偽りの“ジン”...
最新 最初 🆕
#251 [我輩は匿名である]
「さて、もうオシマイ!」

『ん?』

「ジンがどんだけ最低な男かよ〜く分かったし、もうメールはシカト。笑」

『メールする前から分かってたことじゃん。』

「ですよね〜」

⏰:09/08/24 03:26 📱:N904i 🆔:oYNt5U0U


#252 [我輩は匿名である]
そう言って絵里は即行プリカのアドレスを変えた。

「ジンご愁傷様!」


『ざまーみろだよ。』


いい気味だった。


絵里の行動に私は心がスカッとした。

⏰:09/08/24 03:32 📱:N904i 🆔:oYNt5U0U


#253 [我輩は匿名である]
そして私の携帯も見てみると相変わらずジンからの着歴。


(ほっとこ…)


すぐには無理だと思う。

だけどいつか時が解決してくれるはず。

⏰:09/08/24 03:47 📱:N904i 🆔:oYNt5U0U


#254 [我輩は匿名である]
>>150ー300

⏰:09/08/24 03:58 📱:W61SH 🆔:1lR1eMEw


#255 [我輩は匿名である]
>>150ー300


~

⏰:09/08/24 03:59 📱:W61SH 🆔:1lR1eMEw


#256 [我輩は匿名である]

>>150-300

⏰:09/08/24 04:00 📱:W61SH 🆔:1lR1eMEw


#257 [我輩は匿名である]
ジン…


お願いだから、、、



早く引き下がって。



私はそう強く強く願った。

⏰:09/08/24 04:02 📱:N904i 🆔:oYNt5U0U


#258 [我輩は匿名である]
それから数日、、、。


ジンからの着歴は一方に減ることはなかった。


ジンの着歴のせいで埋め尽くされて友達の着信に気付かなかったときもあった。

⏰:09/08/24 04:11 📱:N904i 🆔:oYNt5U0U


#259 [我輩は匿名である]
ジン
ジン
ジン
ジン
ジン


携帯を見るたびにジンの名前。

ひどいときは5分以内に着歴が全部埋め尽くされていた。

⏰:09/08/24 04:13 📱:N904i 🆔:oYNt5U0U


#260 [我輩は匿名である]
)ジー

⏰:09/08/24 20:51 📱:F906i 🆔:LolgLr6.


#261 [我輩は匿名である]
(あーうざい!!)


ジンの執着心は半端じゃない。


そしてある夜。

〜♪〜♪〜♪〜


私は寝ていたが着信音で目を覚ました。

⏰:09/08/25 00:39 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#262 [我輩は匿名である]
090-1314-xxxx


(知らない番号だ…)


私はなんとなく嫌な予感がしたので出なかった。

⏰:09/08/25 00:43 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#263 [我輩は匿名である]
数分後


〜♪〜♪〜♪〜


090-6815-xxxx


また知らない番号から電話。

さっきとはまた違う番号だ。

⏰:09/08/25 00:53 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#264 [あや]
いつも読んでます!

更新頑張って下さいメ~

⏰:09/08/25 00:55 📱:W52SH 🆔:Eg2TZpbI


#265 [我輩は匿名である]
いつも読んでくれてありがとうございます

更新がんばります

⏰:09/08/25 00:59 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#266 [我輩は匿名である]
ピッ


『…はい』


私はその電話に出てみた。


「ハァハァ、今どんな格好?」


息の荒いおじさんの声が私にそう言ってきた。

⏰:09/08/25 01:00 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#267 [我輩は匿名である]
ブチッ


私はすぐに電話を切った。


(何…何なの今の!?)


眠気も一気に吹っ飛び、
心臓がバクバクした。

⏰:09/08/25 01:06 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#268 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜

090-6815-xxxx


すぐにまた同じ番号から電話がかかってきた。


『……………』


私は無言のまま電話に出た。

⏰:09/08/25 01:14 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#269 [我輩は匿名である]
「ハァハァ…気持ち?濡れてる?ハァハァ…アッ、イク…」


(やだ、きもい!!)


