でいる学生っぽい人達がいっぱい。
:09/02/08 01:06 :F706i :☆☆☆
#14 [あい]
あたしは本屋にいた。
雑誌を見ながらふっと窓を見るとしゅうがいた。
女の子と手を繋ながら。
あれ?彼女いないって言ってなかったっけ?
最近できたのかな?
あたしはそう思ってた。
でも何だか切なかった。
:09/02/08 01:16 :F706i :☆☆☆
#15 [あい]
しゅうはノートに書いてでしか、手話でしか話せないあたしを避けないでくれた人。
仲良くなった人。
何でだろう〜…
わかんないけど何か悲しい。
その日しゅうから
いつものようにメールがきた。
:09/02/08 01:19 :F706i :☆☆☆
#16 [あい]
【今日マジで暇だった。ずっと家にいたし。】
嘘つき…
あたしは返さなかった。
【シカトか?てか俺、手話練習する事にしたから。】
またきたしゅうからのメール。びっくりした。
【どうして急に?】
【お前ともっともっと話したいから。】
こんな事言うの…ずるいよね。
:09/02/08 01:27 :F706i :☆☆☆
#17 [あい]
しゅう、あたし知ってるんだからね。
彼女がいる事…
手繋いで歩いてるの見たんだからね…
胸が締め付けられるような痛み。
何故かわからないけど
痛かった…
これが恋って気づくのに
そんな時間かからなかった。
:09/02/08 01:34 :F706i :☆☆☆
#18 [あい]
もうすぐで夏。
【今から会おうぜ?】
しゅうからのメールであたし達は会う事に。
場所は駅近くの公園。
あたしが着いた時にはもうしゅうがいた。
「こんばんわ。」
手話であたしにそう言ってきたしゅう。
「こんばんわ。待った?」
あたしも手話で返す。
しゅうは横に首を振った。
:09/02/08 01:37 :F706i :☆☆☆
#19 [あい]
「ごめん。まだそんな覚えてねぇから、わかんない時は口見て?」
あたしは頷いた。
「ねぇ、しゅう彼女いるんでしょ?」
あたしは聞いた。
「えっ?ごめん、わかんねぇ。」
あたしはノートに書いた。
それを見たしゅうは
「何で?」
って手話で聞いてきた。
:09/02/08 01:41 :F706i :☆☆☆
#20 [あい]
「「…」」←手話
「…」←手話なし
【…】←メール
カッコこれにします
:09/02/08 01:42 :F706i :☆☆☆
#21 [あい]
【…】ノートもこれで。
:09/02/08 01:44 :F706i :☆☆☆
#22 [あい]
【あたしこの前見た。しゅうが女の人と手繋いで歩いてるの。】
「「そっか。」」
【最近できたの?】
しゅうは下を向く。
あたしは肩を叩き、しゅうはあたしを見る。
「「前からなの?」」
あたしが聞くとしゅうは頷いた。
:09/02/08 01:47 :F706i :☆☆☆
#23 [あい]
「「何で嘘付くの?」」
「「何でかな…。何となくだよ。」」
手慣れてないからかな。しゅうは間違えながら手話であたしに言った。
「「意味わかんないよ」」
「〜…………」
しゅうは何か言っている。
手話無しで、しかも口の動きが早くてわからなかった。
:09/02/08 02:00 :F706i :☆☆☆
#24 [あい]
「「何?ゆっくり喋って。わかんない。」」
そしたらしゅうは言ってきた。
「彼女いるって言ったらお前アド交換してくれなかっただろ?」
しゅうはあたしの目をじっと見ている。
:09/02/08 10:29 :F706i :☆☆☆
#25 [あい]
「お前と仲良くなりたかったんだよ。耳が聞こえない奴、手話練習する。全部初めてで…」
しゅうは言うのやめた。
「「何?」」
でもしゅうは何も言わない。
「「何?」」
あたしはまた聞いた。
そしたらしゅうは…
「「俺何かドキドキしてんだよ。」」
:09/02/08 10:40 :F706i :☆☆☆
#26 [あい]
胸が痛い…
ドキドキしてるのはあたしの方だよ。
「「俺、もっとあいの事知りたい。」」
何て言っていいのかわからない。
「「俺、彼女と別れるよ。」」
「「待って!!それはあたしの事好きって事?」」
あたしは何を言ってるんだろう。
すごく恥ずかしかった。
:09/02/08 15:38 :F706i :☆☆☆
#27 [うた]
頑張ってください。
:09/02/08 23:21 :SH905i :o8HLUpm.
