俺が一番と思った女★3★
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#1 [しゅん]
:09/04/11 13:32
:N905i
:HmMF.ur2
#2 [しゅん]
:09/04/11 13:36
:PC
:bxuvmjbQ
#3 [しゅん]
いつの間にか俺も寝とって、ふと起きると未来がいなかった。
半目のまま周りを見渡すと、未来はソファーで何かしていた。
『起きた??おはよう』
「おはよ。何しよん?」
『荷物の整理ー。しゅんはまだ寝とっていいよ』
「お前起きるの早くね?まだ6時やろ?」
:09/04/11 13:40
:PC
:bxuvmjbQ
#4 [しゅん]
『いつも6時起きやもん。嫌でも6時なったら目が覚めるん。
だけまだ寝とっていいよー』
「一緒風呂入る?」
『えーーーー』
「いいやん。時間あるんやし、ゆっくり朝風呂しよーや」
俺はまだ寝たいと言っている体を無理矢理起こし、未来と一緒に風呂に入った。
:09/04/11 13:41
:PC
:bxuvmjbQ
#5 [しゅん]
体と髪を洗い、ゆっくり湯船につかる。
俺は未来を後ろから抱きしめた。
「お前、相変わらず色真っ白やなー。」
『そーでもないよ。ゆーちんのが白いし。
でも、肌がきれいなのは自慢するーーー』
「やな。お前の肌透き通っとるもんなー。
お前ぐらいの白さがちょーどいい。」
未来は泡で遊びながら子どもみたいにはしゃいでいた。
髪の毛全体を無造作に高い位置でだんごにして結んでいるのも可愛い。
こんな未来もやべぇなと心の中で思っていた。
:09/04/11 13:43
:PC
:bxuvmjbQ
#6 [しゅん]
「俺、今日も会社行ってほしくねんやけど。
ダメ男やなー」
『あたしも行きたくないーーー』
「行けよ!」
『しゅん言いよる意味がわからんーー』
笑いながら俺の方をチラッと見て、また前を向いた。
:09/04/11 13:44
:PC
:bxuvmjbQ
#7 [しゅん]
未来は俺の手を触りながら、
『野球最近やってないんやねー。』
と一言。
手を見てわかったんやろう。
野球をやっているときの俺の手はいつもまめが出来、潰れてゴツゴツしている。
引退してから、ちょくちょく後輩に交じって練習に参加したりはしよったけど
前みたいに集中してトレーニングするわけやねぇけ、もちろん手は綺麗なまま。
綺麗っちゅっても、何回も豆が出来れば潰れの繰り返しやけ硬くボコボコはしとんやけど。
:09/04/11 13:45
:PC
:bxuvmjbQ
#8 [しゅん]
「引退してからそんな練習せんけね。」
『しゅんの手大きいよねー。あたしの指と全然違う』
そう言いながら、俺の右手と未来の右手を並べた。
天を仰ぐ感じでライトに透かされた指。
並べてみると未来の手は余計にちっさく見え、細さも色も全然違う。
:09/04/11 13:46
:PC
:bxuvmjbQ
#9 [しゅん]
そして俺はまた未来の薬指を見てしまった。
未来の薬指は浅田さんとの指輪をつけていたせいか、指痩せしとって極端に細い。
指と指の隙間からライトの光が漏れていた。
未来はただ単に俺の手と比べただけと思う。
なのに、しょうもねぇことにとらわれている自分が嫌だった。
:09/04/11 13:47
:PC
:bxuvmjbQ
#10 [しゅん]
俺はこの先ずっとこんなことを思うかもしれないと思った時、自分でも意識せず出た言葉。
「未来。おそろの指輪買おうや」
『?』
驚いたのか、目が点になっている。
「ずっと買ってやれんやったけんさ。
前約束しとったんにな」
『いいん?』
目をキラキラさせている未来。
:09/04/11 13:47
:PC
:bxuvmjbQ
#11 [しゅん]
「そんな理由つけとーけど、実際は俺が欲しいんやけどな」
『買う!!!』
「よっしゃ!次会う時選び行こっか。遠出しよっかとか言いよったけど。」
『うん!!!』
「グッチはやめような。」
『グッチ嫌ーーー』
浅田さんの名前を口にすることはなかったが、未来もそれはわかっていたと思う。
俺が学校のことで忙しくなる前に、形でもいいけん繋がっときたかった。
それが本音やったんかもしれん。
:09/04/11 13:48
:PC
:bxuvmjbQ
#12 [しゅん]
別れを惜しみながら未来を会社に送り、一人で福岡まで帰る。
バイバイと笑顔で手を振る未来に見送ってもらった。
そんな未来を見ると引き止めたくなる。
たまらなく寂しい思いを胸にしまい、気持ちを切り替えた。
:09/04/11 13:49
:PC
:bxuvmjbQ
#13 [しゅん]
いつもならあっという間に時間が過ぎるんに、この一週間はめっちゃ長く感じた。
どこで指輪買うとか考えたり。
次、未来に会うのは金曜日。
そう思うと、勉強もバイトも頑張れた。
:09/04/11 13:50
:PC
:bxuvmjbQ
#14 [しゅん]
そして金曜の夜。
いつも、家に帰ると
真っ暗な部屋に一人ただいまと言い、誰も返してくれないおかえりを自分で言う。
それが俺の日課や。
なんに、今日はおかえりと自分で言わなくていい。
たったそんなことなんに、考えるだけでめっちゃテンションが上がり、バイトが終わるのが待ちどおしかった。
:09/04/11 13:51
:PC
:bxuvmjbQ
#15 [しゅん]
バイトが終わり、携帯を見ると未来からメールが入っていた。
もう家にいるとのこと。
電話をかけると、えらい明るい未来。
ゆっくり気をつけて帰ってきてねと言われたが、自然と足早になる。
途中、ケーキ屋に寄って未来が好きなチーズケーキを買った。
急いで帰り、オートロックの自分の部屋番を初めて押す。
一瞬、どーするんやったっけ?とか迷いながら呼び出しボタンを押した。
:09/04/11 13:52
:PC
:bxuvmjbQ
#16 [しゅん]
『はーーーい』
未来の高い声。
「俺」
そう偉そうに言い、自動ドアを開けてもらった。
部屋のピンポンを押し、ドアを開けてもらうと、まさかのいい匂いが部屋から漏れてくる。
もしかして…
そう淡い期待をしながらも、未来の服装を見て俺のテンションは最高潮に達した。
:09/04/11 13:52
:PC
:bxuvmjbQ
#17 [しゅん]
俺のトレーニング用の機能Tを着て、下には何も履いてない。
パンツは履いとるけどね!!
当然未来には大きく、めっちゃ短いワンピースみたいになっていた。
髪は手ぐしでさっとあげたのか、ラフに高い位置でだんごにしている。
:09/04/11 13:55
:PC
:bxuvmjbQ
#18 [しゅん]
『おかえりー』
「ただいま」
そう言って靴を脱いだ瞬間、キスをした。
まぁベタな感じやけど…
未来はビックリしたみたいで戸惑っていたが、こんな姿見せられてせんわけねぇし。
「ただいまのチューな!」
そう言うと未来は照れながらも喜んでいた。
:09/04/11 13:56
:PC
:bxuvmjbQ
#19 [しゅん]
『服借りたけどよかった?』
「おう!勝手に使っていいけん。」
『よかったー』
「てか、さっきから思いよったんやけど…
何かいい匂いするくね?」
『ちょっと頑張ってみたっちゃー
おいしいかわからんけど…』
「まじ??やべぇやろーーー」
一枚ドアを開けるとそこにはハンバーグとマカロニサラダ、スープが並んでいる。
しかも、ハンバーグはハートになっていた。
:09/04/11 13:57
:PC
:bxuvmjbQ
#20 [しゅん]
「そーとーうまそうやし。
これお前が作ったんやろー?すげー!!!
めっちゃ腹減ったーーーー」
『おいしいかはわからんよー。』
「その気持ちが嬉しいやん!
これどうみてもうまそうやけどな!!
先着替えるわー。
あと、これお土産!!」
そう言って俺は部屋着に着替えた。
:09/04/11 13:58
:PC
:bxuvmjbQ
#21 [しゅん]
『ケーキ??』
「そそ!お前の好きなチーズケーキ」
『ほんとにーー???
めっちゃ美味しそう!!』
「やろ!食後のデザートな!」
『うん!!冷蔵庫入れとくね!!
しゅんお酒飲むー?』
「おう!冷蔵庫ビール入っとるやろ?
お前も飲む?
俺の特製カクテル作っちゃー」
:09/04/11 13:59
:PC
:bxuvmjbQ
#22 [しゅん]
『どーしよ〜』
「ここやったら酔っ払っても俺しかおらんけんいーやん!
お前用にうしーーの作るけん」
未来が自分で買ってきていた100%パインジュースとカシスのリキュールを混ぜて
これにバニラエッセンスをほんのちょっとだけ入れる。
このバニラエッセンスがポイントなんやけどー。
うめぇけん、試してみて^^
俺特製のカシパインを作った。
ほぼジュースなんやけどね…笑
未来は気に入った様子で、上機嫌になっていた。
:09/04/11 14:00
:PC
:bxuvmjbQ
#23 [しゅん]
二人でいただきますをし、乾杯。
不安そうに眺める未来。
一口ハンバーグを食べる。
まっじでうまかった。
「やべーーーーでたんうめぇ」
『ほんと?』
「やべぇわコレ。
めっちゃうめぇし!!!」
『よかったーー
あたしの愛がいっぱい入っとるけん!』
安心した様子。
俺の為に時間をさいて作ってくれた気持ちが、また余計においしくさせる。
飯3杯とハンバーグ2個をたいらげた。
:09/04/11 14:01
:PC
:bxuvmjbQ
#24 [しゅん]
『残ったのタッパーに冷凍しとるけん。
レンジでチンすれば、好きなときに食べれるよ。』
「まじ???」
『うん。ご飯も冷凍したけ、一緒にチンすれば大丈夫ー』
「すげーーーー
こんなんでたん憧れとったし。」
『夜食も作っていれとるよ』
「まじ??」
『勉強してお腹空いたとき食べてね』
「もう!好き!!!」
ニコニコ笑う未来を抱きしめると離してーと言う未来。
未来の心遣いがめっちゃ嬉しかった。
:09/04/11 14:01
:PC
:bxuvmjbQ
#25 [しゅん]
『ねぇー明日も泊まってもいい?』
「いいで!俺、日曜バイトやけどいん?」
『いい!!日曜日バイト見送るーー』
「バイト終わるまで待っとけばいーやん。送っちゃーよ」
『ううん。次の日仕事やし、早めに帰る。』
「送っちゃーのに」
『しゅんもたまには一人でゆっくりしときたいやろー』
「ふーん」
:09/04/11 14:02
:PC
:bxuvmjbQ
#26 [しゅん]
『明日、どこに見に行くー??
色々考えてたけど、思いつかんやったー』
「やなー。俺的にはGARNIとか考えたけど…お前っぽくねぇし。
むしろ福岡にねぇし。」
『GARNIいいやん!!絶対人とかぶらんそう。』
「やけど、福岡ねぇちゃ。取り寄せになるばい。
サイズとかどんなんかわからんし、やっぱ実物見たくね?」
『うんーーー。じゃあ、また明日色々行ってみて決めればいいね!!』
「やな!」
:09/04/11 14:03
:PC
:bxuvmjbQ
#27 [しゅん]
『あたしがしゅんの買うけん、しゅんはあたしの買ってね!』
「いや、両方俺が買うし。何でお前が金出すん?
俺がお前とおそろの指輪買うんやけ。
お前は好きなん選らんだらいいんちゃ!」
『えええーそれやったら意味ないやん。
あたしがしゅんのを買うと!!!』
「いやいいちゃ!
お前は欲しい服とか買え!」
その後も未来は何か文句を言っていたが覚えてねぇ。
:09/04/11 14:04
:PC
:bxuvmjbQ
#28 [しゅん]
次の日。
めっちゃ色んなとこを回った。
STAR JEWELRY、NOJES、agate、CHROME HEARTS…
ete、e.m.、Dior…
散々回って、それでも決まらず。
ぜってー高けぇっち思って最初から候補にもあがってねかった
HERMES。
こうなったらもう入ってみよーやっちなって入店。
:09/04/11 14:06
:PC
:bxuvmjbQ
#29 [しゅん]
破格やろーなーっちビビリながら入った店ん中はめっちゃ高級感溢れとって
俺らみたいな若もんが入るような感じやねかった。
でも、定員さんはめっちゃ腰が深いいい人で、やっぱ客で差別せんのやーっち二人で関心。
高級店は違うなと。
でも、ここで俺ら二人同時に目を合わせ、コレ!!っち思うのに出会う。
ムーブアッシュリングっちゅーのなんやけど。
:09/04/11 14:06
:PC
:bxuvmjbQ
#30 [しゅん]
『しゅんー。これ可愛いくない?』
ちょっと小声でしゃべる未来。
俺もつられて小声になる。
「やんな!これめっちゃいいやん。
でも、値段やべーやろな」
『ねーー。せっかく見つけたらこんなんやねー』
そう話していると、店員さんが俺らに話しかけてきた。
(ペアリングをお探しですか?)
ちょっとビビリながらも、「はい。」と答える俺。
(そちらの商品お出しいたしましょうか?)
めっちゃいい人そうな店員さんの笑顔に負け、
絶対買えんと思いながらも、見るぐらいなら…っち思い
また、「あっいんですか?お願いします。」と答える俺。
:09/04/11 14:07
:PC
:bxuvmjbQ
#31 [しゅん]
(少々お待ちくださいませ。)
俺らには立派過ぎる敬語を使う店員さん。
こっちが申し訳ないような気持ちだった。
(こちらの商品はムーブアッシュリングと言いまして、
HERMESの中でもお求め安い商品になっております。
是非、お手にとってご覧くださいませ。)
そう言いながら出してくれた。
お求め安いっちゅったって…
HERMESやろ?
そのお求め安い値段の基準が違うやろー。
とか思いながらも目の前に出されると。
『めっちゃかわいいー』
「おぉーこれいいな」
『ねぇーーー』
:09/04/11 14:08
:PC
:bxuvmjbQ
#32 [しゅん]
(カラーはどうされますか?
こちらに出ておりますのは、オレンジ、ピンク、ブラックですが、他にイエロー、ホワイト、ライトブルー、パープルがございます。)
『やっぱり、HERMESといったらオレンジよね?』
そう俺に聞いてきた。
「いろんな色はめさせてもらって、一番気に入った色にしたらいいやん」
『うん!オレンジでお願いします。』
9号のオレンジをはめさせてもらうと、意外に大きく余っていた。
でも、イメージ的にはバッチリ。
未来も可愛いを連発していた。
:09/04/11 14:11
:PC
:bxuvmjbQ
#33 [しゅん]
『これにする?』
そう聞く未来。
「やなー!俺はコレが一番いいけど。
最後はお前がいいのに決めろ」
『じゃあコレにする。』
「やな!!
