偽りの“ジン”...
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#457 [我輩は匿名である]
でも願いもむなしく…
ピンポーン
(…はぁ…)
私はいつもの3倍くらいのスローペースでジンの待つテーブルに行った
:09/09/04 08:58 :PC :☆☆☆
#458 [我輩は匿名である]
『…失礼します』
「……」
なぜかジンは無言。
呼びつけておいて何様だ?と内心毒づきながらも『ご用件は?』と聞くと
「なんで昨日来なかったの?」
『…昨日ってなんですか』
:09/09/04 08:59 :PC :☆☆☆
#459 [我輩は匿名である]
私はとぼけた。
読んだとか言ったら余計調子に乗りそうだから。
「手紙読んでないの??」
ジンにきれ気味に聞かれた。
『捨てました』
:09/09/04 09:01 :PC :☆☆☆
#460 [我輩は匿名である]
「なんで??
俺心込めて書いたのに!!」
これ以上ジンの声を聞き続けるのは気持ち悪すぎて耐えられない。
私はジンの質問を無視した。
『とにかく。
ご注文お伺いします』
「んなもんねーよ!!!!
いいから答えろ!!」
:09/09/04 09:03 :PC :☆☆☆
#461 [我輩は匿名である]
『…それならはっきり言わせてもらいますけど。気持ち悪いから捨てました!!』
「なんで桃は素直になってくれないわけ??
俺は…俺はこんなに好きなんだよ!!
いつも桃のこと考えて最近痩せちゃったんだよ?
どうしてくれるわけ??」
(は??痩せた??どこが??)
話すたびにジンのデブな体がぶるぶる揺れてて、しかも脇汗をかきまくってるの見るたら吐き気がした。
:09/09/04 09:16 :PC :☆☆☆
#462 [我輩は匿名である]
私は…ついにジンにキれた。
ここがバイト先だってことも忘れて…
『…あんたみたいなキモデブのストーカーを好きとか言う奴がいるわけないでしょ!!
いい加減私の前から消えてよ!!
自分のしてることわからないの?
ストーカーだよ』
思ったより声が大きくなった。
言った後で、今の自分の状況を思い出したけど、遅かった。
:09/09/04 09:43 :PC :☆☆☆
#463 [我輩は匿名である]
ジンがまた何か言い出す前に私はその場から逃げた。
裏の勝手口から飛び出して、ゴミ捨て場の横で私はうずくまった。
「先輩?」
後ろにバイトの子が心配そうに立っていた。
「大丈夫ですか〜??」
:09/09/04 09:50 :PC :☆☆☆
#464 [我輩は匿名である]
『大丈夫…ごめん…グスッ』
「泣いてないですか??
てかあの客なんなんですかね!?
先輩がいなくなった後
お会計もせずにどっか行っちゃったんですよ!!」
『え??』
それって…無銭飲食じゃん。
「だから今店長とマネージャーが追いかけてます!!」
:09/09/04 09:54 :PC :☆☆☆
#465 [シーサー]
ジンさいこー
:09/09/04 09:54 :F905i :ZW30WNYY
#466 [我輩は匿名である]
どこまで他人に迷惑をかければ気が済むの?
私は呆れてものが言えなかった。
「先輩あいつにストーカー
されてたんですか?」
『…うん。まぁ』
「ありえないですね!!あのデブ」
:09/09/04 09:57 :PC :☆☆☆
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