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#151 [ゆうと]
電話を切った彩乃さんはいつもの表情に戻った。
「ごめんね〜。マコからだった」

「マコさんですか。あの…喧嘩しました?」

「喧嘩じゃないよ(笑)毎日毎日この時間に電話がくるから、なんかしつこくてさ。寝てたら寝てたで起きるまで電話かけてくるし…」

⏰:09/11/03 00:11 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#152 [ゆうと]
「愛されてるじゃないですか」

「そう思う?でも長年付き合ってるのに、毎日はさすがにキツいよ」


びっくりした。
…同時にショックだった。
この前TSUTAYAやマクドナルドで見た2人はほんわかしてて、仲良しで、まったく自然なカップルで…
実際はそうでもないのかな?

⏰:09/11/03 00:15 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#153 [ゆうと]
「さて…と!そろそろ戻ろうかな」

「早いな。もう10時過ぎか」

「うん。男子は明日休みでしょ?」

「そうですよ。なんか大川監督機嫌よかったから(笑)」

「いいなぁ。2日間休みってことでしょ?明後日は部活休みの日だし」

⏰:09/11/03 00:20 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#154 [ゆうと]
「そっか!2日間休みになるんだ♪よっしゃ!」

「大川監督たぶん明後日が部活休みの日って忘れてるんだよ、きっと」

「でしょうね。大川監督には内緒ですよ♪」

「はいはい(笑)いいなぁ」


今日は彩乃さんにアキヒロのこと聞くつもりだったのに…
質問に圧倒されて何も聞けなかったなぁ…

⏰:09/11/03 02:05 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#155 [ゆうと]
翌日…


俺は久しぶりに昼まで寝ていた。

「眠っ…ってか寝過ぎたなこれ…」

ベランダに出て布団を干す。
隣の女子寮は静かだった。
まだ練習中なのか、誰も帰ってきてないようだ。

⏰:09/11/03 02:09 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#156 [ゆうと]
ユウキから着信が入ってた。

「もしもし?」
「お前まだ寝てただろ!」

「当たり。どした?」
「トラ○アルってとこ発見したんだけどさ、そこめちゃくちゃ安いんだよね。今から行ってみない?」

「どの辺?」
「学校行く道の反対側をず〜っと真っ直ぐ行けば分かる。フライパンとか鍋が安くで買えるんだ♪とりあえず準備したらチャリ置き場集合な!」

⏰:09/11/03 02:19 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#157 [ゆうと]
お前は主婦かよ…


とりあえず準備して外に出た。

「うわー。お前超寝起きって感じ(笑)」
ユウキが笑っている。

「マジ眠くてさ…でももう大丈夫!」

「よし。じゃ、行こうぜ」

春の昼間のポカポカ陽気…
あ、また眠くなってきた。

⏰:09/11/03 02:25 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#158 [ゆうと]
約20分後…

噂のトラ○アルに着いた。
予想してたよりはるかに汚い店だ…

「なぁ、ここで買うの?」
「…とりあえず、中の方は大丈夫だよ、きっと」


入店。
中は普通の食料品売り場がズラーッと並んでいた。

⏰:09/11/03 02:29 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#159 [ゆうと]
「ほらな!普通じゃん」

「上もなんかあるみたいだな」

「鍋とかフライパンは台所用品だから…2階だ♪行くぞ!」


ユウキのテンションは益々あがっていった。

あれも欲しい、これも欲しいで台所用品だけで1万近く使ったみたいだ。

⏰:09/11/03 02:33 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#160 [ゆうと]
「ユウトはなんか買わないん?」

「俺は食料品買おうかなって思って」

「あ!俺も肉とコンソメ頼まれてたんだ!1階だろ?降りようぜ」

「頼まれてたって誰に頼まれたん?」


「え?ミクさん」

⏰:09/11/03 02:39 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#161 [ゆうと]
「ミクさんか…ってか最近ユウキとミクさん仲いいよな」

「まぁな♪」

「好きとか…だったりする?」

「まぁな♪」

「ふーん…え?本気で?」


「うん」
ユウキは当たり前じゃん!と言わんばかりに堂々と答えた。

⏰:09/11/03 02:43 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#162 [ゆうと]
「え、マジで?ホントに?」

「ホントだよ(笑)嘘ついたところでって感じじゃない?」

「へぇ〜…そうなんだ」
「そうなんですよ♪」


付き合っているのかと聞くと、時間の問題だと言った。
ユウキは今まで年下としか付き合ったことがないから俺はビックリした…

⏰:09/11/03 02:48 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#163 [ゆうと]
「っつーか、そういうお前はどうなのよ?」