すいません。いろんなカラーはめさせてもらってもいいですか?」
(かしこまりました。お客様はサイズどのくらいにいたしましょうか?)
「いや、はめたことないんで…どんぐらいかわからないんですけど」
(では図りますね)
図ると、23だった。
:09/04/11 14:12
:PC
:bxuvmjbQ
#34 [しゅん]
未来が8で俺は23。
桁が違うし。
未来は太いっちビックリしとったけど。
ちゅーか俺もビックリしたけど。
選んでいるうちに緊張も解け、店員さんとの会話も弾んだ。
めっちゃいっぱいはめさせてもらって、未来はオレンジとピンクで悩んでいた。
俺はブラックかオレンジで迷う。
「どの色が人気ありますか?」
最終的にはこの質問。
(やはり女性にはピンクが人気ですね。
男性は意外にオレンジがよく出てますよ)
この答えで俺らの答えは決まった。
:09/04/11 14:13
:PC
:bxuvmjbQ
#35 [しゅん]
未来はオレンジ。
俺はブラック。
人と違うのが好きな俺らは、何に対しても絶対人気やない方を買う。
「これでお願いします。」
っち頼むと、奥のソファーに通された。
これ、VIP様が座るとこなんやねん?とか思いながらも
優越感に浸る二人。
カタログを見ていると定員さんが来て、会計。
俺が払った。
未来は何食わぬ顔でそれを見ている。
:09/04/11 14:14
:PC
:bxuvmjbQ
#36 [しゅん]
そして
『しゅん、ありがとう。』
と定員さんの前で言った。
店員さんも
(可愛い彼女さんですね!幸せそうで羨ましいです。
お似合いですよ)
と言っていた。
:09/04/11 14:15
:PC
:bxuvmjbQ
#37 [しゅん]
未来はこういうところで絶対に財布を出さない。
会計はひとまず俺にさせる。
どっちが払うだの、小銭がどーだの未来は一切口出しせん。
そして、二人になったときに払おうとする。
俺は一切受け取らんけど。
そんなんが続くと次は自分が払う!!っち聞かんけん、未来に払ってもらうんやけど
そん時も、前もって未来は自分の財布を俺に預ける。
絶対自分で会計をしない。
:09/04/11 14:16
:PC
:bxuvmjbQ
#38 [しゅん]
それは未来が俺を立ててくれとるから。
それがまたさりげなくやけん、おぉ!っち思う。
そんな気遣いが俺には当たり前やったけど、優歌と付き合って、それが未来やけっちことが痛いほどわかった。
別に未来が会計したところでどーのこーのっち話やねんやけど
やっぱ、男として払いてぇっちかっこつける気持ちもあるし。
それを未来はわかってくれていた。
:09/04/11 14:17
:PC
:bxuvmjbQ
#39 [しゅん]
定員さんの行為で何も言ってないんにプレゼント包装してくれて、内緒でノベルティもくれた。
メッセージカードまでつけてくれたし。
(よかったら、これにお手紙を書かれてはいかがでしょうか。
記念に交換するのも思い出になると思いますよ)
「『ありがとうございます』」
(こちらこそありがとうございました。
メンテナンスも行っておりますので、何か気になる点がございましたら遠慮なくお申し付けください。)
「はい。
店員さんが接客についてくれてよかったです。
ありがとうございました。」
:09/04/11 14:17
:PC
:bxuvmjbQ
#40 [しゅん]
(いえいえ、そう言って頂くと大変光栄です。
お客様の接客につかせていただいてとても幸せな気分になりました。
リングもお客様の手元にめぐり合い、幸せに思っていると思います。
また、他の商品も是非見にいらしてくださいませ。)
こんな言葉、たとえお世辞やったとしても、やっぱ嬉しい。
未来も満面の笑顔で
『ありがとうございました』
と言っていた。
:09/04/11 14:17
:PC
:bxuvmjbQ
#41 [しゅん]
『めっちゃいい定員さんやったね』
「おう!俺らにはもったいないぐらいの人やったな」
『ねー!!でも、ついに買っちゃったね!!しかもHERMES!!』
「それちゃ〜!!まさかのHERMESやろ!!」
『めっちゃかわいかったよねー!!』
「おう!ガッチリはまったもんな!」
ニコニコしている未来を見ると、指輪を買ったこと以上に満足な気持ちだった。
:09/04/11 14:18
:PC
:bxuvmjbQ
#42 [しゅん]
「せっかくやけん、プリクラ撮るか?
初HERMES記念に」
『うん!!』
プリクラとか何年ぶりやろう。
未来と別れて、一回嵐とゲーセンに行ったときノリで撮ったぐらいや。
しかも、落書きとかめっちゃ進化しとってわけわからんやったし。
けど、実際行くと久しぶりに撮るんに意外にふつーで。
昔を思い出しながらも、未来の手馴れた順序に関心する俺。
ここ一番の二人の爆笑しているプリクラを携帯の待ち受けにした。
:09/04/11 14:19
:PC
:bxuvmjbQ
#43 [しゅん]
めっちゃ二人とも幸せそうで
そこに写っている俺たちと今ここにおる自分がまた違う奴みたいな一枚。
今は今ですげぇ幸せやけど、その一枚には色んな思いが詰まっているような気がした。
色々あったこと全部がな。
:09/04/11 14:20
:PC
:bxuvmjbQ
#44 [しゅん]
未来の落書きには
『仲良し記念日』
っち書いてあった。
俺の落書きは
「昨日は未来のdinner!!
まじうめかった!!
ありがとーーーー!!
美人嫁とイケメン旦那」
っち書いた。
未来は嬉しそうにそのプリクラを眺めていた。
:09/04/11 14:20
:PC
:bxuvmjbQ
#45 [しゅん]
夏、教職を取っていた俺は予備校が主催する勉強合宿に参加する。
そしてそのまま教員免許一次試験。
その前に未来としておきたいことがあった。
それは旅行。
未来に有休を取らせ、休日を挟んでの4日間の計画。
これから、ほんま忙しくなるしゆっくりしている暇はない。
未来に寂しい思いさせるのは目に見えとったけん、せめてその前に二人の時間を作りたかった
:09/04/11 14:21
:PC
:bxuvmjbQ
#46 [しゅん]
夏、教職を取っていた俺は予備校が主催する勉強合宿に参加する。
そしてそのまま教員免許一次試験。
その前に未来としておきたいことがあった。
それは旅行。
未来に有休を取らせ、休日を挟んでの4日間の計画。
これから、ほんま忙しくなるしゆっくりしている暇はない。
未来に寂しい思いさせるのは目に見えとったけん、せめてその前に二人の時間を作りたかった。
:09/04/11 14:21
:PC
:bxuvmjbQ
#47 [しゅん]
全部のプランを俺が決め、旅館の手配も俺一人でやった。
未来は俺特別プランにご招待。
そんな俺の行動に未来もかなり喜んでいた。
よく考えてみたら、旅行に行くのは初めて。
未来の仕事終わって、少し仮眠を取って夜中の12時出発。
場所は鹿児島。
ぶっ飛ばして約4時間。
未来に寝とっていいっち言ったんに、あいつは寝ずにずっと話ていた。
:09/04/11 14:22
:PC
:bxuvmjbQ
#48 [しゅん]
何で鹿児島かっちゅーと。
教育実習が始まる前に、二つ行っておきたい場所があった。
「広島の原爆資料館」
それから
「鹿児島の知覧」
広島はゼミで行くことになっとったけん、未来とは鹿児島。
:09/04/11 14:22
:PC
:bxuvmjbQ
#49 [しゅん]
もともとは体育の先生になるために勉強しよったんやけど
歴史にも興味があって、社会科の先生の希望もあった。
俺の親父が歴史が好きやったらしく、教職免許も持っていたらしい。
実際しよった仕事は刑事やけどね。
家には大量の資料や本があって、親父の部屋は今もその本達で埋め尽くされている。
ちっせー時からよくその部屋に入って写真を眺めていた。
小学校にも入るとただ眺めるだけの行為が、だんだんと興味に変わっていく。
そこでお袋やじーちゃん、ばーちゃんに戦争の話を聞いた。
それ以来、俺はその歴史の世界へ吸い込まれていった。
:09/04/11 14:23
:PC
:bxuvmjbQ
#50 [しゅん]
戦争っちぜってーしたらいけんこと。
核兵器が実際に落とされたんは世界でたった一つ。
日本だけや。
しかも二つも。
それ以来、核兵器は使われていない。
そんなん誰だって知っとること。
でも日本に落とされてなかったら、今こんな幸せな生活は出来てないかもしれん。
あの戦争があったけん、今の日本がある。
:09/04/11 14:24
:PC
:bxuvmjbQ
#51 [しゅん]
原爆が長崎に落ちた日、小倉が曇りやなかったら俺は生まれてない。
あの日福岡が曇りやったから標的が定まらず、場所が変更され長崎になった。
小倉に落とされていればじーちゃん、ばーちゃんだって親父もお袋もおらん。
長崎の人たちが犠牲になったことで、こうやって俺が生まれて、幸せな毎日を送っている。
当たり前のようで当たり前やないこと。
当たり前にしたらいけんことや。
:09/04/11 14:26
:PC
:bxuvmjbQ
#52 [しゅん]
今こうやって平和に暮らせるその裏には、犠牲になった人たちが何万人っちおったんや。
戦争したいっち思っとったやつなんか一人もおらんやったはず。
そんな悲しい過去を受け止めて、絶対同じことを繰り返さん。
後世に伝えていく。
それが俺たちに残された課題と思う。
それを教師になる前に、実際に現地に足を運んで肌で感じたかった。
:09/04/11 14:27
:PC
:bxuvmjbQ
#53 [しゅん]
未来のおばちゃんも高校の歴史の先生の免許を持っとるらしく、未来もかなりの歴史好き。
俺が知らんこともめっちゃ知っとったし、歴史に関してはあいつのが詳しかったかもしれん。
原爆ドームのことはみんな知っとると思う。
でも、知覧っちあんまり知られてねんやねぇやっか。
特攻隊の基地があったとこなんやけど、そこに記念館があって
戦士した特攻隊の人の写真や日記、遺品が展示されている。
そして、特攻隊として旅立つ前に終戦となり、戦死を免れた人たちや遺族の人たちがその時のことを直接話してくれる。
俺はそれが聞きたかった。
みんなも機会があったら是非行ってみて。
知っとかないけん過去と思うけん。
:09/04/11 14:27
:PC
:bxuvmjbQ
#54 [しゅん]
ちゅーか余談やったな。
すんまへん^^;
鹿児島市内に入って少し仮眠とり、一気に知覧まで突っ走る。
知覧の特攻記念館で俺と未来はありえないぐらい泣いた。
俺は忘れられない経験をしたと思う。
たくさん勉強することがありすぎて1日では足りんぐらい。
今までの考えも方も変わったし、本当、行ってよかったと思う。
知覧に行った後は、黒豚食べて桜島行って酒飲んで。
未来に四駆運転させたりもした。
意外に未来運転うめーし。
:09/04/11 14:28
:PC
:bxuvmjbQ
#55 [しゅん]
4日間っち結構長い気がしたけど、あっという間に過ぎた。
最後の夜。
「未来ー」
『何?』
「旅行楽しかった?」
『うん!!めっちゃ楽しかったよ!!
色んなこと全部してくれてありがと』
「そっか!それならよかった」
『また行きたいねー旅行』
「そやな!スノボ行きてぇな!」
『行きたい!!』
「じゃあ次はスノボな!」
『うん!!』
:09/04/11 14:28
:PC
:bxuvmjbQ
#56 [しゅん]
「あんさー…」
俺は、この旅行で話をしようと思っていたことがあった。
それを切り出す。
『なんー?』
「お前もわかっとると思うけど、これから俺強化合宿入るやん?」
『うん。それから一次試験やろ?毎日大変やろうね』
「うん。俺、それでいっぱいいっぱいになると思うんちゃね。
こんなん言うのっちおかしんかもしれんけど…
今まで通りに毎日連絡取ったり、こうやって遊んだりは出来ん。
一ヶ月間だけ、耐えてくれん?」
:09/04/11 14:29
:PC
:bxuvmjbQ
#57 [しゅん]
未来の反応が怖い。
それに反し、未来はふうーに言い返した。
『うん。大丈夫!
しゅんが頑張りよるんならあたしはそれでいい。』
「ほんとか?」
『うん!大丈夫!』
「ごめんな。
俺は、ぜってーお前のこと手放したりせんし、気持ちはかわらんけ。
連絡取りたくねぇっちわけやねぇし。
ただ、試験っちゅう目の前のことを一生懸命頑張りたいん。
悔いが残らんように。」
:09/04/11 14:31
:PC
:bxuvmjbQ
#58 [しゅん]
『うん。あたしのことは気にせんでいいよ!
たった一ヶ月やもん。
しゅんが頑張りよる間、あたしは応援しよくけん。』
「ありがと。
まじそう言ってくれるとほんと頑張れる。」
『あたしできる女やもん』
「それは俺のセリフやろ!!」
未来自身、本当は相当寂しかったと思う。
たった一ヶ月っち言いよったけど、楽しく過ごす一ヶ月とこういう状況で過ごす一ヶ月は全然違う。
未来のことを信じとるけど、やっぱ他の男の元に行ったらどうしよとか考えたりもするし。
:09/04/11 14:32
:PC
:bxuvmjbQ
#59 [しゅん]
「お前、他の男の目に入るようなことすんなよ。」
『んー?』
「俺だって、お前と連絡取りたくねぇで取らんわけやねんやけ
やっぱ心配は心配なんちゃ。
その間、別に気になる奴が出来たらどーしよとかも考えるし。」
『しゅんー。
あたしそんな簡単に人を好きになったりせんのわかっとるやろ?
もう、しゅんの傍から離れたりせんし。
そんないたらん心配せんでよー。』
「いや、わからんやん。
ハプニング、タイミング、フィーリングばい?
信じとるけど、やっぱそーなったらっち考えるんちゃ」
『しゅんはあたしのこと好きやし、あたしはしゅんのことが好きなん。
あたしはしゅんしか見れてないけ、他に目が行かん。
わかってよ。
この旅行もそのために来たみたいなもんやん。
こうやっていっぱい充電するためやろー?』
そう言いながら、未来からキスをしてきた。
そんな未来にいちころの俺。
本当にこの旅行に来てよかったと心から思ったのと同時に
未来は俺しか見えてねぇと少しだけ自信に繋がった。
:09/04/11 14:33
:PC
:bxuvmjbQ
#60 [しゅん]
一ヶ月間の合宿もあっという間に過ぎた。
そして一次試験も終わった。
することが多すぎて、ほんとに一ヶ月間じゃ足りんぐらい突っ走った。
それでも、俺がやるべきことはやったし。
マークシート、論文の他に、水泳、マット運動、100m、トッパー、バスケ、柔道の6種目の実技。
悔いは残らなかった。
というか、むしろ自信があった。
:09/04/11 14:35
:PC
:bxuvmjbQ
#61 [しゅん]
ほっと一息つき、未来に電話すると何か冷たい。
そりゃそーよな。
この一ヶ月ろくに連絡を取らず、俺は勉強に打ち込んだ。
その間、未来のことは放ったらかし。
それでも久しぶりに声を聞くと、やっぱ落ち着けた。
「未来ーーー。やっと終わった」
『お疲れ様。』
未来にしては言葉が足りんなっち思って
「それだけ?」
『だってーそれしか言う言葉ないもん。試験どうやった?』
こんなこと滅多にねぇんに、今日は偉いご機嫌ななめやなと思っていた。
:09/04/11 14:35
:PC
:bxuvmjbQ
#62 [しゅん]
「めっちゃ出来たんちゃ!!
