$ 貢ぎちゃん「ユリサ」 $
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#331 [りぃ]

「え?!だめだめ!
 濡れた髪は傷みやすいんだよ!
 ライブが続くとセットで尚更傷むでしょ?
 めんどくさいなら私がやってあげるよ。」

私はじゅん君の座るベッドの脇に立って
じゅん君の髪にトリートメントを
馴染ませドライヤーをかける。

じゅん君は大人しくテレビを眺めていた。

⏰:09/08/26 14:20 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#332 [りぃ]

「なんか…俺ら子供と親みたいじゃん」

じゅん君の言葉にふたりで笑う。

このまったりした雰囲気が嬉しくて
普通のカップルのような時間を
過ごせていることが何より幸せだった。

⏰:09/08/26 14:32 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#333 [りぃ]

その後ふたりで朝食代わりに
お菓子を食べながら
テレビを見てくつろいだり
髪型をアレンジして遊んだり
のんびりとした時間を過ごした。

気がつけば時間は
9時半をまわっていた。

⏰:09/08/26 14:41 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#334 [りぃ]

「そろそろ行くかなー。
 一旦部屋戻って支度しないと。」

じゅん君がテレビ画面に表示された
時間を見てそう切り出すと
またライブで会えると
わかっていながらも
不意に寂しさが募る。

「名古屋でも部屋来てくれる…?」

口をついて出た言葉に
自分でもハッとした。

図々しくなっちゃいけないのに…

⏰:09/08/26 14:50 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#335 [りぃ]

「当たり前じゃーん♪
 じゃ、俺行くね。また連絡する〜」

私の不安と裏腹にじゅん君は
笑顔でそう答えると部屋を出ていった。


ひとりになった途端、
急に静かになったように感じた。

じゅん君が使った
トリートメントの香りだけが
まだ部屋中に漂っている。

⏰:09/08/26 14:58 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#336 [りぃ]

じゅん君が出ていってすぐに
部屋のドアがノックされ、
タイミング良く萌が戻ってきた。

「じゅん君今出てったでしょ?
 すぐそこで会ったよ。
 ユリサと同じ匂いだったけど
 一緒にお風呂入ったの〜?♪」

相変わらず萌はニヤニヤしながら
私に質問を浴びせる。

⏰:09/08/26 15:17 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#337 [りぃ]

「ううん、シャンプーとか貸しただけ。
 昨日も全っ然何もなかったの〜…」

「え?!何もなかったの?!
 私すぐ翔くんとエッチしちゃった♪
 セフにしてくれるって♪
 でもユリサは本カノ候補で大切に
 されてるんだから別にいいじゃん!」

萌は明るく喋り続ける。

⏰:09/08/26 15:49 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#338 [りぃ]

「あっ、それとね!見てこれ。
 写メなんだけどさ〜…」

萌は話しながら携帯を開き
なにやら操作をした後、
画像を表示させた状態で
私に差し出した。

「ほら、翔くんの寝顔〜っ♪」

見ると、そこには萌の言う通り
寝ている翔くんの顔の画像が
表示されている。

⏰:09/08/26 17:50 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#339 [りぃ]

「ツーショットとか〜、
 いっぱい撮っちゃった♪」

萌に何枚か画像を見せられながら
私は純粋に思い出のための
写メだとばかり思っていた。


「この寝顔写メとか、どう使うかわかる?」

萌にこう聞かれるまでは──。

⏰:09/08/26 17:54 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#340 [りぃ]

「"使う"…?」

当然、私は意味などわからなかった。

「知りたい?♪」

萌はニヤリと笑って続ける。

「この写メはね〜、
 もしいずれ翔くんから
 一方的に切られたら
 掲示板に晒すの〜っ♪
 暴露ブログとかもいいよね〜」

萌は楽しそうに高笑いした。

⏰:09/08/26 18:03 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


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