恋愛中毒<14歳〜>
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#601 [y@mm]
「うー…うー…」

龍がうなっていた

あたしは龍の方をみた。
そしてバイクを探した

あたしたちから10メートルほど遠くにバイク
十字路の方をみる。

ぶつかった車の姿がない

逃げられたかな?

⏰:09/06/05 16:20 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#602 [y@mm]
人がたくさん集まってきた。

「うー…」

龍はまだうなっている。

再度気持ちを整理して
龍をみたとき、龍の顔面は血だらけだった

⏰:09/06/05 16:21 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#603 [y@mm]
なんでさっき気づかなかったのかな?

あたしは急いで龍のそばへいこうとする


あれ…?足が動かない…

自分の足をみると
ぐでんぐでん。

お尻が切れていて
血が大量にでていた。

それどころじゃない!
龍が…

「龍ちゃん!!!!」

あたしは大声で呼ぶ
龍の反応はない。

いつしかうなる声も聞こえなくなっていた

⏰:09/06/05 16:22 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#604 [y@mm]
そして足が動かないから
あたしはほふく前進で龍のそばまで行った

周りの人が救急車を呼んでくれた。

「お姉ちゃん!動いたらダメよ」

なんておばさんに言われたけど
そんなの聞かない!

龍が…死んだらどうしよう…

思いたくないことが
頭にうかんだ。

⏰:09/06/05 16:24 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#605 [y@mm]
「龍!龍!」
あたしは龍に触れた。

龍からの返事がない。


目の前で顔面血だらけの彼氏。
あたしは涙を流しながら

ただ「生きて、龍」と何度も叫んだ

⏰:09/06/05 16:26 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#606 [y@mm]
すると龍が反応した。

ヘルメットが苦しいみたいで
はずしたそうにしていたから

急いではずしてあげた。

「龍…」

口から血を流している。

そして救急車が到着した。


まず先にあたしが乗せられた。

⏰:09/06/05 16:27 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#607 [y@mm]
あたしはタンカに乗せられるとき
体に激痛が走った。

でも何度も龍の名前を呼んだ。

「龍ー!!!龍ー…」

すると龍から言葉が返ってきた

「う〜ん?」

龍…生きててよ。

⏰:09/06/05 16:29 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#608 [y@mm]
「彼氏とは違う病院に運ばれます!」
「やだ!!彼氏と一緒がいい…」

男の人が数名
何かあたしに話しかけている

あたしはしだいに意識が遠のく。

あ…死ぬってこういうのかな

なんて考えていた。
意識がフっとなくなる寸前

⏰:09/06/05 16:31 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#609 [y@mm]
男の人が必死に
話しかけてくるのがわかった

「お名前教えてください!」

何度も同じ質問をしてくる

「あー…名前…やまもと…ゆうき」


この男の人のおかげで
病院までなんとか持ちこたえた

⏰:09/06/05 16:32 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#610 [y@mm]
やっぱり足は骨折していたみたいだ

「彼氏は?生きてる?ねぇ看護婦さん」

あたしの嫌いな看護婦さん。
ねぇ。答えて

「今は自分のことに集中しなさい。彼氏さんきっと大丈夫だから」

きっと大丈夫じゃ困る。

大丈夫って言ってくれなきゃ…
あたし…龍居なかったら
生きてる意味ないよ

⏰:09/06/05 16:33 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#611 [y@mm]
あたしの意識はしっかり戻った
ただ…龍のことが心配

そして恥ずかしいことながら
お尻がすごい切れているから

その場で縫われた。

痛くて痛くて
子供みたいに泣いた。

こんな時お母さんがいたらなぁ…

⏰:09/06/05 16:35 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#612 [y@mm]
そしてあたしはICU(緊急集中治療室)へ運ばれた

その時の看護婦さんは
やさしくてみんな可愛い。

「彼氏が…彼氏生きてるかな」
「さっき彼氏の病院に連絡とったら、生きてるって!大丈夫だよ」


あたしは大声で泣いた。

よかったぁ…龍生きてたぁ…

⏰:09/06/05 16:36 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#613 [y@mm]
そしてあたしはおしっこのくだを通された


