$ 貢ぎちゃん「ユリサ」 $
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#325 [りぃ]

「シャワー浴びてこよー」

そう言うとじゅん君は
ボサボサになった髪を気にしながら
バスルームへ向かっていった。

「…あっ!!」

バスルームに入ったばかりのじゅん君が
声をあげ、慌てた様子で
ひょこりと顔を覗かせる。

⏰:09/08/26 11:08 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#326 [りぃ]

「なに?どうしたの?」

「やべぇ。
 シャンプーとか部屋に置いてきた!
 俺ホテルのシャンプー無理なのに!」

「…なんだ〜そんなこと?」

拍子抜けすると同時に
慌てるじゅん君の様子が
なんだか可愛くて無性に可笑しくなった。

⏰:09/08/26 11:19 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#327 [りぃ]

「私のやつがそこにあるから
 適当に使っていいよ。
 カラーダメージにかなり効くの♪」

バスルームを覗き込み
バスタブの脇に置いておいた
シャンプーやトリートメント一式を
指差しながら説明する。

「まじ?助かるー!!じゃ借りるね♪」

バスルームのドアを閉めながら
慌ただしいながらもじゅん君と一緒に
朝を過ごしている楽しさを実感した。

⏰:09/08/26 12:10 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#328 [りぃ]

──なんか可愛いなぁ〜じゅん君♪

私は相変わらず
じゅん君のことばかり考えながら、
鏡の前に座って髪の乱れを直したり
ベースメイクを直したりして
じゅん君が戻ってくるまでの
時間を過ごした。

⏰:09/08/26 12:41 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#329 [りぃ]

「すげーユリサちゃんの
 匂いに包まれてる!」

バスルームのドアが開いたかと思うと
じゅん君がそう言いながら出てきた。

じゅん君と一緒に、
使い慣れたフルーティな香りが
室内に流れ込んでくる。

「あのトリートメントかなり
 サラサラになるでしょ?」

「うん、まじ良いね!」

⏰:09/08/26 13:41 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#330 [りぃ]

「ドライヤーの前にコレつけると
 もっと良いよ♪」

頭にバスタオルを被ったじゅん君に
私は別のトリートメントを差し出す。

「ドライヤーめんどくせ〜」

その言葉どおりじゅん君は
面倒そうにベッドに腰を下ろした。

⏰:09/08/26 14:01 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#331 [りぃ]

「え?!だめだめ!
 濡れた髪は傷みやすいんだよ!
 ライブが続くとセットで尚更傷むでしょ?
 めんどくさいなら私がやってあげるよ。」

私はじゅん君の座るベッドの脇に立って
じゅん君の髪にトリートメントを
馴染ませドライヤーをかける。

じゅん君は大人しくテレビを眺めていた。

⏰:09/08/26 14:20 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#332 [りぃ]

「なんか…俺ら子供と親みたいじゃん」

じゅん君の言葉にふたりで笑う。

このまったりした雰囲気が嬉しくて
普通のカップルのような時間を
過ごせていることが何より幸せだった。

⏰:09/08/26 14:32 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#333 [りぃ]

その後ふたりで朝食代わりに
お菓子を食べながら
テレビを見てくつろいだり
髪型をアレンジして遊んだり
のんびりとした時間を過ごした。

気がつけば時間は
9時半をまわっていた。

⏰:09/08/26 14:41 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#334 [りぃ]

「そろそろ行くかなー。
 一旦部屋戻って支度しないと。」

じゅん君がテレビ画面に表示された
時間を見てそう切り出すと
またライブで会えると
わかっていながらも
不意に寂しさが募る。

「名古屋でも部屋来てくれる…?」

口をついて出た言葉に
自分でもハッとした。

図々しくなっちゃいけないのに…

⏰:09/08/26 14:50 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


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