偽りの“ジン”...
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#361 [我輩は匿名である]
そんなこと言われたら受け取らないわけにはいかない。
「俺の精一杯の気持ち書いたからな」
『…失礼します』
私は封筒を受け取り部屋を後にした。
:09/08/29 04:36
:N904i
:Y5bgQdos
#362 [我輩は匿名である]
封筒には大きく
“TO 桃ちゃん

”
と書いてあり、ハートマークのシールで封がされていた。
:09/08/29 15:40
:N904i
:Y5bgQdos
#363 [我輩は匿名である]
私は手紙をバイトの人達にバレないように折り曲げてポケットに入れた。
ピンポーン
ジンの部屋の番号から呼び出し音が鳴った。
「はーい!お伺いします」
:09/08/29 16:13
:N904i
:Y5bgQdos
#364 [我輩は匿名である]
後輩がジンの部屋に入り、しばらくすると戻ってきた。
「ドリンク?」
店長が聞いた。
「いや、なんか大きい器がタレか?とか小さい器は何だっけ?とか聞かれました。私最初に説明したんだけどなぁ。笑」
:09/08/29 16:51
:N904i
:Y5bgQdos
#365 [我輩は匿名である]
『へぇ〜』
私は全く他人事のように話を聞いた。
「料理でまーす」
そう言って行ったのはジンのところに白菜キムチを持っていったバイトの男の子だ。
:09/08/30 00:42
:N904i
:p869y07.
#366 [我輩は匿名である]
「なんかすごい嫌がられたんですけど、俺」
バイトの子がジンのところから戻ってきて言った。
『どうしたの?』
:09/08/30 00:50
:N904i
:p869y07.
#367 [我輩は匿名である]
「おもいっきり睨まれて、舌打ちされました…。やっぱ男ってだけで嫌がられてるんですかね〜?」
『ま、マジかぁ。でも気にするな〜!』
私はそう言ってあげることしかできなかった。
:09/08/30 01:21
:N904i
:p869y07.
#368 [我輩は匿名である]
ピンポーン
『はーい』
(ゲッ、またジンのところだ)
ジンからの呼び出しコール。
私は嫌々向かった。
:09/08/30 03:46
:N904i
:p869y07.
#369 [我輩は匿名である]
『失礼します』
「あ、桃だ。嬉しい!
手紙読んでくれた?」
『バイト中ですので』
「バイト終わったら読んでね」
『ご用件は?』
:09/08/30 04:23
:N904i
:p869y07.
#370 [我輩は匿名である]
「お冷おかわり!」
『…かしこまりました』
(飲むの早ッ!)
「桃!」
『なんでしょうか?』
:09/08/30 05:15
:N904i
:p869y07.
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