偽りの“ジン”...
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#401 [我輩は匿名である]
バラバラになったパズルも時間をかけてピースを合わせて元通りにできる!桃は桃のままでいい。俺が桃を変えてやるよ!今は糞みたい男に目が言ってるのも桃の大きな過ちだってことを俺が気づかせてやるよ。
勘違いの気持ちだってことを。今でも桃に伝えたいことはたくさんある。
だけどどう伝えればいいか手紙じゃ難しいよな。

⏰:09/09/01 05:00 📱:N904i 🆔:SJoEFttA


#402 [我輩は匿名である]
だから言葉で伝えたい。
明日18時初めて俺達が会った○○で待ってます。






来てくれなかったら死にます。


ジンより”

⏰:09/09/01 05:03 📱:N904i 🆔:SJoEFttA


#403 [我輩は匿名である]
(死にます…って、、、
冗談でしょ?)


私は手紙を読み終わり身震いした。


なんでいつもジンはこんな自分勝手なんだろう。

相手を困らせることしか言わない。

⏰:09/09/01 14:16 📱:N904i 🆔:SJoEFttA


#404 [我輩は匿名である]
しかも明日18時っておもいっきりバイトだ。


行けないし、もしバイトがなくても行くつもりもない。


だけど最後の言葉“死にます”が私の気持ちをモヤモヤさせた。

⏰:09/09/01 14:28 📱:N904i 🆔:SJoEFttA


#405 [我輩は匿名である]
でも私はジンのハッタリだと分かっていた。


ジンにそんな度胸はない。


(気にするのは辞めよう)


そう思い私は眠りに就いた。

⏰:09/09/01 14:31 📱:N904i 🆔:SJoEFttA


#406 [我輩は匿名である]
お昼に目が覚めバイトの準備をした。


今日は17時入り。


携帯を見てもジンからの着信はない。


(良かった…。)

⏰:09/09/01 14:58 📱:N904i 🆔:SJoEFttA


#407 [我輩は匿名である]
『おはようございます』


「おはよ!」


17時私はバイトに入り、
あっという間に一時間。


(18時だ…)


ジンが一方的にした約束の時間。

⏰:09/09/01 15:19 📱:N904i 🆔:SJoEFttA


#408 [我輩は匿名である]
q゚)ドキドキ

⏰:09/09/01 19:25 📱:F906i 🆔:JXbYARJw


#409 [名無し]
>300-400

⏰:09/09/01 21:51 📱:N906i 🆔:ZQWH5nfo


#410 [名無し]
>>300-400

⏰:09/09/01 21:52 📱:N906i 🆔:ZQWH5nfo


#411 [我輩は匿名である]
ありがとうございます

⏰:09/09/02 03:56 📱:N904i 🆔:m/cLPRD6


#412 [我輩は匿名である]
(今頃ジンの奴待ってるだろうな…。)


行かなかったことに怒ってるかもしれない。


復讐されるかもしれない。


死ぬかもしれない。


考えれば考えるほど恐かった。

⏰:09/09/02 03:59 📱:N904i 🆔:m/cLPRD6


#413 [我輩は匿名である]
「理沙さん、もう上がっていいよ。」


『はい。お疲れ様です!』


ジンのことを気にしながらも、そんなこんなで23時。

お店もだいぶ落ち着いて私は23時上がりになった。

⏰:09/09/02 04:04 📱:N904i 🆔:m/cLPRD6


#414 [我輩は匿名である]
更衣室に戻り携帯を見た。


“不在着信あり ”


(ジンからかも…)


私は着信表示した。

⏰:09/09/02 04:08 📱:N904i 🆔:m/cLPRD6


#415 [我輩は匿名である]
(うわ、ひどっ…)


予感はしていた。


だけど画面を見て、私は呆気にとられた。

⏰:09/09/02 04:19 📱:N904i 🆔:m/cLPRD6


#416 [我輩は匿名である]
ジン
ジン
ジン
ジン
ジン
ジン




全部ジンで埋め尽くされていた。

⏰:09/09/02 04:21 📱:N904i 🆔:m/cLPRD6


#417 [我輩は匿名である]
もちろんまだ着信拒否中なので全部0秒だ。


全部がジンで埋め尽くされているので、一体私に何回電話をかけてきたのかさえわからない。

⏰:09/09/02 04:24 📱:N904i 🆔:m/cLPRD6


#418 [我輩は匿名である]
“不在着信 ジン 0秒”


携帯を手に持った今もジンからの着信が表示された。


(18時から今までずっとかけてたのこいつ?)