ごめんな!これからまたいっぱいラブラブしよなー。
寂しかった?」
そう聞くと
電話機の向こうからは鼻水をすする音が聞こえる。
そして
『しゅん。寂しかった。』
未来はそう泣きながら答えた。
思いも寄らん未来の反応にビックリしながらも、それで変な態度やったんやと気付いた。
「ごめんちゃーー!!
お前今家やろ?窓開けてん?」
そう言うと、未来が窓を開ける。
未来の家の前に立っているのは俺。
:09/04/11 14:36
:PC
:bxuvmjbQ
#63 [しゅん]
「お前に会いてぇの我慢できんやったけ会いに来た。
そんな泣くなよ。」
『何でおるん…』
目の前におるんにまだ電話で話す未来。
「だけ、会いてかったんちゃ。お前に。
降りてきて」
未来は目に涙をいっぱいためて、俺の前に現れた。
「嬉しいで泣きよんやろ?
久しぶり会ったんやけ、笑顔見せてや。
車乗れ!」
そう言って、車を走らせた。
:09/04/11 14:36
:PC
:bxuvmjbQ
#64 [しゅん]
俺のサプライズ。
っちゅーか、俺が会いたかったけん来ただけなんやけどね。
あんだけ、大丈夫っち言いよったんにやっぱ寂しかったんやなっち思って、何か俺も切なくなった。
一ヶ月間溜まりに溜まった話を一気にする。
お互いがマシンガントークだった。
こうやって未来と会っていると、
一ヶ月間ろくに連絡を取っていなかったのが、嘘みたいに思えて不思議だった。
:09/04/11 14:37
:PC
:bxuvmjbQ
#65 [しゅん]
その日、夜中までブラブラして未来を家まで送った。
ちょっとしか会えんやったけど、会ったことで気持ち的にも楽になったし
また頑張ろうと気合も入った。
未来が隣におるだけで、俺はパワーが出る。
会わん日が続いても、それはそれでやっていける。
寂しいけど。
でも、会えばやっぱ未来と一緒がいい。そう思える。
:09/04/11 14:37
:PC
:bxuvmjbQ
#66 [しゅん]
愛はパワーだよ!
その通りやな。
一時、未来の中ではやっていた言葉。
何かのドラマのセリフらしい。
冗談交じりで連呼する未来を見て、俺は「しゃーしぃ!」っち突っ込みながらも
その通りやと心の中でそっと納得していた。
:09/04/11 14:38
:PC
:bxuvmjbQ
#67 [しゅん]
そして、嵐も就活本番を向かえ、かなり気合が入っていた。
結構、内定もらっとったし嵐が頑張った結果やな。
そん中でも大手企業に目をつけてもらい、そこに就職することが決まった。
そりゃーでけぇ会社。
まじ知らん人おるん?っちぐらいの大手。
さすが嵐やなー。
俺だって普通に就活しよったら受かったはずやけど!笑
まぁ、地元から動くことはないっちゅー約束でそこに決定したんやけどね。
あと、野球のリーグに入るっち条件付。
俺ら地元・野球ラブやから。笑
そこまで運ぶ嵐君。
やっぱ口がうまいわー。
内定したのはいんやけど、一気に学校に来る日が減っていった。
:09/04/11 14:41
:PC
:bxuvmjbQ
#68 [しゅん]
そんな中、一次試験の結果発表。
部屋に一人、俺はパソコンの画面の前に座っている。
試験終わった当時は自信満々やったんに、時間が経った今はかなりの自信喪失。
このままダラダラしても、時間の無駄と決意し、思い切って画面をクリックした。
:09/04/11 14:42
:PC
:bxuvmjbQ
#69 [しゅん]
自分の受験番号を探す。
・・
・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
「あった!!!!!」
部屋には誰もおらんのに、一人叫んでしまった。
:09/04/11 14:43
:PC
:bxuvmjbQ
#70 [しゅん]
そして、速攻未来に電話する。
俺がもしもしを言う前に、未来は受話器から
『どうやった?』
そう聞いてきた。
「落ちた。」
『…うそやん』
「うっそー!受かったちゃ!!」
『はぁー???バカ!何で嘘つくん!!』
「俺が落ちるわけねぇやん」
『よかったー!!!』
「まぁ、こんなもんやな」
『ほんとよかったね。そんな強がり言いよるけど、実際見るときはドキドキしたくせに』
見透かされている自分が恥ずかしくなり、未来の言葉に
「うるせーちゃ!」
しか返せなかった。
:09/04/11 14:44
:PC
:bxuvmjbQ
#71 [しゅん]
『お祝いしよーね』
「まだ、一次受かったっち言って先生なれるわけやねぇんやけ!
二次受かったら、祝ってや」
『とりあえず、一次お祝いせな!』
「何かそれー」
『嵐に連絡した?』
「いや、お前に即効電話したけん。
今からする。」
『あたしが一番?』
「あたりめぇやん!一番に伝えたかったのはお前しかおらんやろ!」
未来の笑い声が受話器から聞こえ、未来が嬉しそうにしているのが目に浮かんだ。
『じゃあ、今週末デートしてね!』
「おう!また連絡するな!」
『わかった』
:09/04/11 14:45
:PC
:bxuvmjbQ
#72 [しゅん]
その週末は未来が俺ん家に来て飯を作ってくれて祝ってもらった。
夏休みで授業自体はねぇんに、今度は、二次試験に向けての勉強もせんないけんやったし大忙し。
家はテレビとか誘惑が多いけん学校で勉強するのが俺の日課になっていた。
夜は居酒屋のバイト。
嵐と顔を合わせるのは、ここだけやった。
それでも、試験があるけ回数を減らしてもらっていた。
何か、野球しよった時のがゆっくりしていた気がする。
最後の学生生活を思う存分楽しむ。
そんな生活とはかけ離れた生活。
あの時の俺は二次試験の為に気が狂ったように勉強していた。
:09/04/11 14:47
:PC
:bxuvmjbQ
#73 [しゅん]
未来と連絡を取る回数は減っていたが、程よく取れていたと思う。
そして追い込みの時期がやってくる。
週末、未来が俺の家に来ていた。
久しぶりに会う。
飯を食って、二人でまったりしていたとき。
未来が真剣な顔をして俺に話しかけてきた。
:09/04/11 14:47
:PC
:bxuvmjbQ
#74 [しゅん]
『しゅん』
「んー?」
『もうすぐ試験やね。』
「そーちゃー。まじ実感湧かんし」
『しゅんー。しゅんの試験が終わるまで連絡取るのやめよ?』
「は?」
『試験が終わるまでの間、連絡取らんどこ?』
「はぁ?お前何言いよん?」
:09/04/11 14:49
:PC
:bxuvmjbQ
#75 [しゅん]
『やっぱさ、今しゅんにとっては一番大事なときで
受かるか受からんかでこの先が180度変わると思うん。
やっぱ悔いのないようにやりきって欲しいし、それをあたしは応援したい。
その中にあたしが入る余裕なんかなくていいん。
今、目の前にあることをしゅんは一個一個クリアしていかないけんと思うんね。
やるからには一発で受かって欲しい。
就職浪人してほしくないし。
気持ちが無くなったとかやないで、しゅんに勉強に集中してほしいと。』
「いや…」
『もちろん、しゅんと連絡取りたくないわけやない。
でも、教育実習の時一ヶ月頑張れたんやけ大丈夫。
しゅんはあたしの心配せんで、しっかり勉強して?』
:09/04/11 14:50
:PC
:bxuvmjbQ
#76 [しゅん]
まさか、未来からこんなことを言われるとは思ってもねかって、かなり驚いた。
正直言うと、嬉しかったのもある。
これからの時期、連絡取を頻繁に取るのは難しいことを自分でもわかっていた。
でも、またそんなわがままを言うことは抵抗があった。
『寂しかった』と泣いていたあの未来が本当の姿やし。
今、連絡を取らんでいいと言うのは強がっている。
でも、頑張ってほしい気持ちが強いからこそ、未来の口からこんな言葉が出たんや。
そういう寂しい気持ちよりも、頑張って欲しいと言う気持ちを優先してくれたことが何よりも嬉しかった。
:09/04/11 14:51
:PC
:bxuvmjbQ
#77 [しゅん]
「いや、そこまでせんでいいよ」
『来るか来んかわからんメールを待つのも辛いもん』
「…そんなん言われたら何も言えんやん」
『大丈夫っちゃー!!寂しくなったら嵐だっておるし!!』
「嵐に言われるほうがもっと嫌やし。」
『あーまたやきもち妬いとるー』
「はぁ〜?」
『あたしは大丈夫やけん。
その代わり試験落ちたら、先生の夢諦めてもらうけー。
もう一年学生とか絶対許さん!!』
未来が俺に拍車をかけるために言っているのはわかっていた。
:09/04/11 14:51
:PC
:bxuvmjbQ
#78 [しゅん]
「落ちんし。
ぜってー先生なるし。」
『なら、精一杯頑張ってよ。
しゅんが先生になったとこ早く見たいなー』
その言葉だけで、一気に気合が入った。
「寂しくねぇ?」
『寂しいよ。でも、頑張ると!
しゅんが頑張りよるから!』
「ほんといん?」
『うん!しゅんがしんどくなってあたしの声聞きたくなったら、そん時は電話してね!
いつでも、元気わけちゃるけん!』
未来は俺のことを最優先に考えてくれた。
自分だってしんどいときがあるかもしれんのに。
もしそうなったとしても、未来は俺に連絡はしない。
それはわかりきっていた。
:09/04/11 14:52
:PC
:bxuvmjbQ
#79 [しゅん]
それから試験がある日まで未来から一切の連絡が途絶えた。
俺も、未来のことを忘れるかのように勉強に明け暮れる。
各都道府県の教員採用試験に合格して、尚且つ採用を待つという形。
県によっても違うが、特に高校の教師は採用が少なくとりあえず100倍は越える。
特に俺がいる福岡県は激戦区。
まぁ、体育の教師とかもっと狭き道やし。
自分で言うのもなんやけど、ほんまこんときは死ぬんやねぇかっちぐらい勉強した。
人生でこんなに勉強したのは始めて。
そしてコレっきり。
そうはっきりと言える。
:09/04/11 14:54
:PC
:bxuvmjbQ
#80 [しゅん]
そんな毎日はあっという間に過ぎ、気が付けば試験の三日前。
試験の前の日はしっかり寝ようと思っていたのもあって
三日間の内、二日間は寝ずに最後の追い込みをした。
やりきった俺は、緊張よりも試験を受けることが楽しみで仕方なかった。
:09/04/11 14:56
:PC
:bxuvmjbQ
#81 [しゅん]
試験の前の日の夜。
嵐が飯を作ってくれるっちゅーけん、風呂に入り、あとは寝るだけの状態で嵐の部屋に行った。
俺も嵐も料理はふつーに出来るし、苦でもない。
でも何となく一人で食うのは寂しいで、自炊はしていなかった。
嵐も一緒。
まぁ、勉強の合間をぬって飯を一緒に食いに行ったりしよったけど
ほんと飯を食ったらバイバイっち感じで。
久しぶりに嵐の顔をまともに見るような気がしながら、料理が出来るのを待っていた。
:09/04/11 14:56
:PC
:bxuvmjbQ
#82 [しゅん]
《とりあえず、気合入れて、カツやろ!しかもヒレカツな!!》
そう言いながら出てきたヒレカツ。
「カツはわかるけど、何でヒレカツなん?」
《いや、お前さ勉強してないくせにしれーっといい成績やったりするしさ。
それで、ひれーっとカツ!みたいな。
しれーっとをかけてひれーっとカツ!
どう?》
俺、爆笑!!!!
:09/04/11 14:57
:PC
:bxuvmjbQ
#83 [しゅん]
「お前、無理やりすぎやろー!!
でたんウケるし!!!
やべぇーぜってー受かるわ、俺」
《そやろ?受かる気してきたやろ?
ちゅーか、お前ウケすぎやから!》
「いや〜お前最高やね!
ちゅーかまじうめそうやし!!」
《嵐くん特製ソース付やから〜
食っていいで!》
「でたんうめぇ!!!
このソースやべぇね!!」
和風ドレッシングのようなソースのようなたれがかかっていて、ほんまうめかった。
:09/04/11 14:58
:PC
:bxuvmjbQ
#84 [しゅん]
「未来のが上手やけど、お前の料理もめっちゃうめぇわー」
《そう言ってもらえると、作り甲斐があるわ!!
明日頑張ってこいよ〜!!》
飯を食い終わり、二人でゆっくりしてテレビを見ていた時。
ふと、未来に頑張ってくるっち電話しようと携帯を開いたと同時に嵐のドアフォンが鳴った。
:09/04/11 14:59
:PC
:bxuvmjbQ
#85 [しゅん]
嵐は電話を取り、《あいー》っと言ってすぐ切った。
誰か知っとるやつやったんやろう。
オートロックを開けたみたいやった。
「誰?客なら俺戻るばい!」
《いや、いいよ。》
「そーなん?でも、もう戻ろかなー
どーせ、明日はぇーし。腹いっぱいなったら寝むてぇし。戻って未来に電話しよー」
:09/04/11 14:59
:PC
:bxuvmjbQ
#86 [しゅん]
《いや、もうちょっといいやん。
久しぶりこんなんしよんやけさー》
「お前気持ちわりぃーちゃ!
俺ら付き合いよーみたいやんけ。」
《いーやん。ここ両思いやろ?》
「うざ!!!」
笑ってそんなん言いながら、来客者を待っているとチャイムが鳴った。
嵐が玄関まで行き、客を連れて部屋に入ってきた。
:09/04/11 15:00
:PC
:bxuvmjbQ
#87 [しゅん]
『お邪魔します!』
そう言って入ってきたのは未来。
俺はビックリしすぎて声が出なかった。
《何とか言えよ!!》
「はぁ〜???」
《大成功やな!》
『うん!!』
「何??これ。」
『しゅんー。明日頑張ってね!!
