偽りの“ジン”...
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#300 [我輩は匿名である]
『…うん。よし!ガツンと言うか!』


「そうこなくっちゃっ!」


「やったー!」



絵里と誠二は大喜び。

⏰:09/08/26 15:17 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#301 [我輩は匿名である]
「今かける?」


『いや、今はお店の中だし迷惑かけちゃいけないし家帰ってからにしよ?』


「そうだな!」


私たちは家に帰ってからジンに電話することになった。

⏰:09/08/26 15:21 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#302 [我輩は匿名である]
そしてお店の中ではご飯を食べながらジンに何て言うかみんなで計画した。


「よし、そろそろ出るか!」


『うん!』


そうして私たち三人は店を出て、絵里の家へ向かった。

⏰:09/08/26 15:44 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#303 [我輩は匿名である]
「よし、かけるぞ!」


『待って待って!緊張する…』


「理沙、頑張って!」


私はいざとなるとビビって、なかなかジンに電話をかけられなかった。

⏰:09/08/26 15:49 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#304 [(○^ω^○)♪]
気になる

⏰:09/08/26 17:40 📱:auSH3B 🆔:☆☆☆


#305 [我輩は匿名である]
ありがとうございます

⏰:09/08/26 19:43 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#306 [我輩は匿名である]
そんな中、自分の携帯を見てみるとジンからの不在着信の表示。


(このままじゃダメだ…!ジンを撃退しなくちゃ!)


『よし!かけよう!』


私は決心した。

⏰:09/08/26 19:44 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#307 [我輩は匿名である]
「オッケー、かけるぞ?」


『う、うん!』


ピッ


誠二は私の携帯でジンに発信した。

⏰:09/08/26 19:49 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#308 [我輩は匿名である]
プルルルル


スピーカーにしているので音がよく聞こえる。


「桃!?」


ワンコールでジンは出た。

⏰:09/08/26 19:52 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#309 [我輩は匿名である]
「もしもし、俺桃の彼氏ですけど!」


誠二がジンに言った。


(始まった…!!)


バトル開始。


私はドキドキが止まらなかった。

⏰:09/08/26 19:57 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#310 [我輩は匿名である]
「は?お前誰だよ?」


「だーかーら!桃の彼氏!」


「何言ってんだよ?桃の彼氏は俺だ!なんでお前が桃の携帯から喋ってんだよ?ぶっ殺すぞ!」

⏰:09/08/26 20:03 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#311 [我輩は匿名である]
(桃の彼氏は俺だ?いつあんたが私の彼氏になったのよ!!)


「桃の彼氏がお前?そうなのか〜?桃!」


誠二がわざと私に尋ねてきた。

⏰:09/08/26 20:07 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#312 [我輩は匿名である]
『彼氏じゃないですよー!』


私は大きな声で言った。



「だってさ。彼氏は俺なの!」


誠二はジンに嫌味たっぷりに言った。

⏰:09/08/26 20:10 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#313 [我輩は匿名である]
「桃がそこにいるのか!?桃に変われよ!」


「桃はあんたのこと大嫌いなんだよ?俺の女にちょっかい出すの辞めてくれる?」


「うっせー!ぶっ殺すぞ!桃に変われ!!」


ジンはすごく大きな声で怒鳴っていた。

⏰:09/08/26 21:10 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#314 [我輩は匿名である]
「理沙どうする?」


誠二が小声で私に聞いてきた。


『…変わるよ。』


私はジンの電話に出た。

⏰:09/08/26 23:08 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#315 [我輩は匿名である]
『もしもし』


「桃!?なんなんだよ、今の男!」


『私の彼氏だけど。』


「どーいうことだよ!?嘘だろ!?」

⏰:09/08/26 23:10 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#316 [我輩は匿名である]
『本当だよ。』


(嘘だけどね。)


「桃、無理してんだろ?
素直になれよ…本当は俺のことが好きなんだろ?」


また始まったこのジンの根拠のない自信。

⏰:09/08/26 23:12 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#317 [雅]
まぢ面白い
頑張って下さい

⏰:09/08/27 00:48 📱:N02A 🆔:buUOR6Nw


#318 [我輩は匿名である]
ありがとうございます
がんばります

⏰:09/08/27 03:22 📱:N904i 🆔:1LCP5gi6


#319 [我輩は匿名である]
『ジンさ…それ本気で言ってんの?』


私はジンに聞いた。


「そうだけど!俺なにか間違ったこと言ったか?」


ジンもまた私の質問にキッパリと答えた。

⏰:09/08/27 03:33 📱:N904i 🆔:1LCP5gi6


#320 [我輩は匿名である]
(いつもの私だったら呆れてシカトだけど今日は言わなくちゃ…!!)


