$ 貢ぎちゃん「ユリサ」 $
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#265 [りぃ]

「せっかくの自慢のパスなのに〜」

萌はぶつぶつ文句を言いながらも
ちゃんとバッグの中に
しまい込んでくれた。

そして来たとおりに
駐車場を抜けて表通りに出ると、
不自然な所から出てきた
派手な私たち2人に
会場の前に居たファンのうち
数人の視線が向いた。

「ほら、めっちゃ見てる…こわっ。」

私たちはそそくさと会場を後にした。

⏰:09/08/01 17:59 📱:P905i 🆔:wm/5p3/s


#266 [りぃ]

「ユリサすっかり繋がりだね〜」

近くのカフェでランチを取りながら
萌が唐突に切り出した。

「いいなぁ〜なんかかっこいい。」

「え?何いきなり。」

私がぽかんとしていると
萌は私の顔をまじまじと
見つめながら続けた。

⏰:09/08/02 11:41 📱:P905i 🆔:vfCUbcKA


#267 [りぃ]

「さっき思ったんだよね。
 パスしまって!って時。」

「あぁ…。それが何?」

「むやみに繋がりがバレないように
 ちゃんとじゅん君を大切にして
 ユリサってそうゆうとこ大人だよね。」

萌の言葉は意外だった。

⏰:09/08/02 11:45 📱:P905i 🆔:vfCUbcKA


#268 [りぃ]

「繋がりの子ってなんか
 自分本位な人が多いじゃん?
 でもユリサってじゅん君最優先で
 ヘタにしゃしゃらず受け身だし、
 やっぱり本カノ候補は違うわ〜と思って。
 私なんて自慢したいタイプだから
 典型的なウザい子だよ。あははっ」

最後は茶化すように笑った。

そんなことは考えたことなかったけど
大好きな人に嫌な思いを
させたくないだけ。
嫌われたくないだけ…

⏰:09/08/02 11:55 📱:P905i 🆔:vfCUbcKA


#269 [りぃ]

「まぁ…、悪目立ちしても
 良いこと無いしね。
 大切にしてくれてるじゅん君に
 嫌な思いさせたくないから。」

私の言葉に萌まで嬉しそうに笑ってくれた。

⏰:09/08/02 12:05 📱:P905i 🆔:vfCUbcKA


#270 [りぃ]

その後私たちは一旦ホテルへ戻り
ライブのための身支度をし直した。

巻き髪の軽い乱れを直し
化粧も少し濃いめに直す。

2人で鏡に集中していると
携帯がメールの着信を知らせた。

「あ、じゅん君だ。」

⏰:09/08/02 18:25 📱:P905i 🆔:vfCUbcKA


#271 [りぃ]


──────────
関係者席がよかったら
スタさんに言って2階に
入れてもらってね!

じゃあまた後で〜

  ─END─


また萌が喜びそうな内容だ…

メールを見て真っ先にそう思った。

⏰:09/08/02 18:34 📱:P905i 🆔:vfCUbcKA


#272 [りぃ]

「萌、関係者席がよかったら
 上で見てもいいってよ。」

「うそ!!関係者席っ?!」

思った通りの反応が返ってきた。

「じゃあ関係者席で見ようよ!!!」

「いや、でもねぇ…」

大興奮で喜ぶ萌を必死になだめる。

⏰:09/08/02 18:40 📱:P905i 🆔:vfCUbcKA


#273 [りぃ]

「さすがにこんな格好じゃ
 目立ちすぎちゃうよ…
 関係者って柄でもないから
 繋がりって明らかにわかるじゃん。」

「…そっかぁ…」

萌は素直に聞き入れてくれた。

「ごめんね。私周りにはあんまり
 繋がりアピールしたくないんだ…」

逆に申し訳ない気持ちになる私に
萌は笑顔で返してくれた。

「うん、わかってる。
 普通どおりフロアで見よう♪」

⏰:09/08/02 18:51 📱:P905i 🆔:vfCUbcKA


#274 [りぃ]

開場時間が迫った頃、
ライブ会場に着くと
入場の行列で駐車場が
埋め尽くされていた。

私たちは整列に加わらず
少し離れた日陰でひとまず
他のお客さんの入場が終わるのを待ち、
周りの人が減ってから
中に入ることにした。

⏰:09/08/04 18:56 📱:P905i 🆔:UyF5TAVo


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