『かける相手間違ってんだよ!キモいし!!』

⏰:09/08/25 01:20 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#270 [我輩は匿名である]
ブチッ

私はそう言って思いっきり電話を切った。


(勘弁してよ…何なのよ…)


突然のことで頭の整理がつかなかった。

⏰:09/08/25 01:25 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#271 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜


090-5171-xxxx


頭の整理もつかぬまま、
さっきとはまた違う番号から電話がかかってきた。

⏰:09/08/25 01:42 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#272 [我輩は匿名である]
『はい…』


「あ、もしもし。桃ちゃん?」


また知らないおじさんの声。


しかも私のことを“桃”と呼んでいる。

⏰:09/08/25 02:09 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#273 [我輩は匿名である]
『誰ですか?』


私はその電話の主に尋ねた。


「さっきまでメールしてたマコトだよ!桃ちゃんだよね?」


(メール???一切してませんが!)

⏰:09/08/25 02:25 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#274 [我輩は匿名である]
『人違いです。てか悪用です。どんなメールでしたか?』


「え?本人じゃないの?
残念だな〜電話で一緒に気持ちいいことしよって俺に番号教えてくれたんだよ。」


『どんなアドレスでしたか?』

⏰:09/08/25 02:39 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#275 [我輩は匿名である]
「いや〜そんなの教えちゃって大丈夫なの?」


『当たり前じゃないですか!私は番号を悪用されて、あなたは騙されたんですよ!いいにきまってるじゃないですか!』


私は必死にその人に教えてくれるよう頼んだ。

⏰:09/08/25 02:55 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#276 [我輩は匿名である]
(きっとジンの仕業だ…)


私の番号を知っており
“桃”と名乗り、私の番号を悪用した人…。



そんなのジンしかいない。


だからアドレスを聞いてジンだという確証が欲しかった。

⏰:09/08/25 03:10 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#277 [我輩は匿名である]
『アドにdo it(ドゥイット)って入ってるでしょ?』


「ちょっとまってね。」


カチカチ 


電話音からボタンの音が聞こえた。

⏰:09/08/25 03:19 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#278 [我輩は匿名である]
きっとメールに切り替えて調べてくれてるのだろう。


「あぁ!do itって入ってるよ!」


(やっぱり!!)

⏰:09/08/25 03:22 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#279 [我輩は匿名である]
ジンのアドには“do it”が入っていた。


これでジンだと確定だ。


(私の番号を出会い系に悪用しやがって…!!)


怒りが沸々と込み上げてきた。

⏰:09/08/25 03:25 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#280 [我輩は匿名である]
「知り合いに悪用されたんだぁ〜悲惨だね。でもこれも縁だしさ俺と大人の付き合いの友達にならない?」

そいつが私に言ってきた。


『なりません。二度と電話かけてこないで下さい!』

⏰:09/08/25 05:23 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#281 [我輩は匿名である]
ブチッ


私はそう言って切った。


(最低!最低!最低!拒否された逆恨み?なんで私がこんなことされなくちゃいけないの?)

⏰:09/08/25 05:27 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#282 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜


そして知らない番号からまた電話。


ピーピー、ブチッ


私は保留を押し電話を切った。

⏰:09/08/25 16:18 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#283 [我輩は匿名である]
(電源切ろ…)


プツッ


私は携帯の電源を切りまた寝ようと思ったが、怒りのあまりか、なかなか寝付けなかった。

⏰:09/08/25 16:21 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#284 [我輩は匿名である]
次の日


携帯の電源を入れると、
iモード留守番電話サービスのメールで大量の着信履歴があった。


知らない番号が多数。


そしてジン。

⏰:09/08/26 00:10 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#285 [我輩は匿名である]
『絵里ー!今日絵里ん家行っていい!?』


