俺と幼なじみ2
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#201 [遼]
そんな気力もなかった。
ただ悲しくてさ・・・
必死で涙を堪えるだけやった。
『お前未知の事どう思っとんの?好きとか嫌いとか普通とかあるやろ。』
『・・・』
『答えろて。』
『・・・別に、何も・・・』
:09/08/02 07:00
:SO905iCS
:☆☆☆
#202 [遼]
『・・・はぁ?』
『遼さんの前でこんな事言うのかなり失礼って分かってますけど・・・ただ・・・ヤれればいいかなって・・・』
『は?』
『未知も言ってました。遼さんは、私の事信じとるから黙っとればバレへんよって・・・』
:09/08/02 07:00
:SO905iCS
:☆☆☆
#203 [遼]
『は?だからヤっとったんか?』
『はい・・・』
『セフレみたいな感じやったんか?』
『・・・はい・・・』
“はい”の言葉を聞いて俺はプチっとキレた。
:09/08/03 15:34
:SO905iCS
:☆☆☆
#204 [遼]
酒も入っとるしキレて何言っとったか覚えてないけど、怒鳴ったりして店員に外に出されてまった。
車のとこで裕樹の首掴んでずっと突っ掛かっとったけど、裕樹はずっと謝っとるだけやった。
謝るくらいならすんなよ。
俺が惨めなだけやん。
:09/08/03 15:34
:SO905iCS
:☆☆☆
#205 [遼]
『てめぇ暫く連絡してくんな。未知にも連絡してくんなよ?まぁ、出来るわけねぇよなぁ?』
『・・・はい。』
『これで連絡しとったら・・・分かるやろうな?』
『はい・・・』
『約束やぞ?』
『分かりました・・・』
:09/08/03 15:35
:SO905iCS
:☆☆☆
#206 [遼]
裕樹の車で来とるで送ってもらうしかなかったんやけど、俺は歩いて帰る事にした。
居酒屋近かったし歩いても遠い距離じゃなかったし。
『送りますよ、乗って下さい。』
裕樹はそう言ったけど、もう俺が一緒にいたくなかった。
:09/08/03 15:35
:SO905iCS
:☆☆☆
#207 [遼]
だから何も言わずに普通に歩き出した。
煙草を吸いながら1人で歩いた。
俺はそん時泣いとって、夏なのになんか寒気がして酔いが覚めた。
他人から見たらアホ丸出しやったかもしれん。
いい大人が泣きながら歩いて煙草吸っとるんやからな。
:09/08/03 15:36
:SO905iCS
:☆☆☆
#208 [遼]
家に帰るのが本当に嫌やった・・・
本気で気が重くて仕方ない。
未知に会いたくない。
このままどっかに逃げたい。
未知に会ったら殴ってまいそうや。
イライラするし涙は出るし、俺はどうしたらいいですか?
:09/08/03 15:37
:SO905iCS
:☆☆☆
#209 [遼]
やけど結局戻るのは、家しかないんやんな・・・
『お帰り。』
『・・・』
『シカトかよ。』
『・・・』
うぜーてその言葉。
俺がシカトしたら逆ギレするくせに。
:09/08/03 15:37
:SO905iCS
:☆☆☆
#210 [遼]
『ご飯食べてきたんやろ?』
『うん。』
『だったらご飯いらんね。』
『うん。』
『あっそ。』
『・・・』
相変わらず未知は冷たい。
俺よりきっと裕樹の方がいいんやな・・・
:09/08/03 15:38
:SO905iCS
:☆☆☆
#211 [遼]
だったら何で昔のあの時裕樹と別れたんやて?
今ヤるくらいやったら昔沢山ヤっとけよ。
未知を目の前にして裕樹にヤられとると考えると、気持ち悪くて仕方なかった。
だから俺は未知との会話を減らした。
自分から喋り掛ける事もなくなった。
:09/08/04 22:40
:SO905iCS
:☆☆☆
#212 [遼]
『アンタ等喧嘩したん?』
と、母ちゃんに言われた。
『別に・・・』
『全然話さんやん。』
『うるせーな、ほっとけよ。』
『何その逆ギレー。』
『うるせーて。』
全てがウザかった。
:09/08/04 22:40
:SO905iCS
:☆☆☆
#213 [遼]
親に相談出来ん俺は情けない。
だって相談なんかしたくなかった。
俺が相談したら親同士が気まずくなってまうやろ?
何十年と付き合ってきた家族みたいな関係を、壊したくはなかったでな。
:09/08/04 22:41
:SO905iCS
:☆☆☆
#214 [遼]
俺って我慢強いなってよく自分で思う(笑)
我慢せんくてもいい事まで我慢しとる。
未知の事だって相談して甘えてまえばいいのにそれが出来ん。
俺が話してゴチャゴチャなんのは嫌なんやてな。
:09/08/04 22:42
:SO905iCS
:☆☆☆
#215 [遼]
それは多分、やっぱり結婚して子供がおるからやと思う。
恋人と夫婦は違うから色々問題もあるしな。
それに俺は、未知と別れるなんてこれっぽっちも思ってなかったから────
:09/08/04 22:42
:SO905iCS
:☆☆☆
#216 [遼]
だけどそれから数日後、俺は未知に話がしたいと言われた。
『家やと皆おるし話しにくいしどっかゆっくり出来るとこ行こうよ。』
その時点でピンときた。
コイツは裕樹の事話してくるんやろうなって・・・
:09/08/04 22:43
:SO905iCS
:☆☆☆
#217 [遼]
俺の仕事が休みの日の前日に話をする事になった。
親にちびを預けて出掛けた。
『ゆっくり出来るとこ何処があるんやて?』
『ないねー・・・』
『・・・ラブホ行く?』
:09/08/04 22:44
:SO905iCS
:☆☆☆
#218 [遼]
冗談で言っただけやった。
やけど未知は
『いいよ。』
って言ってきた。
やから本当に行く事になった。
ラブホに着いて部屋に入ってテレビを見た。
『一緒にお風呂入ろっか?』
『あぁ・・・』
:09/08/04 22:44
:SO905iCS
:☆☆☆
#219 [遼]
裕樹ともしとるんやなって思ってまう。
やっぱり考えるのは裕樹と何をしたかばっかりやった。
俺みたいに一緒にラブホ来て普通にヤっとったんやんな・・・
ふぅーって感じで溜め息出したかったけど出さんかった(笑)
:09/08/06 06:40
:SO905iCS
:☆☆☆
#220 [遼]
『お風呂もういいんやない?』
『じゃあ入る?』
『うん、明るいで電気消してね?』
何を今更って思った(笑)
やけど無理矢理消された。
風呂に一緒に入るなんて久しぶりやしやけにドキドキした。
:09/08/06 06:41
:SO905iCS
:☆☆☆
#221 [遼]
俺が浴槽にもたれかかっとると、未知は俺にもたれかかってきた。
イライラしとるはずなのにその時だけはもう忘れたわ(笑)
くっついとったら普通にヤりたくなってまうやんな・・・
言い方雑やけど、もうヤろうと思った。
:09/08/06 06:42
:SO905iCS
:☆☆☆
#222 [遼]
『俺先出るで体洗って出てきて。』
『は?今入ったばっかりやん。』
『いいから。』
ごめんなさい、俺未知と違って全然ヤってないから正直たまってるんです。
って感じやった。
:09/08/06 06:46
:SO905iCS
:☆☆☆
#223 [遼]
で、風呂から出てきた未知とそのままヤった。
初めて未知とヤった時くらい緊張しとった。
未知の体は色が白くて綺麗やと思う。
子供産んだで腹の張りは昔に比べればないけど(笑)
:09/08/06 06:46
:SO905iCS
:☆☆☆
#224 [遼]
綺麗な体しとると思うけど、裕樹に抱かれとるで汚いわ。
俺が抱くみたいに裕樹の前でしっかり喘いどるんやろうか?
