$ 貢ぎちゃん「ユリサ」 $
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#50 [りぃ]

私も一応軽く鏡で化粧や髪を
確認しつつ、萌と列に加わる。

「ユリサ、サインは何に
 書いてもらうー?
 何か持ってきた?」

萌に言われてハッと気づいた。

サイン何に書いてもらうか
考えてなかった!!
てゆうか…握手のことで
いっぱいいっぱいで忘れてた…

⏰:09/07/13 20:12 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


#51 [りぃ]

「やばー…忘れてた!
 萌は何に書いてもらう?」

「私はとりあえず普段から
 使うもののほうがいいかと思ったから
 これにする〜」

そう言って萌が取り出したのは
普段から使っている
折り畳みミラーだった。

⏰:09/07/13 20:17 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


#52 [りぃ]

「あ!いいねそれ!
 私も鏡にしよう〜」

私は鏡と、例の手紙を手に持って
他の子達がメンバーと話している
様子を眺めながら
自分の順番がくるのを待った。

⏰:09/07/13 20:26 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


#53 [りぃ]

「見て、あの子泣いてる!
 ウケるんだけど〜」

萌は私の前で余裕で笑う。

「ねぇ萌、1人あたりの持ち時間が
 思ってたより長いよ!?
 どうしよう、じゅん君に何喋ろう…」

私が戸惑いながら萌にそう聞くと、
萌はケロッとして答えた。

「は?何言ってんのユリサ!
 落ち着きなよ。喋る内容ごときで
 困ってるようじゃ、繋がれても
 やっていけないよ!」

⏰:09/07/13 20:38 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


#54 [りぃ]

「それはそうだけど〜…」

メンバーと楽しそうに話している
他の子達を見ていると、
私の自信はどんどん
無くなっていく一方だった。

⏰:09/07/13 20:40 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


#55 [りぃ]

「大丈夫だって!
 場面でなんとかなるよ!
 さすがに沈黙は気まずいけど
 向こうから話振ってくれるっしょ〜」

「そうかな…」

萌が励ましてくれたけど
自分の順番が近づくにつれて
不安が大きくなってきた。

⏰:09/07/13 20:45 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


#56 [りぃ]

「あと2人だねっ♪」

ついに私たちの番まで
あと2人とゆう所まできた。

すぐそこにじゅん君がいる。

「やばいやばい
 1番目がじゅん君だよぉ〜」

私が取り乱していると、
ついに萌の番がきた。

「ユリサしっかりね!」

私にそう言うと、萌は
じゅん君と握手して喋り始めた。

⏰:09/07/13 20:57 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


#57 [りぃ]

じゅん君が萌の鏡にサインしている間、
萌はじゅん君に話を振った。

「この次にくるの私の友達なんですけど
 ちょー緊張しちゃってて
 カワイイんですよ〜♪
 じゅん君ファンだから
 よろしくねっ」

そう言うと萌は笑顔でじゅん君から
鏡を受け取り、次のメンバーへと
進んでいった。

⏰:09/07/13 21:05 📱:P905i 🆔:EBMNedJU


#58 [りぃ]

いよいよ私の番だ!

じゅん君の前に進み出ると、
真っ先に手紙を渡した。

「これ読んでくださいね♪」

「ありがとうー」

じゅん君は笑顔で手紙を受け取ると、
しっかり私の目を見ながら
握手してくれた。

⏰:09/07/14 10:12 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#59 [りぃ]

「いつもいちばん前で
 ライブ見てくれてる子だよね?」

私の顔を見たじゅん君は
自分からそう言ってくれた。

何を話そうか必死に考えていた私は
突然の出来事に唖然としてしまった。

「え…知ってるんですか?!」

「毎回最前で見てくれてる子くらい
 ちゃんと覚えてるよー」

「うそ!嬉しいっ…」

⏰:09/07/14 10:20 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#60 [りぃ]

「今さら緊張してるらしーね。
 さっきの友達が言ってたよ。」

じゅん君が笑いながらそう言うので
私はなんだか恥ずかしくなってしまった。

それと同時に、あまりにも
気軽に自分から話を振ってくれる
じゅん君の言葉や笑顔で、
私はさっきまでの緊張や不安が
一気に無くなっていくのを感じた。

⏰:09/07/14 10:25 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#61 [りぃ]

「だってインストア初めてだからー!」

じゅん君に冗談っぽく冷やかされるのが
恥ずかしくて必死に弁解すると
じゅん君は意外そうに答えた。

「あ、そーなの?
 他のバンドのとかも?」

「行ったことないんですよー
 でもじゅん君と喋ってたら落ち着いた。」

⏰:09/07/14 10:35 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#62 [りぃ]