これお守り。
絶対受かりますようにっちめっちゃお願いしてきたけん!!』
そう言って渡してきたのは大宰府天満宮のお守り。
:09/04/11 15:01
:PC
:bxuvmjbQ
#88 [しゅん]
ここは学問の神様で有名で結構県外からも来る有名なとこ。
「お前、一人で行ったん?」
『うん。嵐が付いてきてくれるっちゅったんやけど、自分で全部したかったけん。
しゅんも一人で頑張りよるから』
「はぁ?」
『凄いやろー??』
「うん。すげぇ。お前一人で大宰府まで行ったんやろ?」
『うん』
「ありがと。」
『嵐ーーーー!!トイレしたい。
もうずっと待ってたんやけー』
《はぁ???はよ行ってこいちゃ!!
しゅんの部屋と一緒!》
バタバタ走って便所に向かう未来を見て、二人とも大爆笑だった。
:09/04/11 15:01
:PC
:bxuvmjbQ
#89 [しゅん]
「あいつ、ほんま一人で行ったん?」
《そーちゃ!あの方向音痴で大宰府までとかぜってぇ危ねぇっち思ったけんさ、連れて行くっちゅったん。
でも、一人で行くっち聞かんけんさ。
全部自分の力でしたいとか言って、全然聞かんやったけね。
まぁ結局、迷ったとか言って電話かかってきたんやけどな。
でも誰かに聞くのが嫌で、一時一人で頑張ったらしいばい
そこがまたあいつらしーやろ。》
「ぜってー明日受からんないけん。
めっちゃ気合入ったわー」
《そろそろ俺もゆっくりしたいし、自分の部屋戻ってくれん?》
空気を読んで言ったのか、俺らの仲の良さに嫉妬して言ったんかはわからんけど。
まぁ、気を利かせたっちことにしとこうか。
:09/04/11 15:05
:PC
:bxuvmjbQ
#90 [しゅん]
「未来!戻るぞ!」
そう言うと、犬のように付いてきた。
未来は嵐にこそこそと話をして、俺の袖を引っ張る。
何を話たんか考えたけど、多分サプライズありがとうとかやろうと思い気にしなかった。
それよりも、袖を引っ張って『待って』と言う未来が可愛すぎてやべぇ俺。
「いやぁー待たん!」
とか強気な言葉を言いながらも、心ん中は未来のことでいっぱいだった。
久しぶりに見る未来に対してドキドキが止まらなかった。
:09/04/11 15:06
:PC
:bxuvmjbQ
#91 [しゅん]
部屋に入ってすぐ、未来にキスをすると
『しゅん。無理矢理すぎー』
っと笑いながら言っていた。
「会いてかった…」
正直に俺の気持ちを言うと未来はニコっと笑いながら、抱きしめ返した。
そしてもう一度キスをする。
『しゅんがそんなんなるの珍しいね』
「だって会いてかったもん。
お前風呂入って来た?いー匂いがする。」
『うん、入ってきたよ。
今日偉い素直ー。あたしも会いたかったよ』
:09/04/11 15:07
:PC
:bxuvmjbQ
#92 [しゅん]
「お前かわいー!!」
照れて笑いながらも
『ねね、お家あがろうよ』
と未来。
その言葉でふと我に返り、まだ靴も脱いでねぇことに気が付いた。
「俺、焦りすぎやな。いー匂いに興奮しすぎた!」
『はぁ〜??もうーどんだけなんー!!』
笑いながら、お互いに靴を脱ぎ部屋に上がった。
:09/04/11 15:08
:PC
:bxuvmjbQ
#93 [しゅん]
「お前、今日会社は?」
『行ったよー。明日は創立記念で休み。三連休!!』
「じゃー泊まれるな!」
『今日は友達の家に泊まるー。
しゅんは最後の追い込みをしなさい』
「はぁ?もうやりきったし。
あとは試験受けるのみちゃ!!」
『だめー。』
そんな未来に少しムカつく俺。
せっかく久しぶりに会ったんに、それはねぇやろ。
でもふつーに考えたら、未来は俺に会いたいでたまらんかったに違いねぇし。
:09/04/11 15:08
:PC
:bxuvmjbQ
#94 [しゅん]
「お前、俺とおりたくねんやろー?」
冗談っぽく突っ込むと意外な答えが返ってきた。
『違うよ。ずっとしゅんと一緒におりたいっち思う。
今までは会えるだけでいいっち思ってたんに、こうやって一緒におると、いっぱい欲が出てきて
手繋ぎたいとかもっと近くにおりたいとか、抱きしめてもらいたいとかチューして欲しいとかわがままになるんやもん。
明日の試験が終わるまで、わがままは禁止なん!』
「何かそれ。
そんなん全部かなえちゃーわ」
:09/04/11 15:09
:PC
:bxuvmjbQ
#95 [しゅん]
『ダメなん!!試験が終わるまではダメ!』
「あんさ、それはわがままっち言わんけん。」
『あたしの中ではわがままなん。』
「じゃあー俺のわがまま聞いてもらおうか」
そう言って、手を握る。
そしてキスをしながら抱きしめた。
未来の目からは涙が流れ、この二ヶ月間、ほんとに頑張ってくれたと感謝でいっぱいだった。
:09/04/11 15:10
:PC
:bxuvmjbQ
#96 [しゅん]
「この先は、明日の楽しみでとっとこうか?
全部してしまったら、試験頑張った後、何の楽しみもねぇもんな。
それじゃ、試験頑張れんし。」
『何言いよん!ばか!』
「未来、ありがと。
ぜってー受かると思うわ。
お前のお守りのお陰で。」
『頑張ってね。』
「今日、泊まるやろ?」
『どーしょう…』
「いいやん。俺にパワーくれよ。
愛はパワーなんやろ?」
『めっちゃ古いの出してきたね。
そそ。愛はパワーなん。』
:09/04/11 15:11
:PC
:bxuvmjbQ
#97 [しゅん]
「じゃー、今日はお前を抱きしめながら寝て、明日のパワーためよ!」
そう言って二人でベットに入る。
『明日何時起き?』
「一応、5時。」
『5時ね!』
「起こしてくれるん?」
『うん!任せて!お弁当作ろ!!』
「まじ?」
『うん♪』
↑このうん♪がでたん可愛いで俺は瞬殺。
覚め止まぬ興奮を必死に沈め、未来を抱きしめながら眠りに付いた。
:09/04/11 15:12
:PC
:bxuvmjbQ
#98 [しゅん]
次の日の朝。
目覚ましを自分で消す。
まだ寝たりず、そのまま寝る。
そんな俺に『起きて』と起こす未来。
「んー?」
『しゅんー。5時過ぎとるよ。起きてー。』
「んーーー」
うっすら目を開けると、未来が俺を揺すっていた。
「おはよ」
『おはよー』
「何時?」
『7時過ぎとる』
「まじ???????」
『嘘。』
そんな未来の嘘で一気に眠気が飛んだ俺。
そして、いい匂いが部屋にもれていた。
:09/04/11 15:13
:PC
:bxuvmjbQ
#99 [しゅん]
『しゅん。朝ごはん食べるよね?』
「食う!!」
『じゃあ用意するね』
そう言って、未来は台所に行った。
その間俺は顔を洗い、髪を濡らし、スーツの用意をする。
自分の用意が終わり、テーブルを見ると豪勢な朝飯が用意されていた。
味噌汁、玉子焼き、ウインナー、ベーコンとピーマンを炒めたの、サラダ、飯。
十分過ぎる朝飯やろーーー。
朝から飯が進み、2杯食った。
:09/04/11 15:13
:PC
:bxuvmjbQ
#100 [しゅん]
身だしなみをきちっとして、持ち物の再確認。
俺は保健体育教師の試験やから、実技もある。
ジャージや運動靴も忘れずに持った。
髪型もバッチリ決め、後は出るだけ。
ネットでニュースをチェックして、テレビも確認。
「よっしゃ!そろそろ行こっかね!」
『うん!早めに出たがいいよ!!』
「やな!!ちょっと見直しもしてぇし!」
そう言って、早めに家を出た。
『しゅんー。頑張ってね!!』
「おう!ちゃんとお前から貰ったお守りも持ったし!!
やれるだけ俺の力発揮してくるけん、応援しとってなー」
『うん!!』
「いってきます!!」
『いってらっしゃい!!』
玄関まで出てきた未来にキスをした。
:09/04/11 15:14
:PC
:bxuvmjbQ
#101 [しゅん]
マンションを降りてチャリに乗り、信号待ちの時。
ふと、振り返ると未来が俺の部屋のベランダがら手を振っていた。
『いってらっしゃい!頑張ってね!』
そう言っている。
声は聞こえないが、口の動きでわかった。
俺は笑ってしまった。
ふと周りを見ると人が結構おって、やべーと焦る。
人を気にしながらも未来に手をあげると、未来は満面の笑顔で手を振っていた。
:09/04/11 15:14
:PC
:bxuvmjbQ
#102 [しゅん]
そんな未来に見送られ、会場入り。
試験を受ける。
難しかったが、俺なりに感触はつかめた。
今まで出し切ったことを俺なりに発揮は出来たと思う。
これ以上に緊張したときはなかったっちぐらい緊張したけど。
やっぱ難しいだけあって年齢層もバラバラやし、何より気合が違う。
俺も負けられんっち張り合いが出たけん、俺にとってはプラスやったんやけどね。
緊張とプレッシャーとでヘトヘトな俺。
やっと試験が終わり、家に帰る。
そんな俺にまた豪勢な夜飯を用意してくれていた未来。
感謝の気持ちでいっぱいだった。
:09/04/11 15:15
:PC
:bxuvmjbQ
#103 [しゅん]
その夜も未来は俺の家に泊まり、昨日の続きをする。
「じゃあ、昨日の続きしよーや」
そう言うと未来はわかっていないのか
『?』
という表情。
「ついに解禁やー!!」
そう言って未来を抱きしめると、バカ!!とか言いながらも力が抜けたように俺に身をゆだねていた。
久しぶりに未来を抱くけか、俺は少し緊張している。
そんな素振りはぜってぇ見せんけどね。
試験からやっと開放され、未来のことだけを考え、未来を感じ、未来を思い、一緒に過ごせる時間をかみ締めていた。
:09/04/11 15:16
:PC
:bxuvmjbQ
#104 [しゅん]
試験も終わり、やっとひと段落した頃。
俺の休みがやってきた。
もし、試験に落ちたら勉強して、また来年再試験を受けるつもりやったから
落ちればプラス一年間の学生生活が待っている。
しかも、落ちれば自分で学費稼いで学校行くつもりやったし。それだけはまじ勘弁やった。
でも、落ちる為に勉強してきたわけやねぇし、自分のやってきたことを信じるだけや。
とりあえず、結果が出らな俺の進路はどうなるか分からない状態だった。
一気に今までたまっていたストレスを発散させるべく、嵐とも野球部の奴らとも遊びまくった。
寝らん日とかあって当たり前の生活。
きついはずなんに、それが楽しくて仕方なかった。
未来とも。
土日はほぼ未来と過ごし、未来は俺の家に泊まりに来る。
二人でゆっくり過ごす日もあれば、野球部の奴らと交じってボーリング行ったりカラオケ行ったりして遊んでいた。
:09/04/11 15:17
:PC
:bxuvmjbQ
#105 [しゅん]
そんな中、兄貴の結婚式がやってきた。
そして、その日は未来の誕生日。
もちろん、未来も参加する。
嵐一家も参加する。
未来にはよりを戻した時、話をしていた。
未来は遠慮しとくっち言いよったけど、俺のお袋も兄貴もサナコも是非来てくれと言いよって。
:09/04/11 15:17
:PC
:bxuvmjbQ
#106 [しゅん]
「気まずいなら、俺がうまく言っとくけん。お前が言いように決めていいばい!
来たいっち思うなら、一緒お祝いしよーや。」
『行きたいけど、あたし部外者っち感じやない?』
「いや、俺の隣におるんやけ全然いーやろ!
俺もお前一人になるようなことはせんし。
でも、無理せんでいいけん。」
『行きたいと。行きたいんやけど、何かわかる?』
「わかるちゃ。周りの目も気になるんやろ?