その未知の声を裕樹も聞いとるんやなー。
って、色んな事を考えた。
:09/08/06 06:47
:SO905iCS
:☆☆☆
#225 [遼]
やけど久しぶりに未知を抱いてなんか恋人同士に戻ったみたいな新鮮な気分になれた。
ヤり終わって寝転がりながら俺は煙草を吸った。
未知は横になって俺にくっついとった。
『久しぶりに遼ちゃんとはヤるなー。』
:09/08/06 06:48
:SO905iCS
:☆☆☆
#226 [遼]
墓穴ほったな?って思った。
言葉に違和感を感じた。
“遼ちゃんとヤるなー”
ならまだ分かるけど
“遼ちゃんとはヤるなー”
ってどうゆう意味?
“は”
ってどうゆう意味?
:09/08/06 06:49
:SO905iCS
:☆☆☆
#227 [遼]
明らか俺じゃなくて違う奴とヤっとるって事やん?
何も聞きはしんかったけどな・・・
少し余韻に浸った後未知はベッドから降りてソファに座った。
『はぁー・・・』
そう未知は溜め息を付いた。
:09/08/07 13:33
:SO905iCS
:☆☆☆
#228 [遼]
『あのね遼ちゃん・・・あたし遼ちゃんに言わなアカン事がある・・・』
『・・・』
きましたよー。
裕樹の事やんな・・・
『うん、何?』
『あのさ・・・』
『・・・』
:09/08/07 13:34
:SO905iCS
:☆☆☆
#229 [遼]
ドキドキした。
裕樹の事じゃないって願った。
そしたら未知は・・・
『あたし・・・ラウンジで時々働いとるんやて。』
って言った。
『ラウンジ?って・・・ラウンジやんな?』
『うん。』
:09/08/07 13:34
:SO905iCS
:☆☆☆
#230 [遼]
なんやそんな事かって思った。
ってそんな事でもないんやけどさ・・・
『何で夜働いとるんやて?』
『日払いやし、私だって小遣いほしくて・・・』
『やけど夜仕事していいって誰が言ったよ?しかも俺に黙って・・・』
:09/08/07 13:35
:SO905iCS
:☆☆☆
#231 [遼]
『ごめん・・・けどもうしてないよ!もうラウンジはやめたから・・・』
『・・・』
言いたい事はそれだけか?
もう1つ言わなアカン事があるやろ・・・?
『それだけが言いたかったん?』
『・・・違う。』
:09/08/08 07:23
:SO905iCS
:☆☆☆
#232 [遼]
『じゃあ・・・何?』
『・・・』
未知は中々言えずにいた。
だから未知から口を開くまで俺はずっと黙っていた。
黙りながら、裕樹の事じゃない事を願った。
けど・・・
:09/08/08 07:23
:SO905iCS
:☆☆☆
#233 [遼]
『私・・・
裕樹と浮気しとるよ・・・』
:09/08/08 07:24
:SO905iCS
:☆☆☆
#234 [遼]
申し訳なさそうに、ちゃんと未知の言葉ではっきりと聞いた。
『ごめんね遼ちゃん・・・本当ごめん・・・』
未知は顔を下に向けて謝ってきた。
今すぐにでも殴りたい感情を抑えて俺はこう言った。
:09/08/08 07:25
:SO905iCS
:☆☆☆
#235 [遼]
『俺・・・
知っとったよ。』
:09/08/09 13:38
:SO905iCS
:☆☆☆
#236 [遼]
『・・・知っとったんや・・・』
『お前も俺が知っとるかもって気付いとったやろ?』
『うん・・・みなみが変な事言っとったし・・・それに裕樹から連絡ないし・・・』
『・・・』
:09/08/09 13:39
:SO905iCS
:☆☆☆
#237 [遼]
『いつから・・・知ってたん?』
『結構前から。』
『じゃあ・・・何で私に何も言わんかったの?』
『嘘やって信じたかったから。』
嘘だと思いたくても、疑ってばっかりやったけどな。
:09/08/09 13:39
:SO905iCS
:☆☆☆
#238 [遼]
しかもみなみにも裕樹にも直接聞かされたやつやから、疑うってかそれが本当って思うしかなかったんやけどな。
『怒ってないの・・・?』
『は?そんなん怒っとるに決まっとるやん!不倫やぞ不倫。俺がお前の知っとる奴と浮気したらお前どう思うんやて!』
:09/08/09 13:40
:SO905iCS
:☆☆☆
#239 [遼]
『・・・ショックどころじゃないかな・・・』
『それと同じだわ!今すぐにでもお前の事殴りてぇわ!』
『・・・』
『これからお前と裕樹とどんな付き合いしてけばいいんやて・・・!俺どんだけ我慢したと思っとるんやて!』
『・・・』
:09/08/09 13:41
:SO905iCS
:☆☆☆
#240 [遼]
『未知が何で裕樹とそうゆう事したんか、ちゃんと理由が知りたい・・・』
『・・・言ったら許してくれるん?』
『許すわけねぇやろ。とにかく理由話せよ。』
『・・・』
:09/08/09 13:42
:SO905iCS
:☆☆☆
#241 [遼]
だけど理由なんて大してなかった。
浮気ってものを味わってみたいだけって言った。
俺にバレへんから何回もヤったと言った。
遊んでる時は主婦や母親って事も忘れられるし、イケナイ事をしてる自分に楽しさを感じとるって言った。
:09/08/10 13:17
:SO905iCS
:☆☆☆
#242 [遼]
ただ単に、未知は浮気をしたいだけやった。
それを聞いてもう未知を責める気もなくなった。
ただ冷たい目で未知を見るしか出来んかった。
『浮気したかっただけかよ・・・』
『うん・・・前遼ちゃんあたしに言ったよね?浮気しとったら離婚って・・・本気?』
:09/08/10 13:17
:SO905iCS
:☆☆☆
#243 [遼]
『知らん、もうなんか色々訳分からん・・・』
離婚とかこのまま過ごすとか、そうゆう事はもう考えたくなかった。
もう何も考えずにパーっと遊びたいと思った。
『裕樹と何で連絡取り合っとったん・・・?』
:09/08/10 13:18
:SO905iCS
:☆☆☆
#244 [遼]
『何でやろ・・・友達やからかな・・・』
『・・・そんだけの理由?』
『・・・うん・・・昔遼ちゃんあたしに言ったよね?玲子さんと別れた時、玲子さんと連絡取っていいかって・・・私も裕樹とはそれと同じ気持ちやったんやて。』
:09/08/10 13:19
:SO905iCS
:☆☆☆
#245 [遼]
『どうゆう事?』
『遼ちゃんは元カノの玲子さんと連絡取っとるんやから、私も元彼の裕樹と連絡取ろっかなって・・・』
『連絡取るのはまだいいとして、何でそこからヤるに発展したんやて。』
:09/08/10 13:20
:SO905iCS
:☆☆☆
#246 [遼]
『分からへん・・・ノリ・・・?成り行き?』
『はぁ?ふざけんなて。』
俺が成り行きでヤったらどうするかとかそんな事を俺はキレながら未知に言った。
涙を流してくれれば少しでも反省しとるんかと思ったけど、涙は出てなかった。
:09/08/10 13:21
:SO905iCS
:☆☆☆
#247 [遼]
『けど遼ちゃんまだ玲子さんと連絡取っとるやん!』
『全然取ってねぇわ!それに俺はお前とは違う!ヤったりせんわ!!軽いんだわお前!』
『うるさい!』
何故か未知は逆ギレをし出した。
だから俺も尚更キレるしかなかった。
:09/08/10 13:21
:SO905iCS
:☆☆☆
#248 [遼]
俺が怒るのは当たり前やけど何で未知が怒るんや?
開き直っとるようにしか思えんやん。
なんか面倒臭そうに話すしさ?
ごめんって謝ってきた意味はなんやったん?