痛くて恥ずかしくて
あたしは歯を食いしばった。

お兄ちゃんが早苗ちゃんと来た。

「優希〜大丈夫か〜?」
兄はなぜか笑っていた。

あたしも釣られて笑った

⏰:09/06/05 16:37 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#614 [y@mm]
早苗ちゃんは泣いていた。

「生きててよかったぁ…」

早苗ちゃんと手を握った。
ありがとう…

「今医師から状態を聞いていたで。」
「なんて言ってはった?」
「左足首複雑骨折、骨盤骨折、あとお尻がすごい切れてるってさ」

兄は最後笑っていた。
あたしもまた釣られて笑う。

お尻切れたなんて…恥ずかしい。
本当笑うしかなかった

⏰:09/06/05 16:39 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#615 [y@mm]
そして数分してお父さんも来てくれた

お父さんも笑っていた

「優希とお母さんやっぱり親子やな。病院が好きなんやな」
なんて嫌味いわれた。

お父さん…言葉選んでよね!

そして龍のお母さんとお父さんも来てくれた。

⏰:09/06/05 16:40 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#616 [y@mm]
ICUは家族以外面会禁止だけど
看護婦さんが特別OKしてくれたみたい

ありがとうね。

龍のお母さんはあたしを見るなり
号泣していた。

「ごめんなさい」って…

何も悪くないよ?

⏰:09/06/05 16:41 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#617 [y@mm]
そしてあたしのお父さんにも
深く頭を下げていた。

いいんやで

龍が生きてるならそれで

あたしは元気だもん。

龍が生きてるってだけで
十分やから…

⏰:09/06/05 16:41 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#618 [y@mm]
そしてみんな帰っていった。

すごく寂しかったけど…
看護婦さんがいるから大丈夫

⏰:09/06/05 16:45 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#619 [y@mm]
あとから聞いたけど
骨盤骨折で大動脈寸前で

すこしでもかすれていたら
あたしは死んでいたこと

お尻は脂肪がでてくるほど
深く切れていたこと

結構危なかったんだって。

そう考えると
今生きてる自分にバンザイだよ、ホント

⏰:09/06/05 16:46 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#620 [y@mm]
その日の夜は痛みが襲って
全然寝れなかった。

痛いたんび看護婦さんを呼んだ。

ホント、ごめんね。

⏰:09/06/05 16:47 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#621 [y@mm]
次の日、龍のお母さんが来てくれた。

「優希ちゃん。手紙書いたから帰ったら読んでね」

龍のお母さんから初めての手紙
あたしはそれを読んだ。

⏰:09/06/05 16:47 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#622 [y@mm]
 優希ちゃんへ

 体は大丈夫?
 すごい痛いよね

 ママさんが代われるなら
 代わってあげたい。

 本当にごめんね。

 あと、龍が今日意識を取り戻したよ

 「あ、お母さんおはよ」
 って笑顔でいったあとに

 「俺優希に連絡してないけど大丈夫かな」
 って、優希ちゃんのことを
 1番に聞いていたよ。

 龍は脳震盪で事故の記憶がないみたい
 だから優希ちゃんが入院していることは
 龍には言ってないよ。

 また落ち着いたらいうつもり

 いつでもメールしてね
 毎日くるからね

⏰:09/06/05 16:50 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#623 [y@mm]
といった内容だった。

あたしは涙を流した
声を我慢して泣いた。

龍があたしを覚えていたこと
ママさんのやさしさが
伝わってきた。

⏰:09/06/05 16:51 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#624 [y@mm]
その日早苗ちゃんと兄が
また来てくれた。

地元から遠い病院なのに
わざわざありがとう…

その日の夜も痛みがひどかった


死んだほうがマシとも思った

⏰:09/06/05 16:52 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#625 [y@mm]
薬も利かないし
点滴も痛い!

あたし針大嫌い!!

