言葉
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#369 [あんり]
毎回見てます
続きが気になる
:09/04/02 23:14 :SH905iTV :1zE.i/tg
#370 [あい]
:09/04/03 02:12 :F706i :☆☆☆
#371 [あい]
>>369 あんりさん
ありがとうございます
今から更新します
:09/04/03 02:13 :F706i :☆☆☆
#372 [あい]
文を読み終わった彼女は、しゅうを見て聞く。
「しゅうは、何であたしの傍にいてくれるの?」
「さやかが心配だからだよ。」
「しゅうは、あたしの事好き?あたしと一緒にいて幸せ?」
しゅうは何も答えず、彼女を見ていた。
「何でよ…」
泣き出す彼女。もう、彼女の体はボロボロだった。
見える傷跡がボロボロって事を表してた。
:09/04/03 02:17 :F706i :☆☆☆
#373 [あい]
「やだよ。しゅう、離れないで。いなきゃ嫌だ。」
必死でしゅうにしがみつく彼女。
しゅうは今にも泣きそうな顔。
「さやか…本当ごめん。もう無理だよ…俺…」
泣きながらもちゃんと話すしゅう。
「俺が毎日考えてんのは、さやかじゃない。あいなんだ…クリスマスの時から。こいつじゃなきゃダメなんだ……本当ごめん。」
泣き崩れる2人を、あたしは見てる事しかできなかった。
…入っちゃいけない気がした。
:09/04/03 02:23 :F706i :☆☆☆
#374 [あい]
「何でしゅうが泣くの?そんな好きなの…?」
下を向きながら頷くしゅう。
彼女は、机にあったカッターを手に取った。
でも刃を出すわけでもなく、ただ見つめている。
鼻で笑い、もういいよって言った彼女。
しゅうが顔を上げる。
「でもさ、また切っちゃいそうになったらどうすればいいの?」
困った感じのしゅうを見て、あたしは文を打ち、彼女に見せた。
:09/04/03 02:30 :F706i :☆☆☆
#375 [あい]
【あたし達を呼んでください。そしたら行きますから。】
「えっ?」
キョトンとする彼女。
あたしはまた文を打つ。
【なんなら止められるまで行きますから。】
笑う彼女。
「しゅうと別れなくていいよとかは、言わないんだ。」
あたしはちょっと困った。
「あんた、いい奴だね。」
:09/04/03 02:33 :F706i :☆☆☆
#376 [あい]
「今ね、切りたくてたまんないの。自分じゃ止められないの。頭がおかしくなっちゃうの…。」
また泣き出しそうな感じ。手首を押さえ、必死で我慢している。
「しゅう…好きなんだよ、本当に。」
彼女の目からは涙が流れる。
いつもいつも泣いてるからか、彼女の目は腫れて痛々しい。
ジッとしゅうを見つめる目は、本当凄かった。
彼女の気持ちが伝わってくると言うか…
本当に胸が痛かった。
:09/04/03 02:39 :F706i :☆☆☆
#377 [あい]
「あたしといて、幸せじゃないなら意味ないよ。しゅう、もういいから。」
本当にごめんと言い、しゅうは頭を下ろす。
あたしも一緒に下ろした。
彼女を家まで送り、彼女が家に入ろうとした時だった。
「今までごめんね。」
謝ってきた彼女。
「それと、ありがとう。」
あたしの顔を見て言う彼女の表情は寂しそうに笑ってた。
:09/04/03 02:43 :F706i :☆☆☆
#378 [あい]
彼女はすぐに、精神科に通う事になった。
時々、あたしとしゅうも付いて行った。
少しずつだけど、彼女は自然に笑うようになり、自分を傷つける事も少なくなった。
自分を傷つけそうになった時は、あたしを呼んできた。
家族も必死で止めている。
ただ、彼女は絶対にしゅうを呼ばなかった。
あたしを呼んでも、しゅうは連れてこないでと。
自分を見て、しゅうに嫌な事を思い出させたくないからと。
そう彼女は言っていた。
:09/04/03 02:49 :F706i :☆☆☆
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