反省しとらんやん全く。
:09/08/10 13:22
:SO905iCS
:☆☆☆
#249 [遼]
『こっち来て?』
『何で?』
『いいから。』
『何?殴られるの嫌や・・・』
『アホか、殴らへんわ。』
『・・・』
:09/08/10 13:23
:SO905iCS
:☆☆☆
#250 [遼]
嫌そうな顔をしながらも未知は俺がおるベッドに来た。
そして俺は未知を押し倒してまたヤろうとした。
『ちょっと、嫌や・・・』
『裕樹とどんな事したん?』
『・・・はぁ?』
:09/08/10 13:23
:SO905iCS
:☆☆☆
#251 [遼]
自分で聞いたくせに自分で気持ち悪いと思ってまった。
こんな事しながら正直聞きたくなかったけど、今のこの怒りの感情の時にしか聞けないと思った。
『どうヤられたん?』
『変な事聞かんといて!』
:09/08/12 21:34
:SO905iCS
:☆☆☆
#252 [遼]
『いいからどうヤったんやて?』
あー、こんな事聞く俺がバカらしくて恥ずかしい(笑)
『聞かんといてってば!』
『裕樹とヤって気持ち良かった?』
『気持ち悪いよ遼ちゃん・・・』
『答えてよ。』
『・・・』
:09/08/12 21:35
:SO905iCS
:☆☆☆
#253 [遼]
俺が何回もしつこく聞くと未知は困った顔をした。
気持ち良くないって言っとったけどそんなの嘘やと思った。
だから俺は無理矢理未知に気持ち良かったと言わせた。
自分で言わせたくせに、俺は傷付いた。
:09/08/12 21:35
:SO905iCS
:☆☆☆
#254 [遼]
もう俺ダメやと思った。
何で他の男に抱かれなあかんのやろう・・・
何で他の男に優しく触られなあかんのやろう・・・
苦しくてたまらんかった────
:09/08/12 21:36
:SO905iCS
:☆☆☆
#255 [遼]
俺等はそのままラブホを出た。
未知を家まで送って俺はまた出掛けた。
『何処行くん?』
『翔のとこ。』
未知から逃げたかったし、思い付く場所は翔のとこしかなかった(笑)
:09/08/12 21:36
:SO905iCS
:☆☆☆
#256 [遼]
行ったらみなみもおって、なんかまた厄介やなと思った。
3人で話をしとったらみなみに未知から電話が入ったみたいで電話しとった。
『未知から電話やったよ・・・未知から聞いたんやってね・・・』
『あ?あぁ、さっき聞いてきた。』
:09/08/12 21:37
:SO905iCS
:☆☆☆
#257 [遼]
『遼がちゃんと翔のとこ来たかの確認の電話やったよ。』
『は?うぜー・・・』
いちいち確認すんなよ。
今までそんな事なかったくせにさ。
何で今更そんな事するんやて。
:09/08/12 21:38
:SO905iCS
:☆☆☆
#258 [遼]
『みっちょと話してきたん?』
『うん、アイツ裕樹とヤりたいだけみたいやった。やっぱ浮気のスリルってやつを楽しんでみたかっただけやったと思う。』
『お前平然としとるけど・・・辛くないの?キレるやろ普通。』
:09/08/12 21:38
:SO905iCS
:☆☆☆
#259 [遼]
『辛いよ。けど・・・俺が未知になんか言った所でなんか変わるんかな・・・変わらへんやろ?』
『俺がお前の立場やったら・・・確実みなみと別れて相手ボコボコにするわ。』
『酷いそれー!』
『その酷い事をみっちょは平気でして、お前も遼に黙っとったんやぞ?』
:09/08/12 21:40
:SO905iCS
:☆☆☆
#260 [遼]
『そうですね・・・』
翔とみなみはいつ見ても羨ましいカップルや。
いくら仲いい連れでもどんな付き合い方をしとるか俺には分からんけど、なんかコイツ等とおると居心地がいい。
:09/08/12 21:40
:SO905iCS
:☆☆☆
#261 [遼]
『俺未知の浮気知らんければ良かったな・・・ちゃんと未知の口から聞くとかなり辛いわ・・・』
『そりゃ辛いやろお前・・・』
『中学ん時に戻りてぇー!あん時が1番楽しかったかも。あん時に戻れたら玲子と付き合わずにすぐに未知と付き合うのに。』
:09/08/15 11:41
:SO905iCS
:☆☆☆
#262 [遼]
本当、今になって思う。
中学ん時か、未知と付き合い始めの頃で時が止まればいいのに。
そしたら俺はこんなに悩んでストレス溜まる事もなかったやろうし、幸せやったのにな。
:09/08/15 11:41
:SO905iCS
:☆☆☆
#263 [遼]
それか、やっぱり俺等は幼なじみのままの方が良かったんやないかな。
幼なじみのままやったら、悩む事なく幼なじみとしてうまく付き合えていけたのにな────
:09/08/15 11:42
:SO905iCS
:☆☆☆
#264 [遼]
『遼・・・未知の事許すの?』
みなみにそう聞かれた。
『許すわけねぇやん。てか許せる方がおかしいやろ。』
『これからどうするん?アンタ達結婚しとるし子供おるし、簡単に別れたり出来んもんね・・・』
:09/08/15 11:43
:SO905iCS
:☆☆☆
#265 [遼]
『そうやなぁー・・・俺未知にどんな風に接すればいいんやろう。俺言われた時にもカッとなる程怒ってないし、もしかしたら未知また同じ事するかもやからな・・・』
『未知も反省しとると思うよ?だから遼に話してきたんやろ?』
『さぁー・・・?』
:09/08/17 13:51
:SO905iCS
:☆☆☆
#266 [遼]
反省しとるんかは分からん。
むしろ逆ギレしてくるくらいやから反省はしてないやろう。
裕樹から連絡ないもんでおかしいと思って俺に言ってきただけなんやないかとも思う。
:09/08/17 13:52
:SO905iCS
:☆☆☆
#267 [遼]
まぁ何を考えても未知が思う事なんやから俺にはさっぱり分からへんからな。
『俺も浮気しよかな。』
そう言ったら翔はそれに乗り気やった。
冗談やろうと思うけど。
けどみなみは怒った。
:09/08/17 13:53
:SO905iCS
:☆☆☆
#268 [遼]
『遼まで浮気しちゃダメやん!未知の事好きなんじゃないの!?』
そう言った。
じゃあ未知はどうなんやてな?