私が素直な気持ちを伝えると
じゅん君は爆笑して答えた。

「あははっ!なにそれ!
 喋って落ち着いたなんて
 初めて言われたんだけど」

「いや笑うとこじゃ…」

「あ!」

大爆笑するじゅん君の前で
私が戸惑っていると、
じゅん君が何かに気づいた。

「サイン忘れるところだった
 何に書く?」

⏰:09/07/14 10:54 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#63 [りぃ]

「あ、そっか。じゃあこれに。」

私は手に持っていた鏡を渡す。

「おっけーい♪
 ついつい喋りすぎたね〜」

さらさらとサインを書いたじゅん君が
ぱっと顔をあげた。

「名前、何ちゃん?」

⏰:09/07/14 11:05 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#64 [りぃ]

「ユリサ!…です」

「ゆりさちゃんね。
 なんか珍しい名前じゃない?
 どう書くの?」

「そのままカタカナで…」

「お〜。なんかかっこいいじゃん」

そう言うとじゅん君はサインの上に
私の名前を入れて鏡を渡してくれた。

⏰:09/07/14 11:14 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#65 [りぃ]

「またライブきてね〜♪」

「はーい。行きま〜す」

最初の緊張が嘘のように
最後はゆる〜い空気だった。

私はじゅん君から鏡を受け取ると、
次のメンバーの前へと進んだ。

⏰:09/07/14 16:47 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#66 [りぃ]

想像を遥かに越えて
じゅん君と話せた気がする…!

手紙も渡せたし
そこそこ話せたし
よし!とりあえず目標達成!

解放感と達成感から、
他のメンバーの持ち時間は
ほぼ記憶にも残らないほどの物だった。

⏰:09/07/14 16:55 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#67 [りぃ]

最後のメンバーにサインをもらい終えると、
一足先に全メンバーを回り終えて
少し離れたところで私を待っていた
萌のほうへ歩み寄る。

「萌ーっ」

「お疲れ〜っ!
 いい感じだったよユリサ!」

へなへなと萌の腕を取ると、
お互いメンバーとの会話の内容を
報告し合いながら会場を出て
近くのファミレスまで歩いた。

⏰:09/07/14 17:01 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#68 [りぃ]

「あー達成感っ!!」

ファミレスの席で私はホッと
胸を撫で下ろした。

「そうだね。あとはじゅん君から
 連絡がくるのを待つだけか♪」

萌のその一言を聞いて、
私は一瞬戸惑った。

「そっか…!!
 まだこれで終わりじゃないんだ!」

⏰:09/07/14 17:06 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#69 [りぃ]

「そうだよ?
 むしろここからが本題なんだから!
 今日からしばらく携帯手放せないね♪」

萌が楽しそうにそう言った。


そうか。
連絡がくるかもしれない
ってことをすっかり忘れていた。

とりあえずイベントで満足
してしまって、繋がりたい
なんて気持ちを一瞬忘れていた。

⏰:09/07/14 17:13 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#70 [りぃ]

その後しばらく萌と
ぐだぐだ喋り続け、
終電が近づいた頃やっと
2人で帰路についた。

萌と同じ駅で降り、
同じマンションに入り
エレベーターの中で別れる。

萌とは高校卒業後、同じ大学に入り、
一緒に地元から上京後、
同じマンションで違うフロアに住んでいる。

⏰:09/07/15 10:38 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#71 [りぃ]

「じゅん君から早く連絡くるといいね!
 何かあったら教えて♪
 じゃあおやすみ〜」

5階でエレベーターを降りた私を
萌が見送りながら声をかけた。
そして萌はそのまま6階へ上がる。

⏰:09/07/15 10:42 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#72 [りぃ]


自分の部屋に入り、
ベッドの上にバッグを放り投げると
床のクッションに腰を下ろす。

テレビをつけ、バラエティ番組を
眺めながらぼんやりと
今日の事を思い返した。


じゅん君今日もかっこよかったな〜♪
しかも私がいつもライブ来てること
知っててくれた…

⏰:09/07/15 11:05 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#73 [りぃ]

手紙も渡しちゃったし…

あ。貢ぎますとは言ったけど
もしじゅん君から連絡がきたら
私いくらぐらい貢ぐんだろう?
相場とかあるのかな?
月極め?それとも会うたび?


