$ 貢ぎちゃん「ユリサ」 $
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#10 [りぃ]
「やっぱりライブは最前で見ないとね〜♪
バンド転換の10分の間、
ご機嫌な萌と喋ってると
次のバンドの出番になった。
メンバーの最初の1人が
ステージに出てきた瞬間、
「きた!これが本命なのっ」
萌が嬉しそうに私に言った。
:09/07/10 13:43
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#11 [りぃ]
ちょうど私たちの目の前の立ち位置にきたボーカルの人に
萌が嬉しそうに手を振ると
ボーカルの人も萌に笑顔を返した。
そんなやり取りの後、
演奏中の曲を楽しげに
口ずさむ萌をみて、
私はほっこりした気持ちになって
視線をステージに戻した。
:09/07/10 17:26
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#12 [りぃ]
それにしても
すごいライブだなあ〜
あの人の衣装すごい!
脚が綺麗〜
そんなことをあれこれ考えながらも
ステージから一瞬も目が離せず、
どんどん引き込まれていくのを感じた。
:09/07/10 17:36
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#13 [りぃ]
「ユリサどうだった?」
ライブ後、会場を出るなり
萌がそう尋ねてきた。
「やー、なんてゆうかさ、
最初は衝撃だったけど
なんか…いいね!」
「え、ほんと?
きもいーとか無理ーとか
言われるかと思った。」
私の感想を聞いて萌は
意外そうな顔で答えた。
:09/07/10 21:08
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#14 [りぃ]
「あ。萌、それよりさ。」
私はずっと気になってる
ことがあって萌に聞いてみた。
「ライブ中、萌の好きな
ボーカルの人と萌って
結構意志疎通ってゆうか
仲良しな人みたいだったね!
なんかすごいじゃん」
:09/07/10 21:21
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#15 [りぃ]
私が興奮気味に尋ねると、
萌は得意げに答えた。
「あんなのは、このジャンルでは
結構普通のことだよ。
常連とかオキニの子は
メンバーから構ってもらえるの」
常連?オキニ?構う?
よくわからないでいると
萌は説明を続けた。
「メンバーの好きなタイプの子とか
可愛い子はオキニになれるんだよ。」
それを聞いて私はヴィジュアル系の
世界をちょっとだけ知り、
とてつもなく魅力を感じたのだ。
:09/07/10 21:31
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#16 [りぃ]
「萌はあのボーカルの人の
“オキニ”なの?」
私がそう尋ねると萌は
大爆笑しながら答えた。
「自分で自分のことオキニ
なんて言ってたら
痛い奴だと思われるじゃん!
私はオキニってわけじゃないけど
ライブに通いまくってるから
覚えてくれてるだけだよ。」
:09/07/10 21:37
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#17 [りぃ]
萌は謙遜してそう言ったけど
私は、萌はオキニなんだと
なんとなく感じた。
その日は自分の知らない世界に
入り込んだ気がして、
どきどきしてなかなか眠れなかった。
:09/07/10 21:39
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#18 [りぃ]
その日から、頭の中は
ライブのことでいっぱいになり、
また萌と一緒にライブに
行きたくてたまらなかった。
萌にそれを話すと
とても喜んでくれて、
ヴィジュアル系の裏事情などを
色々教え込んでくれた。
:09/07/10 21:42
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#19 [りぃ]
萌の話を聞けば聞くほど、
私はなんだか萌が
羨ましくなってきた。
あんなにお客さんが居る前で
大好きなメンバーに自分だけが
構われるってどんな気持ちなんだろう。
すごい優越感なんだろうなあ。
私もそんな風になってみたい!
:09/07/10 21:45
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