俺の事好きなのに浮気しとるんやん。
だったら俺も、していいでしょう(笑)
そんな勇気ないけど(笑)
:09/08/17 13:53
:SO905iCS
:☆☆☆
#269 [遼]
けどな、その事を貴弘さんに話したら、遊べばいいやんって言ったんやな。
『黙っとればバレーん。』
そんな風に言って遊びに誘ってくるもんで、つい遊びにノってまったんやんな。
:09/08/18 12:57
:SO905iCS
:☆☆☆
#270 [遼]
『貴弘さんと遊びに行って来る。』
『行ってらっしゃい。』
未知から聞かされた後からは未知と俺は普通の態度やった。
浮気したで離婚とかの話はしんくて、全く“無”って感じやったかもしれん。
:09/08/18 12:58
:SO905iCS
:☆☆☆
#271 [遼]
本当はもっと真剣になって考えなアカン事なんやろうと思うけど、話したら話したでなんか話が進んで怖くなる感じがしたで話さへんかった。
『行ってきます。』
:09/08/18 12:58
:SO905iCS
:☆☆☆
#272 [遼]
俺はその日ドキドキしながら家を出た。
この日の遊び目的は貴弘さんが女をナンパする事やったから。
今から俺が貴弘さんに着いてナンパするなんて事は、未知は夢にも思っていないやろうでな。
:09/08/18 12:59
:SO905iCS
:☆☆☆
#273 [遼]
貴弘さんの車に乗って市街地まで行った。
市街地やし夏やし人は沢山おった。
『暇しとりそうな奴おらんかよ。』
とか言いながら貴弘さんは女を物色しとる中俺は煙草を吸って心を落ち着かせとった。
:09/08/18 12:59
:SO905iCS
:☆☆☆
#274 [遼]
ナンパなんてまともにした事がないし、貴弘さんに頼るしかなかったわ(笑)
んで貴弘さんが女の2人組を発見したもんで、車をソイツ等の横に付けて話し掛けた。
:09/08/18 13:00
:SO905iCS
:☆☆☆
#275 [遼]
『何しとるん?』
『え?なんも。』
『暇やったら遊びに行こ?』
『えー?』
えー?とか、なんか典型的なパターンやと思った(笑)
『いいやん、行こうよ。』
そんな風に誘う貴弘さんもありきたりやなと思った(笑)
:09/08/18 13:01
:SO905iCS
:☆☆☆
#276 [遼]
『どうするー?』
女は2人で考えとって、貴弘さんの無理矢理の誘いに断れんくなって遊びに行く事になった。
車に乗って居酒屋に行く事になった。
俺は後部座席も見ずにひたすら前向いとったから、女が不思議がって話し掛けてきた。
:09/08/18 13:01
:SO905iCS
:☆☆☆
#277 [遼]
『何で助手席の人話さんの?』
『え、俺?あぁ、後で話す。』
とか言って適当に話をしとったな。
てか女達は車の中でワイワイ騒ぐし、すげー若いなと思った。
:09/08/18 13:02
:SO905iCS
:☆☆☆
#278 [遼]
居酒屋に着いて薄暗い証明の光でやっと顔が見えたんやけど、マジ若いなと思った。
化粧はなんか濃いし目の回りは黒いしなんせ外見が若かったな。
2人共18歳やったんやけど、普通に犯罪って思ってまった(笑)
:09/08/20 22:26
:SO905iCS
:☆☆☆
#279 [遼]
この年で18歳と絡むなんて思ってなかったから・・・(汗)
取り合えず皆で乾杯して飲んで、話は彼氏おるとか彼女おるとかの話になった。
『おらん。』
3人共そう言った。
だから俺もそう言った。
:09/08/20 22:27
:SO905iCS
:☆☆☆
#280 [遼]
俺は初めて嘘を付いた気がする。
今までちゃんと彼女おるとか嫁がおるって言ってきたのにな・・・
こん時は言わんかったもん。
貴弘さんもおらんって言った俺に対して何も言わず、彼女はいないって方向で話をした。
:09/08/20 22:28
:SO905iCS
:☆☆☆
#281 [遼]
けどよく考えたら“彼女”はおらんと思う。
彼女じゃなくて、俺には“嫁”がおる。
彼女と嫁は別って思ったらやっぱダメなんかな(笑)
そりゃ普通にダメやおな(笑)
:09/08/20 22:28
:SO905iCS
:☆☆☆
#282 [遼]
それからもその18歳の子と飲み続け、居酒屋を出てからはカラオケに行った。
俺はただ楽しもうと思って歌っとるだけやったけど。
俺は先に送ってもらったで、後は貴弘さんがソイツ等を送ってった。
:09/08/20 22:29
:SO905iCS
:☆☆☆
#283 [遼]
家に帰ると未知が俺の帰りを待っとった。
『お帰り。』
『ただいま。』
俺は浮気なんてしとらんのに、ただ女と遊んできた事に後ろめたさを感じた。
:09/08/20 22:29
:SO905iCS
:☆☆☆
#284 [遼]
けど俺より未知のが酷い事しとるって自分に言い聞かせ、悪いなとは思いながらも平然としとった。
次の日貴弘さんから、女の1人が俺の連絡先を知りたいって言ったって電話が掛かってきた。
:09/08/20 22:30
:SO905iCS
:☆☆☆
#285 [遼]
だけど俺は連絡先を交換しても連絡取る事がないし断った。
さすがに未知に隠れて知らん奴とメールとかはしたくなかった。
けどそれからも貴弘さんとはナンパをして遊んだ。
遊んどると本当に気が紛れるのが分かった。
:09/08/20 22:31
:SO905iCS
:☆☆☆
#286 [遼]
それと同時に未知への怒りが大きくなってった(笑)
こんな風に俺みたいに黙って遊んで、おまけにヤったと思うと普通に腹が立つわな。
何回も何回も浮気して・・・
ただ遊んどるだけの俺なんて可愛いもんやんか。
:09/08/20 22:31
:SO905iCS
:☆☆☆
#287 [遼]
ただ浮気のスリル楽しみたいだけやったら、俺もすぐにヤっとるっつーの。
けど俺は未知を裏切りたくないからヤらんだけ。
けど未知は簡単にヤるし、裏切るとかそんな事全く考えてなかったんやろうか────
:09/08/20 22:32
:SO905iCS
:☆☆☆
#288 [遼]
だから俺は決めた。
何で俺だけこんな目に合わなあかんのや?
浮気をしても俺が何も言わんと思って平然と暮らしとる未知に苛立って仕方がなかった。
:09/08/20 22:32
:SO905iCS
:☆☆☆
#289 [遼]
だから俺は・・・
アイツを呼び出した────
:09/08/20 22:33
:SO905iCS
:☆☆☆
#290 [遼]
呼び出したのは・・・
玲子。
:09/08/23 13:27
:SO905iCS
:☆☆☆
#291 [遼]
『なんなん呼び出して。』
本当はこんな事頼むなんてバカげとると思う。
けど未知を傷付けさせたいって気持ちの方が強かった。
『あのさ・・・俺と浮気しん?』
『・・・・・・はぁ!?』
:09/08/23 13:27
:SO905iCS
:☆☆☆
#292 [遼]
そりゃそんな反応するわな。
いきなりやしびびるわな。
『浮気しん?ってか、俺とお前が浮気した事にしてよ。』
『何でよ?』
『そうすれば・・・未知が傷付くで・・・?』
『そんな事する必要あるん?』
:09/08/23 13:28
:SO905iCS
:☆☆☆
#293 [遼]
『必要はないやろうけど、未知の反応を見てみたい。俺が浮気したと知って傷付くのか、それとも平気でおれるんか。』
『そんな嘘付きたくなーい。だってしてもないのにあたし悪者になってまうやん!』
:09/08/23 13:29
:SO905iCS
:☆☆☆
#294 [遼]
『なるけど・・・頼むて!玲子は未知に会わんくていいし、もしなんか聞かれた時にだけ話合わせてくれればいいでさ!』
『絶対に嫌だ!』
けど俺は無理矢理頼んだ。
玲子は受け入れてはくれんかったけど、そうゆう事にしておいた。
:09/08/23 13:29
:SO905iCS
:☆☆☆
#295 [遼]
こんな事していいんかな・・・
けど俺はまだ未知の気持ちが分からんのやて・・・
もし、未知が俺の事本気で好きなら本気で傷付いてくれるはずやと思う。
未知が傷付く事は玲子。
玲子の事が、1番未知が苦しむ方法なんやと思うから。
:09/08/23 13:30
:SO905iCS
:☆☆☆
#296 [遼]
けど未知はきっと俺がそう言ったら浮気したって信じるんやと思う。
浮気する人は嫌だとか言って別れを言われそうや。
それも覚悟して嘘を付こうと思った。
俺だって嘘付くの怖かったけど、未知に心の傷を負わせたかったんや────
:09/08/23 13:31
:SO905iCS
:☆☆☆
#297 [遼]
そうと決まれば俺は未知に話をしようと決めた。
ちび等も寝て静かになった後、俺の部屋に移動して2人でテレビを見とった。
『話したい事があるんやわ。』
『何?』
:09/08/24 17:06
:SO905iCS
:☆☆☆
#298 [遼]
未知は珍しく俺にくっついてきたもんで、言おうか迷った。
『話の前にいい?私ヤりたいんやけど。』
『ヤりたいってH?』
『うん。』
未知からの誘いなんて本当に久しぶり!!
