偽りの“ジン”...
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#613 [我輩は匿名である]
「落ち着いて!とりあえず座って?」


「桃ぉーーッッ!!」


警官が私をなだめているとジンの声がした。

⏰:09/09/12 03:45 📱:N904i 🆔:s45HhwKA


#614 [我輩は匿名である]
「ハァハァ…桃…。」


そしてジンも中に入ってきた。


「このやろぉー!!」


ジンは警官に目をくれず私に向かってきた。

⏰:09/09/12 03:48 📱:N904i 🆔:s45HhwKA


#615 [我輩は匿名である]
『いやー!!キャー!!
痛い!』


ジンは私の髪の毛を引っ張ったのだ。


ものすごい力。


抵抗できない。

⏰:09/09/12 03:52 📱:N904i 🆔:s45HhwKA


#616 [我輩は匿名である]
「な、なにしてるんだ!」


警官は私の髪を引っ張るジンを見て驚きを隠せないでいた。


それもそうだ。


いきなりパニック状態の女が現われて、いきなり異常なぐらいにキレた男が現われて、その男がその女の髪を警官の前で引っ張っているのだから。

⏰:09/09/12 04:18 📱:N904i 🆔:s45HhwKA


#617 [我輩は匿名である]
「や、辞めなさい!」


警官はジンを抑えた。


「うるせー!お前は黙ってろ!!」


ジンは警官であろうと遠慮しない。


警官の手を振りほどき、
おもいっきり私の髪を引っ張り続けた。

⏰:09/09/12 04:27 📱:N904i 🆔:s45HhwKA


#618 [我輩は匿名である]
「離しなさいと言ってるんだ!!」


今度は警官2人がかり、
力づくでジンを取り抑えた。


「離せ!俺はこいつに用があるんだ!離せよ!」


ジンは必死に抵抗していたが、さすがの2人がかりでは適わなかった。

⏰:09/09/12 04:35 📱:N904i 🆔:s45HhwKA


#619 [我輩は匿名である]
取り押さえられ、バタつくジンの手には数量の髪の毛が握られていた。


(私の髪の毛…。こんなやつに!!)


『そいつを…そいつを逮捕して下さい!!』

⏰:09/09/13 02:07 📱:N904i 🆔:zrg.31kM


#620 [我輩は匿名である]
「こ、この糞尼ー!!」


私の言葉を聞いて尚更ジンは暴れだす。


「落ち着きなさい!」


「離せ!ぶっ殺してやる!」

⏰:09/09/13 02:18 📱:N904i 🆔:zrg.31kM


#621 [我輩は匿名である]
『ほら!今聞きました!?この人私を殺そうとしてるんです!逮捕して下さい!』


私は必死に警官に訴えた。


「と、とりあえず君はそこで座ってて。」

⏰:09/09/13 02:20 📱:N904i 🆔:zrg.31kM


#622 [我輩は匿名である]
そう言って、警官は二人がかりでジンを向こうへ連れていった。


「離せ!」


「ぶっ殺してやる!」


「桃ー!」


まだジンの怒鳴り声が聞こえる。

⏰:09/09/13 02:22 📱:N904i 🆔:zrg.31kM


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