#28 [あい]
うたさん
ありがとうございます
:09/02/09 00:12 :F706i :☆☆☆
#29 [あい]
「「何言ってんだよ!」」
焦った感じのしゅう。
そりゃあいきなりこんな事聞かれたら焦るし、困るよね。
「「ごめん」」
あたしは謝った。
そしたらしゅうは困ったような顔で髪をくしゃくしゃにかき、あたしを見た。
「好きと言うか、今は気になる存在。」
:09/02/09 00:15 :F706i :☆☆☆
#30 [あい]
しゅうの口はハッキリそう言っていた。
"気になる存在"
初めて男の人にそう思ってもらえた。
あたしはしゅうに聞いた。
「「彼女とどれぐらい付き合ってるの?」」
しゅうはノートを取り書き始めた。
【1年半】
:09/02/09 00:19 :F706i :☆☆☆
#31 [あい]
あたしは少しショックだった。
1年半…
あたしは彼氏ができた事がないから、その長さにもびっくりした。
「「やっぱ嘘でしょ?」」
「「何が?」」
「「あたしの事気になるって事。」」
しゅうは返事を返してこない。
ちょっとして、しゅうが手を動かした。
:09/02/09 00:26 :F706i :☆☆☆
#32 [あい]
「「何でお前そんな事言うの?」」
しゅうは怒ってた。
どうしよう〜…何て言えばいいんだろう。
わかんないのか、しゅうは手話を止めてゆっくり話し出した。
「どんな想いで俺がお前に気になるって言ったと思ってんだよ。嘘?ふざけんな。」
そのまましゅうは鞄を持って店を出て行った。
:09/02/09 00:33 :F706i :☆☆☆
#33 [あい]
間違えました。
鞄を持って公園を出て行った。
:09/02/09 00:35 :F706i :☆☆☆
#34 [あい]
謝らなきゃ。
でもあたしはその場から動けなかった。
しゅうが行っちゃってから1時間ぐらいは公園にいたと思う。
帰ろう。帰ったらメールを送って謝ろう。
そう考えてた時…
:09/02/09 22:30 :F706i :☆☆☆
#35 [あい]
前から走って来る人。
しゅうだった…
息をきらしている様子。
「「ごめん。」」
しゅうは手話で謝ってきた。
「「何でしゅうが謝るの?」」
「女1人残して俺だけ行っちゃって。」
あたしは首をふった。
:09/02/10 07:53 :F706i :☆☆☆
#36 [あい]
「「ごめんね。あたしひどい事言った。」」
あたしは手話を続けた。
「「でも思うの。そんな長く付き合ってる人がいるのに、あたしを気になるって…」」
「「早くない?って聞きたいんだろ。」」
あたしの話がまだ終わってないのに
しゅうが手話で言ってきた。
:09/02/11 09:19 :F706i :☆☆☆
#37 [あい]
「「確かにお前と俺、知り合って全然時間たってねぇ。彼女の事本気だったよ。」」
慣れない手話。
間違えながらもしゅうはあたしに伝える。
「「でも、お前と会ってからずっとお前の事ばっか考えてる。気になってるって気づいた。」」
あたしはしゅうを見た。
:09/02/11 09:24 :F706i :☆☆☆
#38 [あい]
恥ずかしそう…
またあたしは胸が痛くなってきた。
ドキドキしてる。
「「好きとか、気になるとかに早い、遅いとか関係ないと思う。」」
どうしよう…
「「だから、あいの事いっぱい知りたい。仲良くなりたい。」」
そんな嬉しい事言わないで…
「「俺は彼女と別れる。」」
:09/02/11 09:28 :F706i :☆☆☆
#39 [あい]
泣きそう。
あたしは泣かないよう我慢した。
「「だから、お前にメールしていいよな?遊び誘ってもいいよな?」」
あたし…
「「今言った事嘘じゃねぇから。」」
しゅうが好き。
:09/02/11 09:33 :F706i :☆☆☆
#40 [あい]
しゅうは本当に彼女と別れた。
しゅうとはいっぱい会うようになった。
「「お前バカかっ。」」
しゅうの口癖。
「「恥ずかしいから。」」
照れたり、恥ずかしい時には頭をかく。
「「もうちょっといよう。」」
:09/02/11 10:25 :F706i :☆☆☆
#41 [あい]
ちょっと甘えん坊のしゅう。