ヤってなかったし即やったわ(笑)
:09/08/24 17:07
:SO905iCS
:☆☆☆
#299 [遼]
ヤり終わってから話す事忘れとったけど思い出したで言う事にした。
『話あるって言ったやん。話聞いてくれる?』
『うん、何?』
言う時かなり緊張した。
なんて言おうか迷った。
:09/08/24 17:08
:SO905iCS
:☆☆☆
#300 [遼]
『先に謝っとくけど・・・ごめんな・・・俺玲子とヤった。』
『・・・』
未知は固まった。
ボケーっとしとった。
:09/08/24 17:09
:SO905iCS
:☆☆☆
#301 [遼]
『はいはい、嘘ばっかり。』
『いや、マジやから。』
『嘘付かんくていいて。』
『だからマジやってば。』
未知は信じようとしんかった。
:09/08/27 16:58
:SO905iCS
:☆☆☆
#302 [遼]
『未知が裕樹と何回も浮気したで俺も玲子とヤった。俺もただヤりたいでヤっただけ。』
めちゃくちゃな嘘を付いた。
『・・・』
『これ聞いてどう思う?』
『・・・』
『けどヤったのは事実やから、本当ごめん・・・』
:09/08/27 16:58
:SO905iCS
:☆☆☆
#303 [遼]
未知はいきなり泣き出した。
足で思いっきり蹴飛ばされた。
『いてーし。』
『遼ちゃんなんて最低やわ!』
(まぁ、ヤってないけどな。)
心の中ではそう思うし笑いたいけど我慢をした。
『ごめん・・・けど、俺もヤりたかったんやもん。』
:09/08/27 16:59
:SO905iCS
:☆☆☆
#304 [遼]
『本当最低やん!!もう離婚するで!!遼ちゃんなんてもう知らん!』
怒鳴って部屋を出て行った。
泣いとって悪いなと思ったけど、心の中では少しざまあみろと思った。
:09/08/27 17:00
:SO905iCS
:☆☆☆
#305 [遼]
傷付いてくれたか?
俺の気持ち分かったか?
けど俺は嘘なんやから、本当に浮気されて傷付いた俺の心なんて分かるはずがないわな・・・
だけど次の日最悪な事になった・・・
:09/08/27 17:00
:SO905iCS
:☆☆☆
#306 [遼]
未知が俺の親と自分の親にチクった・・・
完璧に俺が悪者になるなって思った。
マジ最悪や・・・
:09/08/30 12:01
:SO905iCS
:☆☆☆
#307 [遼]
『お前浮気すんなよ!!』
親父にすげー怒鳴られた。
してねぇわって突っ込みたかったけど未知がおるし言えん・・・
その時に思ったわ。
変な嘘付かんければ良かったって・・・(笑)
:09/08/30 12:02
:SO905iCS
:☆☆☆
#308 [遼]
『もうあたし離婚する。』
冷静に言う未知と俺に怒鳴る親父。
母ちゃんは未知をなだめるし、ちび達は意味分かってないやろうで勝手に遊んどる。
『遼ちゃんとなんて一緒におりたくない。』
:09/08/30 12:03
:SO905iCS
:☆☆☆
#309 [遼]
なんやてそれ・・・
何でお前はすぐにチクるの?
俺嘘なんやぞ?
完全に本当やと思われとるやん。
大体お前のが酷い事今まで沢山してきたんやぞ?
俺は今まで我慢してきたのに、自分が傷付いたらすぐに親に頼るんかて。
:09/08/30 12:03
:SO905iCS
:☆☆☆
#310 [遼]
あー、イライラする。
自分で撒いた種なのにイライラしたわ(笑)
こんな事になってまったから嘘やなんて言いにくくなってまったやんか・・・
:09/08/30 12:04
:SO905iCS
:☆☆☆
#311 [遼]
やけど未知は親の前では強気な態度やったけど、俺の前ではほとんど泣いとった気がする。
涙を見るのは嫌いや。
特に未知の涙は見たくない。
:09/08/30 12:04
:SO905iCS
:☆☆☆
#312 [遼]
『玲子さんとヤったなんてそんなん嫌や・・・最悪・・・むかつく・・・嫌いや・・・』
『・・・』
だからヤってないからさ?
なんも泣く事ないんやに、未知ちゃん(笑)
:09/08/30 12:05
:SO905iCS
:☆☆☆
#313 [遼]
みなみにも言われて怒られた。
未知はみなみにもすぐ言うからな・・・
けどみなみには本当の事言った。
『嘘やろそんなん?』
って言われて浮気したって事に勝手にされてまったけど、なんとか納得はしてくれたみたいやった。
:09/09/01 11:45
:SO905iCS
:☆☆☆
#314 [遼]
『未知と遼ってさぁ、なんかお互いに空回りし過ぎなんじゃないの?いくら仕返しみたいな事したいからって、そんな嘘付くのはどうかと思う。』
確かにそうやと思う。
やけど、みなみには俺の気持ちは分からへんからな。
:09/09/01 11:45
:SO905iCS
:☆☆☆
#315 [遼]
翔といつも仲良く出来とるみなみには俺の気持ちは分からん。
みなみだって絶対、翔に同じ事されたら傷付くやろ?
同じ思いをしてみな分からへん事やからな・・・
:09/09/01 11:46
:SO905iCS
:☆☆☆
#316 [遼]
それからは未知にシカトされとった。
喋る事は喋ってくれるけど短文ばっかりやったな・・・
親父にはのけ者にされるし母ちゃんも変な態度取るし・・・
やけど家族やから意外と普通やし。
家におる時は子供とおる時間が1番幸せやった。
:09/09/01 11:47
:SO905iCS
:☆☆☆
#317 [遼]
家におるのが嫌で、未知が俺ん家におる時は未知の家に逃げたりしとった。
未知の母ちゃんは
『まぁ男は浮気する事あるからねぇ・・・男に限らず女だって浮気するんやから、目を瞑る事も必要やと思うけどねぇ。』
みたいな事を言っとった。
:09/09/01 11:48
:SO905iCS
:☆☆☆
#318 [遼]
浮気した事が嘘って事をいつ言うかタイミングが分からないまま、そのまま時間は過ぎてった。
そしてある日未知と部屋に2人でおって、玲子の事を言ってくる未知の悲しい顔を見とる時・・・
電話が掛かってきた────
:09/09/01 11:49
:SO905iCS
:☆☆☆
#319 [遼]
中学からの友達の雄也からの電話やった。
『今何しとる?』
『家におるよ。』
『あのさ・・・お前落ち着いて聞けよ・・・?』
『何?』
:09/09/01 11:49
:SO905iCS
:☆☆☆
#320 [遼]
『アッキーが・・・
自殺した。』
:09/09/01 11:50
:SO905iCS
:☆☆☆
#321 [遼]
アッキー。
本名出したくないで出さんとくな。
仲良い連れ。
俺とつるんどる奴等皆が仲良かったと思う。
そんなアッキーが、自殺した────
:09/09/01 18:25
:SO905iCS
:☆☆☆
#322 [遼]
『は・・・?』
『首吊って死んだ・・・』
『・・・』
俺の心臓はバクバク鳴っとった。
『アホか、変な冗談言うな。』
『冗談じゃねぇし。』
『冗談じゃなかったら何でそんな落ち着いとるん?』
:09/09/01 18:26
:SO905iCS
:☆☆☆
#323 [遼]
『お前に電話掛ける前に散々泣いたでな。』
『ウザいしお前。変な事言うなって。』
『いや、マジやから。』
『・・・』
コイツの声のトーンからしてそれが本当やと悟った。
:09/09/01 18:26
:SO905iCS
:☆☆☆
#324 [遼]
『は・・・?意味分からへん・・・』
『だから自殺したんやって。』
なぁ雄也・・・
何でそんな事が平気で言えるん?