私は勢いで手紙まで渡してしまったけど
具体的なことを何も考えて
いなかったことに気づいた。

⏰:09/07/15 11:10 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#74 [りぃ]

ま、連絡がきてから考えればいっか。


50%くらいの確率でしか
連絡はこないと思い、
深く考えるのは止めて
とりあえずお風呂に入り
その日は何事もなく1日が終わった。

⏰:09/07/15 11:20 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#75 [りぃ]

―次の朝―

起きて真っ先に携帯を見る。

表示は何もなかった。

「きてないか…」

仕方なく私は学校へ行く
支度を済ませ、携帯を持って家を出た。

⏰:09/07/15 11:26 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#76 [りぃ]

エレベーターを降りると、
ちょうど萌がいた。

「萌!おはようー」

私が声をかけると萌は驚いた
様子で振り返った。

「ユリサ珍しく早いね!
 昨日連絡きた?」

「ううん。何もきてなかった。
 もー、今日は気になって
 早起きしちゃったよ…」

⏰:09/07/15 11:43 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#77 [りぃ]

私の言葉に萌は笑いながら答えた。

「あははっ!だから今日
 こんなに早いんだ!
 ユリサほとんど1限出ないのに
 今日は珍しいと思ったー」

「ほんと、一緒に登校なんて久々だよね」

その後2人で学校へ向かい
私は珍しく萌と一緒に
1限の授業から出ることにした。

⏰:09/07/15 11:51 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#78 [りぃ]

2限目の講義中、
早速うとうとしていると
膝の上に置いていた携帯が
振動し始めた。

『あ、やば…寝てた…』

ぼんやりと携帯の画面を見ると
着信画面に知らない番号が
表示されている。

⏰:09/07/15 11:55 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#79 [りぃ]

「……?」

すっかり寝ぼけてしまい
状況を理解するまでに数秒かかった。

『…あ!!!!!!
 じゅん君??!!』

そう気づいた瞬間、
私は講義なんかそっちのけで
教室を飛び出した。

状況を察知した萌が
自分の席から満面の笑みで
こっちを見ている。

⏰:09/07/15 12:07 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#80 [りぃ]

廊下で思い切って通話ボタンを押す。

「はい…?」

『あ、ユリサちゃん?』

恐る恐る電話に出ると、
親しみを感じる声で名前を呼ばれた。

『俺じゅんだけどわかる?』

その名前を聞いて鼓動が早くなる。

⏰:09/07/15 17:34 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#81 [りぃ]

「わかりますわかります!
 嬉しい…電話きたらいいなって
 思ってたから…」

『あ、まじで?
 今なにしてんのー?』

じゅん君の問いかけに、
浮かれていた気持ちがふと我に返る。

「あ、今学校…ですけど。」

『学校?学生なんだ!』

「そう、大学生。」

『学校って都内?』

「都内ですけど…なんで?」

⏰:09/07/15 17:52 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#82 [りぃ]

『じゃあさ、今から会わない?♪
 学校って抜けれる?』

「え!今から?!」

じゅん君の言葉に喜びながらも
驚きを隠せなかった。

『…無理?』

「えーっと…無理じゃないけど…」

⏰:09/07/15 18:02 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#83 [りぃ]

まず考えたのは今日の格好。

偶然にも今日は早起きしたから
わりと化粧もしっかりできたし
髪も綺麗に巻けてる。
服も…まぁアリかな。

こんないきなり個人的に会えるなんて
思わなかったから気合い入れた
オシャレなんかしてないけど…
なんでもいい!

会いたいっ!!!

⏰:09/07/15 19:27 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#84 [りぃ]

考えた結果、私はいさぎよく答えた。
「行きます!!どこですか?」

『そうだな〜…
 とりあえず俺今渋谷向かっててさー
 昼過ぎから渋谷でスタジオ入るんだけど
 ユリサちゃん今から渋谷来れる?』

「全然行けます!」

『じゃあ俺着いたら駅前の
 スタバで待ってるね〜♪』

⏰:09/07/15 21:48 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#85 [りぃ]

渋谷へ向かう約束をして
電話を切ると、みるみる
顔がニヤけていく。


私じゅん君と繋がったの?!
今から会えるんだ!!
ファンの子が誰も知らない
プライベートのじゅん君に…。
やばーいっ!!!


嬉しすぎて叫び出したい衝動を抑え、
荷物を取るためそーっと教室へ戻る。

⏰:09/07/15 21:57 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#86 [りぃ]

私の座っていた席へ戻ると、
ちょうどいいタイミングで
講義終了のチャイムが鳴った。

「あ、終わった…」

机の上に開いたままだった
テキストやノートを急いで
まとめているところに
萌が駆け寄ってきた。

⏰:09/07/15 22:10 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#87 [りぃ]

「じゅん君?!じゅん君から?!」

萌は勢いよく私に詰め寄ってくる。

「萌聞いて!!
 今からじゅん君のとこに行くの!」

私も興奮を抑えきれず
電話のいきさつを簡単に
萌に説明する。

⏰:09/07/15 22:17 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#88 [りぃ]

「そんなわけだから
 とりあえず軽く化粧直して…
 まぁとにかく急いで行かなきゃ。
 昼過ぎからスタジオって言ってたし」

「おめでとうユリサっ!
 なんかかっこいいよ!
 頑張ってねっ。」

黙って私の話に聞き入っていた
萌は目を輝かせて私を応援してくれた。

⏰:09/07/15 22:32 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#89 [りぃ]

「じゃあ行ってくるね!
 戻れそうな時間だったら
 また学校戻ってくるから。」

「頑張ってね〜!!」

萌と別れると、ひとまず
トイレに直行し、鏡を覗き込む。

化粧は軽く直せばいいや。
髪は今日はゆる巻きだけど
じゅん君ゆる巻き好きかな…
盛り盛りのほうが好きとか?!
服は無難なワンピだしまあ大丈夫か…

よし!急がなきゃ!