『私がジンのこと本当に好きだったら連絡シカトしたり拒否したりすると思う?関わりたくないからってことに気づいてよ!!』

⏰:09/08/27 03:36 📱:N904i 🆔:1LCP5gi6


#321 [我輩は匿名である]
「そんなことないだろ!今こうやって連絡してきたのだって俺を好きだからだろ!?」


『だからなんでそうやってプラスに考えるの!?電話拒否ったりしてるのに、それでもしつこいから諦めさせようとしてるんじゃん!』


「違う!桃は気付いてないだけで、わざと俺を困らせようとしてるんだ!俺のこと好きだから!」

⏰:09/08/27 03:40 📱:N904i 🆔:1LCP5gi6


#322 [我輩は匿名である]
『これっぽっちも好きじゃないから!』


「うそつけ!素直になれよ!」


『私は素直だよ!あんたが大嫌いだよ!!』


「桃…いい加減にしねーとどうなるか分かってんのか?」


ジンはどす低い声で言った。

⏰:09/08/27 03:43 📱:N904i 🆔:1LCP5gi6


#323 [我輩は匿名である]
「理沙、大丈夫?」


「俺と代わるか?」


スピーカーで話を聞いていた絵里と誠二が心配して私に小声で尋ねた。


『大丈夫!』


私は口パクで二人に伝えた。

⏰:09/08/27 03:48 📱:N904i 🆔:1LCP5gi6


#324 [我輩は匿名である]
『それって脅し?』


私はジンに聞いた。


「桃が悪いんだろ?俺にこんな酷いことするから!」


『ひどいこと?じゃあジンはどうなの?私に対して酷いことしまくりじゃない!』

⏰:09/08/27 04:02 📱:N904i 🆔:1LCP5gi6


#325 [我輩は匿名である]
「俺がいつ酷いことしたよ?こんなに大切にしてるのに!」


『その大切な子の番号を出会い系で悪用したのは誰だよ!?』


「…知らねーよ」


ジンはしらばっくれていた。

⏰:09/08/27 04:27 📱:N904i 🆔:1LCP5gi6


#326 [我輩は匿名である]
『もうジンだって証拠つかんでるから』


「あっそ」


『それだけ?』


「仕方ないだろ!桃が全部悪いんだ!」

⏰:09/08/27 14:41 📱:N904i 🆔:1LCP5gi6


#327 [我輩は匿名である]
『なにそれ?』


「だってそうだろ?俺の番号拒否ったりするから!俺の辛さを桃に味わってもらおうと思ったんだよ!悪いか!?」


ジンは完璧開き直っていた。

⏰:09/08/27 14:43 📱:N904i 🆔:1LCP5gi6


#328 [我輩は匿名である]
『…もうジンに何言っても通用しないんだね。とりあえず私はジンともう関わりたくないの』


「素直になれよ…」


『私は今いる彼氏を大切にしたいし、彼氏のためにももう連絡してこないで』

⏰:09/08/27 15:22 📱:N904i 🆔:1LCP5gi6


#329 [我輩は匿名である]
「今の彼氏じゃ桃を不幸にするに決まってる!」



「理沙、貸して」


ジンの話を聞いて誠二が電話を取った。

⏰:09/08/27 15:23 📱:N904i 🆔:1LCP5gi6


#330 [我輩は匿名である]
気になる(;´・`)

⏰:09/08/27 17:18 📱:SH704i 🆔:pJjJw1H.