何でそんな落ち着いとれるんやて・・・
『アッキーは・・・死んだんや。』
:09/09/03 19:25
:SO905iCS
:☆☆☆
#325 [遼]
『嘘やろ・・・』
『翔にさ・・・お前から伝えろよ。』
『は?無理・・・』
『俺だってもう無理や。お前に言うのでさえもこんなに辛いのに、またアッキーの死を伝える事はしたくない・・・』
最後の方の雄也の声は涙ぐんどった。
:09/09/03 19:26
:SO905iCS
:☆☆☆
#326 [遼]
『そうゆう事やから・・・』
申し訳なさそうに雄也は電話を切った。
電話が切れたのを確認した後俺は携帯を滑らせながら投げた。
『どうしたん遼ちゃん。』
『・・・』
『遼ちゃん?』
:09/09/03 19:26
:SO905iCS
:☆☆☆
#327 [遼]
『アッキーがな・・・自殺したんやと。』
『え?自殺未遂!?』
『未遂じゃなくて自殺や。死んだんやと。』
『は・・・?えー!!!何で!?』
:09/09/06 13:05
:SO905iCS
:☆☆☆
#328 [遼]
『・・・知らん。』
何でアッキーは自殺したんやて。
何がアッキーをそうさせたんやて・・・
多分その時の俺は涙を堪えながらボーッとしとったと思う。
未知に涙を見せたくなかったから。
『あ・・・俺翔に伝えなアカンのやわ、アッキーが死んだ事・・・』
:09/09/06 13:06
:SO905iCS
:☆☆☆
#329 [遼]
さっき滑らせながら投げた携帯を自分で取り、なんのためらいもなく翔に電話を掛けた。
『おう、なんや?』
いつもと変わらないテンションの翔。
いつもみなみとおるからみなみとおるって分かった。
:09/09/06 13:07
:SO905iCS
:☆☆☆
#330 [遼]
『誰かからアッキーの事聞いた?』
『アッキーの事?アッキーがどうした?』
知らんのや・・・
どうせならもう知っといてほしかった・・・
俺は雄也から言われた事を伝えた。
:09/09/06 13:08
:SO905iCS
:☆☆☆
#331 [遼]
『落ち着いて聞けよ・・・?アッキーが自殺して死んだ。』
『・・・嘘やろー!!』
翔は俺とは違って言葉を疑う事はしなかった。
疑う事なくすぐに俺の言葉を信じた。
:09/09/06 13:08
:SO905iCS
:☆☆☆
#332 [遼]
電話の向こうからは翔が“アッキー死んだ!アイツ死んでまった!”って言う叫び声が聞こえ、みなみの“嘘ー!嘘や!嫌や!嫌ー!”って声が聞こえた。
まだ通話は繋がったままで、そんな声を聞いていたくなかった俺は電話を切った。
:09/09/06 13:09
:SO905iCS
:☆☆☆
#333 [遼]
そして電話を切った後、堪えていた涙が一気に溢れた。
涙が出ると共に、怒りと悔しさで机を思いきり蹴った。
『遼ちゃん・・・』
そう俺の名前を呼ぶ未知も泣いていた。
:09/09/09 19:33
:SO905iCS
:☆☆☆
#334 [遼]
『何で死んだんやてアッキー・・・!』
体操座りをしながら踞って泣いた。
そしたら未知は俺の事を優しく抱き締めてくれた。
抱き締めてくれたから尚更また涙が出た。
:09/09/09 19:34
:SO905iCS
:☆☆☆
#335 [遼]
俺等の浮気の事とかもうどうでも良くなった。
頭の中はアッキーの事でいっぱいやった。
何でなん?
何で自殺なんてするん?
って事でいっぱいやった。
:09/09/09 19:35
:SO905iCS
:☆☆☆
#336 [遼]
どうしても信じたくなかったけどそれは事実で、アッキーのお葬式の日がやって来た。
礼服を着るのが嫌やった。
アッキーを送り出したくなかった。
皆の涙を見て俺も泣けてきた。
:09/09/09 19:35
:SO905iCS
:☆☆☆
#337 [遼]
人前で涙なんて見せたくなかったけど、どうしても堪える事が出来へんかった。
アッキーの顔を見た時、何で目ぇ閉じとるんやろうと思った。
開いたら怖いけど目を開けてほしいと思った。
:09/09/09 19:36
:SO905iCS
:☆☆☆
#338 [遼]
けどそんなん絶対ありえへん事やからな・・・
首吊って死んだのに絶対苦しいはずなのに、死に顔が安らかやったな・・・
覚悟決めとったんかな・・・
けど首に残るロープの後が痛々しかった。
:09/09/09 19:36
:SO905iCS
:☆☆☆
#339 [遼]
アッキーが自殺した理由は保証人になってたからってアッキーの親から聞いた。
保証人になったらソイツが金返していかなあかんのかな?
それが出来んから自殺をしたって聞いた。
:09/09/09 19:37
:SO905iCS
:☆☆☆
#340 [遼]
アッキーさ・・・
だったら最初から保証人になんなよ。
ちゃんと断れよ・・・
けど、アッキーに保証人を頼ませた奴の事を恨んだ。
のうのうと葬式に来とったらしい。
:09/09/09 19:38
:SO905iCS
:☆☆☆
#341 [遼]
それを知った時は連れと皆でソイツを睨み付けた。
お前のせいでアッキーは返らん人になったんやぞ、ふざけんなって気持ちやった。
アッキーも悩んどったんやな・・・
連れの俺等は何も知らんかったんやもんな・・・
:09/09/09 19:39
:SO905iCS
:☆☆☆
#342 [遼]
『アッキーが死んだなんて信じれんわ・・・連れ亡くすとか普通にすげー悲しい・・・』
雄也がそう言っていた。
初めての経験だった、連れを亡くす事が。
こんなにも悲しい事やとは思わんかった。
:09/09/09 19:39
:SO905iCS
:☆☆☆
#343 [遼]
けど、もうアッキーは2度と戻ってこん。
写真の中と、俺等の思いでの中でしかアッキーは生きとらへん。
一緒に年取っていきたかったわ。
まだまだ遊び足りんかったわ。
天国から見守っとってほしいわ────
:09/09/09 19:40
:SO905iCS
:☆☆☆
#344 [遼]
アッキーのお葬式が終わってからすぐくらい・・・
俺は倒れた。
:09/09/11 20:37
:SO905iCS
:☆☆☆
#345 [遼]
仕事中体がおかしいなと思ったんやけどそのまま続けとった。
で、家に帰ってから気持ち悪くなって吐いた。
熱を測ったら40℃ってゆうアホみたいな数字やった(笑)
:09/09/11 20:38
:SO905iCS
:☆☆☆
#346 [遼]
物を全部吐き出したんやけどまだ気持ち悪くて、水飲んでもすぐに戻してまって、口からは飲んだ水と胃液しか出んようになっとった。
体温計の数字を見たら急に頭が痛くなってきて寒気もしてきた。
:09/09/11 20:39
:SO905iCS
:☆☆☆
#347 [遼]
だからご飯も食べず水も飲まずに布団にくるまっとった。
もちろんちび達に移るとあかんから1人で部屋に閉じ籠っとったけどな。
:09/09/11 20:39
:SO905iCS
:☆☆☆
#348 [遼]
次の日も熱は下がらへんくて仕事を休んで病院に行った。
そしたら点滴やとか言われたで点滴された。
点滴なんて絶対嫌やった!
だってもし失敗して空気入ったらどうすんの?
死ぬやん?