あたしはどんどんしゅうの事を知っていった。
それに、どんどんしゅうの事を好きになっていった。
しゅうと出会って、季節はもう冬。
もうすぐでクリスマス。
町はイルミネーションで綺麗だった。
:09/02/11 10:28 :F706i :☆☆☆
#42 [あい]
12月25日、クリスマスはしゅうと過ごす事になった。
24日はあたしはボランティアでクリスマス会をやる。
サンタの格好をして、ケーキを食べたり、あたしが作った紙芝居などを見せる。
しゅうはバイト。
ピザ屋でやっていて、配達が大変になるかもって言ってた。
しゅうはどんどん手話を覚えていって、もうほとんどの会話は手話でできるようになった。
:09/02/11 19:23 :F706i :☆☆☆
#43 [あい]
あたしはこの日クリスマスにあげるプレゼントを買いに来ていた。
あたしはもう決まっていた。
ピアス…
しゅうはピアス集めが趣味だったから、あたしはピアス売り場に来ていた。
どれにしよう…
悩んでる時、1人の人が見ているピアスに目がいった。
:09/02/11 19:26 :F706i :☆☆☆
#44 [あい]
見ている人と目が合った。
「ごめんなさい。見てどーぞ。」
口の動きでわかった。
あたしはノートに
【ありがとうございます。そのピアスいいですね。】
その人はノート見て手話で言ってきた。
「「耳聞こえないの?」」
:09/02/11 19:29 :F706i :☆☆☆
#45 [あい]
「「手話できるんですか?」」
あたしも手話で返す。
「「うん。お母さんが耳聞こえないから。プレゼント探し?」」
あたしは頷いた。
「「じゃあ一緒に見ない?」」
:09/02/11 19:32 :F706i :☆☆☆
#46 [あい]
彼女が見ていたピアス。
見た瞬間にこれにしようと思った。
しゅうは左に2個付けてるからそのピアスともう1つ別のを買った。
プレゼント用に箱に入れてもらい可愛いラッピング。
店に出て、彼女にお礼を言って帰ろうと思った。
「「よかったら話さない?」」
:09/02/11 19:39 :F706i :☆☆☆
#47 [あい]
あたし達は喫茶店に入った。
彼女の名前は千尋。
1つ上の高校2年生。
「「彼氏にプレゼント?」」
袋に指差し、聞いてきた。
「「違うよ。彼氏じゃないけど、男の人。」」
「「そっか。何かいいね。その人の事好きなの?」」
あたしは頷いた。
:09/02/11 21:33 :F706i :☆☆☆
#48 [あい]
「「明日過ごすの?」」
「「はい。」」
千尋はケーキを食べながら、いいね、いいねって。
「「千尋ちゃんは彼氏いないの?」」
「「いないよ。でも、好きな人はいるんだ。その人にあげようと思って。」」
千尋もピアスを買っていて、それを見ながら嬉しそうに言ってた。
:09/02/11 21:43 :F706i :☆☆☆
#49 [あい]
「「絶対喜ぶよ。頑張って!」」
ちょっと悲しそうな顔をする千尋。
「「どうしたの?」」
「「好きな人と話した事ないの。」」
千尋の話はこうだった。
その人は違うクラスの人で、サッカー部のエース。
そりゃあモテる人で、高校入学してすぐ一目惚れしてずっと好きなんだって。
:09/02/11 22:19 :F706i :☆☆☆
#50 [あい]
「「いつも休み時間にはその人の周り女の子ばっかでね。話かけらんない。」」
「「でもプレゼント買ったんだし、渡さなきゃ。」」
「「あたし頑張る!!あいちゃん、ありがとう。」」
それからもいろいろ話してアドレスを交換して、あたし達は別れた。
:09/02/11 22:38 :F706i :☆☆☆
#51 [あい]
25日。
待ち合わせ場所に着いた時、しゅうはバイクに乗って待っていた。
「「ごめん。待った?」」
「「超待った〜。」」
「「本当?」」
「「嘘だよ。バーカ。」」
ニコッとしゅうは笑い、あたしの髪をくしゃくしゃにしてきた。
:09/02/12 21:32 :F706i :☆☆☆
#52 [あい]
スポッとしゅうは、あたしにヘルメットを被せてきた。
あたしは嬉しくて、下を向いた瞬間ヘルメットが下に落ちてしまった。
「「わりぃ。いつも男ばっか乗せてるからデカいな。」」