夜またナースコールを鳴らす

看護婦さんが来てくれた。
頭をなでてくれた

そしてまた呼んだとき
プリンを持ってきてくれた

⏰:09/06/05 16:53 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#626 [y@mm]
「甘いモノ食べなよ」
そう言って食べさせてくれた。

そのあとあたしが寝るまで
ずっと手を握っててくれた

あたしは看護婦さんが
大嫌いだった。

お母さんのことがあってから…

でも、看護婦さんって
人の介護もしなアカンのに…
夜中で疲れてるのに

なんでこんなやさしいんやろう

⏰:09/06/05 16:54 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#627 [y@mm]
看護婦へのイメージが変わった。

そしてその日、
居酒屋に電話をした。

ICU携帯つかったら
ダメなんだけど
看護婦さんが特別OKしてくれたから…

そして予約を取り消して
みんなにもmixiを通じて連絡した

⏰:09/06/05 16:55 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#628 [y@mm]
その日の夜、夜中に電話が鳴った。

“公衆電話”

あ、絶対龍だ。

なぜか確信が持てた

「もしもし」
小声で話す。
「もしもし…優希?」
龍の声だ…安心する

⏰:09/06/05 16:56 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#629 [y@mm]
『今どこにおんの?』

-優希ちゃんが入院していることは
 龍には言ってないよ。-

『え?まぁ…』
『どこ?浮気してんの?』

もう…やっぱり疑うよね…

⏰:09/06/05 16:58 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#630 [y@mm]
『病院。入院してんねん』
『え?』
『…』
『もしかして、俺のバイクの後ろ優希、乗ってたん?』
『うん…』
『…ごめんな…』
『いいよ。龍が生きててよかった』
『俺と同じ病院?』
『違うよ。』
『そ…』

ブツっと電話が切れた。
公衆電話やから
お金なくなったら切れるよね。

でもあたしは少しでも話せたから
幸せな気持ちで寝ることができた

⏰:09/06/05 17:00 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#631 [y@mm]
 
 一旦きります★

よかったら
感想お願いします★

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4422/


昨夜から更新した分
>>568-630

⏰:09/06/05 17:02 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#632 [y@mm]
更新します(´・ω・`)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「優希ちゃんおはよう〜」

朝7時には起こされる。
正直キツい。

昨日龍と電話したなぁ

と、着信履歴の“公衆電話”
という文字をみる。

メール受信:龍ママ

ママさんからメールだ

⏰:09/06/06 17:17 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#633 [y@mm]
≪今日龍は退院します!
終わったらまた行くね。≫

龍退院なんやぁ!
早いなぁ…

龍に会いたいなぁ…

「優希ちゃん〜」

看護婦さんが来た。

⏰:09/06/06 17:19 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#634 [y@mm]
「明日一般病棟にうつるよ」
「ほんと?やったー」
「そしたら面会誰が来ても大事やしね」

あたしは早く龍に会いたかった

その日またママさんが
顔をだしてくれた。

初めて手紙くれた日から
毎日手紙を書いてきてくれる。

毎日それを読んで涙した。

⏰:09/06/06 17:21 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#635 [y@mm]
そしてその日も
体の痛みを我慢して寝た。

朝起きたときは
気分は最高!

だって今日一般病棟
いくんだもん

一般病棟の個室に移された

兄が来てくれた。
あたしのiPodとかDSもって

「暇やろ?」って…
ありがとう…お兄ちゃん

⏰:09/06/06 17:23 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#636 [y@mm]
>>634

面会誰が来ても大事 ×
面会誰が来ても大丈夫 〇

誤字すみません

⏰:09/06/06 17:25 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#637 [y@mm]
お兄ちゃんは優しい。

あたしはお兄ちゃん大好き!