#331 [我輩は匿名である]
ありがとうございます

⏰:09/08/28 02:45 📱:N904i 🆔:UHJIed9E


#332 [我輩は匿名である]
「桃を不幸にしてるのはあんたなんだよ!俺が桃を幸せにするから。あんた自分が邪魔者ってことに気づけよ!」


「違う……!!!そんなの違ーーーーーーーう!!」


プツッ


ジンは絶叫したと思えば、突然電話が切れた。

⏰:09/08/28 02:48 📱:N904i 🆔:UHJIed9E


#333 [我輩は匿名である]
「あ、切れた」


「誠二よくやった!」


絵里は喜んでいた。


「懲りたのかな?こいつ」


『どうでしょ?』

⏰:09/08/28 02:57 📱:N904i 🆔:UHJIed9E


#334 [我輩は匿名である]
「大丈夫大丈夫!理沙も誠二もここまで言ったんだから!」


『あ…』


「ん?どした?」


『さっそくジンから不在着信あるし…』

⏰:09/08/28 03:03 📱:N904i 🆔:UHJIed9E


#335 [我輩は匿名である]
「は、早っ!どうするかけ直す?」


『かけなおしてみようか?』


「俺が話すよ」


そう言って、誠二が電話を持った。

⏰:09/08/28 03:07 📱:N904i 🆔:UHJIed9E


#336 [我輩は匿名である]
プルルルル


ガチャ


「お前等2人とも覚えとけよーーーーー!!!
俺をなめんなよーーー!」


ブツッ


ジンの叫び声と共に電話はまた切れた。

⏰:09/08/28 03:12 📱:N904i 🆔:UHJIed9E


#337 [我輩は匿名である]
「・・・あははははは!
やっばい!うける!」


スピーカーを通して聞いていた絵里は大爆笑。


『覚えとけって何か怖くない?』


「大丈夫、大丈夫!強がりだって!」


「そうそう、実際何もできねーよ」

⏰:09/08/28 03:22 📱:N904i 🆔:UHJIed9E


#338 [我輩は匿名である]
「それにさ、もうすぐ携帯変えるんだし、もうジンと関わることはないって!だから大丈夫!」


若干怯えている私に絵里と誠二はフォローしてくれた。


(そうだ…もうすぐ携帯を変えるんだから、もう心配することないよね。)

⏰:09/08/28 04:06 📱:N904i 🆔:UHJIed9E


#339 [我輩は匿名である]
バイト代まで後二週間弱。


(私、平和に過ごせるかな?)


どうか何事もなく、平和に毎日を過ごせますように。



私はそう祈るばかりだった。

⏰:09/08/28 04:28 📱:N904i 🆔:UHJIed9E


#340 [我輩は匿名である]
数日後


祈りが届いたかのように私は平和だった。


ジンからの着信もなく、
イタ電も減ってきた。

⏰:09/08/28 04:41 📱:N904i 🆔:UHJIed9E


#341 [pome]
>>1-100
>>100-200
>>200-300
>>300-400
>>400-500

⏰:09/08/28 05:05 📱:F704i 🆔:3rr2YRq6


#342 [我輩は匿名である]
(あ〜平和だ!今日も1日バイトがんばるぞー!)


私は平和に浮かれたまま、ご機嫌にバイトに行った。


「何か理沙さん機嫌いいですね〜」


同じバイトの後輩に言われた。

⏰:09/08/28 23:45 📱:N904i 🆔:UHJIed9E


#343 [我輩は匿名である]
『まぁね〜』


「彼氏でもできたんですか〜?」


『まさか!人間恋だけじゃなく平和なだけで浮かれることもあるのよ〜』

⏰:09/08/28 23:52 📱:N904i 🆔:UHJIed9E


#344 [我輩は匿名である]
「理沙さん、変なの〜」


『うるさーい!笑。いいから10番のセットしてきなさーい!』


「は〜い」

⏰:09/08/28 23:59 📱:N904i 🆔:UHJIed9E


#345 [我輩は匿名である]
ピンポーン


「いらっしゃいませー!」


セットに行かせた後輩の声が響いた。


(お客さんだ!)

⏰:09/08/29 00:21 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#346 [我輩は匿名である]
『いらっしゃいませー!』


私も厨房からホールに顔を出し挨拶した。





『・・・・・ジン。』

⏰:09/08/29 00:30 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#347 [我輩は匿名である]
入り口には忘れもしないあいつの顔…


ジンが立っていた。


『……………』



目が合った瞬間はジンは
私にニコリと笑った。

⏰:09/08/29 00:43 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#348 [我輩は匿名である]
(なんで…!?なんでジンがここにいるの!?)