そこら辺なら大丈夫ちゃ!俺の彼女です!!!っち自信持って紹介するけん!」
『うんー』
「サナコとお前仲いんやけ、そんな遠慮いらんやろ」
『行く!!』
「よっしゃ!じゃあ、決定な!」
兄貴とサナコに報告すると、ありえないぐらい喜んでくれた。
:09/04/11 15:18
:PC
:bxuvmjbQ
#107 [しゅん]
結婚式当日。
俺は細身のスーツでバシっと決め、未来は可愛いワンピースを着ていた。
普段の未来はどっちかとういうと甘めよりもカッコイイ寄り。
でも、この日はめっちゃ甘め。
甘めっち言っても、ブリブリやねぇで未来らしい甘め。
こっちの未来もめっちゃ可愛かった。
:09/04/11 15:23
:PC
:bxuvmjbQ
#108 [しゅん]
『しゅんのスーツカッコイイねー』
「俺はいつでもカッコイイけん。」
『でたー自意識過剰ー自分で言うけねー』
「お前も今日めっちゃ甘めやな!」
『結婚式やもん!可愛くいきたいやん。このワンピ可愛くない?』
「おう!めっちゃ可愛いやん!お前っぽいもんな。このために用意したんやろ?」
『うん。そーやろー!!色々回ってこれに決めたと!』
「よう似合っとーで!」
『嵐にも聞いてこよ〜〜』
:09/04/11 15:24
:PC
:bxuvmjbQ
#109 [しゅん]
そう言って走っていった。
嵐にも可愛いと言われたのか、めっちゃ笑顔で戻ってくる未来。
結婚式という滅多に無いイベントごとに未来のテンションも上がっていたんやろう。
いつもよりはしゃいでいた。
「お前ちゃんと色紙持ってきた?」
『持ってきた。でも、式の時は言えんやろー?』
「そやな。色紙でけぇけん入らんやろ?」
『そう思ってちっちゃいの持ってきたんやけど…』
:09/04/11 15:25
:PC
:bxuvmjbQ
#110 [しゅん]
兄貴の知り合いにはプロの選手が何人かいる。
一軍で活躍しよるのもおれば、二軍の奴もおるんやけど。
それでも、ぜってぇサインが貰えるタイミングはあると思い、未来に前もって色紙を持ってこいと伝えていた。
「まぁ、いつ貰えるかわからんけん、取り合えずそのまま入れとけ」
そして俺は兄貴にチラっと話をした。
:09/04/11 15:32
:PC
:bxuvmjbQ
#111 [しゅん]
「兄貴の友達誰が来るん?ちょーサイン貰いたいんやけど」
【未来ちゃん?】
「そそ。まぁ、俺が色紙持ってこいっち言ったんやけど。
サインしてもらえるタイミングあるやろ?」
【あぁ。もう俺言っとーばい。野球が猛烈に好きな子が来るけよろしくっち】
「まじ?」
【おう!お前の彼女っち言ったらみんな会いてぇっちノリノリやったし】
「うそやん!!未来に言ったら死ぬばい。」
【やろーな!前さ、俺がお前に未来が野球選手の中で誰が一番好きか聞いたの覚えてねぇ?】
「いつ?」
【結構前と思うけど。】
:09/04/11 15:33
:PC
:bxuvmjbQ
#112 [しゅん]
「川崎と小斉っち俺言った?」
【おう!その二人のサインも頼んだばい!】
「まじ????」
【多分、してくれとーと思うけど。】
「あいつ、死ぬな。」
大爆笑する兄貴。
【俺からの誕生日プレゼントちゃ!まぁ、未来が誕生日っちこと軽く言ったけん、サプライズもあるかもな。
わからんけど。】
「やべぇーあいつそーとー喜ぶと思うわ!兄貴、あいつの誕生日覚えとったん?」
【あたりめぇやろ!まぁ、直前まで未来には言うな!興奮するけん。】
「そやな…言ったら、死ぬ。」
言ったときの未来を想像しても、やばい映像しか浮かばなかった。
:09/04/11 15:33
:PC
:bxuvmjbQ
#113 [しゅん]
さすが、兄貴。
めちゃめちゃ人脈が広い奴。
これは芸能人の結婚式かっちぐらいすげー披露宴。
ふつーにプロ野球選手とか、コーチとか来とったし。
俺もプロに友達おるけど、兄貴ほどやねぇ。
こんなところでも兄貴の凄さに驚かされた。
そんな光景に未来は終始興奮し通しだった。
:09/04/11 15:34
:PC
:bxuvmjbQ
#114 [しゅん]
式自体もめちゃめちゃ凄かった。
各テーブルに兄貴とサナコからの手紙が置いてあった。
俺ら親族のテーブルにも。
しかも、一枚一枚手書き。
一人一人それぞれの感謝の言葉が書かれとって、300枚近い人数分を兄貴たちが書いたと想像しただけでも、すげーの一言。
でも、そんな兄貴たちの式に対する気持ちとか祝ってくれる人への感謝がが伝わって、俺は親族なんにジーンときた。
入場してきた瞬間、兄貴がカッコイイのはさながら、サナコの綺麗さにビックリした。
未来の目も点になっている。
:09/04/11 15:34
:PC
:bxuvmjbQ
#115 [しゅん]
『しゅんー。サナちゃんめっちゃきれーーー』
「やべぇな」
『あんなお嫁さんなりたい』
「あれ、やべぇやろ」
俺はとっさに誤魔化したが、未来にもやっぱ結婚願望はあるんかなーと感じた。
未来はそんなつもりなく言ったかもしれんのやけど…
二人の結婚式を目の前にして、未来との将来を考える俺がいた。
:09/04/11 15:34
:PC
:bxuvmjbQ
#116 [しゅん]
披露宴中は、やっぱサインを貰うことが出来んかった。
ガッカリする未来。
兄貴たちが出て行った後、みんなが一斉にフロアから出てそれぞれが話をしていた。
サナコの友達は有名選手にたかっていた。
それを見て、もっと落ちる未来。
「未来。一緒サイン貰い行こーや!」
『ううん。いい。』
「何で?」
『やっぱ、こんな結婚式なのに色紙持ってきたりとか場違いやん。
サインしてもらうために、ここ来たわけやないし。
ちょっと反省した。』
:09/04/11 15:35
:PC
:bxuvmjbQ
#117 [しゅん]
「何でかちゃ!!俺がお前にそう言ったんやんけ!
そんなん言う奴おったら、俺が言うちゃ!!」
『ううん。また機会があった時でいいけん。
気ぃ使ってくれてありがとね!』
そのとき。
[しゅん!お前元気やったか?]
そう話しかけられた。
その相手は兄貴の友達でプロ野球選手。
俺がまだちっちぇ時、可愛がってもらっていた。
:09/04/11 15:36
:PC
:bxuvmjbQ
#118 [しゅん]
「久しぶりっす!めっちゃ元気しとーっすよ!そっちこそすげぇっすね!」
[まぁ、こっちはこっちで色々あるちゃ!お前、でかくなったな!]
「あっそーなんすか?俺、イケメンなんすよー」
[おーそれ否定出来んもんなー!!彼女?いや、奥さん?]
「いずれそーなりますけどねー。彼女っす!」
『はじめまして。しゅんがお世話になってます』
さっきまで、いいっち言いよったくせに、未来の目はキラッキラしている。
:09/04/11 15:36
:PC
:bxuvmjbQ
#119 [しゅん]
[あー了が言いよった子か!!未来ちゃんはじめまして!]
未来の目がでかくなる。
「な!」
『えぇー何であたしの名前知ってるんー??』
未来はてんぱって俺にそう聞いた。
「まぁ色々あるんちゃ!」
[未来ちゃん誕生日おめでとう!]
未来は何で?っち顔をしながらも
『ありがとうございます!!』
と言った。
:09/04/11 15:37
:PC
:bxuvmjbQ
#120 [しゅん]
そんな緊張せんでいーよ!]
「そそ!ふつーにタメ語でいいけん!」
[お前はダメ]
「あっ…すいません。」
[未来ちゃんにプレゼントがあるっちゃ]
『えぇ???』
[はい、これ。]
それを見た瞬間、未来は顔を手で隠した。
そしてしゃがみこむ。
「どしたん?」
そう言って覗き込むと未来は泣いていた。
:09/04/11 15:37
:PC
:bxuvmjbQ
#121 [しゅん]
[そんな緊張せんでいーよ!]
「そそ!ふつーにタメ語でいいけん!」
[お前はダメ]
「あっ…すいません。」
[未来ちゃんにプレゼントがあるっちゃ]
『えぇ???』
[はい、これ。]
それを見た瞬間、未来は顔を手で隠した。
そしてしゃがみこむ。
「どしたん?」
そう言って覗き込むと未来は泣いていた。
:09/04/11 15:38
:PC
:bxuvmjbQ
#122 [しゅん]
「泣きよんすけど…」
[はぁ〜???まじ?]
『どうしよー』
「お前の為に貰って来てくれたんちゃ!ちゃんと受け取り!」
泣きながら、硬球を受け取り
『ありがとうございます』
と言った。
:09/04/11 15:39
:PC
:bxuvmjbQ
#123 [しゅん]
[そーとー野球好きなんやね!]
『はい…』
「サイン頼んでいーっすか?」
[何ぼでもしちゃーよ!みんなにも言っちゃーけん]
そう言ってみんなを集めた。
「せっかく綺麗に化粧しとんに。泣き止め!!
せっかく写真撮ってもらえるんやけ!
デジカメ貸してん?撮っちゃーけん。
これが俺からの誕生日プレゼントな!」
『ありがと…』
涙を拭き、俺にデジカメを渡した。
:09/04/11 15:39
:PC
:bxuvmjbQ
#124 [しゅん]
[未来ちゃん!おいで!!]
未来にはど真ん中が用意され、おいでおいでと招かれる未来。
集まったみんなの所に駆け寄る未来。
そして俺はカメラマン。
一枚撮ると、未来ちゃん表情が固いねん!と突っ込みが入っている。
肩を抱き寄せたり、手を繋いだりされて未来はますます緊張していた。
「お前、もーちょい嬉しい顔せぇよ!」
[厳しい彼氏やなー。もう未来ちゃん俺にしとき!!]
そんな冗談言われたけか、未来の緊張と興奮も落ち着いた様子。
《お前も入れ!》
ナイスなタイミングで嵐がカメラマンを代わってくれた。
:09/04/11 15:39
:PC
:bxuvmjbQ
#125 [しゅん]
「未来は渡しませんけど!」
[でたー。何?このラブラブ。未来ちゃん、俺のが金持ってるでぇ??]
こんな言葉に未来は
『結婚してください!』
そう返した。
周りは一気に笑いに包まれ、その場の雰囲気がめっちゃ和んだ。
「はぁー???お前どんだけなん!」
そんな言い返しにも、未来は全然聞く素振りすら見せずみんなと話している。
さっきまでいいと言っていた癖に、みんながサインしちゃるっち言い出したんかちゃっかりと色紙にしていもらっていた。
未来がめちゃめちゃ嬉しそうに話しているのを見ると、俺まで幸せな気持ちになれた。
それから一時経ち、未来の興奮も落ち着いたのか俺の隣に来る。
:09/04/11 15:40
:PC
:bxuvmjbQ
#126 [しゅん]
『しゅんーーー!!!めっちゃすごい!!家宝が増えた!!』
「お前、こんなんが家宝っち言いよったらきりねぇやんけ」
『だってー!!!ムネリンのサインボール!!!本物やもん!!!』
「ちょー貸してん?」
『いや!!手洗ってきてからにして!!』
「何でかちゃ!!汚くねぇちゃ!」
『だめ!!!お家帰ったら、すぐケースに入れると!!』
いかにも俺の手が汚れてますみたいな言い方しやがって。
誰のお陰で貰えたんかっち話や。
:09/04/11 15:40
:PC
:bxuvmjbQ
#127 [しゅん]
サインが貰えた
↓
結婚式にプロが来ていた
↓
プロに友達がいる
↓
野球が上手かったから
↓
それは誰?
↓
兄貴
↓
誰の?
↓
「オレ」
もとをたどれば俺のお陰や!!!
わかってねぇなと思いながらも、未来の優越に浸った姿を眺めていた。
:09/04/11 15:41
:PC
:bxuvmjbQ
#128 [しゅん]
二次会もワイワイ騒いぎまくった。
兄貴の友達は俺と嵐の先輩でもあって、久しぶりに会う人ばっか。
昔の話でめちゃめちゃ盛り上がったし、未来も俺らがちっちぇ時の話を興味津々に聞いていた。
そんなこんなで長いようで短かった結婚式も終わり。
未来は少し酒を飲んだみたいやけど、それほど酔ってねかった。
俺と嵐は浴びるように飲んだが、普段と変わらず。
嵐と未来と俺でタクシーに乗り、家まで帰る。
俺の家でまた3人で飲みなおした。
:09/04/11 15:41
:PC
:bxuvmjbQ
#129 [しゅん]
そんな未来に嵐からプレゼント。
《誕生日おめでと!》
『えぇー嵐も?』
《そんな高けぇもんやねぇけど。》
『全然嬉しい!!貰えるとか思ってなかった
開けていい?』
《おう!》
俺も何を買ったんか知らんやった。
こいつ何買ったんやろーっち思いながら未来が開けるのを見ていた。
袋から出すと、可愛くラッピングされた箱が出てきた。
箱や袋を見ても何のブランドかわからん。
未来が中を開けると、その箱からキラキラしたものが出てきた。
:09/04/11 15:42
:PC
:bxuvmjbQ
#130 [しゅん]
『あーーーーー!!!!!!』
《?》
「?」
嵐も俺も未来のテンションに何があったのかわからない。
『シュシュやんーーーーー!!!!!!』
《お前、欲しいっち前に言いよったやろ?》
『うん!!しかも、○○やん!!!!』
↑名前忘れた。
《俺センスいいやろー!》
『これめっちゃ高いのにー。めっちゃ嬉しいありがと!』
《そーやって喜んでくれただけで俺は嬉しいわ!》
:09/04/11 15:42
:PC
:bxuvmjbQ
#131 [しゅん]
「よかったな!!ずっと欲しいっち言いよったもんな!お前っぽいやん。」
《色がいろいろあってからさー。ちょい迷ったけど、未来はコレやな!っち思って速攻決めたちゃ!》
未来がずっと欲しいと言っていたシュシュ。
シュシュ?で合っとるよな^^;
何か知らんけど、髪の毛結ぶゴムみたいなの?
しかもそこら辺に売りよるのやねぇで、百貨店にしか売ってない高けぇちゃんとしたやつ。
前、買い物行ったときに見たやつで、値段にビックリしたのを覚えている。
さすが嵐!センスいーなーと関心した。
:09/04/11 15:43
:PC
:bxuvmjbQ
#132 [しゅん]
未来がガサガサと何かを出してきた。
サインボールと色紙。
『しゅんー。しゅんもありがとう!こんなプレゼントめっちゃ嬉しい!!』
そー言えば、俺はこれが誕生日プレゼントと話をしたんやった。
兄貴からなんに。
「未来ー。」
『ん?』
「それ、俺の誕生日プレゼントやねぇっちゃね…
それ了から。
ほんとはコレー。」
そう言って出したのは靴。
俺はこっそり靴を用意していた。
:09/04/11 15:43
:PC
:bxuvmjbQ
#133 [しゅん]
『えーーーー!!!!』
「誕生日おめでと!」
『靴やん!!!!!』
「開けてん?」
『ありがとう!!』
嬉しそうにニコニコしながら、包装を解いていく未来。
ただそれだけで、胸がいっぱいになっていた。
『あー!!!!パンプス!!』
「お前が欲しいっち言いよったやつ」
『何でー??』
「こっそりリサーチしとったんちゃ」
『めっちゃ嬉しい!!!』
「履いてん?」
大きく頷き、未来は靴を履く。
ヒールが高いけか俺の肩に手をつきながら履いた。
:09/04/11 15:44
:PC
:bxuvmjbQ
#134 [しゅん]
『めっちゃかわいい…』
目をうるうるさせながら、見てみてと俺たちに言う姿を見るとすげぇ嬉しかった。
『今日は最高の日ーー!!』
兄貴たちの結婚式を見て、自分の誕生日を祝ってもらって、よほど嬉しかったのか
ずっと靴とシュシュを離さず持っていた。
:09/04/11 15:44
:PC
:bxuvmjbQ
#135 [しゅん]
一時何事もなく、いつも通り過ごしていた。
そんな毎日が当たり前のようで当たり前やねぇ幸せ。
遊ぶ金とは別に俺はコツコツと貯金していた金がある。
理由は卒業旅行費。
野球部の奴らとは、沖縄に行く計画を前々からしていた。
そして未来とも。
未来とは二人でお金を貯めよっち言いよって。
未来は京都に行きたい。
俺はスノボに行きたい。
とりあえず、季節的に未来の意見を優先して京都に行くことになった。
:09/04/11 15:46
:PC
:bxuvmjbQ
#136 [しゅん]
秋の京都はもうすでに肌寒くかったが、すげぇよかった。
途中で着物着せてくれるとこがあって、二人で着替えた。
もち有料やけどな。
自分で着物選べて、着付けしてくれて、写真撮影までしてくれる。
ちょーど髪の毛も団子にしとったし、着物に着替えた未来もめっちゃ可愛いかった。
観光に来ている外国人の人に一緒に写真を撮ってくれとしょっちゅう言われ
モデル気分の俺。
まぁ、俺がメインやねぇで未来メインなんやけど。
着物やけか、すれ違う人にガン見される。
イケメンと美女が歩きよるから、当たり前やなー。
:09/04/11 15:46
:PC
:bxuvmjbQ
#137 [しゅん]
京都の大学に行った奴らに穴場なとことかを前もって聞いていた俺。
未来にそのことはしゃべらず、まんまと俺の手柄にしてやったり!