⏰:09/09/02 04:28 📱:N904i 🆔:m/cLPRD6


#419 [我輩は匿名である]
(今も電話してくるってことは、まだ待ってんの?)

こんなにしぶとい奴だ。


今も待ち合わせ場所で私を待っていそうな気がした。


普通なら帰るだろう。


だけどジンなら待っている可能性は高い。

⏰:09/09/02 05:02 📱:N904i 🆔:m/cLPRD6


#420 [我輩は匿名である]
帰り道。


ジンが待ち合わせした場所は通り道だった。


(もしかしていたりして…)


待ち合わせから七時間過ぎた頃私は待ち合わせ場所に足を運んでみることにした。

⏰:09/09/02 05:05 📱:N904i 🆔:m/cLPRD6


#421 [我輩は匿名である]
(ジンいるかな?)


私は待ち合わせ場所から少し離れた物陰から様子を伺った。


(あっ!!あれって…)


暗くてよく見えないが、
ジンの車らしきものを見つけた。

⏰:09/09/02 05:13 📱:N904i 🆔:m/cLPRD6


#422 [我輩は匿名である]
q゜д゜;))))ガクガク

ジンいたんだ

⏰:09/09/02 18:20 📱:F906i 🆔:Lu1Y6nu6


#423 [我輩は匿名である]
いました

⏰:09/09/03 04:16 📱:N904i 🆔:NONmqpnY


#424 [我輩は匿名である]
遠くてはっきりはしない。


ただジンの車のような気がする。


(どうなんだろ?)

するとその車の運転席から、キラキラっと光ものが見えた。

⏰:09/09/03 04:20 📱:N904i 🆔:NONmqpnY


#425 [我輩は匿名である]
きっと携帯のランプだ。


そしてそのランプはすぐ消えた。


私は急いで自分の携帯を見た。


(やっぱり…!!)

⏰:09/09/03 04:23 📱:N904i 🆔:NONmqpnY


#426 [我輩は匿名である]
“不在着信 ジン 0秒”


と表示されていた。


あの車で光ったランプと同じタイミングで不在着信。


あの車の中にいる人はジンに違いない。

⏰:09/09/03 05:24 📱:N904i 🆔:NONmqpnY


#427 [我輩は匿名である]
待っていると予感はしていた。


だけど本当に待っていると実感したとき私は怖くなってダッシュで逃げてしまった。

⏰:09/09/03 06:34 📱:N904i 🆔:NONmqpnY


#428 [ひょう]
うん、その方が良い

⏰:09/09/03 07:01 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#429 [我輩は匿名である]
この小説(∩・ω゚)イ
大好きですっっ

1日に(・3`)たくさん
更新してくれたら
とても嬉しいですP

ワガママすいませんヒホ

⏰:09/09/03 21:03 📱:W61SH 🆔:cfIAoSEg


#430 [我が輩は匿名である]
↑私もその意見に同意します。

⏰:09/09/03 21:10 📱:W54T 🆔:n9OPt5/I


#431 [我輩は匿名である]
>>429


そーゆーの迷惑だから 書くなよ

⏰:09/09/03 21:11 📱:SH706i 🆔:☆☆☆


#432 [我輩は匿名である]
>>429-430
いつ更新しようが主の自由だろ

⏰:09/09/03 21:40 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#433 [我輩は匿名である]
てか感想板に書けよ
読みにくい