そう言うと、しゅうが顔を近づけてきて、ヘルメットの調節をしてきた。
「「待って!!ヘルメット取るよ。」」
:09/02/12 21:38 :F706i :☆☆☆
#53 [あい]
「「お前バカかっ。ヘルメット被りながら調節した方がいいに決まってんだろ。取って調節して、次キツかったらどうすんだよ。」
「「そっか。」」
しゅうの顔が近い。
恥ずかしかった。
調節が終わり、次は頭を振っても落ちない。ピッタリ!!
「「ありがとう。」」
「「いいよ。てか、恥ずかしかったの?」」
:09/02/12 21:46 :F706i :☆☆☆
#54 [あい]
何でそうゆう事聞くかな…。
「「なわけないでしょ。」」
「「本当かよ〜」」
ニヤニヤしながらしゅうは言ってた。
「「とりあえず行くぞ。」」
そう言ってしゅうはバイクにまたがった。
あたしは正直バイクに乗りたくなかった。
乗りたくないというか、乗るのが怖かった。
:09/02/12 22:47 :F706i :☆☆☆
#55 [あい]
バイクに乗った事がないし、耳が聞こえないから不安だった。
道路には沢山の車やバイク。
「「どうした?」」
でもバイクでしゅう来ちゃったし。勇気出してみよう。
「「バイク怖い?考えてみれば、あいは怖いに決まってるよな。しかも寒いし。ごめん、俺バカだわ。」」
:09/02/12 22:55 :F706i :☆☆☆
#56 [あい]
「「大丈夫。あたし乗るよ。」」
「「でも…」」
あたしはバイクの後ろに乗った。
「「怖いし、初めてだから、安全運転ね。」」
あたしがそう言ったら、バイクに捕まってたあたしの手を取り、しゅうのお腹らへんに持ってった。
「俺に掴まっとけ。」
口の動きでわかったよ。
そうしゅうは言っていた。
:09/02/13 18:34 :F706i :☆☆☆
#57 [あい]
寒い、怖い!!!!!
本当に安全運転!?
あたしはしゅうに言いたかった。でも言えない。
だからあたしは、文句の代わりに叩いた。
しゅうに掴まってる時、バイクが怖かったけど、ドキドキもしてたんだよ。
着いたのは、街灯がまったくない所。
:09/02/13 18:39 :F706i :☆☆☆
#58 [あい]
「「ここ何?何にもないじゃん。」」
「「いいから。ここからはちょっと歩くぞ。暗くなってきたから気をつけろ。」」
ちょっと歩いた先はさっきの場所よりは街灯があった。
あたしはある事に気付き走った。
止まり、辺りを見ると街の灯りで輝く光景。
「「すごい。綺麗だね。」」
:09/02/13 19:05 :F706i :☆☆☆
#59 [あい]
「「ここ、最近見つけてさ。あいに絶対見せたくて。俺の秘密の場所。」」
暗くなっていく度に、さっきよりも、さっきよりも、どんどん綺麗さが。
あたしはずっと見ていた。
すると後ろからしゅうが、自分がさっきまで巻いていたマフラーをあたしの首に巻いてきてくれた。
「「寒いだろ。巻いてろ。」」
「「ありがとう。」」
:09/02/14 13:35 :F706i :☆☆☆
#60 [あい]
するとしゅうはあたしを抱きしめてきた。
ちょっとの間そのまま。
冷えた体が温まる。
しゅうは離れ、手話を始めた。
「「ごめん。こんな事して。」」
あたしは首を振った。
それから気まずい間。
あたしは思い出し、鞄からプレゼントを出した。
:09/02/14 13:41 :F706i :☆☆☆
#61 [あい]
しゅうに差し出すと、
「「もしかしてクリスマスプレゼント?」」
袋から箱を出し、リボンを取り、箱を開けたしゅう。
「「ピアスだ!!まじ嬉しい。ありがとう。」」
しゅうは付いてるピアスを取り、あたしがあげたピアスを付けた。
「「大事にするな。毎日これ付ける。」」
「「喜んでもらえてよかった。」」
:09/02/14 13:45 :F706i :☆☆☆
#62 [あい]
「「でも、俺何も用意してねぇ。そうゆうの苦手で。何か欲しいものあるか?」」
「「いいよ別に。今日しゅうと過ごせるだけで、嬉しいもん。」」
あたしがそう言うと、頭をかくしゅう。
「「お前バカかっ。」」
しゅうが恥ずかしい時や照れる時にやる癖。
恥ずかしいのかな?