未来もめっちゃ楽しそうにしていた。
旅行から帰ってきても、未来とは定期的に会いよったし、ほんま順調に毎日が過ぎていた。
:09/04/11 15:46
:PC
:bxuvmjbQ
#138 [しゅん]
そしてやってきた俺の誕生日。
未来と飯を食う約束をしとって、北九まで帰った。
未来の仕事が終わる時間まで地元の友達に相手してもらい、未来を会社まで迎えに行った。
未来が走って俺の車までやってくる。
いつもの未来と違って大人っぽかった。
「おーお前今日偉い大人やん」
『そう?』
「何か違うな」
『これ脱いだらもっと違うんやない?』
そう言って、コートを脱いだ。
すると、コートの下は会社の制服だった。
:09/04/11 15:47
:PC
:bxuvmjbQ
#139 [しゅん]
「やべーーーーー!!!!!」
『は?』
「萌えるし燃える。今日の夜はやべぇ!」
『何言いよん?バカ』
「それ、夜の為に着て帰ってきたんやろ?」
『はぁー??相手にしてられん。
しゅんが待っとるけっち思って、ダッシュで出てきたん!』
「そーなん。夜、またそれ着てな!
今日はやべぇーーーーー」
『バカ!エロ!着るわけないやろ!』
呆れ顔の未来。
そんな冗談を言いながら、俺は車を走らせた。
:09/04/11 15:47
:PC
:bxuvmjbQ
#140 [しゅん]
「お前さ、荷物多すぎやろ」
『だって、着替えが入っとるんやもん。
靴も持ってきたけん、めっちゃ大荷物ー。
後ろで着替えていい??』
「そーなん。いいでー。座席倒して後ろいけ!」
『ちゅーか…これ、外から見えんよね?』
「スモークで見えんと思うけど。」
『えーーーー??それっち多分?』
「大丈夫ちゃ!お前のなんか誰も見らん」
『最悪ーーーー。』
「嘘ちゃ!なるべくしゃがんで着替えろよ!」
未来は後ろでゴソゴソしていた。
着替え終わった未来は助手席に移動する。
:09/04/11 15:48
:PC
:bxuvmjbQ
#141 [しゅん]
やっぱいつもよりも大人っぽい未来。
「やっぱお前今日違うわ。」
『たまにはね!』
そんな意味深な発言をしたが、俺はそれ以上突っ込まなかった。
二人でオシャレに未来が予約していたレストランでディナーを食って、ドライブをしていた。
次の日、未来は有給を取ってくれたみたいで泊まり。
時間はゆっくりあった。
散々ドライブした後、久しぶりにホテルに行くことになった。
未来が行きたいっち言っていたホテルなんやけど、すげぇ高いらしい。
:09/04/11 15:48
:PC
:bxuvmjbQ
#142 [しゅん]
「何でそこがいん?」
『何かね、めっちゃオシャレで中が凄いん!!!
しかもラブホやないと!家族とかでも泊まれるホテルなんよー』
「ビジネスやねん?」
『ビジネスクラスもあるっち書いてあったけど、違うと思うよ』
「そーなん」
『めっちゃオシャレやけ、楽しみしとって!!』
俺は半信半疑のまま運転していた。
:09/04/11 15:49
:PC
:bxuvmjbQ
#143 [しゅん]
場所は中州。
明らかにラブホやろ!とか自分に突っ込みを入れる。
でも、ちょーど川沿いで夜景が綺麗そうな感じ。
駐車場に車を入れると
『ちょっと受付してくるけ待っとって』
そう未来に言われ、車で待っていた。
10分ぐらい待っとったやっか。未来が戻ってきて、中に入れるとのこと。
荷物を持って中に入るとそこはありえない光景だった。
:09/04/11 15:49
:PC
:bxuvmjbQ
#144 [しゅん]
俺の予想とは反して、めちゃめちゃオシャレな玄関。
受付の男の人もバシッとスーツが決まっていて、そこらへんのビジネスとは明らかに違う。
前面透明のガラス張りで、中にはちっちぇけど滝と池まであった。
「すげぇなここ。」
『やろー???』
そう言いながら、エレベーターに乗る。
そのエレベーターには電気というものが付いてなく、光っているのは階数のボタンと開閉のボタンだけ。
うーっすら真っ青のライトが上から一部分だけ照らされとって、まじかっこいい。
:09/04/11 15:49
:PC
:bxuvmjbQ
#145 [しゅん]
「ここ、やべぇやろ」
『凄いね!!』
「お前さ、誰かと来たことあるん?」
『ないよー!!何を疑っとるん?バカ!ネットで見つけたん!』
「ふーん。」
ちょっと不安になり、若干未来を疑う俺をよそに未来は
『何このエレベーター!!!!』
とハイテンション。
そんな未来を見ると、こいつが他の男と…とかねぇな!そう思った。
:09/04/11 15:50
:PC
:bxuvmjbQ
#146 [しゅん]
そこでも大荷物を持って部屋に入る未来。
俺の荷物の整理もしてくれいていた。
『しゅんーipod持ってきとる?』
「あるで」
『テレビの前にスピーカーあるけん、つけてみて』
「まじ?ちょー待って」
そう言いながらipodを探し、専用のアダプタにセットした。
部屋にはBoseのスピーカーが付いとって、めちゃめちゃ綺麗な音楽が部屋中に流れる。
「すげー!!」
『めっちゃ凄いね!!』
そう言いながら二人で部屋ん中を探索した。
:09/04/11 15:50
:PC
:bxuvmjbQ
#147 [しゅん]
風呂は全面ガラス張り。
ベットもダブル。
しかも、露天風呂までついとって、中洲の夜景が一面に広がっている。
洗面所も便所も家具もありえんぐらいオシャレで、デザイナーズマンションっち感じ。
「こんな家に住みてぇーーーー!!」
『しゅんのお家もここまでいかんけど、ふつーの一人暮らしより全然オシャレやん』
「あれはあれで満足しとったんに、これ見たらまだまだやなっち感じやな」
『こんなお家に住みたいー。』
「やなー。こんな家やったら早く家に帰りてぇでたまらんやろーな」
隅から隅までオシャレにこだわっているホテルだった。
こりゃー少々たけぇでも泊まりてぇっち感じ。
:09/04/11 15:51
:PC
:bxuvmjbQ
#148 [しゅん]
一通り散策し終わった俺は、部屋着に着替えようと荷物をあさる。
なぜか未来がとめた。
『待ってー。写真撮ろー』
「あ!そーやな!!」
二人で写真を撮っていると、部屋のチャイムが鳴った。
ホテルでチャイム?っち疑問に思う俺をよそに未来は出て行く。
『はーーい』
「いや、おかしいやろ!」
『いーと!』
俺の阻止を振り切って、未来は駆け足でドアまで行った。
俺も付いていこうとすると未来は止める。
:09/04/11 15:51
:PC
:bxuvmjbQ
#149 [しゅん]
『そっちおって!!』
「嫌ちゃ!」
『いーけ!!』
半ば無理矢理ソファーに座らせられ、不振に思っていた。
したら…
未来がホールケーキを持って歩いてくる。
数字のろうそくを立て、めっちゃ笑顔で歩いてくる。
『しゅんーーーー!!!誕生日おめでとう!!!』
そーや!!!
今日は俺の誕生日や!!!
その為に会ったんに、俺は全くもって忘れていた。
:09/04/11 15:52
:PC
:bxuvmjbQ
#150 [しゅん]
「まじかちゃー!」
『おめでとう!!ちゃんと間に合ってよかったー』
時計を見ると23時59分。
『今日、いっぱいみんなからおめでとう言われたやろぉ?
だけ、あたしが一番最後に言いたかったと。
ギリギリーーーー。
早くろうそく消してーー!!』
そう言われ、俺は言われるがままろうそくを消した。
すると、ホテルマンが二人現れ、一人は未来のデジカメを持っている。
もう一人はシャンパンを持っていた。
その場でシャンパンを開けてくれて、写真を撮ってくれた。
二人におめでとうございます。
と祝いの言葉も貰った。
それだけすると、二人は部屋を出ていき、また二人っきりになった。
:09/04/11 15:52
:PC
:bxuvmjbQ
#151 [しゅん]
「お前どんだけなん」
『しゅん全然気づいてなかったやろー』
「お前から言われるまで自分が誕生日なんも忘れとったわ」
『どんだけなんー』
「何か普通やん。こうやってお前と一緒おるの。やけんさ」
『まぁーそのお陰でこうやって出来たんやけどね』
「先受付したのもコレ頼むため?」
『うん』
「ちょっとおかしーなっち思いよったんちゃ」
:09/04/11 15:53
:PC
:bxuvmjbQ
#152 [しゅん]
『やっぱ?
ここ乗り切れば大丈夫!!っち思いよったんやけど、絶対怪しいよなーとか思いながら
バレんかめっちゃ怖かった』
「荷物もやけに多いなーっち思いよったし」
『今思えばいっぱいおかしい箇所あるやろ?』
「ありすぎやな!」
『でもサプライズがうまくいってよかった』
:09/04/11 15:53
:PC
:bxuvmjbQ
#153 [しゅん]
未来を自分に引き寄せ抱きしめる。
苦しいとか言う未来の言葉を無視してもっと強く抱きしめる。
「未来。ありがとう」
『しゅんー。めっちゃ好きー』
その言葉に俺は涙が出そうになった。
相変わらず体は細いが暖かく、心地よい未来の匂いがする。
「俺もめっちゃ好きやん」
頭をなでながら、俺は未来を感じていた。
体を離しキスをすると未来は照れくさそうに笑った。
:09/04/11 15:53
:PC
:bxuvmjbQ
#154 [しゅん]
『しゅんずるい。』
「何が?」
『何もない』
「何かちゃー」
『何もないもん』
未来が言いたいことは何となくわかった。
でも、未来の口から言わせてぇで俺も聞く。
いじわりーね俺。
「ほんまありがとう!ケーキめっちゃうまそうやん!!食いてぇ」
『食べよ食べよ!!』
ちっちぇケーキのろうそくをはずし、二人で食った。
さすがにちっちぇっち言っても二等分して食うと、結構腹にたまり二人では完食できなかった。
残りのケーキを始末し、未来はトコトコと荷物の置いてあるとこに行く。
俺はその行動をボケーと見ていた。
したらー。
:09/04/11 15:54
:PC
:bxuvmjbQ
#155 [しゅん]
プレゼントを持った未来がこっちに歩いてくる。
『はい!これ!』
「まじ????」
俺的にはこんなホテルでサプライズまでしてもらったし、それで十分だった。
それなんに、プレゼントまで用意されとるとか。
思いもよらんかったけか、言葉に詰まる。
『しゅんー改めましておめでとう。
もう時間過ぎてしまっとるけど。』
「何??開けていい?」
『うん!開けてみて!!』
自信満々の未来。
わざと、ショッパーが変えてあり、どこの物かわからなかった。
:09/04/11 15:55
:PC
:bxuvmjbQ
#156 [しゅん]
包み紙を開けると、箱が出てきた。
その瞬間俺はあるものとすぐわかった。
大きさといい形といい、それしかねぇ。
包み紙を開けると、やっぱり想像通りだった。
その中身はシューズ。
しかも、俺がずっと欲しいと言っていた靴で、俺の好きなブランド二つがコラボして出した幻の品。
欲しかったけど、そん時は金がねぇで買えんやった。
しかも、即完売で一切市場には残ってねぇ。
オークションとか色々探しよったけど、はんぱねぇぐらい高値で出とって…
それでも社会人なったら、ぜってぇ買ってやる!っち思っていた。
一気にテンションがあがる俺。
:09/04/11 15:58
:PC
:bxuvmjbQ
#157 [しゅん]
『よかった^^』
「これどーやって買ったん???」
『ちゃんと自分で並んだんやけ!』
「ほんとに??」
『うん!』
「うそやろ!!まじ嬉しいし…」
『しゅんずっと欲しいっち言いよったもんね』
「涙出る」
:09/04/11 15:58
:PC
:bxuvmjbQ
#158 [しゅん]
『男の子ばっかでちょっと場違い?っち感じやったけど、無事に買えてよかった。
そんだけ喜んでくれたら、それをプレゼントに選らんでほんとよかった。』
「もうーーーーーー!!お前そーとーデキる奴やな!!」
『何それー』
「いや、もう死んでもいい。」
『履いてん?』
:09/04/11 15:59
:PC
:bxuvmjbQ
#159 [しゅん]
俺は、自分で一から紐を通さないと気がすまない。
大体シューズっち紐を通してあるけど、俺は自分で通し直す。
全部解いて、一から紐を通すのを未来はじっと見ていた。
『しゅん紐通すのうまいよねー』
「まぁーな。俺マニアやもん、ちゅーか上手下手とかあるん?」
『あたしさー。しゅんが紐通しよる姿好きっちゃねー』
「はぁ?」
『何かしゅんやけっち感じがして、めっちゃキュンっちなる』
「これが?」
『うん。かっこいいなーっち思うんちゃね』
「何かそれ。俺がカッコイイときはこんなときやねぇで、もっとあるやろ!!」
『これも好きなんー』
そんなわけわからん未来の萌えポイントを聞いている内に紐を通し終わり履いた。
:09/04/11 15:59
:PC
:bxuvmjbQ
#160 [しゅん]
サイズもジャストサイズで最高にカッコイイ。
まじでカッコイイ靴とそれを履いている
俺。
全身鏡でその姿を見れば見るほど、カッコイイ俺。
『やっぱ似合っとーね!!』
「やろー!!完璧やな俺。」
『そんな喜んでくれるとは思わんやったよー』
「でったん嬉しいちゃ!!お前、やっぱいいセンスしとーわ!!さすが俺が選んだ女だけあるな!」
『調子乗りすぎやって!」
「明日履こーーー」
それからまた色んな話をして、未来と風呂に入った。
:09/04/11 16:00
:PC
:bxuvmjbQ
#161 [しゅん]
湯船につかり、未来を後ろから抱きしめる。
『どしたん?』
「別にー」
『何それー』
「幸せやなーっち思って」
『ふーん』
「お前からも幸せーーっち聞こえるし」
『そんなんわかるん?』
「俺が幸せやけ。お前との気持ちが繋がっとるけ幸せっち感じるんやん。
お前が幸せやねかったら、俺は幸せな気持ちなんかならんちゃ。」
『ふーん』
「こうやって、お前と一緒に過ごせる時間が今の俺にとっては
一番安心できて、一番落ち着く。」
:09/04/11 16:00
:PC
:bxuvmjbQ
#162 [しゅん]
手にはお揃いのHERMESの指輪がはめられている。
こんなちっさい指輪で、繋がっとるっち思えるとかすげぇよな。
でも、こんなちっちぇ指輪で思いを繋いどるのも何か切ねぇ。
そんなことを考えていると
『HERMESの指輪やっぱ可愛いね。
買ってよかったー』
