$ 貢ぎちゃん「ユリサ」 $
最新 最初 🆕
#45 [りぃ]

「この辺にしよっか」

萌に促され、5列目の
真ん中辺りに座る。

メンバーのために用意された
席を眺めながら萌が口を開いた。

「やっぱりちょっと遠いけど…
 メインは握手だからね!
 別にいいよね。」

私は萌が言うほど遠さは
気にならなかったけど、
握手の時に何を話そうか、
その事で頭がいっぱいに
なりながらメンバー登場までの
しばらくの時間を過ごした。

⏰:09/07/13 10:24 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


#46 [りぃ]

私はなんだ落ち着かず、
じゅん君へ宛てて書いた
例の手紙を何度もバッグから
取り出して確認しては
またバッグへ戻す。

そんなことを繰り返しているうちに
司会のスタッフが登場し、
会場の緊張が高まる。

⏰:09/07/13 10:53 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


#47 [りぃ]

司会のスタッフによる
いくつかの注意事項の後
ついにメンバーが登場する。

「それではJEWELの皆さんでーす!」

ファンの歓声と共に
会場の隅の扉が空き
メンバーが順番に出てきた。

いつもライブで見るステージ衣装とは
違い、私服姿のメンバーを
見るのは新鮮だった。

⏰:09/07/13 17:11 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


#48 [りぃ]

「じゅん君私服オシャレだね!
 ユリサの好きなお兄系じゃん。」

「ほんとやばい!
 どストライクだよ〜」

メンバーのトークも聞かず
萌と盛り上がっていると、
しばらくしてトークは終了した。

⏰:09/07/13 19:53 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


#49 [りぃ]

「これから握手とサインに
 うつりますので、1列に
 並んでお待ちください。」

司会の言葉で、体育座りだった
ファン達が一斉に立ち上がり、
握手の列ができ始めた。

ふと見ると、会場の後ろの方では
一生懸命化粧を直したり
髪型を整えている子達も大勢いる。

⏰:09/07/13 20:07 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


#50 [りぃ]

私も一応軽く鏡で化粧や髪を
確認しつつ、萌と列に加わる。

「ユリサ、サインは何に
 書いてもらうー?
 何か持ってきた?」

萌に言われてハッと気づいた。

サイン何に書いてもらうか
考えてなかった!!
てゆうか…握手のことで
いっぱいいっぱいで忘れてた…

⏰:09/07/13 20:12 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


#51 [りぃ]

「やばー…忘れてた!
 萌は何に書いてもらう?」

「私はとりあえず普段から
 使うもののほうがいいかと思ったから
 これにする〜」

そう言って萌が取り出したのは
普段から使っている
折り畳みミラーだった。

⏰:09/07/13 20:17 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


#52 [りぃ]

「あ!いいねそれ!
 私も鏡にしよう〜」

私は鏡と、例の手紙を手に持って
他の子達がメンバーと話している
様子を眺めながら
自分の順番がくるのを待った。

⏰:09/07/13 20:26 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


#53 [りぃ]

「見て、あの子泣いてる!
 ウケるんだけど〜」

萌は私の前で余裕で笑う。

「ねぇ萌、1人あたりの持ち時間が
 思ってたより長いよ!?
 どうしよう、じゅん君に何喋ろう…」

私が戸惑いながら萌にそう聞くと、
萌はケロッとして答えた。

「は?何言ってんのユリサ!
 落ち着きなよ。喋る内容ごときで
 困ってるようじゃ、繋がれても
 やっていけないよ!」

⏰:09/07/13 20:38 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


#54 [りぃ]

「それはそうだけど〜…」

メンバーと楽しそうに話している
他の子達を見ていると、
私の自信はどんどん
無くなっていく一方だった。

⏰:09/07/13 20:40 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194