「一名様ですか?こちらどうぞ」


何も知らない後輩がジンを案内した。

⏰:09/08/29 01:10 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#349 [我輩は匿名である]
ジン、怖ッ

続き楽しみ

⏰:09/08/29 01:51 📱:auSH3B 🆔:☆☆☆


#350 [我輩は匿名である]
怖いですよね

続き書きます

⏰:09/08/29 02:39 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#351 [我輩は匿名である]
(待って、そういえば…)


私は過去の記憶を振り返った。


私のバイト先は焼肉屋。


昔ジンにそういった話をしたことがある。

⏰:09/08/29 02:41 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#352 [我輩は匿名である]
『街中の焼肉屋さんで、松阪牛取り扱ってるんだよ!』


こんな話をジンに話したことがある。


(ジン…覚えていたの?)

⏰:09/08/29 02:49 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#353 [我輩は匿名である]
“街中にある”



“松阪牛”



この2つで私のバイト先を突き止めたの??

⏰:09/08/29 02:53 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#354 [我輩は匿名である]
(ここまでするの…ジン?バイト先まで来るなんて辞めてよ…)


バイト先に何か迷惑かけてしまったらどうしようと心配だった。


そしてジンを案内した後輩が戻ってきた。

⏰:09/08/29 03:00 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#355 [我輩は匿名である]
「今のお客さん、白菜キムチだけしか注文しなかった〜。ドリンクはお冷やです」


「あははは。そんなときもあるさ。はい、お冷や」


そう言って店長は私にお冷やを渡した。

⏰:09/08/29 03:03 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#356 [我輩は匿名である]
(えっ?私が行くの〜!!)


まかされたからには行くしかなく、私はジンのところにお冷やを持っていった。


『失礼します』


「桃…!」

⏰:09/08/29 03:11 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#357 [我輩は匿名である]
「俺のために来てくれたんだ。ありがとう!」


(来たくて来たんじゃねーよ!それにバイト先まで来たのはあんただろ)


『こちらタレ皿になります。』


私はジンの言葉は無視してタレ皿を出した。

⏰:09/08/29 03:19 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#358 [我輩は匿名である]
「タレ皿はいいよ。もう注文もしたから。」


『白菜キムチだけでいいんですか?』


「うん。桃に会いにきただけやから」


そう言ったジンはすごく笑顔だった。

⏰:09/08/29 03:21 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#359 [我輩は匿名である]
(キモい…。しかも焼肉屋来てお肉食べないのかよ)


『じゃ、失礼します』


「あ、待って。これ」


そう言ってジンは私に封筒を渡してきた。

⏰:09/08/29 03:32 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#360 [我輩は匿名である]
「ラブレター。笑」


『はい?』


「受けとってくれなきゃ暴れちゃうぞ」


(でた…脅迫。)

⏰:09/08/29 03:59 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#361 [我輩は匿名である]
そんなこと言われたら受け取らないわけにはいかない。


「俺の精一杯の気持ち書いたからな」


『…失礼します』


私は封筒を受け取り部屋を後にした。

⏰:09/08/29 04:36 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#362 [我輩は匿名である]
封筒には大きく


“TO 桃ちゃん


と書いてあり、ハートマークのシールで封がされていた。

⏰:09/08/29 15:40 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#363 [我輩は匿名である]
私は手紙をバイトの人達にバレないように折り曲げてポケットに入れた。


ピンポーン


ジンの部屋の番号から呼び出し音が鳴った。


「はーい!お伺いします」

⏰:09/08/29 16:13 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#364 [我輩は匿名である]
後輩がジンの部屋に入り、しばらくすると戻ってきた。


「ドリンク?」


店長が聞いた。


「いや、なんか大きい器がタレか?とか小さい器は何だっけ?とか聞かれました。私最初に説明したんだけどなぁ。笑」

⏰:09/08/29 16:51 📱:N904i 🆔:Y5bgQdos


#365 [我輩は匿名である]
『へぇ〜』


私は全く他人事のように話を聞いた。


「料理でまーす」 


そう言って行ったのはジンのところに白菜キムチを持っていったバイトの男の子だ。

⏰:09/08/30 00:42 📱:N904i 🆔:p869y07.


#366 [我輩は匿名である]
「なんかすごい嫌がられたんですけど、俺」


バイトの子がジンのところから戻ってきて言った。


『どうしたの?』

⏰:09/08/30 00:50 📱:N904i 🆔:p869y07.