と未来。
「やな。」
指輪をはめた手を上に上げ並べる。
一瞬あの日の風景がダブったが、すぐに消えた。
未来を思いっきり抱きしめると、未来は『ん?』という顔をしていた。
:09/04/11 16:00
:PC
:bxuvmjbQ
#163 [しゅん]
風呂から上がり、髪を乾かす未来。
そんな姿も可愛いと思う俺。
今まで気持ちが無かったとかやねぇけど、この時期が一番未来に気持ちがあったと思う。
好きな気持ちをどーしたらいいかわからんぐらい。
勉強からも開放され、気持ちが一気に未来に向いたのもあったかもしれん。
未来も同じやな。
俺が相手してやれんやった分の反動が出たのか甘える行動が多かった。
そりゃそーよな。
今までほったらかしにされとったんやから。
俺らは付き合いたてのカップルみたいだった。
:09/04/11 16:01
:PC
:bxuvmjbQ
#164 [しゅん]
ベットに入り、いつものように未来は俺の腕枕に包まれるように横になる。
無防備な未来が愛しく、そして癒される。
つい、未来のほっぺたを伸ばしたり、耳元でボソボソしゃべったりちょっかいをかけていた。
『もーーーー。
いやーーーーー!!!』
そう言った未来が、起き上がり俺の手を押さえる。
その瞬間未来が俺にキスをしてきた。
「ん???」
『もーーーー。おとなしく寝ると!!』
「いや。」
未来からされたこととか初めてや。
:09/04/11 16:01
:PC
:bxuvmjbQ
#165 [しゅん]
『耳んとこでしゃべったら寝れんやん』
「寝せんもん」
『もーーーー!!』
「そんな俺としたい?」
『はぁ?したくないし!』
「うそつけ!」
『もーーーーうざいーーー』
「うるせぇちゃ!」
そう言って未来を抱き寄せ、キスをした。
いつものように体を重ね、俺は未来を感じる。
:09/04/11 16:02
:PC
:bxuvmjbQ
#166 [しゅん]
前の俺はやることがこんな深いこととは思ってねかった。
そりゃー他の奴よりは女を落とす技や容姿を持っていると思う。
そこら辺の女と成り行きでやったり、そんなんをしたことはねぇけど、付き合った女とは関係を持った。
でもそれは愛とかそんなんやねぇで、ただ与えられた課題をこなすだけ。
一連の流れでしかなかった。
自分が気持ちよくなりたいとか思うわけでもなく、いかに女を気持ちよくさせるか、俺でいっぱいにさせるかを考えていた。
何かうまく説明できんけど。
でも未来と出会って、好きな女を抱ける幸せ、大切さを知った。
今まで俺を好きになってくれた人にはほんとに申し訳なかったと思う。
:09/04/11 16:02
:PC
:bxuvmjbQ
#167 [しゅん]
未来と体を重ねるたびに、未来が俺の為だけに生きてくれればいいんに。
とまで思うぐらい独占欲にかられる。
未来はどう思っとるか知らんけど。
またこの日も、未来に対する好きがひとつ増えてしまった。
:09/04/11 16:02
:PC
:bxuvmjbQ
#168 [しゅん]
それから二人とも寝れずに、話をしていた。
後ろから抱きしめ、未来は俺に背をむけている。
首に通した腕枕の手を未来は繋いだり豆を扱ったりしていた。
嵐の話。
未来の友達の話。
仕事の話。
そして
兄貴の話。
:09/04/13 10:25
:PC
:9gKt225A
#169 [しゅん]
『結婚式の時の了くんさーいつもに増してかっこいかったよね』
「やなー。」
『しゅんでもかっこいいっち思うぐらいやけ凄いよね』
「さすが了!っち感じやったな」
『サナちゃんも綺麗やったし。絶対可愛い子が生まれるね。楽しみ!!』
:09/04/13 10:25
:PC
:9gKt225A
#170 [しゅん]
「お前さー。」
『何??』
「結婚したい?」
『うん。したいよー!でも、今はしたくない』
「何で?」
『だって、しゅんとこうやって付き合いよる今が楽しいもん。
まだまだしゅんと彼氏と彼女の関係がいい。
いっぱい好きになってもらって、いっぱい貢いでもらうん。』
:09/04/13 10:25
:PC
:9gKt225A
#171 [しゅん]
「何かそれ!!」
『しゅんは?』
「俺はいつでも準備できとるけど?」
『嘘やん!』
「気持ちはな!」
『勢いはあるんやね!』
「はぁー勢いやねぇし。」
未来は笑っていた。
:09/04/13 10:26
:PC
:9gKt225A
#172 [しゅん]
「俺は、お前としか考えれんし。
お前としたいっち思っとる。
それだけはわかっとって。」
『…うん。』
俺の気持ちに対して未来から返してくる言葉はない。
今はしたくねぇっち考えがあるけか。
それとも、俺とする気がはじめからねぇんか。
返事に変な間もあった。
正直、焦る。
:09/04/13 10:27
:PC
:9gKt225A
#173 [しゅん]
「何かお前ー。普通、こういうときはあたしも♪っち返すとこやろ!」
焦りながらも冗談で突っ込む俺。
内心ビクビク。
そう俺が突っ込んだのに、未来は黙ったままだった。
未来の様子を伺うも、ピクリとも動かない。
そのとき、腕に何か冷たいものがあたっているような気がした。
「お前、寝たんかちゃー!!」
そう言いながら未来を自分の方に向けると、未来の顔は涙でぐちゃぐちゃになっていた。
:09/04/13 10:29
:PC
:9gKt225A
#174 [しゅん]
「は?」
「何で??」
『しゅんーー』
「どした?」
未来を俺の方に向かせ、涙を拭いた。
『あたしもしゅんと結婚したい。今じゃないかもしれんけど、でもしゅんとしたい』
目を涙でいっぱいにした未来が俺にそう言う。
「お前は俺と一緒になる運命と思うよ?」
そう言うと、また一気に涙が溢れ、流れる。
:09/04/13 10:30
:PC
:9gKt225A
#175 [しゅん]
『しゅんがそう思ってくれとったのが嬉しい』
「俺の気持ちはいつでもお前に向いとーやん。」
『うん』
「逆にお前が黙っとーけん、びびったやねぇかちゃ!!」
『だって…』
:09/04/13 10:37
:PC
:9gKt225A
#176 [しゅん]
「俺自身まだ社会にも出てねぇし、男としてもまだまだや。
でも、歳食ってもお前とこうやってバカやって笑っておれたらいいなっち本気で思う。
それを目標に頑張りてぇ。
俺の夢は、めっちゃ愛しとる人と結婚して、マイホーム建てて…
してぇことそーとーあるけど、その夢を叶えれる奴はお前しかおらんけ。」
未来を見るとまた号泣していた。
「これ軽くプロポーズ??やんな」
泣くのに忙しいらしく無視。
:09/04/13 10:38
:PC
:9gKt225A
#177 [しゅん]
「お前、何とかしゃべれや!
そんなん泣いたら、また目が腫れるぞ!」
『だって…しゅんがそんなん言うけやん』
「俺はお前が悲しむよーなこと言った覚えねぇけど?
嬉しいやろ!普通!!」
『嬉しいけやん。』
「嬉涙か?もっと笑えよ!」
脇をくすぐると笑わずにはおられんくなり、耐えていたが笑う。
:09/04/13 11:19
:PC
:9gKt225A
#178 [しゅん]
「お前、泣いたり笑ったり忙しい奴やなー」
『しゅんのバカ!!!』
「誰が?バカっち?」
そう言いながら、未来の頬を両手で挟むんでキスをした。
泣いたせいで目をつぶっとっても目が腫れているのがわかる。
でも、スースーと寝息を立てて寝る未来が、どうしようもないぐらいに愛しかった。
:09/04/13 11:20
:PC
:9gKt225A
#179 [しゅん]
未来がこんなことを思っていたとか、想像もつかんかった。
今はしたくないっち。
そう言われたときは、ビクっち反応してしまったけど。
それでも未来には未来なりの考えがあり、俺との将来を考えてくれている。
俺の思いも伝えれたし、未来なりにまた色々考えてくれればいいと思った。
結婚に焦るわけでもなく、いつか出来ればいいなと漠然に思うだけやけど、
それに向かって歩いていく気持ちで胸はいっぱいだった。
:09/04/14 10:09
:PC
:sySIAbe2
#180 [しゅん]
後は俺の結果だけ。
そして…発表の日。
ネットで自分の受験番号があるか確認する。
嵐と一緒にパソコンの画面に目が釘付けだった。
「まじ緊張する…」
《やな…俺もめっちゃ緊張するわ》
「やべーーーー!!!!!見たくねぇ!!!!」
《早く開けちゃ!!》
マウスを握る手がガタガタ震え、うまくEnterを押せない俺。
「開くぞ」
《おう》
俺の緊張がMAXに達したと同時に画面が開いた。
:09/04/14 10:09
:PC
:sySIAbe2
#181 [しゅん]
「あった!!!!!」
《どこ??》
見た瞬間、俺が見た目の前が自分の番号で目が合った。
「やべぇーーー!!!あったし!!!!」
《どこかちゃ!!》
まだ嵐は見つけれてねぇみたいで必死に探していた。
「ここちゃ!」
《まじやん!!》
「やったー!!」
《お前、まじですげぇね》
:09/04/14 10:09
:PC
:sySIAbe2
#182 [しゅん]
「おう!ちゃんと俺の番号あったで!」
『おめでとう!!!!よかったー』
「なぁー!!めっちゃ嬉しいし!!やべーーーーーーー!!!!!」
「お前仕事は?」
『ずっとトイレで電話待ってた!!』
「今もトイレ?」
『うん!』
「じゃあ、切るぞ!仕事戻れ!ごめんな!心配させて」
『ううん!!ほんとよかったー!!』
「ありがと!また仕事終わったら連絡して。
北九着いたらメールしとくな!」
『わかった!じゃあ後でね!』
合格発表の日、落ちても受かっても飯食い行く約束しとって。
落ちたら気まじーなっち思っていたが、いい土産で飯が食えそうや!
勉強は俺を裏切らなかった。
:09/04/14 10:10
:PC
:sySIAbe2
#183 [しゅん]
親にも会って報告してかったし、合格発表を見てすぐ嵐と地元に帰った。
兄貴には、帰りよる途中で電話した。
めっちゃ喜んでくれて、よく頑張ったと言ってくれた。
サナコも喜んでくれていたみたいで、お祝いパーティーを開いてくれるらしい。
俺は舞い上がっていた。
お袋は涙を流して喜んでくれるし、嵐のお袋も親父も自分のことのように喜んでくれる。
兄貴もサナコも。
野球部のみんなからも電話かかってきて心配してくれとったみたいや。
そして誰よりも心配してくれとった未来。
:09/04/14 10:10
:PC
:sySIAbe2
#184 [しゅん]
:09/04/14 10:13
:PC
:sySIAbe2
#185 [しゅん]
「ほんま嬉しいし!!!!!未来に電話せな!」
《間違ってねぇよな?》
そう言って、嵐はもう一回俺の受験票と画面を確認した。
「もしもし?」
『どうやった?』
不安そうに聞く未来。
「やり〜!!余裕で合格!」
『ほんとに???』
:09/04/14 10:13
:PC
:sySIAbe2
#186 [しゅん]
その夜未来と飯を食って、しみじみと合格の喜びをかみしめる。
未来も大喜びで、話題はそのことで持ちきりやった。
:09/04/14 10:14
:PC
:sySIAbe2
#187 [しゅん]
俺はどんだけ幸せなんやろう。
何度もそう思った。
正直、勉強することは嫌いやねぇ。
楽しいっち思えるし、苦でもねかった。
でも、この一年から半年はそんな俺でさえ、もういいやっち思うぐらい辛かった。
勉強したくねぇっち何回も思った。
なんに。
受かった今、思うことは、やってよかったと言う気持ちと見てみぃ!と言う達成感で満たされている。
辛かった日をみんなの協力もあり、乗り越えて、俺は受かった。
:09/04/14 10:14
:PC
:sySIAbe2
#188 [しゅん]
『しゅんー。めっちゃ凄いね!!』
「やろ〜〜まっ俺の実力はこんなもん」
『本番に強いだけやろ』
「ちげーちゃ!!俺の実力。」
『運もあったね』
「運も実力の内なんぞ?」
『どんだけ自分に自信あるん』
「まーなー。受かったけ何とでも言えるんちゃ」
:09/04/14 10:15
:PC
:sySIAbe2
#189 [しゅん]
『しゅん。お疲れ様。
口ではそんな偉そうなこと言いよるけど、この結果はしゅんが今まで頑張ってきた証拠やと思う。
いっぱい勉強して、いっぱい辛いことがあって、それでもくじけんでしゅんは突っ走ってきたん。
しゅんは絶対弱音を吐かんし、凄い強いよね。
でも、それはしゅんが強がってるだけ。そーいうキャラやないっち。
ほんとは辛いっち言いたいし、甘えたいこともあるのにできんのよね。
嵐とかあたしにはとーきどき見せたりするけど、ほんとまれ。
ちゃんと気づいとるよ?
けど、あたしがヘルプ出したらしゅんが調子狂うっち思って出さんやった。
出したいのにダメっちがまんするのめっちゃ辛かったんやけ。
頑張ったねしゅん。
ほんとにおめでとう』
未来が俺の目を真っ直ぐ見つめ、ゆっくり喋った。
未来が言う一つ一つの言葉が胸に染み、熱くさせる。
:09/04/14 10:15
:PC
:sySIAbe2
#190 [しゅん]
未来は俺の全てをわかっていた。
女にこんな見透かされていたのは初めてや。
しっかり見て、どうしたらいいのかを自分で考え、行動する。
理想やな。
簡単にできることやねぇのに、未来は見事にそれをやってのけていた。
俺の目にはうっすら涙が溜まり、溢れるのを我慢する。
:09/04/14 10:16
:PC
:sySIAbe2
#191 [しゅん]
「お前、どんだけかちゃ!」
『ほらーまた強がった!
しゅんは一人やないんやけ。あたしが一番に支えになるよ?』
その言葉に涙は止めれなかった。
「もうお前は十分支えになっとるちゃ!」
未来を抱き寄せると、逆に未来から抱きしめられた。
『しゅんが弱っとるー』
こんなときに冗談で俺をからかう。
「お前がこうさせたんやろ!」
そう突っ込みを入れて、こんな感じも悪くねぇと思っていた。
:09/04/14 10:16
:PC
:sySIAbe2
#192 [しゅん]
そして俺は高校の教師になった。
出身校の野球部顧問が色々世話をしてくれて、自分の母校の先生になれた。
しかも体育の教師。
もともと体育の教師は人気があるのもあって競争率が高い。
でも、俺はなれた。
すごくねぇ??