「何が?」

「西川(アキナの名字)」

「アキナ…?なんで」

「お前…みんな噂してるぞ(笑)」

「アキナ…か。付き合ってはないけど」

「くっついちゃえばいいじゃん♪あんな可愛い子、この辺じゃなかなか見つからないぜ」

⏰:09/11/03 02:55 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#164 [ゆうと]
そっか。
だから昨日彩乃さんが聞いてきたんだ。
でも、噂になるようなこと何もしてないけど…


「でも、そうなるとだな。1人だけ絶対に賛成しない人が出てくるんだ」

「誰だよ」

「上田さん」

「?!」

⏰:09/11/03 03:00 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#165 [ゆうと]
「どういうことだ?っつーか、何言ってんの?」

「…お前も鈍いヤツだなぁ(笑)」

「だって…マコさんいるのに」

「彼氏はいるよ。でも、この間から上田さん、なんかおかしいんだ」

「おかしいって何が?」

「ん?いろいろさ。そのうち分かると思うよ♪」

⏰:09/11/03 03:06 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#166 [ちな]
ノンフィクションを面白いって言っていいのか分からないですけど、
読んでてめっちゃ楽しいです♪
更新
頑張って下さいね
(('V`)+゜

⏰:09/11/03 07:35 📱:SH903i 🆔:Umq/ntYo


#167 [ゆうと]
ちなさん

コメありがとうございます!
誰も読んでくれてないのかな〜って思ってたのに…(/_・、)
ぜひ読んでください
更新頑張りますね♪
ありがとうございます!

⏰:09/11/03 16:32 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#168 [ゆうと]
(続き書きます!)


俺はユウキの言っていることがよく分からなかった。
心のどこかに、何かが引っかかってる感じがした。



ある程度買い物を済ませ、ゲーセンに行ったりしながら寮に帰った。

⏰:09/11/03 18:31 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#169 [ゆうと]
それからは、休み2日間をenjoyし、また練習が始まり→帰って飯食って→ユウキ達と絡み→アキナ達と絡み→彩乃さん達と絡み→寝る→また練習…

の生活を繰り返し、特に何事もなく過ぎていった。



約2週間後…

⏰:09/11/03 18:35 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#170 [ゆうと]
ユウキとミクさんが付き合い始めた。

ユウキから気持ちを伝えたら、ミクさんは照れながらもニッコニコでユウキの気持ちに応えてくれたみたいで…


アキヒロの行動はおさまりつつあるものの、好き好きアピールはまだ続いていた。

俺は2週間前とまったく変わらない生活を送っていた。

⏰:09/11/03 18:39 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#171 [ゆうと]
そんなある日…

ユウキとミクさんから夕食に誘われた。
この3人での夕食は初めてだ。

近くのカフェに行くことになった。
俺は1人で席に付き、向かい側にユウキとミクさんが座った。



なんだこの空気は…

⏰:09/11/03 18:44 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#172 [ゆうと]
2人はニコニコして、一緒にメニューを見ていた。
それぞれが注文し終わると、ミクさんが口を開いた。

「2人とも、もうこの生活には慣れた?」

「俺は高校のときから寮生活だったら別に普通だよ。ユウトは家から通ってたもんな」

「まぁ、でも寮生活には慣れましたよ。けっこう楽しいです」

⏰:09/11/03 18:48 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#173 [ゆうと]
「そっか♪でも大学始まったらけっこうダルいよ(笑)でも1年のうちはまだ楽かも」

「そうなんですかぁ…」

ユウキとミクさんの話だの、バスケの話だのダラダラと会話が続いた。


「あー、そういえば…」

⏰:09/11/03 18:54 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#174 [ゆうと]
ミクさんに視線を向ける…

「アヤ…のことなんだけど…最近なんかおかしいんだよねぇ」

俺は飲んでいたコーラを噴き出しそうになった。おかげさまで鼻の中にコーラが入場してきた。


向かいのユウキは俺の方を見てニヤニヤしている。

⏰:09/11/03 18:58 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#175 [ゆうと]
「なんていうか…元気がないとかじゃないんだよ。なんか、ふとした瞬間ボーってしてたり…」


「げほっ…ズビバビ〜(鼻かんで)」


「一番おかしいのは、最近マコちゃんの誘いを全部断ってること。用事もないのに…マコちゃんからあたしにメールで『アヤどうかしたの?』とか送ってくるくらいだよ」

⏰:09/11/03 19:38 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#176 [ゆうと]
「なんかいろいろあったんじゃないですか?喧嘩とか…」

「喧嘩だったらマコちゃんからあんなメール送られてくるはずないのよね。昨日、一昨日はオールシカトされたって言うし…うーん…喧嘩かなぁ」


俺はなぜか、心臓がバクバクした。
昨日、一昨日?
昨日も一昨日も、俺の部屋に彩乃さん遊びに来ましたよ…?

