続:バツイチ子持ちの君へ
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#562 [けん]
「誕生日なんだから、これもしなきゃ!」
トモちゃんはおもむろに、それをケーキに刺した



ケーキの上に立てられたロウソク−



ユラユラと揺れる
小さな灯り−



小声でバースデーソングを歌うトモちゃん



この光景・・・

⏰:10/02/03 22:55 📱:F905i 🆔:EpyGxf3s


#563 [けん]
今、俺の目の前で広がるこの光景



あの時と同じだ−



3年前
絵美も同じように祝ってくれ、心打たれたあの時とまったく同じ・・・





まったく同じ

⏰:10/02/08 20:16 📱:F905i 🆔:MNaTq2kc


#564 [けん]
不謹慎だけど
トモちゃんの事より
絵美の事が頭に浮かんでしまった



嬉しいんだけど
悲しい・・・
そんな心境だった



そして
ハッピーバースデーを歌ってくれたトモちゃん


何も知らない
その笑顔を見ると
自分がバカに思えた

⏰:10/02/08 20:21 📱:F905i 🆔:MNaTq2kc


#565 [けん]
そうして
俺は、この日−




トモちゃんと付き合う事にした



3年前、絵美と初めて歩み寄る事になった俺の誕生日は・・・



今日から
トモちゃんとの記念日に塗り替えられた


少しずつ


少しずつだけど
こうやって、全ての事が塗り替えられていこうとしていた

⏰:10/02/08 20:28 📱:F905i 🆔:MNaTq2kc


#566 [けん]
もう後悔はしない


もう振り返らない



もう終わりにする・・・



色んな想いを胸に
俺からトモちゃんに告った


新たなスタートを切る

⏰:10/02/08 20:31 📱:F905i 🆔:MNaTq2kc


#567 [けん]
翌日、俺はあらゆる人に彼女ができた事を話した


みんな自分の事のように喜んでくれた



彼女ができただけなのに、大袈裟に喜んでくれた


そうして、気付けば俺は笑顔を見せる事が増えていった


自然な笑顔を・・・

⏰:10/02/09 21:37 📱:F905i 🆔:Tl/ONdiM


#568 [けん]
しかし、神様は
そんな俺を黙っては見てくれなかった



俺が笑顔を見せる事を
許せなかったのだろう




これ以上ない
苦悩の時間を与えられた


それはトモちゃんと付き合い始めて、1週間経った時に起きた

⏰:10/02/09 21:40 📱:F905i 🆔:Tl/ONdiM


#569 [けん]
その日もいつも通り営業で外回りをしていた



そこに1本の電話が−



【おー?お疲れ様!】
上司からだった


『どうしたんですか?』

【ちょっと悪いんやけどさぁ・・・】上司はバツが悪そうに話し始めた

⏰:10/02/09 21:44 📱:F905i 🆔:Tl/ONdiM


#570 [けん]
どうやら、別の営業マン宛てに掛かってきた顧客を代わりに対応してくれないか?という内容のようだった


その営業マンが顧客を怒らせてしまったみたいで、担当を変えろ!と吠えているとの事・・・


他に対応できる人間がいなく、しかも今からすぐに来い!と言っている。その要望に応えられるのは俺しかいない・・・上司はそう思い、俺に電話を掛けてきた

⏰:10/02/09 21:48 📱:F905i 🆔:Tl/ONdiM


#571 [けん]
理由が理由なだけに断ることもできず、俺は渋々了承した



ただ、その顧客の住所を聞いてイヤな予感がした



絵美の家の近くだったから




俺は、ちょっとだけためらった

⏰:10/02/09 21:51 📱:F905i 🆔:Tl/ONdiM


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