言ったあたしも少し恥ずかしくなった。
:09/02/14 16:43 :F706i :☆☆☆
#63 [我輩は匿名である]
頑張って下さい(´ω`)
更新楽しみにしてます。
:09/02/14 22:14 :SH903i :dG16cu1s
#64 [あい]
<<63 我輩は匿名である
ありがとうございます
あとでまた更新します。
:09/02/15 00:21 :F706i :☆☆☆
#65 [あい]
あたし達はそれから、ご飯を食べに行った。
それからゲームセンターに行き、UFOキャッチャーをやったり、コインゲームをやったり。
こんな楽しいクリスマス初めてだから。
初めて男の人とこうゆう風に遊ぶのも初めてだから。
しゅうでよかった…。
:09/02/15 01:19 :F706i :☆☆☆
#66 [あい]
「「そろそろ帰るか。送ってくから。」」
そうしゅうが言い、あたし達はバイクがある所に向かっていた。
「「ねぇ、勝負しよ。バイクがある所まで競走すんの。」」
「「上等じゃねぇか。」」
しゅうは上着を捲り、気合い十分。
「「よーい。どん!!」」
しゅうが走り出した。
あたしはある人に気付き、足を止めた。
:09/02/15 01:23 :F706i :☆☆☆
#67 [あい]
あたしが気付いたのは、千尋だった。
男の人と一緒にいる。
クリスマス…男の人…
もしかして千尋が好きな人じゃないかな。
誘ったんだ。
あたしが見ていると、頭をポンとされ、振り向いたらしゅうがいた。
「「お前、何が勝負だよ。俺だけ走ってバカみたいじゃん。」」
:09/02/15 11:38 :F706i :☆☆☆
#68 [あい]
しゅうも千尋の方を見た。
「「何?知り合い?」」
「「うん。男の人、たぶんあの子が好きな人だと思う。プレゼント買ってたから、渡すんだよ。話かけられないって言ってたけど、勇気出したんだね。」」
あたしがまた千尋の方を見た時、千尋はその人にプレゼントを差し出していた。
でも…
その人は受け取ったと思ったら、地面にプレゼントを落とし、千尋に何か言っている。
:09/02/15 11:45 :F706i :☆☆☆
#69 [あい]
千尋は泣いていた。
するとしゅうが2人の所に行き、地面にあるプレゼントを取り、男に渡して何か言っている。
あたしも2人の所に行ったら、千尋があたしの方を見た。
しゅうとその人は何か言い合っている様子。
あたしがしゅうの裾を掴もうとした時だった。
しゅうがその人の胸ぐらを掴んで殴ろうとした。
:09/02/15 19:50 :F706i :☆☆☆
#70 [あい]
しゅうがあたしを見て、手を止めた。
「「わかんないけど、暴力はダメだよ。」」
「「でもこいつ、その人のなんかいらねぇ。汚いとか言ってんだぞ。」」
あたしは男を見た。
「キモいんだよ。そいつ。」
口の動きでわかった。
:09/02/15 19:54 :F706i :☆☆☆
#71 [あい]
あたしは千尋の手を取り、歩いた。
千尋が止まり、あたしとしゅうに言った。
「「2人ともごめんね。変なとこ見られちゃった。」」
千尋は泣く。
あたしはタオルを渡した。
そこで千尋は泣き崩れていた。
あたしとしゅうはただ…
千尋が泣き止むのを見ているだけだった。
:09/02/15 19:57 :F706i :☆☆☆
#72 [あい]
千尋は泣き止み、あたし達に何回も謝ってた。
謝る事ないのに…
