偽りの“ジン”...
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#357 [我輩は匿名である]
「俺のために来てくれたんだ。ありがとう!」
(来たくて来たんじゃねーよ!それにバイト先まで来たのはあんただろ)
『こちらタレ皿になります。』
私はジンの言葉は無視してタレ皿を出した。
:09/08/29 03:19 :N904i :Y5bgQdos
#358 [我輩は匿名である]
「タレ皿はいいよ。もう注文もしたから。」
『白菜キムチだけでいいんですか?』
「うん。桃に会いにきただけやから」
そう言ったジンはすごく笑顔だった。
:09/08/29 03:21 :N904i :Y5bgQdos
#359 [我輩は匿名である]
(キモい…。しかも焼肉屋来てお肉食べないのかよ)
『じゃ、失礼します』
「あ、待って。これ」
そう言ってジンは私に封筒を渡してきた。
:09/08/29 03:32 :N904i :Y5bgQdos
#360 [我輩は匿名である]
「ラブレター。笑」
『はい?』
「受けとってくれなきゃ暴れちゃうぞ」
(でた…脅迫。)
:09/08/29 03:59 :N904i :Y5bgQdos
#361 [我輩は匿名である]
そんなこと言われたら受け取らないわけにはいかない。
「俺の精一杯の気持ち書いたからな」
『…失礼します』
私は封筒を受け取り部屋を後にした。
:09/08/29 04:36 :N904i :Y5bgQdos
#362 [我輩は匿名である]
封筒には大きく
“TO 桃ちゃん
”
と書いてあり、ハートマークのシールで封がされていた。
:09/08/29 15:40 :N904i :Y5bgQdos
#363 [我輩は匿名である]
私は手紙をバイトの人達にバレないように折り曲げてポケットに入れた。
ピンポーン
ジンの部屋の番号から呼び出し音が鳴った。
「はーい!お伺いします」
:09/08/29 16:13 :N904i :Y5bgQdos
#364 [我輩は匿名である]
後輩がジンの部屋に入り、しばらくすると戻ってきた。
「ドリンク?」
店長が聞いた。
「いや、なんか大きい器がタレか?とか小さい器は何だっけ?とか聞かれました。私最初に説明したんだけどなぁ。笑」
:09/08/29 16:51 :N904i :Y5bgQdos
#365 [我輩は匿名である]
『へぇ〜』
私は全く他人事のように話を聞いた。
「料理でまーす」
そう言って行ったのはジンのところに白菜キムチを持っていったバイトの男の子だ。
:09/08/30 00:42 :N904i :p869y07.
#366 [我輩は匿名である]
「なんかすごい嫌がられたんですけど、俺」
バイトの子がジンのところから戻ってきて言った。
『どうしたの?』
:09/08/30 00:50 :N904i :p869y07.
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