⏰:09/07/15 22:50 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#90 [りぃ]

「じゅん君〜っ♪」

スタバの客席でじゅん君を見つけ、
今までにないゴキゲンな声で
じゅん君の名前を呼んだ。


いまだになんとなく実感は
ないけど…

今確かに私の目の前に
私のためだけにじゅん君がいるんだ…!

⏰:09/07/17 08:57 📱:P905i 🆔:ay.51GUo


#91 [りぃ]

「ユリサちゃん、久しぶり〜♪
 学校抜けれた?」

「はい、全然大丈夫♪」

テーブル席に向かい合って座り
一通りお互いに軽く喋った後、
じゅん君が切り出した。

「この間インストアの時に
 ユリサちゃんがくれた手紙だけどさ…」

その言葉で手紙の内容を思い出した。

あ。忘れてたけど…
私貢ぎますとか言ったんだよね。
実際そんなに貢ぐほどのお金なんか
持ってないのにどうするんだろう。
今この場でお金求められたら
普通に困るんだけど…

⏰:09/07/17 09:10 📱:P905i 🆔:ay.51GUo


#92 [りぃ]

そんな矛盾を感じていると
じゅん君は続けて口を開いた。

「お金なんかいらないから。」


一瞬耳を疑った。

お金なんかいらない?

⏰:09/07/17 09:13 📱:P905i 🆔:ay.51GUo


#93 [りぃ]

「え?なんで…」

「これも返すから。」

私が戸惑っていると
じゅん君は私に1万円を差し出した。

「これ…」

差し出された1万円札を見て、
手紙に入れたものだと直感した。

⏰:09/07/17 09:20 📱:P905i 🆔:ay.51GUo


#94 [りぃ]

私いらないの?

せっかく繋がれたと思ったのに
もう切られるの?

ただお金返しにきただけ?


浮かれていた気持ちが急に沈み始める。

⏰:09/07/17 09:23 📱:P905i 🆔:ay.51GUo


#95 [りぃ]

「いや、ちょっと待ってユリサちゃん…!」

私の様子を察したじゅん君が
とっさにフォローする。。

「…お金いらないってゆう意味
 わかってる?」

「え?」

思いがけない言葉に、
頭が混乱した。

⏰:09/07/17 09:28 📱:P905i 🆔:ay.51GUo


#96 [りぃ]

「ユリサちゃんにこんなこと
 させられないって意味だよ。
 ユリサちゃん自身をいらないって
 言ってる訳じゃないからね!」


…どうゆう意味だろう?

私はわけがわからず
ただじゅん君をじっと見つめるしか
できないでいた。

⏰:09/07/17 09:33 📱:P905i 🆔:ay.51GUo


#97 [りぃ]

「今絶対誤解してるっしょ!
 切られるとか思ってる?」

「…うん。違うの?」

私がよくわからないまま
答えると、じゅん君は
笑いながら言った。

「わざわざお金返すためだけに
 学校抜けさせてまで呼び出すと思う?
 繋がる気もない子に
 そこまでしないだろーさすがに。」

⏰:09/07/17 09:39 📱:P905i 🆔:ay.51GUo


#98 [りぃ]

とゆう事は…?

「俺的にはあの手紙もらった時、
 現金なんか入ってなくても
 電話かける気満々だったからね!」

じゅん君は自慢げにそう言った。

⏰:09/07/17 09:45 📱:P905i 🆔:ay.51GUo


#99 [りぃ]

「…………うそっ!!」

じゅん君の発言から少しの間をあけて
やっと事態を理解した。

驚く私を見てじゅん君はまた笑う。

「ユリサちゃんってさー
 見かけによらず純粋なんだね。」

⏰:09/07/17 09:49 📱:P905i 🆔:ay.51GUo


#100 [りぃ]

つまりこうゆうこと?


インストアで初めて喋った時も
私のことを覚えていてくれて、
そんな私にじゅん君は
電話かける気満々だったと…。
お金無いバンドマンなのに
お金はいらないと…。

⏰:09/07/17 09:52 📱:P905i 🆔:ay.51GUo


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