$ 貢ぎちゃん「ユリサ」 $
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#5 [りぃ]
よくわからないまま
萌の後をついていくと、
地下にはライブハウスの
入り口があり、そのドアに
張ってあるフライヤーが
ふと目についた。
「萌、今日のライブって
もしかしてこれ…?」
フライヤーを指差しながら
萌に尋ねると、当然のように
萌は笑顔で頷いた。
「うん!楽しいよ〜」
:09/07/10 12:58
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#6 [りぃ]
そのフライヤーに載っていた人達は
目を疑うような派手な髪型で、
よくわからない化粧をして
着てるのは奇抜な衣装…
「…ヴィジュアル系っ?!」
:09/07/10 13:03
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#7 [りぃ]
「うん、そうだけど?
もう始まってるから
とりあえず入るよ!」
萌がわたしの腕を掴んで
ドアを開けるのと同時に
中から爆音が響いてきた。
「なにこれっ!!」
私は状況をひとつも飲み込めないまま
萌に引っ張られて
フロア真ん中辺りに入り込んだ。
:09/07/10 13:09
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#8 [りぃ]
ステージには、さっきの
フライヤーで見たような
奇抜な人達がいて、
動き回って飛び跳ねたり
頭を振り回したり、
奇妙な光景が広がっていた。
初めて見るヴィジュアル系の
ライブに衝撃を受けて
ぽかーんとしてるうちに
演奏が終わり、メンバーが
ステージ脇へ捌けていく。
:09/07/10 13:20
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#9 [りぃ]
「あ、最前空いた!行こう」
バンドが変わるたびに
お客さんも移動するらしく、
最前列にいたお客さんが
抜けていくのを萌が見つけ
とっさに私の腕をつかみ
またぐいぐいと引っ張っていく。
:09/07/10 13:30
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#10 [りぃ]
「やっぱりライブは最前で見ないとね〜♪
バンド転換の10分の間、
ご機嫌な萌と喋ってると
次のバンドの出番になった。
メンバーの最初の1人が
ステージに出てきた瞬間、
「きた!これが本命なのっ」
萌が嬉しそうに私に言った。
:09/07/10 13:43
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#11 [りぃ]
ちょうど私たちの目の前の立ち位置にきたボーカルの人に
萌が嬉しそうに手を振ると
ボーカルの人も萌に笑顔を返した。
そんなやり取りの後、
演奏中の曲を楽しげに
口ずさむ萌をみて、
私はほっこりした気持ちになって
視線をステージに戻した。
:09/07/10 17:26
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#12 [りぃ]
それにしても
すごいライブだなあ〜
あの人の衣装すごい!
脚が綺麗〜
そんなことをあれこれ考えながらも
ステージから一瞬も目が離せず、
どんどん引き込まれていくのを感じた。
:09/07/10 17:36
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#13 [りぃ]
「ユリサどうだった?」
ライブ後、会場を出るなり
萌がそう尋ねてきた。
「やー、なんてゆうかさ、
最初は衝撃だったけど
なんか…いいね!」
「え、ほんと?
きもいーとか無理ーとか
言われるかと思った。」
私の感想を聞いて萌は
意外そうな顔で答えた。
:09/07/10 21:08
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#14 [りぃ]
「あ。萌、それよりさ。」
私はずっと気になってる
ことがあって萌に聞いてみた。
「ライブ中、萌の好きな
ボーカルの人と萌って
結構意志疎通ってゆうか
仲良しな人みたいだったね!
なんかすごいじゃん」
:09/07/10 21:21
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