けど看護婦さんは上手に射してくれた。
:09/09/14 09:42
:SO905iCS
:☆☆☆
#349 [遼]
点滴をしても熱はまだあって、病院通いが4日間も続いた。
ただの風邪やったんやけど、何でいきなりこんなんなったんやろう。
多分抱え込んどったストレスが一気に風邪にきたんかもしれへんな・・・
:09/09/14 09:43
:SO905iCS
:☆☆☆
#350 [遼]
俺が風邪の時は未知は優しくしてくれた。
俺が病んどるのにも関わらず、未知は俺の前で涙をよく見せた。
風邪でダルかった俺は泣いとる理由なんて聞かんかったんやけどな・・・
:09/09/14 09:44
:SO905iCS
:☆☆☆
#351 [遼]
風邪もすっかり治ったある日の夜、未知にいきなり言われた。
『遼ちゃん・・・玲子さんの事好きやから浮気したんやろ?』
って・・・
その日の俺は仕事の事でイライラしとったからやけに頭にきてまった。
:09/09/14 09:44
:SO905iCS
:☆☆☆
#352 [遼]
『いきなりなんやて。』
『私やなくて玲子さんが好きなんやろ・・・?』
『・・・』
『私の事なんて好きやないんや・・・』
『・・・』
はい、俺はプッチンと何かがキレました(笑)
:09/09/14 09:45
:SO905iCS
:☆☆☆
#353 [遼]
『は?お前何言っとんの!?好きじゃなかったら何回も浮気されても一緒におろうなんて思わへんやろ!!お前は今まで小さい頃から俺を見てきて何を言っとるんやて!!』
目の前にあった物をとにかく未知に投げまくった(笑)
:09/09/16 10:47
:SO905iCS
:☆☆☆
#354 [遼]
それからも俺は怒鳴り散らして言いたい事を全部言った。
未知は俺が怒ったとこを見ながら怯えた感じで泣いとったけど、そんな事俺には全く関係なかった。
:09/09/16 10:47
:SO905iCS
:☆☆☆
#355 [遼]
『泣きたかったら勝手に泣けばいいやん!俺だって色々泣きたい事あるけど涙我慢しとるんやわ!』
それでも未知はギャーギャー泣くもんで本当にイライラしてきた。
俺も疲れたから煙草を吸って落ち着いとったら、未知が泣き止んだ。
:09/09/16 10:48
:SO905iCS
:☆☆☆
#356 [遼]
『遼ちゃん・・・』
『なんやて!?』
『あたし玲子さんに言われてまったよ・・・』
『何をや!?』
『嘘だよって・・・浮気したなんて嘘だよって・・・』
『・・・』
:09/09/16 10:49
:SO905iCS
:☆☆☆
#357 [遼]
『遼が好きなのは未知ちゃんだけだよって・・・こんなに沢山想われて、アンタは幸せ者だよ?って言われた・・・』
『・・・』
:09/09/16 10:49
:SO905iCS
:☆☆☆
#358 [遼]
『私ね・・・本当に遼ちゃんが好き・・・遼ちゃんじゃなきゃ嫌や・・・遼ちゃんがどんだけ我慢しとるかなんて私には分からへんけど、あたしは遼ちゃんが本当に好き。』
『・・・』
『私のした事許してって言いたいけど、許してくれんよね・・・?』
:09/09/18 22:55
:SO905iCS
:☆☆☆
#359 [遼]
許すわけがない。
許すつもりなんてない。
浮気したからはい許してって、かなり都合良くないか?
『許す気はないよ。これから先もずっと・・・なんかあるたびに俺は裕樹の事話に出すかもしれん。』
:09/09/18 22:56
:SO905iCS
:☆☆☆
#360 [遼]
『そうやおね・・・けど本当に遼ちゃんが好きやから・・・』
“好き”って言えば何でも許されるんやろうか?
だったら世の中のカップルや夫婦は別れる事なんてないやんな。
:09/09/18 22:57
:SO905iCS
:☆☆☆
#361 [遼]
『私が裕樹と浮気したのは、本当にただスリルを楽しむだけやった・・・遼ちゃんに悪いって思ったよ。かなり申し訳ないなって・・・』
『申し訳ないって思っとったんやったら最初から浮気なんてせんわな。』
『そうやおね・・・』
けど未知は、俺が玲子と浮気をしたって知ってから痩せた気がする。
:09/09/18 22:58
:SO905iCS
:☆☆☆
#362 [遼]
離婚とか言って親にチクって親の前では俺を罵って強気な態度見せとったけど、痩せた気がする。
夕飯も食ってない時多かったもんな?
精神的に参ってくれたんかな?
:09/09/18 22:59
:SO905iCS
:☆☆☆
#363 [遼]
俺の気持ちを正直に言うと、未知が裕樹と浮気して、本当はすぐにでも別れたいって気持ちが自分の中であったと思う。
浮気する女なんて嫌いやし、しかも何回も浮気しとったんやしな・・・
けどやっぱり・・・
未知が好きなんやんな。
:09/09/18 23:00
:SO905iCS
:☆☆☆
#364 [遼]
こんな女のどこがいいんか俺もよく分からん(笑)
顔も可愛いってわけでもないと思うけど、スタイルはいいかな。
子供産んでからは少しだけふっくらしたけどな。
子供ほったらかして遊びに行く親が何処におるよ?
って感じやしな。
:09/09/18 23:02
:SO905iCS
:☆☆☆
#365 [遼]
考えれば考える程未知のダメな部分が見えてきて、考えれば考える程ムカついてくる(笑)
いいとこなんてあるんかよ?
って感じやしな・・・
それを考えると本当に中学の時が1番可愛かった気がするな・・・
:09/09/21 06:23
:SO905iCS
:☆☆☆
#366 [遼]
未知をダメな母親って言ったら、俺もダメな父親って言われるかもしれん。
もしかしたら未知より俺の方がちびの面倒を見てきとるかもしれん。
けど昼間俺は仕事で家におらんし、ママママって言って未知のとこ行ってまうのには腹が立つ(笑)
:09/09/21 06:24
:SO905iCS
:☆☆☆
#367 [遼]
トータルすると未知のムカつく所や今までしてきた事のダメな部分に腹立って仕方ないけど・・・
それでも俺は・・・
未知が好きなんやんな。
これから先未知以外の女と暮らすとかそんなんは考えられへん。
:09/09/21 06:24
:SO905iCS
:☆☆☆
#368 [遼]
『ごめんね・・・本当ごめん・・・』
涙が止まらんくらい泣いて俺に謝ってくれとるって事は、未知も未知なりに反省しとるんやろうか────
:09/09/21 06:25
:SO905iCS
:☆☆☆
#369 [遼]
この夏はマジ色々とあった気がする。
まぁ、俺が傷付く事が半分以上やったんやけどな(笑)
けど今思うとそれもそれでありなんかなって思う。
アッキーが死んでまった事には悔やむに悔やみきれんけど、きっとそうゆうのが、俺が生きていく上での運命ってやつなんやと思った────
:09/09/23 14:00
:SO905iCS
:☆☆☆
#370 [遼]
『俺な・・・未知と別れたかった・・・お前マジ最低な女やからな。』
『分かっとる・・・』
『けど・・・好きやから別れへんのやぞ。浮気は許す事は出来んけど、好きやから一緒におった・・・』
『・・・』
『俺等夫婦のままでおる・・・?それとも市役所行って離婚届貰ってきて別れて・・・幼なじみに戻る?』
:09/09/23 14:01
:SO905iCS
:☆☆☆
#371 [遼]
俺がそう聞くと未知はまた涙を流しながら首を大きく横に振って俺に抱き付いてきた。
『嫌や!!』
『・・・』
『遼ちゃんが別れるって言っても別れへんから!!』
『・・・』
:09/09/23 14:01
:SO905iCS
:☆☆☆
#372 [遼]
抱き付かれるのは良かったけど、首に手回して息が苦しくて正直どいてほしかった(笑)
『じゃあこのままでいいか・・・』
俺は・・・
もしかしたら未知に騙されとるだけかもしれん。
:09/09/23 14:02
:SO905iCS
:☆☆☆
#373 [遼]
鈍感な俺は、浮気されてもまた気付かへんかもしれへんからな・・・
けどゆっくりでいいで、未知をまた信じてみようと思った。
ただ未知に言いたい事は、もし浮気するなら絶対に俺にバレんようにしろよって事だけやわ(笑)
:09/09/23 14:02
:SO905iCS
:☆☆☆
#374 [遼]
確か次の日やったと思うけど玲子に電話をした。
『未知になんか言ってくれたみたいやん。』
『言ったよー?だってあの子ウザいもん。悪いのはあの子なのに自分が悪いような感じやん?それが気に入らんかった。』
:09/09/25 13:08
:SO905iCS
:☆☆☆
#375 [遼]
『気に入らんのにそんなん言ってくれたんや?』
『遼の事思って言ったんやん。けど、あの子もすぐにあたしの言葉信じるとは思わんかったけどね。』
とか言っとったけど、まぁ未知が誤解を解いてくれたんやったらよしとしよう。
:09/09/25 13:09
:SO905iCS
:☆☆☆
#376 [遼]
んで下ちびの誕生日がきて2歳になって、ちびの誕生日が終わったと思ったら次は・・・
翔とみなみの結婚があった。
昔翔言っとったもんな、いつかみなみと結婚するみたいな事。
それが現実になった時はなんか心から笑えたし親友として本当に嬉しかった。
:09/09/29 08:05
:SO905iCS
:☆☆☆
#377 [遼]
不覚にも親友の結婚式で泣いてまった。
この2人なら絶対うまくいくと思っとったのが90パーセントで、ダメかもと思っとったのが10パーセント。
喧嘩よくするしな・・・
けど本当に結婚出来て良かったと思う。
翔とみなみには心から幸せになってもらいたいと思う。
:09/09/29 08:05
:SO905iCS
:☆☆☆
#378 [遼]
俺と未知はと言うと・・・
もう普通の関係に戻れたんかな?
