$ 貢ぎちゃん「ユリサ」 $
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#36 [りぃ]


生まれて初めての
インストアイベント。

初めてのイベントで
本命のメンバーを狙う
なんて無謀かもしれない。

でも不思議と後ろ向きな
気持ちにはならなかった。

優越感に浸れるなら…

心のどこかにそんな気持ちもあった。

⏰:09/07/11 10:02 📱:P905i 🆔:9vx8iWJQ


#37 [りぃ]


イベント当日。

会場となるCDショップの
イベントスペースの前には
参加するお客さん達の
列ができていた。

「お〜結構集まってるね〜!」

萌が楽しげに辺りを見回す。

私もどきどきしながら
萌と一緒に列に入った。

⏰:09/07/11 12:35 📱:P905i 🆔:9vx8iWJQ


#38 [りぃ]


「あ〜。ついにきたね」

つい口から出た言葉に
萌が笑いながら答える。

「ははっ。ユリサさっきから
 そればっかりじゃん。
 初インストア緊張する?」

「当たり前じゃん!
 いつもライブか雑誌で
 見てるメンバーに直接
 会えるなんて…ねぇ?」

⏰:09/07/11 12:53 📱:P905i 🆔:9vx8iWJQ


#39 [りぃ]


「そんな緊張してないで
 ちゃんと落ち着いて
 がっつり喋らないと
 もったいないよー!」

どきどきしっぱなしの
私と違って、やっぱり
こうゆうことに慣れている
萌は普段通り落ち着いていた。

⏰:09/07/11 13:00 📱:P905i 🆔:9vx8iWJQ


#40 [りぃ]


「萌は落ち着いてるね。
 もう慣れてるから?」

私が尋ねると萌は真顔で答える。

「てゆうか私は別に
 JEWELが本命じゃ
 ないからねえ〜
 だから特に緊張とかも
 しないのかも」

なるほどそうゆうことか…

⏰:09/07/11 14:43 📱:P905i 🆔:9vx8iWJQ


#41 [りぃ]


そんなふうに萌と話していると
いつの間にか開場時間になり、
列が少しずつ前に進み始めていた。

「わー!萌、進んでるよ!」

「あ、ほんとだ。
 やっと入れる〜
 この整番だとあんまり
 前の方には行けそうにないな〜」

萌はそう言いながら
私の少し前を進み始めた。

⏰:09/07/11 14:59 📱:P905i 🆔:9vx8iWJQ


#42 [りぃ]


「多分イベントはトークから
 始まるからできるだけ
 前のほうで見たいよね〜」

歩きながら萌はそう続ける。

「見る場所は自由なんだけど
 メンバーがどんな順番で
 並ぶかわからないから
 どこに行くか悩むな〜。」

「じゃあ真ん中あたりが
 無難なんじゃない?」

2人でそんなことを
話し合いながら、ついに
イベントスペースの入り口まで
列が進んできた。

⏰:09/07/11 15:10 📱:P905i 🆔:9vx8iWJQ


#43 [りぃ]


イベントスペースは、
CDショップの隣の
空きテナントを利用し、
壁で仕切られて周りからは
中が見えないようになっていた。

入り口でスタッフに整理券を渡し、
萌に続いてイベントスペースに入る。

⏰:09/07/12 19:25 📱:P905i 🆔:6MSS92kE


#44 [りぃ]


中へ入ると、会場は
横長のテーブルが1つと
5脚の椅子が並べてあり、
その向かい側にお客さんが床に体育座り、
といった形式になっていた。
既に前から4列ほど埋まっている。

⏰:09/07/12 20:12 📱:P905i 🆔:6MSS92kE


#45 [りぃ]

「この辺にしよっか」

萌に促され、5列目の
真ん中辺りに座る。

メンバーのために用意された
席を眺めながら萌が口を開いた。

「やっぱりちょっと遠いけど…
 メインは握手だからね!
 別にいいよね。」

私は萌が言うほど遠さは
気にならなかったけど、
握手の時に何を話そうか、
その事で頭がいっぱいに
なりながらメンバー登場までの
しばらくの時間を過ごした。

⏰:09/07/13 10:24 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


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