微妙な10センチ。〜最終〜
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#337 [あき]
『私は、前の彼女達とは違う…』

《あきの周りには男がうじゃうじゃいるだろっ!!違うかっ?》

彼の言い分は悲しいばかりだけれど。仕方がないのだ。
確かに私は、昔から男性に囲まれる事の方が多かった。
それは、決してモテるといった現象な訳でも、男好きだからと言った訳でもない。
自然とそうなっただけ。
昔からだ。学生の頃から
あの妙な一心同体的連帯感があるくせに、裏ではドロドロした女の世界より、バカバカしい一心同体的連帯感はあるけれど、一匹狼的なサッパリしている男の世界。こっちの世界の方が気持ちが楽だった。
あの特有の質が私には合っていたのだ。

⏰:09/08/22 03:02 📱:W65T 🆔:ups8JnIw


#338 [あき]
だから、自慢にもならないけれど?胸を張って言える。
私が心許し心底喜怒哀楽を共にした付き合いをしたのは…今までも、フタリだけ。
勿論、なおちゃん。
あとは、なおちゃんの街を離れ引っ越した先で、残りの幼少期、学生時代を過ごした第2の幼なじみになる彼女だけだ。
いや…最近は、ヒトリ増えた。
めでたく寿退社を果たした、元同期の、さえちゃん。
彼女も、私の中の友達メンバーに仲間入りだと思う。
めでたく三人になった。

友達なんて沢山いらない。
数人でいいんだ。
負け惜しみでも、ヤケクソでも、遠吠えでもない。
私は、心底そう思っている。

後は、大切な友人ではあるけれど。うん。…やっぱり友人だ。
それ以上でも、それ以外でもない。

⏰:09/08/22 03:33 📱:W65T 🆔:ups8JnIw


#339 [我輩は匿名である]
いつも見てます!
最近の展開は見てると苦しくなっちゃいます(;ω;)
あきさん幸せになってほしいです!

⏰:09/08/22 08:37 📱:P904i 🆔:gcGlCnow


#340 [あき]
匿名さん、ありがとう。
この頃の私も、私自身苦しかったですっ。苦笑
―――――――――
到底、私のそんなライフスタイルは周囲には理解し難いものなのかもしれない。
基本お一人様が全く持って平気な私。逆に集団行動は苦手かもしれない。
ただ、その場の空気を読むのが、ピカイチだっただけ。
今思えば、幼少期から泥めかしい人間関係の中で育ち、自然と身に着けた、生きる術がそうさせたのかもしれない。
求められたように、求められたあきでいるのだ。
本当の私という人間を知るのは三人だけだとしても?
その時、その場所、人種、年齢、性別。そんなもの全く関係なかった。私はその場、その場で順応してきたのだ。
お陰様で私は、幼き頃から、いつも人間には恵まれた。

⏰:09/08/23 00:16 📱:W65T 🆔:W0tlzhuo


#341 [あき]
逆に集団行動は苦手かもしれない。
ただ、その場の空気を読むのが、ピカイチだっただけ。
今思えば、幼少期から泥めかしい人間関係の中で育ち、自然と身に着けた、生きる術がそうさせたのかもしれない。
求められたように、求められたあきでいるのだ。
本当の私という人間を知るのは三人だけだとしても?
その時、その場所、人種、年齢、性別。そんなもの全く関係なかった。私はその場、その場で順応してきたのだ。
お陰様で私は、幼き頃から、いつも人間には恵まれた。

⏰:09/08/23 00:16 📱:W65T 🆔:W0tlzhuo


#342 [あき]
結局、そんな私のスタイルが、彼の中で[友人の多い社交的なあき]になっていた。
そんな私が、彼の不安要素なのだと言った。

私が社交的だって?
ちゃんちゃら可笑しい。

私は、そんな人間じゃない。
お家が大好きで。
一人が大好きで。
いつも、ヒトリでいるんだ。
過去も現在も…
いつでも私はヒトリなのにね。

⏰:09/08/23 00:22 📱:W65T 🆔:W0tlzhuo


#343 [あき]
彼は、毎夜毎夜、私という人間に、怒りに満ちていた。
何度話をしても、私を認めようとも理解しようともしてはくれなかった。
ただ、私が居なくなる恐怖に怯え、その反動が怒りとなって現れるのだ。

自分という人間を否定される。
そんな毎夜にウンザリしていた。だけど、手放す事が出来なかった。ただ、このチャンスを逃したら、私はもう駄目かもしれない。幸せになりたい。幸せになるんだ。そればかりが、先に頭をよぎり、ごめんなさいと言うこの言葉で、またその夜を乗り切るのだ。彼が求める私になればいい。彼が、私を必要とするならば。
私は、なれる。今までだってそうしてきたじゃない…

彼に何度も抱かれたあれ以降、彼が、帰ったあの日以降。
そう言い聞かせる日々が続いていたー…

⏰:09/08/23 00:49 📱:W65T 🆔:W0tlzhuo


#344 [あき]
自分という人間を否定される。
そんな毎夜にウンザリしていた。
だけど、手放す事が出来なかったのも事実。
彼が私を失う事に恐怖を覚えるように。
私もまた、彼を失う事に恐怖を覚えていた。


このチャンスを逃したら、私はもう駄目かもしれない。
幸せになりたい。
幸せになるんだ。
ごめんなさいと言うこの言葉で、この夜を乗り切れば、私は幸せを掴めるはず。
だから今、彼を失いたくない。


彼に何度も抱かれたあれ以降、彼が、帰ったあの日以降。
そんな日々が続いていたー…

⏰:09/08/23 00:52 📱:W65T 🆔:W0tlzhuo


#345 [あき]
どんより空ではあるけれど、そんなの私は気にしない。
ぴょんと飛び起きて、朝から、シャワーを浴びて、メイクもきっちり装備して、時計を確認。
待ち合わせ時間まで、あと一時間。気分が踊る。
今日は久しくぶりに、さえちゃんと会う。
彼女は、今春、長年密かに暖めた恋を実らせて、電撃結婚した。
もちろん電撃というのは表向きで、昨年秋頃より密かに準備を進めていた事を私は知っていた。ただ、今日急遽会う話になったのは、つい先日、彼女の体内に、小さな、まだまだ本当に小さな命が宿っている事がわかったのだ。さすがの私も、これは電撃だった。

⏰:09/08/25 19:46 📱:W65T 🆔:1iFCvnmU


#346 [あき]
《ほんとーっ!!〃おめでとーっ!!〃》

《うんっ〃もうっ〃今、彼と病院帰りなんだよっ!!あきに一番に教えたくって!!》

《ほんと嬉しいってっ!!〃おめでとー!!〃》

そして、今日という日が急遽決まったのだ。
彼女達の苦労を間近に見てきた数年だった。
結婚が決まった時、そして今、
とても嬉しかった。


そしてまた、彼女は女の幸せという道を、順調に歩いている。
それが、とても羨ましかった。

⏰:09/08/25 19:52 📱:W65T 🆔:1iFCvnmU


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