今にもまた泣き出してしまいそうな千尋を見て、あたしは悲しかった。
あたし達はお店に入り、千尋の話を聞く事に。
「「あいもしゅう君も本当ごめんなさい。せっかくのクリスマスなのに。」」
「「いや。てか、千尋さん平気なんすか?」」
千尋は頷き、高校の話をし始めた。
:09/02/15 21:30 :F706i :☆☆☆
#73 [あい]
「「あいには言ったけど、あたしのお母さんが耳聞こえなくて、その事でイジメにあってるの。」」
あたし達は千尋の手の動きをちゃんと見た。
「「授業参観に来たら、もちろん手話で会話。みんなそれを変な目で見てね。あたしの性格、暗い方だから、それでもイジメられてて。だから好きな人にも話かけられなかった。でも、今日部活だったみたいだから学校行って話かけたの。プレゼント渡したくて…思い伝えたくて。」」
また千尋は泣き出してしまった。
:09/02/15 21:36 :F706i :☆☆☆
#74 [あい]
「「…ずっと好きだった人だから。頑張って誘ったけど、お前に呼ばれるとかついてない、まじキモい。って言われちゃって。プレゼントも落とされちゃったし。話かけない方がよかったね。」」
「「そんな事ないよ。」」
手を動かしたのはしゅうだった。
千尋はあたしが渡したタオルを口に当て、しゅうを見る。
:09/02/15 21:39 :F706i :☆☆☆
#75 [あい]
「「好きな人誘う、思い伝えたい。そうゆう想いって、いい事じゃん。話かけない方がよかったとか言うなよ。」」
千尋は泣きながらしゅうを見る。
「「キモいって言ってたけどさ〜来る男も男だろ。余計傷つけて最低だよ。」」
しゅうって本当優しいんだな〜。
あたしも千尋に何か言ってあげなきゃ。
:09/02/17 20:11 :F706i :☆☆☆
#76 [あい]
「「あの人最低だよ。千尋ちゃんの事傷つけて。」」
「「しょうがないよ。あたしイジメられてる奴だし。そんなあたしを嫌うのは当たり前だよ。」」
千尋はまた泣きそうになっていた。
「「みんながイジメてるから、周りも合わす、嫌う。絶対よくないと思う。千尋ちゃん、わかったでしょ?あの人はそうゆう人なんだよ?それでもまだ好き?」」
千尋は首を振った。
:09/02/19 20:28 :F706i :☆☆☆
#77 [あい]
「「嫌だ。あたしバカだった。顔で騙されてたよ。」」
「「あんな男忘れて、次の恋だよ。絶対そっちの方がいいよ。」」
しゅうが千尋にそう言った。
しゅうがトイレに行ってる時だった。
「「しゅう君いい人だね。」」
って千尋が言ってきた。
あたしはまだ気づいてなかった。
千尋の次の恋の相手がしゅうって事に。
:09/02/19 20:37 :F706i :☆☆☆
#78 [あい]
1月1日。
あたしとしゅうは初日の出を見に来ていた。
千尋も一緒に。
あの日から、クリスマスの日からしゅうと千尋は、仲良くなった。
3人でいる事が多くなり、しゅうと千尋はメールも始めたみたい。
あたしはそれに対して特にヤキモチなど妬いてなかった。
:09/02/20 07:53 :F706i :☆☆☆
#79 [あい]
しゅうとは付き合ってる訳じゃないし、千尋はとても大事な友達。
3人でいるの楽しいし全然よかった。
「「夕方も集まらない?」」
初日の出を見終わった後千尋が言い出した。
「「いいね。それまでみんな家で1回寝よ。綺麗だったけど、あたし眠い。」」
寒いし眠いし
あたしは限界だった。
:09/02/20 07:56 :F706i :☆☆☆
