微妙な10センチ。〜最終〜
最新 最初 🆕
#619 [あき]
《どうせ、起きる時間だったし。》

『そっかっ。〃』

分かってるもん。
昔から、いつもいつも、ナイスタイミングだ。

私が落ち込んだり、泣いている時は…
何故かいつも、なおちゃんは暇な時で。

私が突然、思い立った様に深夜に掛ける電話の時は…
何故かいつも、彼が起きる時間。

もういい加減、違う言葉を使えばいいのにと…思ってるんだから。

バカだよねー…

⏰:09/10/09 02:24 📱:W64S 🆔:tD9H2/lM


#620 [あき]
西条さんに話た事と同じ言葉で、今度はなおちゃんに伝える。

なおちゃんなら。
わかってくれるかもしれないと思った。

彼なら私の悲鳴を。

受け止めてくれるかもしれないと。


そう思った。


『あのね…』


私の二度目の

助けて―…

⏰:09/10/09 03:42 📱:W64S 🆔:tD9H2/lM


#621 [あき]
本当は…

会社からも、意地汚い人間からも逃げ出したかった。
辛かった。悲しかった。
だけど、強くなりたかった。

大切だから負けたくなかった。

そんな日々の葛藤が、薬に逃げる事で、自分を奮い起こし、吐く事で、自分を叩き起こしていた。


『で…結局このザマ〃相変わらず弱いし。私〃』

⏰:09/10/09 03:44 📱:W64S 🆔:tD9H2/lM


#622 [あき]
私の言葉を黙って聞いていた彼は、話を聞き終えると、呆れた口調で馬鹿だのアホだの散々言った。

『ヒドイ〃』

《当たり前だっ。
んな事、はじめからわかってただろう?
それでも、自分で、決めたんだろうが。》

『……ですよねー〃』

相変わらず、口は悪い。弱り切った私に
トドメを刺すような、めった刺しだ。
少しぐらいは、慰めてくれたっていいじゃんと思う。

⏰:09/10/09 03:54 📱:W64S 🆔:tD9H2/lM


#623 [あき]
《覚悟もしてたんだろ?ダイエットだと思って頑張らんかいっ。》


なぜ今、遠回しのデブ発言っすか。
偉そうに…
ほら、泣きたくなるじゃん。


《ただし、今は、何も考えなくていい。きちんと治せ。これ命令な。》

命令っすか。
いつの間に、師弟関係になったんっすか。


ほら…
泣けてきたじゃん。

⏰:09/10/09 04:14 📱:W64S 🆔:tD9H2/lM


#624 [あき]
《…まぁ、よく頑張ってるよ。
だから、応援はいくらでもしてやっから。

ただし、無理はするな。いいな?》




弱りきった心と体には

誰に言われる
どんな慰めよりも
どんな激励よりも
どんな言葉よりも


泣ける程に
嬉しかった―…

⏰:09/10/09 04:30 📱:W64S 🆔:tD9H2/lM


#625 [我輩は匿名である]
あげて更新されたと思われたら申し訳ないので
sageさせてもらいます

すいません(・ω・`)

西条サン怖い((゚Д゚ll))
でも
与えてくれる愛にすがってしまう気持ちわかります。

続きが更に気になります。

⏰:09/10/16 14:58 📱:SH906iTV 🆔:6zF61YGo


#626 [あき]
匿名さん、ありがとう。


更新出来なくてすみませんでした。

⏰:09/10/17 23:09 📱:W64S 🆔:e8FuzoDQ


#627 [あき]
じゃあねと電話を切って、廊下を進み与えられた消毒薬の匂いがするシーツに体を沈める。
白衣の天使が点けた枕元で淡く光る豆電球。
真っ白な天井を赤く染めていた。
まるで、私の心。

私の心はだらだらといつまでも血を流していた。

⏰:09/10/17 23:17 📱:W64S 🆔:e8FuzoDQ


#628 [あき]
――――――

《こっち来るんだよな?》

『それはいずれ、話が決まればであって、今すぐには無理だってば!』

《じゃぁ、それはいつだよ!?
早くそんな仕事辞めろって言ってるだろ?》

『そんなに簡単に出来る訳ないよ。
大変な事なんだよ?
どうしてわかってくれないの?』

《わからないのは、あきだろっ!!
もういいよっ!!好きにしろっ!!》
―――

また切られた。
一方的に。

今夜もまた。


もうウンザリ―…

⏰:09/10/17 23:29 📱:W64S 🆔:e8FuzoDQ


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194