私はさっそく絵里に電話した。


「いいよ!何かあった?」


『ありまくり!助けて〜!話し聞いて〜』

⏰:09/08/26 00:15 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#286 [我輩は匿名である]
バイトが休みだったので、話を聞いてほしくて絵里の家に急遽言った。


「うわ〜ありえない。てかもう携帯変えたほうがいいよ。」


『だよね…。バイト代入ったら変えようと思う。』

⏰:09/08/26 00:22 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#287 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜


「あ、誠二から電話だ。
ちょっとゴメンね。」


『うん。』


誠二とは絵里の彼氏だ。


長い付き合いで私もよくしてもらっている良い奴だ。

⏰:09/08/26 00:28 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#288 [我輩は匿名である]
「理沙、誠二が今からご飯連れてってくれるってさ!行こう!」


『うん!』


誠二からの電話で、誠二にご飯を連れてってもらうことになった。

⏰:09/08/26 00:37 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#289 [我輩は匿名である]
「まぁどんどん食え!」


『ごちになりまーす!』


近くの居酒屋で誠二と合流し私たち三人でご飯を食べていた。


「で、理沙は男関係どーなんだよ?」


突然誠二が私に尋ねてきた。

⏰:09/08/26 01:13 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#290 [我輩は匿名である]
『は!?何もないし!男ネタなっしんぐやわ』


「ふ〜ん、その割にさっきから携帯ブーブーブーブー鳴ってね?」


誠二はマナーモードにしていた私の携帯を指摘した。

⏰:09/08/26 01:16 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#291 [我輩は匿名である]
はい。



確かに男性からの連絡でしょう。



でもどの人も私を“桃”と思っている下心丸見えの男たちだ。

⏰:09/08/26 01:22 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#292 [我輩は匿名である]
「まぁ理沙も色々あんのよ!」


『うんうん』


「え〜何だよ〜!教えろよ〜!俺たちの仲だろ!」


『やだ〜絶対引くもん』

⏰:09/08/26 01:39 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#293 [我輩は匿名である]
「ひかないって!気になるし教えてくれよ〜」


誠二は必死にお願いした。


「理沙、誠二ならいいんじゃない?絶対他の人には喋らないだろうし」


『う〜ん………』

⏰:09/08/26 01:48 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#294 [我輩は匿名である]
誠二は絵里の彼氏であり、私にとって信頼できり一人だ。


誠二なら話しても害はないだろう。


『まぁ…いいけど。誰にも言わないでよ?』


私は誠二にジンの話をすることにした。

⏰:09/08/26 02:03 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#295 [我輩は匿名である]
『…、というわけです。』


私は一通り誠二に話した。


「ありえねー!そのジンってやつ!!」


誠二は大きな声で言った。

⏰:09/08/26 02:25 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#296 [我輩は匿名である]
「理沙も理沙。出会い系なんてすんなよ。」


『…反省してます。』


「今もジンからの着信ひどいのか?」


『毎日だね。』

⏰:09/08/26 02:29 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#297 [我輩は匿名である]
「よし!俺がガツンと言ってやる!!」


『は!?』


「理沙の彼氏のふりして理沙を諦めるよう言ってやるの!!」


誠二ははりきって私にそう言ってきた。

⏰:09/08/26 02:34 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#298 [我輩は匿名である]
「いいね!いいね!それ!やってみよう!」


絵里もノリノリだ。


『いやいや、ヤバイって。』


「理沙はこのままでいいのかよ?」


誠二が言った。

⏰:09/08/26 04:12 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#299 [我輩は匿名である]
『…よくないけどさ。』


「このままじゃ悔しいだろ?」


『うん』


「じゃあ一発言ってやらな!」

⏰:09/08/26 15:07 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#300 [我輩は匿名である]
『…うん。よし!ガツンと言うか!』


「そうこなくっちゃっ!」


「やったー!」



絵里と誠二は大喜び。

⏰:09/08/26 15:17 📱:N904i 🆔:gB/kH802


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194