レス失礼

⏰:09/09/03 22:29 📱:P02A 🆔:XL6BwCWY


#434 [我輩は匿名である]
すいません
バイトでなかなか更新できずじまいです

書けるときに一気に書きたいと思いますんでご了承下さいm(__)m

⏰:09/09/03 23:22 📱:N904i 🆔:NONmqpnY


#435 [我輩は匿名である]
「バイト辞めたほうがいいって!そのうち理沙殺されるかもよ!?」


『うん…』


私は絵里にジンの相談をしていた。

⏰:09/09/03 23:30 📱:N904i 🆔:NONmqpnY


#436 [我輩は匿名である]
わたしがバイトを辞めることでバイト先に迷惑をかけたくなかったが、ジンのことでバイト先に迷惑をかけるのはもっと嫌だ。


『明日もバイトだから話してみるよ』


「うん、そうしな!」

⏰:09/09/03 23:32 📱:N904i 🆔:NONmqpnY


#437 [我輩は匿名である]
「それにしてもバイト先まで突き止めて、勝手に約束こじつけて待ってるなんてジンって本当きもいね…。」


『うん。好きじゃない人に好きって追い掛けられても普通は嬉しい気持ちはあるのにジンの場合だと全然ないや。』

⏰:09/09/03 23:34 📱:N904i 🆔:NONmqpnY


#438 [我輩は匿名である]
「それだけジンを拒んでるんだね。私いつか理沙が殺されそうで不安だよ」


『辞めてよ〜!演技でもない』


「いやいや、本音だって!だから本当気をつけてね!」

⏰:09/09/03 23:38 📱:N904i 🆔:NONmqpnY


#439 [我輩は匿名である]
ジンのことで最初は面白半分だったりもしていた絵里だったけど、どんどんひどくなるジンの行動に絵里は本気で私を心配するようになっていった。


(それだけヤバイってことだよね…)


私は今の自分の現状に憂鬱だった。

⏰:09/09/03 23:47 📱:N904i 🆔:NONmqpnY


#440 [我輩は匿名である]
(ふぅ…)


携帯を見ると相変わらずのジンからの着信履歴。


“ジン”一色に並ぶ名前。


(いつになったら終わるんだろ…)


私は先が見えないでいた。

⏰:09/09/03 23:54 📱:N904i 🆔:NONmqpnY


#441 [我輩は匿名である]
次の日。


昼過ぎに目が覚めてバイトの準備をした。


(今日もジン来たりして…)


頭の中でそんな不安を余ぎっていた。

⏰:09/09/03 23:59 📱:N904i 🆔:NONmqpnY


#442 [我輩は匿名である]
『おはようございます』


「おはようございます」


バイト場に着きバイト着に着替え、仕事に就いた。


(嫌だ…)


こんなにもバイトを嫌だと思ったのは初めてだった。

⏰:09/09/04 00:04 📱:N904i 🆔:WIy8s1Vo


#443 [我輩は匿名である]
ピンポーン


ドキッ


「いらっしゃいませ!」


冷や汗がでそうなほど緊張が漂う。

⏰:09/09/04 00:29 📱:N904i 🆔:WIy8s1Vo


#444 [我輩は匿名である]
(ジン…?)


私はおそるおそる厨房から顔を出した。


若い二人のカップルだった。


(良かった…ジンじゃない)

⏰:09/09/04 00:30 📱:N904i 🆔:WIy8s1Vo


#445 [我輩は匿名である]
ジン気持ち悪い
どんな顔か見てみたいし(笑)

⏰:09/09/04 00:36 📱:SH904i 🆔:uaR08Awg


#446 [我輩は匿名である]
>>446


見せたいぐらいです

⏰:09/09/04 02:12 📱:N904i 🆔:WIy8s1Vo


#447 [我輩は匿名である]
お客さんが入ればジンじゃないかと怯え、違ったら安堵する。


そんな繰り返しだった。


(こんな気持ちじゃ仕事に集中できない。今日上がったら店長に辞めるって話そう…)

⏰:09/09/04 02:16 📱:N904i 🆔:WIy8s1Vo


#448 [我輩は匿名である]
ピンポーン


またお客さんが入った音。

「いらっしゃいませ」


『……いらっしゃいませ』


私も顔を出し、そしてその瞬間、背筋が凍り付いた。

⏰:09/09/04 02:20 📱:N904i 🆔:WIy8s1Vo


#449 [我輩は匿名である]
(…………ジン。)


避けたくても避けられない道。


どれだけ願っても叶わなかった。



またジンがバイト先に現れたのだ。

⏰:09/09/04 02:21 📱:N904i 🆔:WIy8s1Vo


#450 [我輩は匿名である]
「一名様ですか?」


「…………」


スタスタ


(はッ!?)

⏰:09/09/04 02:26 📱:N904i 🆔:WIy8s1Vo


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