俺が一番と思った女★3★
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#184 [しゅん]
:09/04/14 10:13
:PC
:sySIAbe2
#185 [しゅん]
「ほんま嬉しいし!!!!!未来に電話せな!」
《間違ってねぇよな?》
そう言って、嵐はもう一回俺の受験票と画面を確認した。
「もしもし?」
『どうやった?』
不安そうに聞く未来。
「やり〜!!余裕で合格!」
『ほんとに???』
:09/04/14 10:13
:PC
:sySIAbe2
#186 [しゅん]
その夜未来と飯を食って、しみじみと合格の喜びをかみしめる。
未来も大喜びで、話題はそのことで持ちきりやった。
:09/04/14 10:14
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:sySIAbe2
#187 [しゅん]
俺はどんだけ幸せなんやろう。
何度もそう思った。
正直、勉強することは嫌いやねぇ。
楽しいっち思えるし、苦でもねかった。
でも、この一年から半年はそんな俺でさえ、もういいやっち思うぐらい辛かった。
勉強したくねぇっち何回も思った。
なんに。
受かった今、思うことは、やってよかったと言う気持ちと見てみぃ!と言う達成感で満たされている。
辛かった日をみんなの協力もあり、乗り越えて、俺は受かった。
:09/04/14 10:14
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:sySIAbe2
#188 [しゅん]
『しゅんー。めっちゃ凄いね!!』
「やろ〜〜まっ俺の実力はこんなもん」
『本番に強いだけやろ』
「ちげーちゃ!!俺の実力。」
『運もあったね』
「運も実力の内なんぞ?」
『どんだけ自分に自信あるん』
「まーなー。受かったけ何とでも言えるんちゃ」
:09/04/14 10:15
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#189 [しゅん]
『しゅん。お疲れ様。
口ではそんな偉そうなこと言いよるけど、この結果はしゅんが今まで頑張ってきた証拠やと思う。
いっぱい勉強して、いっぱい辛いことがあって、それでもくじけんでしゅんは突っ走ってきたん。
しゅんは絶対弱音を吐かんし、凄い強いよね。
でも、それはしゅんが強がってるだけ。そーいうキャラやないっち。
ほんとは辛いっち言いたいし、甘えたいこともあるのにできんのよね。
嵐とかあたしにはとーきどき見せたりするけど、ほんとまれ。
ちゃんと気づいとるよ?
けど、あたしがヘルプ出したらしゅんが調子狂うっち思って出さんやった。
出したいのにダメっちがまんするのめっちゃ辛かったんやけ。
頑張ったねしゅん。
ほんとにおめでとう』
未来が俺の目を真っ直ぐ見つめ、ゆっくり喋った。
未来が言う一つ一つの言葉が胸に染み、熱くさせる。
:09/04/14 10:15
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#190 [しゅん]
未来は俺の全てをわかっていた。
女にこんな見透かされていたのは初めてや。
しっかり見て、どうしたらいいのかを自分で考え、行動する。
理想やな。
簡単にできることやねぇのに、未来は見事にそれをやってのけていた。
俺の目にはうっすら涙が溜まり、溢れるのを我慢する。
:09/04/14 10:16
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:sySIAbe2
#191 [しゅん]
「お前、どんだけかちゃ!」
『ほらーまた強がった!
しゅんは一人やないんやけ。あたしが一番に支えになるよ?』
その言葉に涙は止めれなかった。
「もうお前は十分支えになっとるちゃ!」
未来を抱き寄せると、逆に未来から抱きしめられた。
『しゅんが弱っとるー』
こんなときに冗談で俺をからかう。
「お前がこうさせたんやろ!」
そう突っ込みを入れて、こんな感じも悪くねぇと思っていた。
:09/04/14 10:16
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#192 [しゅん]
そして俺は高校の教師になった。
出身校の野球部顧問が色々世話をしてくれて、自分の母校の先生になれた。
しかも体育の教師。
もともと体育の教師は人気があるのもあって競争率が高い。
でも、俺はなれた。
すごくねぇ??
正式な通知を見たときは本気で涙が出た。
今でも思い出すと、手が震えるぐらいやもんな。
逆に、未来の俺はどーなっとるんかが少しだけ楽しみになったんかもしれんな。
新学期、新品のスーツに腕を通し、俺は学校へ行く。
俺は、新たな一歩を踏み出した。
:09/04/14 10:17
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#193 [しゅん]
あいつと出会ったあの日から、約9年。
色んなことがあった。
今は、楽しいことも、辛いことも、全部含めて幸せだったと思える。
本当に出会えてよかった。
「ありがとう」
心からその言葉を伝えたい。
:09/04/14 10:17
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