#367 [我輩は匿名である]
「おもいっきり睨まれて、舌打ちされました…。やっぱ男ってだけで嫌がられてるんですかね〜?」


『ま、マジかぁ。でも気にするな〜!』


私はそう言ってあげることしかできなかった。

⏰:09/08/30 01:21 📱:N904i 🆔:p869y07.


#368 [我輩は匿名である]
ピンポーン


『はーい』


(ゲッ、またジンのところだ)


ジンからの呼び出しコール。


私は嫌々向かった。

⏰:09/08/30 03:46 📱:N904i 🆔:p869y07.


#369 [我輩は匿名である]
『失礼します』


「あ、桃だ。嬉しい!
手紙読んでくれた?」


『バイト中ですので』


「バイト終わったら読んでね」


『ご用件は?』

⏰:09/08/30 04:23 📱:N904i 🆔:p869y07.


#370 [我輩は匿名である]
「お冷おかわり!」


『…かしこまりました』


(飲むの早ッ!)


「桃!」


『なんでしょうか?』

⏰:09/08/30 05:15 📱:N904i 🆔:p869y07.


#371 [我輩は匿名である]
「バイト着すごくそそるよ…」


(ヤダ…きもい!!)


私は身震いした。


『…失礼します』

⏰:09/08/30 05:16 📱:N904i 🆔:p869y07.


#372 [我輩は匿名である]
「それと!!」


部屋から出ようとする私をジンは呼び止めた。


「…あの糞男。あの件に関しては許さないからな」


ジンの顔つきが急に変わった。

⏰:09/08/30 05:18 📱:N904i 🆔:p869y07.


#373 [我輩は匿名である]
ただでさえ細い目がさらに見えない状態に。


それに大事な友達を糞男と呼ばれたことに対しても腹が立った。


『…何でバイト場分かったの?』


私は怒りを抑え、話をそらしてジンに聞いた。

⏰:09/08/30 19:33 📱:N904i 🆔:p869y07.


#374 [奈月]
気になる

⏰:09/08/30 19:43 📱:F01A 🆔:VTj9qX0I


#375 [我輩は匿名である]
するとジンは言った
『バイト先とか余裕』

⏰:09/08/30 20:11 📱:SH904i 🆔:RNz4z5NI


#376 [我輩は匿名である]
>>375
主じゃないし

⏰:09/08/30 20:16 📱:SH704i 🆔:☆☆☆


#377 [我輩は匿名である]
ジン?
あなたば誰

⏰:09/08/30 22:58 📱:SH904i 🆔:RNz4z5NI


#378 [我輩は匿名である]
家政婦はみた。

⏰:09/08/30 23:10 📱:F704i 🆔:c9VrszYY


#379 [我輩は匿名である]
続き書きます

⏰:09/08/30 23:10 📱:SH904i 🆔:RNz4z5NI


#380 [ぽ]
主さん、できれば上の人たちオーダーしてほしいです(>_<)

⏰:09/08/30 23:36 📱:F03A 🆔:NRlwYecM


#381 [我輩は匿名である]
>>380
あたしはスレ荒らしてないのに…

⏰:09/08/30 23:52 📱:SH704i 🆔:☆☆☆


#382 [我輩は匿名である]
更新遅れてすいません
なかなか書けなくて申し訳ないです

>>375さんもある意味正解に近いですね


頑張ってちょこちょこですが書きたいと思います

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4521/

感想板なんで、感想、意見お待ちしてます

⏰:09/08/31 01:31 📱:N904i 🆔:2RWoJ/g6


#383 [我輩は匿名である]
「桃のデータからインターネットで検索したら多分ここかなって。そしたら案の定いてラッキーだったよ。インターネットで便利だよね。」


『…………』


私はそんなことを堂々と言うジンに何も言い返せることはなかった。

⏰:09/08/31 01:40 📱:N904i 🆔:2RWoJ/g6


#384 [我輩は匿名である]
(この人、自分がしてることストーカーって気づいてないの?)


「俺も素直になるよ。桃を傷つけない。だから桃を素直になって。」


ジンに言われた。

⏰:09/08/31 01:49 📱:N904i 🆔:2RWoJ/g6


#385 [我輩は匿名である]
私はいつだって素直だ。


ジンが嫌い。


ジンと関わりたくないの。


だから素直に態度に出してきた。



何でそれがジンに伝わらないの?