#80 [あい]
「「ごめん。今日はあいと2人で会わせてくれない?」」
隣で言ってきたのはしゅう。
千尋はちょっと寂しそうな顔をして、ごめん、いいよって。
………
千尋と別れ、家の前までしゅうに送ってもらった。
「「起きたらメールして。準備したら迎え行くから。」」
:09/02/21 22:24 :F706i :☆☆☆
#81 [あい]
あたしはしゅうを見た。
「「ごめん。今日無理?しんどいよな?」」
あたしは首を横に振った。
「「そうじゃないけど、千尋ちゃんいたら嫌なの?」」
「「嫌じゃねぇよ。ただ最近3人ばっかじゃん。たまには、あいと2人で会いたい。」」
そうだ…。
全然2人でいなかったね。
:09/02/21 22:27 :F706i :☆☆☆
#82 [あい]
「「ごめん。今日は2人で遊ぼ。起きたらメールするね。」」
あたしがそう言ったらしゅうが抱きしめてきた。
クリスマス。
あの日も抱きしめてきたよね。
ちょっとしてしゅうは離れ、手話を始めた。
「「俺、あいが好き。」」
:09/02/21 22:30 :F706i :☆☆☆
#83 [あい]
しゅうからの告白。
初めての告白。
何て言っていいのかわからなかった。
…嬉しかった。本当に。
「「付き合って?」」
でもあたしには1つだけ不安があった。
あたしの耳の事だった。
「「あたし耳聞こえないよ?いっぱい苦労するよ?」」
:09/02/21 22:37 :F706i :☆☆☆
#84 [あい]
「「大丈夫なんだけど。」」
少しの見つめ合い。
「「耳が聞こえない奴が珍しくて好きになったわけじゃねぇし、俺マジなんだ。」」
泣きそうになった。
あたしは頷いた。
「「お願いします。」」
あたしがそう言うと、しゅうはニコッと笑って
「「上目使いやめろよ。」」
あたしが好きな笑顔に言ってた。
:09/02/21 22:42 :F706i :☆☆☆
#85 [あい]
あたしが好きな笑顔で言ってた。
の間違いです
:09/02/21 22:48 :F706i :☆☆☆
#86 [あい]
親を朝早く起こて頼んで、しゅうを家にあがらせた。
両親は2人とも以外と簡単に許してくれた。
あたしの部屋に入り、ベッドに入った。
入った瞬間眠さがMAXまできてしまい、あたしはすぐ寝れるとこだった。
でも…しゅうがなかなか寝かせてくれない。
目をつぶると頭をポンと叩いてきたり、くすぐってきたり。
:09/02/21 22:52 :F706i :☆☆☆
#87 [あい]
「「ちょっと!寝かせてよ。寝てないから眠いの!普通なら今、起きる時間なんだからね。」
「「ごめん。あいと付き合えて嬉しすぎて寝れないんだもん。」」
……。
可愛い事言ってる。
「「あたしも嬉しいよ。」」
あたしがそう言うと、しゅうはキスをしてきた。
初めてのキス。
:09/02/22 00:33 :F706i :☆☆☆
#88 [あい]
あたしは恥ずかしくて、しゅうに背を向けて頭まで布団をかけた。
するとしゅうは後ろから抱きしめてきて、あたしは恥ずかしさが増して何の反応もできない状態だった。
どうしよう…
このままの体制で寝る?
寝れないよ!
とりあえずしゅうの方向こうかな?
あたしはゆっくりとしゅうの方に体を向けた。
:09/02/22 00:37 :F706i :☆☆☆
#89 [あい]
しゅうの顔を見たら、しゅうは寝ていた。
寝れないんじゃないの?
まっ!いっか!
