偽りの“ジン”...
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#623 [我輩は匿名である]
しばらくしてジンの怒鳴り声は止んだ。
どちらかというと狭そうな交番なので、叫んでいたら筒抜けだろうが聞こえない。
落ち着いたのか?
それとも外に連れてかれたのか?
:09/09/13 02:26 :N904i :zrg.31kM
#624 [我輩は匿名である]
「ふぅ〜」
しばらくして一人の警官が戻ってきた。
『あ、あの…あいつは?』
「あぁ、大丈夫。ここには来ないから」
『そうですか…。良かった。』
:09/09/13 02:29 :N904i :zrg.31kM
#625 [我輩は匿名である]
「で、何があったか説明してくれるかね?」
ドキンッッ
警官にそう言われ、私は今のやばい状況に気が付いた。
:09/09/13 02:53 :N904i :zrg.31kM
#626 [我輩は匿名である]
さっきはジンから逃げるので必死で無我夢中で交番に駆け込んだが、とんでもないことをしている。
こんなに騒いでしまったんだ。
事情聴取されるに決まってる。
:09/09/13 02:56 :N904i :zrg.31kM
#627 [我輩は匿名である]
(やばい…親に知られたら)
私は未成年。
当然親に連絡がいく。
出会い系をしたせいでストーカーにあったなんて死んでもバレたくない。
:09/09/13 02:59 :N904i :zrg.31kM
#628 [我輩は匿名である]
「名前は?」
警官に尋ねられた。
『…市原桃です。』
私はとっさに偽名を名乗った。
:09/09/13 03:03 :N904i :zrg.31kM
#629 [我輩は匿名である]
ちなみに“市原”は、私が市原隼人のファンだったから使った。
「市原…桃さんね。」
警官は信じているようだった。
:09/09/13 03:10 :N904i :zrg.31kM
#630 [我輩は匿名である]
(やばい…名前をごまかせても、このままじゃ連絡先聞かれるのも時間の問題だ。)
『あ、あの…』
「どうしました?」
:09/09/13 23:54 :N904i :zrg.31kM
#631 [我輩は匿名である]
『親に連絡したいんで…。向こうで電話かけてきます』
「あ、どうぞ。」
警官はなんの疑いもなく許可してくれた。
:09/09/13 23:57 :N904i :zrg.31kM
#632 [我輩は匿名である]
もちろんそんなつもりはない。
私は携帯を片手に持ち、
カバンごと持って部屋を出た。
(カバンごと持ってくことに怪しまれないかな…)
:09/09/13 23:59 :N904i :zrg.31kM
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