⏰:09/08/31 01:57 📱:N904i 🆔:2RWoJ/g6


#386 [我輩は匿名である]
それに自意識過剰も入ってて、勘違い。


痛すぎる。


ピンポーン


そんなとき他の部屋から呼び出しベルが鳴った。

⏰:09/08/31 02:03 📱:N904i 🆔:2RWoJ/g6


#387 [我輩は匿名である]
『はい!お伺いします』


(ラッキー)


私はジンに背を向け部屋を出て、呼び出し番号の部屋に行った。

⏰:09/08/31 02:06 📱:N904i 🆔:2RWoJ/g6


#388 [我輩は匿名である]
その後、ジン回お冷やをお代わりした。

私はタイミング良くジンの席に行くことはなかった。

「5番の客、白菜キムチとお冷やだけでもう二時間いますよ」


バイトの子が言った。


(早く帰ってよ…)

⏰:09/08/31 02:51 📱:N904i 🆔:2RWoJ/g6


#389 [我輩は匿名である]
>>388

ジンはお冷やを3回お代わりした。

ですm(__)m

⏰:09/08/31 02:58 📱:N904i 🆔:2RWoJ/g6


#390 [我輩は匿名である]
ピンポーン


またジンのところから呼び出しだった。


(よし…!)


『お伺いします』


私はジンのところに向かった。

⏰:09/08/31 03:49 📱:N904i 🆔:2RWoJ/g6


#391 [我輩は匿名である]
「桃だ。嬉しい。お冷やお代わりで」


ジンが笑顔で言った。 


『すいません。当店、一組のお客様に一部屋二時間までとなっておりますので、申し訳ございませんがお帰りを頂けますか?』

⏰:09/08/31 03:54 📱:N904i 🆔:2RWoJ/g6


#392 [我輩は匿名である]
「え?そうなの?」


『本当にすいません』



そんなのもちろんウソだ。ジンを追い出すでまかせ。

⏰:09/08/31 03:56 📱:N904i 🆔:2RWoJ/g6


#393 [我輩は匿名である]
「そっかぁ。分かった!
じゃ、チェックで」


『400円になります。』


「はーい」 


そう言ってジンは400円を出した。

⏰:09/08/31 07:23 📱:N904i 🆔:2RWoJ/g6


#394 [クロ]
続きがめちゃくちゃきになります(>_<)

⏰:09/08/31 20:23 📱:W61T 🆔:rA/wcgB2


#395 [我輩は匿名である]
ありがとうございます

⏰:09/09/01 04:19 📱:N904i 🆔:SJoEFttA


#396 [我輩は匿名である]
(焼肉屋で400円で帰った人初めてだよ…)


「じゃ、また来るから」


ジンの言葉に鳥肌だたった。

⏰:09/09/01 04:25 📱:N904i 🆔:SJoEFttA


#397 [我輩は匿名である]
“また来るから”


バイト先を知られた以上、きっとジンはまた来るだろう。


(どうしよう…)

⏰:09/09/01 04:42 📱:N904i 🆔:SJoEFttA


#398 [我輩は匿名である]
バイト先も変える?


(バイトも慣れてきて引っ張る側にまできたのに…)


私はバイトはまだ続けたかった。


だけどジンに知られ、どうしていいか分からない。

⏰:09/09/01 04:45 📱:N904i 🆔:SJoEFttA


#399 [我輩は匿名である]
『疲れた…』


バイトが終わり家に帰り、ベッドに横たわった。


(そういえば手紙もらったんだ…)


私はジンから貰った手紙の封を開けた。

⏰:09/09/01 04:51 📱:N904i 🆔:SJoEFttA


#400 [我輩は匿名である]
“桃へ。桃がこの手紙を読んでる頃、俺も同じ時間に桃を思っているでしょう。最近はすれ違いが多いよな。お互い頑固なんだろうね。だけど喧嘩するほど仲が良いっていうように、俺達もきっとそうなんだと思う。今のバラバラの現状は神様の試練なんだと考えてる。だから俺は負けねぇ。

⏰:09/09/01 04:57 📱:N904i 🆔:SJoEFttA


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