未知はやけに俺に尽くしてくれるようになった。
朝早く起きて弁当作ったりもするようになった。
始めた時はそんな事して気持ち悪いと思ったし、またなんか隠し事でもあるんやないかと思った。
:09/09/29 08:06
:SO905iCS
:☆☆☆
#379 [遼]
けど疑ってばっかりじゃアカンわな・・・
徐々に信じてかなアカンわな・・・
『遼ちゃん・・・愛してるよ。』
恥ずかしい話、やっとる時に言われた。
なんやコイツ怪しいなと感じたけど、そこは素直に受け止めておいた。
:09/10/01 19:46
:SO905iCS
:☆☆☆
#380 [遼]
俺はそん時やけに照れ臭くて何も言えへんかった。
だから
『アホか。』
って言ってしまった。
素直じゃねぇな、俺・・・
そしてずっと会ってなかった裕樹にも会う事にした────
:09/10/01 19:47
:SO905iCS
:☆☆☆
#381 [遼]
久しぶりに裕樹に電話を掛けた。
そしたらすぐに電話に出た。
『久しぶりやな、元気?』
『元気っすよ・・・遼さんは?』
『俺はまぁ普通。それよりさ、いつ暇?会えるか?』
裕樹は戸惑っていたけど、会う日を約束した。
会う場所は、裕樹と一緒に飲んだ居酒屋だった。
:09/10/01 19:48
:SO905iCS
:☆☆☆
#382 [遼]
当日未知に言った。
『今日飯食ってくるで夕飯いらんわ。』
『分かったー、誰と行くの?』
『裕樹と。』
『・・・』
未知が少し動揺したかのようにも見えた。
『そっか・・・分かった・・・』
:09/10/01 19:49
:SO905iCS
:☆☆☆
#383 [遼]
『なんか動揺したやろ。お前本当にもう裕樹と何もないんやろな?』
『あるわけないやん。』
『じゃあ何で動揺した?』
『久しぶりに、その名前聞いたでやん・・・それに遼ちゃんが裕樹と会うなんて思ってもなかったし・・・』
:09/10/01 19:50
:SO905iCS
:☆☆☆
#384 [遼]
『俺も会いたくなかったんやけどな、ムカつくってだけじゃ終わらせれんけど、やっぱり俺の後輩やからな。』
『そっか・・・』
『じゃあ行ってきます。』
いつものように仕事に出掛け、その日の夜裕樹に会った────
:09/10/04 21:05
:SO905iCS
:☆☆☆
#385 [遼]
会う前はかなりドキドキやった。
俺のが先に店に着いたもんで待っとったんやけど、マジで緊張した。
だからやけに煙草を吸ってまったな・・・
んでついに、裕樹が来た────
:09/10/04 21:05
:SO905iCS
:☆☆☆
#386 [遼]
『お久しぶりっす・・・』
『よう・・・』
裕樹が顔を覗かせたんやけど、俺と目を合わせようとはしんかった。
『座れば?』
『はい・・・』
裕樹は俺の前に座った。
『なんか飲む?』
『あ、生中で・・・』
:09/10/04 21:06
:SO905iCS
:☆☆☆
#387 [遼]
お互いにビールを注文してから無言やった・・・(笑)
まぁ俺が呼び出したんやし俺から話をせなアカンわな・・・
『最近どう?』
『普通っす、遼さんは?』
『俺も普通やわ。』
『そうっすか・・・』
:09/10/04 21:07
:SO905iCS
:☆☆☆
#388 [遼]
裕樹は全然変わってなかったなー。
あの時のまんまやった。
『お前さ・・・俺と最後に会ったのどんなんやったか覚えとる?』
『もちろん覚えてますよ・・・』
『どんなんやった?』
:09/10/08 18:46
:SO905iCS
:☆☆☆
#389 [遼]
『未知の事っすよね・・・』
『そうや。』
『・・・』
裕樹は黙ってまった。
けどそんな暗い話をしに来たわけやないんや。
:09/10/08 18:47
:SO905iCS
:☆☆☆
#390 [遼]
『あれから本当に未知に連絡しとらんやろうな?』
『してないっす。』
『本当か?』
『マジっす。誓います。』
『そっか・・・』
:09/10/08 18:47
:SO905iCS
:☆☆☆
#391 [遼]
俺等は“何かってゆう何か”を話すわけでもなく、お互いにどこか気を使いながら話をしとった。
なーんか普通に話とるだけやのに、なんか胸が痛かった(笑)
キュンキュンしとったわ(笑)
『俺さぁ、今でもお前を許す事出来ん。』
:09/10/08 18:48
:SO905iCS
:☆☆☆
#392 [遼]
『はい・・・』
『憎んでも憎んでも憎み足りんかもしれん。』
『はい・・・』
『けどな、どんなに憎んでも裕樹は俺の後輩やわ。可愛い後輩やと思っとるよ。』
『・・・』
:09/10/08 18:48
:SO905iCS
:☆☆☆
#393 [遼]
そう言うと裕樹はいきなり泣き出した。
泣く意味が分からへん。
そんなんやったら俺も泣きたいわ(笑)
裕樹は何考えとったんやろうな?
俺に本気で心の底から悪いって思ってくれとるんかな?
まぁいいわ。
本気で反省しとんならな────
:09/10/08 18:49
:SO905iCS
:☆☆☆
#394 [遼]
裕樹と会った俺はもうなんかすっきりした気持ちになった。
『なぁ翔ー・・・皆集めて飲み会しよ。』
『皆って?』
『皆は皆やん。俺等の周り連れ同士の奴等多いのに、皆で飲み会ってないやん?大人数で飲みたいわ!』
そんな俺の提案で皆で飲み会をする事になった。
:09/10/08 18:50
:SO905iCS
:☆☆☆
#395 [遼]
名前出してったらキリがないけど、俺がここで小説書いてきて出てきた人はほとんど全員集まった。
人数多かったし居酒屋やけどなんかちょっとしたパーティーみたいになっとった(笑)
:09/10/08 18:51
:SO905iCS
:☆☆☆
#396 [遼]
未知はもちろんくるし、翔とみなみもくる。
そして玲子もきたし、裕樹もきた。
未知は玲子にも裕樹にも会いたくないって言っとった。
つーか俺も正直未知と裕樹を会わせたくはなかったけど、裕樹を仲間外れにする事は出来んからな。
:09/10/08 18:51
:SO905iCS
:☆☆☆
#397 [遼]
会った時、未知と裕樹の態度が変やった。
そんな2人の態度を見てイライラしてまっとる俺がおったけど、もう過去の事やからな・・・
今更気にしたっておせーんだわ。
:09/10/08 18:52
:SO905iCS
:☆☆☆
#398 [遼]
皆で飲み会しとって思ったんやけど・・・
皆とはもう思い出せれんくらい色んな事があった。
沢山遊んだし沢山喧嘩もしてきた。
嘘も沢山付かれてきたし、俺は沢山傷付けられた。
けど俺も人を傷付けた事があるけどな・・・
:09/10/08 18:53
:SO905iCS
:☆☆☆
#399 [遼]
今思えば俺の周りの仲間なんて皆変な奴ばっかりや。
俺が1番まともなんやねぇか?(笑)
浮気しんし一途やし、嘘付く事あるけど嘘は嫌いやし我慢強いし(笑)
まぁ実際まともじゃないけどな(笑)
:09/10/08 18:53
:SO905iCS
:☆☆☆
#400 [遼]
変な奴沢山おるけど、皆がおったで今の俺がおるんかもしれんな。
色んな過程があったから、きっと俺は今幸せなんやと思うから──
:09/10/08 18:54
:SO905iCS
:☆☆☆
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