暴力ふってた兄は
大嫌いだけど…

今はすき。
頼れる兄貴って感じ。

あたしに笑いをくれる…

⏰:09/06/06 17:26 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#638 [y@mm]
その日龍は面会には
来なかった。

まぁ、退院した日に
面会はこれないよね…

明日は来てほしいな。

そしてあたしは
便をだしてなかったから
便をすると看護婦さんに言った

⏰:09/06/06 17:28 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#639 [y@mm]
寝たきりだからトイレには行けないと言われたけど

恥ずかしいし…


あたしは車椅子に乗って
行くと言った。

看護婦さん2人に抱えられ
車椅子に移動する。

何分かかったかな…

⏰:09/06/06 17:29 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#640 [y@mm]
看護婦さんが車椅子を
押してくれた。

あたしは貧血もちで
倒れたことも何度もある。

久々に体を起こしたから
貧血になった。

耳がキーンってする
気分が悪い…

便座にうつるのも
看護婦さんに抱えられながら

情けないと思った

⏰:09/06/06 17:31 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#641 [y@mm]
「看護婦さんごめんなさい…」

あたしは息を切らしながら言った

「いいんやで
あたしたちは優希ちゃんの痛みわかってあげれないから…」

色々考えてるうちに
耳が聞こえなくなってきた

「…もうあかん…しんどい」

そしてやっと病室に戻った。

⏰:09/06/06 17:34 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#642 [y@mm]
自分の弱さに腹がたつ
数日前までは

1人でトイレにも行けたし
何するにも人の手借りなかったのにさ

ちょっとした事故で
ここまで何もできなくなるの?

お風呂にも入りたいよ…

あたしは毎日泣くようになった

⏰:09/06/06 17:36 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#643 [y@mm]
そして血圧をはかってもらい
最高が90だった。

そら、耳が聞こえなくなるぐらいだったしね…


あたしはその日も
1人でメソメソ泣いた。

⏰:09/06/06 17:37 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#644 [y@mm]
次の日、ずっとぼーっとした。


昼になり面会の時間。

コンコンッ


誰かがドアを叩く音

あたしがドアの方をみた時に
ドアが開いた。

⏰:09/06/06 17:43 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#645 [y@mm]
そこには龍が居た。

あたしは驚きと喜びで
いっぱいになった。

その後ろには出会った時2歳だった龍の弟がいた

もう4歳。

「龍ちゃん…」

龍はにこにこしていた。
龍の顔は怪我で凹凸ができていた

⏰:09/06/06 17:45 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#646 [y@mm]
目の上は赤くはれ上がっている。

でも、生きてる龍がココにいる
あたしは泣きたくなった。

そして、4歳の弟、春くんの後ろに
ママさんの姿を確認した。

「こんにちは」

あたしは笑顔で言った。

⏰:09/06/06 17:49 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#647 [y@mm]
ママさんは気を利かして
春くんを連れて、ジュースを買いに行ってくれた。

「龍〜会いたかった」
「俺も!ごめんなぁ」

あたしは龍と抱き合って
キスを交わした。

痛みも辛さも吹っ飛ぶ。

龍の力はすごいよ

⏰:09/06/06 17:50 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#648 [y@mm]
そして面会の時間もすぐに終わった

「明日手術やから、龍きてね!」
「おう。当たり前や」

あたしは複雑骨折の手術を明日に控えていた。


そして笑顔で龍は帰っていった。

龍の顔久々にみれたし
明日の手術は絶対がんばる!

⏰:09/06/06 17:57 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#649 [y@mm]
手術の注意事項などを聞かされた。
「手術するから今夜10時から、飲食禁止です」
「え〜!明日手術昼1時からやんかぁ。それまで水ものめへんの?」
「うん。でもそうしなきゃダメやから」
「はぁーい…」
「あと、手術中、BGM流せるんやけど、聞きたい曲とかある?」
「BGM?手術にBGMとかすごいなぁ…」

あたしの聞く曲はCDがないみたい…
だからポルノグラフィティにしてもらった。

⏰:09/06/06 17:57 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#650 [y@mm]
手術なんて…整形手術しか
したことないから
どんなのやろう…

不安やぁ…さっきまで頑張る!って気持ちになってたのになぁ

そしてのどかわくの嫌やし
睡眠薬もらってさっさと寝た。

⏰:09/06/06 17:59 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


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