しゅうが彼氏。初めての彼氏。
それがしゅう。
あたしは嬉しくてにやけてた。
「好き」
言われるとこんなに嬉しいんだな〜
そんな事を考えながら眠りについた。
:09/02/22 00:56 :F706i :☆☆☆
#90 [あい]
目が覚めたらもう夕方だった。
お正月だから、おせち料理がたくさん。
あたしがリビングに行った時には、しゅうはすでにおせち料理を食べていた。
「「いつ起きたの?」」
口をもぐもぐさせながらしゅうは手話をやった。
「「30分前ぐらい。本当さっきだよ。」」
「「起こしてくれればよかったのに。」」
:09/02/22 12:34 :F706i :☆☆☆
#91 [あい]
「「寝たの朝だから無理矢理起こすのは悪いって、しゅう君起こさなかったのよ。」」
ママが言ってきた。
よく見れば、しゅうはママとパパと仲良さそうに話している。
何を話してるのかな?
……しゅう笑ってる。
後ろから思いっきり頭を叩かれた。
振り返ると、あたしの弟が立っていた。
:09/02/22 12:39 :F706i :☆☆☆
#92 [あい]
弟は1つ下の中学3年生。
名前はたくみ。
「「痛いな!!」」
「「邪魔なんだよ。」」
口悪いし、生意気だし、でも憎めない可愛い弟。
「「お前の彼氏?」」
たくみがしゅうを見て聞いてきた。
「「どうも。たくみ君でしょ?あいから話聞いた事ある。」」
:09/02/22 12:45 :F706i :☆☆☆
#93 [あい]
「「はじめまして。」」
これがしゅうとたくみの初対面。
あたし達も席につき、5人でおせち料理を食べた。
しゅうとたくみが仲良くなるまでは、全然時間がかからなかった。
しゅうはすぐに、あたしの家族と仲良くなれたんだ。
「「しゅう君は何人家族なの?」」
ママがしゅうに聞いた。
:09/02/22 12:49 :F706i :☆☆☆
#94 [我輩は匿名である]
読んでます。
がんばってください!
:09/02/22 13:15 :P903iX :32RncKiY
#95 [あい]
>>94 我輩は匿名である
ありがとうございます
また夜更新します。
:09/02/22 15:22 :F706i :☆☆☆
#96 [あい]
「「俺んちは母親と俺2人家族です。」」
あたしは箸を止めた。
…2人家族?
「「俺が小さい時に離婚して。最近母親に新しい男が出来て、全然家帰ってきてないから、基本1人だけど。」」
笑いながらしゅうは言ってたけど、何か寂しそうだった。
「「まだ一緒にいない?」」
しゅうはよく遊んでた時言ってた。
家に帰るのが嫌だったんだろうな。
1人で寂しかったんだろうな。
:09/02/22 20:38 :F706i :☆☆☆
#97 [あい]
「「それは寂しいでしょ。いつでも家に遊び来ていいわよ。」」
そう言ったのはママだった。
パパも隣で頷いていた。
「「いいんですか?」」
「「いいよ。あたしもきてほしい。」」
そう言うと、しゅうは嬉しそうにありがとう、ありがとうって。
その日、しゅうは家に泊まってった。
:09/02/22 20:55 :F706i :☆☆☆
#98 [あい]
部屋でのんびりしてる時だった。
「「いいな。お前の家族。母ちゃん父ちゃん優しいし、たくみ君面白いし、気合うし。……てか仲いいよな。」」
また寂しそうな顔をするしゅう。
「「しゅう…寂しかったよね。お母さんが帰ってこなくて…1人で。」」
あたしを見るしゅう。
今まで見た事がないような目だった。
:09/02/22 21:48 :F706i :☆☆☆
#99 [あい]
いつも見ていたしゅうじゃない。
今にも泣き出しそうなしゅう。
「「別に寂しくねぇよ。俺今高1だぞ?1人暮らしみたいで楽しいし、自由だしよ。あっちは新しい男に夢中だから、俺なんかどうでもいいだろうし、学費払ってるし、生活費もちゃんと渡しにくるから、それでいいんだよ。」」
よくないよ…
学費払ってるからいい?
生活費渡しにくるからいい
わからない…
:09/02/22 21:55 :F706i :☆☆☆
#100 [あい]
高1って言っても、全部が全部1人で出来るわけじゃない。
絶対に寂しいに決まってる。
何で強がるの…?
「「生活費渡しにくる時は、ちょっと話してるし、全然大丈夫だぜ。」」
「「いつでもあたしの家、来ていいんだらかね。」」
「「ありがとう。」」
:09/02/22 22:02 :F706i :☆☆☆
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