正式な通知を見たときは本気で涙が出た。
今でも思い出すと、手が震えるぐらいやもんな。
逆に、未来の俺はどーなっとるんかが少しだけ楽しみになったんかもしれんな。
新学期、新品のスーツに腕を通し、俺は学校へ行く。
俺は、新たな一歩を踏み出した。
:09/04/14 10:17
:PC
:sySIAbe2
#193 [しゅん]
あいつと出会ったあの日から、約9年。
色んなことがあった。
今は、楽しいことも、辛いことも、全部含めて幸せだったと思える。
本当に出会えてよかった。
「ありがとう」
心からその言葉を伝えたい。
:09/04/14 10:17
:PC
:sySIAbe2
#194 [しゅん]
共に成長し、お互いを高めあって、それぞれの道に進んだ。
あいつがおったからこそ、今の俺がおってこうやって生きている。
この感謝の気持ちを伝えてぇけど。
心の中でそっと伝えることにしよう。
:09/04/14 10:17
:PC
:sySIAbe2
#195 [しゅん]
ただひとつ。
未来に聞きたいことがある。
未来。
俺と過ごした日々は、楽しかったか?
幸せやったか?
聞けんのに。
その言葉が、何度も俺の中で行き来していた。
:09/04/15 14:56
:PC
:jcMzieeQ
#196 [しゅん]
あーーー。
何かこの話したら終わるっち考えたら何か嫌や。
めっちゃ寂しいな…
しょーがねぇことやけど。
:09/04/15 14:57
:PC
:jcMzieeQ
#197 [しゅん]
とりあえず、登場人物の今を紹介しとくか^^
まず、
≪さゆり≫
今、俺は直接連絡を取ってねぇけど、噂では子どもが出来て結婚したらしい。
男の子を出産。
そんで今はシングルマザー。
働かず、親の世話になっているらしい。
んーーー。
これっちどーなん?
とりあえず、働いた方がいんではないか…
:09/04/16 15:16
:PC
:GKDRq2es
#198 [しゅん]
≪アッキー≫
原田晶。
超高校級のピッチャー。
未来がキャーキャー言っていた奴。
アッキーは学生結婚して、今も大阪の実業団で野球を続けている。
女の子が最近産まれたんやけど、それがでたんかわいいでから。
俺らのアイドルやな^^
あっできちゃったやねぇけ。
未来より可愛い子を見つけて絶対幸せなるっち言いよったけど
その通り、めっちゃいい奥さんをゲットした。
すげぇ幸せそうで何より。
:09/04/16 15:16
:PC
:GKDRq2es
#199 [しゅん]
≪信哉≫
未来が色々あったときに助けてくれた野球部。
信哉は今消防士として働いている。
あのオレンジを着て。
彼女はおらん。
最近、彼女の浮気が発覚して別れたばっか。
軽く落ち込み中やけ。
まぁ、そのうちまた可愛い彼女連れて自慢するんやろーけど。
:09/04/16 15:17
:PC
:GKDRq2es
#200 [しゅん]
≪トモキ≫
信哉の友達でもあり、未来の友達でもある。
トモキも未来のことで助けてくれた一人。
トモキは大学を留年し、今もまだ学生。
まだまだキャンパスライフを楽しんでいる模様。
今年こそは卒業するっち言いよったんに、結局留年。
彼女は3個下。
もしかしたら、彼女のが先に卒業するんやね?っち不安もあるけど…
まぁーそーなったらそーなったでおもろいな。
思いっきり笑ってやるけん。
:09/04/16 15:18
:PC
:GKDRq2es
#201 [しゅん]
≪良太≫
野球部一のふざけキャラ。
アルバム事件の時に出てきたと思う。
良太は、ふつーに就職してふつーに働いている。
IT企業の事務職な!
結構大手なんやけど、やっぱこの不況は厳しいらしい。
最近は飲みに行くと不況についてずっと熱く語る。
正直言って、うぜぇ。笑
彼女はずっとおらんな。
今は合コン三昧らしく、遊ぶほうに忙しいみたいや。
そっちの方は全然不景気やねんやな笑
:09/04/16 15:19
:PC
:GKDRq2es
#202 [しゅん]
≪優歌≫
もう連絡先も知らんし、全然関わってねぇけど。
噂によればー。まぁ噂っちゅーか事実と思うけど。
国際線のフライトアテンダントになっているらしい。
英語ペッラペラやったもんなー。
すげっ!の一言や。
どーせ、イケメンパイロットとか見つけてセレブになるんやね?
夢はセレブっち言いよったし。
俺と付き合った事実を消したいっち言いよるらしーし。
どーなん?それ。
まぁ…何はともあれ、新しい恋に進めれたんやろーな。
よかった^^;
:09/04/16 15:19
:PC
:GKDRq2es
#203 [しゅん]
≪真次≫
優歌の元彼氏。で、やっていた奴。
今、工場のラインで働いている。
野球部の友達つながりでちょいちょい顔をあわすよーになって。
今ではふつーに友達。
優歌の話はこいつからの情報。
まだちょくちょく連絡がくるっち。
真次も優歌のことはめんどくせぇっち言いよんやけど、
アドレスとか変える方ががめんどいらしく、そのまんまなんやって。
もう長く付き合いよる彼女がおって、同棲中。
その彼女と結婚するつもりみたいや。
そーなったら、携帯変えるっち言いよったけどね。
:09/04/16 15:20
:PC
:GKDRq2es
#204 [しゅん]
≪ゆーちん≫
ゆーちんはまだ歯科衛生士として働いている。
そしてこの秋に結婚する。
相手は…嵐やねぇけどね。
嵐に好きな人が出来たっち言って別れたやん?
その好きになった人と結婚する。
できちゃったやねぇらしーし、円満にいっとんやろーな!
めでてぇわ!!
:09/04/16 15:20
:PC
:GKDRq2es
#205 [しゅん]
≪ゆーちん≫
ゆーちんはまだ歯科衛生士として働いている。
そしてこの秋に結婚する。
相手は…嵐!!!
っち言いてぇとこなんやけど…残念ながら違うんちゃね〜
嵐に好きな人が出来たっち言って別れたやん?
その好きになった人が結婚相手。
結局結婚までいっちゃった?っち感じやけど。
できちゃったやねぇらしーし、円満にいっとんやろーな!
めでてぇわ!!
:09/04/16 15:22
:PC
:GKDRq2es
#206 [しゅん]
≪浅田さん≫
浅田さんは仕事を辞め、こっちに帰ってきている。
しかも…学校の先生を目指しているらしく、猛勉強中とのこと。
いやーーーー。
何かきまず!!
:09/04/16 15:24
:PC
:GKDRq2es
#207 [しゅん]
≪了、サナコ≫
この二人は今年の10月BABYが生まれる。
なんに、サナコはまだバリバリ仕事中。
ギリギリまで働くっち。
まぁ、看護師やけ大丈夫か!
まだはっきりしてねぇらしーんやけど、性別は90%の確立で男らしい。
俺もおいちゃんになるんやなー。
でたん楽しみやし、早く産んでくれっち感じ。
兄貴もデレデレや。
俺は野球させることにしとんやけど、兄貴はしたいようにさせるっち言ってからさ…。
名前も俺がつけてぇっち言ったんやけど、やっぱ無理やった…
まぁ、俺の子どもやねんやけ当たり前なんやけどね。
もう名前何個か考えとったんに。
でも、ほんと楽しみで仕方ねぇ!!
無事に産まれてきてほしーな!!まじで!
:09/04/16 15:26
:PC
:GKDRq2es
#208 [しゅん]
≪至≫
嵐の兄貴な!
至は先週結婚した!!
これまた美人な嫁さんでからさ〜〜〜。
結婚式も最高やった!
了の子どもと同い年に産みたいらしく、頑張る!っち宣言していた。
今、至と了は俺と嵐が住んでいたみたいに隣同士で住んどってからさ。
二階建てのコーポみたいなの?
新築でめっちゃ綺麗やし、俺らはしょっちゅう入り浸っている。
俺らもあんなんがいいなっち嵐と密かに計画中。気持ちわりぃな!!
:09/04/16 15:28
:PC
:GKDRq2es
#209 [しゅん]
≪俊哉≫
まだ学生。
相変わらず、イケメン。
オシャレ。
学生なんによーあんな服買えるちゃ。
女にモテモテやろーな。
あの顔にあのセンス…完璧やん!!!
まぁ、可愛い彼女がおるんやけどね!
微笑ましいカップルばい。
今は、消防士になるために一生懸命勉強中らしい。
頑張れ若造!!!!
:09/04/16 15:29
:PC
:GKDRq2es
#210 [しゅん]
≪嵐≫
嵐はデキル男に。
まぁ、はじめからデキル奴やったんやけど、その見た目に裏切らん好評価。
上司からも偉い気に入られとるみたいで、まぁ上にあがることは間違いねぇな。
気づいたら偉い雲の上の存在になっとったりして。
いやーあり得るな…あいつそーいうのうめぇし。
彼女いらん宣言しよったし、今は仕事と野球が楽しい!っち感じ。
ゆーちんと別れてから彼女おらんのちゃね。
作る気がサラサラねぇんやけどさ〜。
ちょっとは、そっちにも気持った方がいんにね。
ゆーちん結婚することやし嵐も…
まぁ、気持ち的には全然引きずってねぇけどね!
相変わらず、俺らは仲いいけん。
:09/04/16 15:35
:PC
:GKDRq2es
#211 [しゅん]
そして。
≪未来≫
未来はOLを続けている。
いつも言っていたかわいいOLかは知らんけど。
まぁ、あのキャラで周りから可愛がってもらいよんやねぇやっか。
ずっと変わらず、あのままの未来でおってくれたらと思う。
:09/04/16 15:36
:PC
:GKDRq2es
#212 [しゅん]
≪俺≫
今、俺は高校の体育教員として働いている。
毎日忙しいが、充実していてすげぇ楽しい。
先生っち仕事は、やっぱ想像しとったのとは違う面もたくさんある。
それでも、達成感は色んな場面で得られるし、それが楽しさにも繋がる。
ほんとなってよかったなっち思う仕事や。
生徒もみんな可愛いし、野球を教えれることもずげぇ幸せやし。
まだまだ一人前の先生にはなれんし、失敗もするけど、周りの先生に助けられながら
俺は先生という職業を心から楽しんでいる。
もっと俺自身勉強することがたくさんあるけど、俺の未来は明るいわ!!
今はそのことしか見えてねぇね。
:09/04/16 15:41
:PC
:GKDRq2es
#213 [しゅん]
そして
未来との関係。
この小説を書き始める前、俺らは別れた。
俺が社会人となったことで、環境が変わり視野が広がったことや
お互いが打ち込みたいことが新たに見つかったから。
今はお互いが好きなように、自分がしたいことを頑張る。
そう二人で決めた。
話し合った上でそう決まった。
:09/04/16 15:42
:PC
:GKDRq2es
#214 [しゅん]
そりゃ寂しいでどーしょうもねぇこともあるけど、
そんなことよりもしたいこととかやり遂げたいことがたくさんある。
やから。
今はそれを頑張ろうっち。
:09/04/16 15:45
:PC
:GKDRq2es
#215 [しゅん]
別れてからは一切連絡も取らず、未来が何をしているのかも知らん。
でも、お互いが納得して別れを選び、それぞれの道に進んだのもあってか
前みたいに引きずったりはしてねかった。
別れるときに未来から
『いつかまた出会ったら、そのときはもう一回あたしを好きになってね。
あたしはずっとしゅんを好きなままでおるから。』
そう言われた。
「また会えたらな!」
そう強気で返したが、俺は必死に涙をこらえていた。
:09/04/16 15:53
:PC
:GKDRq2es
#216 [しゅん]
未来と別れ、俺はがむしゃらに突っ走った。
仕事のことだけを考え、目の前の目標を達成するためだけに自分の力を注いだ。
ヘトヘトになり、もがきながらも
それが楽しくて仕方なかった。
:09/04/16 15:54
:PC
:GKDRq2es
#217 [しゅん]
それから、2年。
今、俺には大切な人がいる。
その相手は
一ノ瀬未来。
:09/04/17 14:17
:PC
:225KPrN.
#218 [しゅん]
未来と俺。
付き合って、特別な関係になった。
彼氏と彼女。
初めてちゃんとした気持ちがあって付き合った彼女。
:09/04/17 14:17
:PC
:225KPrN.
#219 [しゅん]
未来と俺。
付き合って、特別な関係になった。
彼氏と彼女。
初めてちゃんとした気持ちがあって付き合った女。
:09/04/17 14:18
:PC
:225KPrN.
#220 [しゅん]
愛すということはどんなことなんか。
二人で向き合っていくことは簡単そうで難しい。
それを理解していくことなんかもっと難しい。
痛いことでもあり、楽しいことでもあり、それが幸せに繋がる。
それを全部含めて好きと言う気持ちが生まれる。
あいつにはそれを教えてもらった。
:09/04/17 14:18
:PC
:225KPrN.
#221 [しゅん]
こんなんたくさん人が溢れとるのに、俺は未来と出会い、好きになった。
それは、どんな理由でもなく未来やったから。
あの日、未来と会えたことは偶然やなかったんや。
:09/04/17 14:24
:PC
:225KPrN.
#222 [しゅん]
別々の道に歩いてしまった過去も、神様が俺らに与えた試練。
それは今がこうなるべきの通過点だった。
あの時、辛い思いをして愛の重さを知り、何より未来の大切さを知った。
辛い経験をしたからこそ、俺は成長した。
別れた2年間。
納得した上で別れを選んだ。
こんな別れもあるんやと、少し切なくなった気持ちも、いつかまたと言う気持ちも含めて
全てに意味があったんやと思う。
:09/04/17 14:24
:PC
:225KPrN.
#223 [しゅん]
あいつが今どー思っとるかわからんけど
それでも伝えたい言葉。
こんな一言で表せるような日々やねかったけど。
それでもやっぱ今はこの言葉しか出てこない。
未来。
ありがとう。
:09/04/17 14:26
:PC
:225KPrN.
#224 [しゅん]
愛している。
そんな照れくさい言葉口に出したことねぇけど、
未来。
俺はお前を一生愛すけんな。
どんなことがあっても、お前の手は離さん。
:09/04/17 14:26
:PC
:225KPrN.
#225 [しゅん]
俺らは一緒になる。
間違ってない。
お前と過ごしてきた時間が、そう確信させる。
:09/04/17 14:27
:PC
:225KPrN.
#226 [しゅん]
幸せにしちゃーけ付いて来い!
俺しかお前を幸せに出来んのやけ!
未来。
俺はお前が、大好きや。
お前も俺のことずっと好きでおってな。
:09/04/17 14:27
:PC
:225KPrN.
#227 [しゅん]
これが俺と未来との話。
めっちゃ長い話に付き合ってくれたみんな
「ありがとう」
心からその言葉を伝えてぇ。
みんな。
本当ありがとう。
:09/04/17 14:28
:PC
:225KPrN.
#228 [しゅん]
ひとまずこれで終わりやけど。
また未来と何かの親展があったら、ここで報告するな!!
だけん、ちょくちょく覗いてや〜♪
幸せな報告が出来るように頑張るけん!!
しゅん
:09/04/17 14:30
:PC
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#229 [しゅん]
:09/04/17 14:40
:PC
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