微妙な10センチ。〜最終〜
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#781 [あき]
みささん。
匿名さん。
有り難うございますっ。
初めは、好きすぎた、なおちゃんとの楽しかった日々だけを記すつもりが…
三編にまで長くなり(-ー-)ゞ
コツコツと書き始めた私の過去が、この本編で、現在に近づいてまいりました。
なので。
もうすぐ、最終章も結末を迎えますっ。
宜しくお願いします!
:09/12/10 20:54
:W64S
:denBUdqw
#782 [あき]
『なっ…何言ってんのよっ!なおちゃんが出たら、まとまる話もまとまんないっつーのっ!!』
突然の突拍子もない発言にたじたじだ。
なおちゃんは、そんな私の剣幕にきょとんとしたまま、つぶらな瞳で首を傾げる。
『なんでだよ??』
こんにゃろ…
ふざけんのは顔だけにしてくれっ…
別れ話にあんさんが出てきたら、彼は間違いなく、発狂して、怒り狂って卒倒する。
遠く離れたあの場所に救急車出動だよ。
ピーポーパーポーだよ。何故にそれがわかんないかなぁ!!
:09/12/10 21:00
:W64S
:denBUdqw
#783 [あき]
『じゃ、逃げないでちゃんと伝えろ。』
なおちゃんは、ほれっと言わんばかりに、私の携帯電話を差し出した。私は首を横に振る。
『何?ビビってんの?なら結婚しちゃえば?』
再びテーブルに置かれた私の携帯電話。
顔をちらりと見ると
真っ直ぐな眼差しで私を見つめ、小さく頷いた。
『わかった…ちゃんと見ててね。』
静かに深呼吸をして、携帯電話を握りしめた。
:09/12/10 21:15
:W64S
:denBUdqw
#784 [あき]
―…
《もしもーし。》
『あ…私!…です。』
《おお。仕事終わった?》
『いえ…今日は休みで。』
《ん?聞いてなかったけど?》
『…あ…ごめんなさいっ…』
《じゃ、今何してるの?》
『…出掛けてます…』
《…またかよっ…》
:09/12/10 21:19
:W64S
:denBUdqw
#785 [あき]
ビクリと体が萎縮する。
泣きそうになった。
なおちゃんの顔を見ると彼は黙って私を見つめていた。
ベッドに座り、大きく頷く。
私はソファーに座ったまま再び頷き、小さく深呼吸をした。
《…お前は、いつもいつも、どこをほっつき歩いてんだよっ!!》
そんなアイコンタクトの電話の向こう。
西条さんの声は怒りに変わっていた。
『あのっ……!!』
:09/12/10 21:28
:W64S
:denBUdqw
#786 [あき]
《なにっ!?》
握り締めた手から汗が吹き出て、小刻みに体が震える。
『あのっ……私達……もうっ…終わりませんかっ…?』
なおちゃんが見つめる中。勇気を振り絞って出した言葉は。
自分でも驚く位に曖昧なものだった。
:09/12/10 21:32
:W64S
:denBUdqw
#787 [あき]
なおちゃんを見ると、案の定、彼はそんな私の情けない姿に笑っていた。
どあほ。ハッキリ!
そう口で言っている。
私は、必死に首を横に振り、これでも精一杯の言葉で伝えたつもりだっと意思を伝える。
《ああっ?ふざけた事言ってんじゃないよ。》
こちらの状況を勿論知る由もない西条さんは、突然の私の発言に怒りを露にした。
私は、プルプルと首を横に振り、なおちゃんを見つめる。
再び泣きそうになり、心が折れそうになった。
:09/12/10 21:44
:W64S
:denBUdqw
#788 [あき]
『…もう、無理なの。』
そう伝えながら、なおちゃんを見る。
なおちゃんは、大きく頷いていた。
その姿にまた安心する。
『何度も言ってるけど、私達合わないと思う。』
震える体を必死に押さえながら、電話の向こう側の彼に伝える。
《あきっ!!ふざけた事言うのもいい加減にしろよっ!!!》
怒鳴り声が、電話口から漏れる。
耳から伝わったその声がバクバクと心臓を早めた。
:09/12/10 21:53
:W64S
:denBUdqw
#789 [あき]
『………』
《とにかく、また電話するっ!今日はもう寝るからっ!!お前も早く寝ろっ。》
『待ってっ!!切らないでっ!!』
《ああっ?》
『…話終わらせてから、切ろうよ。大切な話してんだよ?
いつもそう。
西条さんは、いつも、自分の言い分ばかりで、私の話なんて聞いてやくれないじゃないっ!!』
《はぁ?俺に寝るなって言うのかっ?明日、事故でもしたらどうすんだよっ!!!》
西条さんは、もう自身訳が分かっていないようだ。ハチャメチャな言い分を述べた。
:09/12/10 21:59
:W64S
:denBUdqw
#790 [あき]
再び、なおちゃんの顔を見る。
首を横に振り、ダメだと伝えた。
なおちゃんは、肩をすくめ、一枚のメモにカリカリとペンを走らせた。
私の横に立ち、紙をテーブルに置く。
【はっきりと言えよ。それじゃ、伝わらない。あほか。】
メモには、そう書かれていた。
【言ってるじゃんっ!泣きそう!】
筆談で、そう答える。
電話の向こうでは、西条さんさんの怒りは続いていて、散々と私は非難され続けていた。
:09/12/14 00:56
:W64S
:Xa3EAJMk
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