⏰:09/11/03 20:14 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#177 [ゆうと]
そうとは言えず、話を聞くことに専念した。

「後で部屋行ってみようかなぁ」

「行ってみなよ。心配なら直接本人から聞かないと解決できないじゃん。もしかしたら上田さん…誰にも言えない悩みとか抱えてたりするんじゃないの?例えばだけどさ」

ユウキはうっすらと笑みを浮かべていた。

⏰:09/11/03 20:23 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#178 [ゆうと]
夕食を済ませ、店を出る。
美味しそうだと思って頼んだピザも、味が分からなかった。


そして帰宅…
ミクさんは女子寮に入っていった。
俺はユウキにCDを借りようと思っていたけど、今はそんな気分になれない。
部屋に帰るなりベッドに転がり込み、気持ちを落ち着かせた。

まさかね…
そんなワケない…はず

⏰:09/11/03 20:31 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#179 [ゆうと]
呼び鈴が鳴った…

「開いてますよー」

アキナが入ってきた。この前貸した漫画を入れた紙袋を持っている。

「やっほ!漫画返しに来た♪次のヤツ貸してね」

「いいよ」

アキナは漫画を紙袋に詰め込み始めた。


「じゃ、借りて行きます♪」

⏰:09/11/03 20:37 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#180 [ゆうと]
そう言うとアキナはテーブルの上に何かを置いて出ていった。

…紙だ!
よく見るとそれは手紙だった。

『ユウト♪マンガありがとうね〜!いい暇つぶしになったわ(笑)今度はあたしの少女マンガ貸してあげる(笑)またご飯食べ行こうね。いつもありがとう♪アキナ』

⏰:09/11/03 20:42 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#181 [ゆうと]
「少女マンガかよ(笑)」

俺は手紙を折りたたみ、テーブルに置いた。
明日はアキナと昼飯行こうかな♪
…でも、なんかモヤモヤする。



1時間後…
ユウキからメールがきた。
「俺の部屋来てハァト」

⏰:09/11/03 21:11 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#182 [ゆうと]
「で…どうよ?」

「何が?」

「さっきミクが話してたこと」

「あー…」

なんとも言えない。
何が起こっているのか、こっちが聞きたいくらいなんだから…

「俺が思うに、上田さんは彼氏に対して完璧に冷めてる!」

⏰:09/11/03 21:17 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#183 [ゆうと]
「そりゃ4年も続けば、そういう時期もあるだろ」

俺は、ユウキの言葉をまともに受け入れなかった。
「だいたい、喧嘩かもしれないんだろ?ってか、マコさんと彩乃さんの問題じゃん。俺らにはなんの関係もないだろ」


「…さっきミクが上田さんトコ行ってきた」

「…」

「上田さんには好きな人ができた。マコさんじゃない」

⏰:09/11/03 21:25 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#184 [ゆうと]
「え…?」

「俺も詳しいことはよく分かんない。でも、ミクにはハッキリそう言ったらしい…誰にも言うなよ」

「…うん」
状況把握に時間がかかった。
「詳しいこと聞きたいならミクんトコ行ってみな。俺が聞いたのはそれだけだから」

⏰:09/11/03 21:45 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#185 [ゆうと]
「いや…遠慮しとくよ」

「そうか?まぁ、俺らがワーワー騒いだところでって感じだしな(笑)しばらく様子見よう……ってか今なんか聞こえなかった?」

「別に。なんで?」

「なんかこう…クラクションみたいな…」

「クラクション?!」
嫌な予感がした。

⏰:09/11/03 21:55 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#186 [ゆうと]
ベランダに出てみる。
…何もない。

「気のせいだよ、たぶん」


……ってば…

「え?」
「なんか聞こえたぞ、隣の広場だ!」

『離してってば!!』

「暗くて見えねー………あ!赤い車…ユウト!赤い車だ!」

⏰:09/11/03 22:00 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#187 [ゆうと]
「赤い車?!」

「その木の後ろだ!あれ上田さんじゃねーか?」

「ってことは、あれはマコ(ちゃん)?…なんかヤバいぞ!行こう!」

階段を降りていく。
広場には女バスが数人来ていた。
「ちょっと…坂田君、落ち着いて!」
「いい加減に…誰かぁ!」

⏰:09/11/03 22:08 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#188 [ゆうと]
俺とユウキは広場へと走った。

「ちょっとマコさん…何やってるんすか!!」

『マコちゃん』は彩乃さんの首根っこを強引につかみ、車の中へ引きずり込もうとしている。

「俺らの問題だ!大したことじゃねーよ!いちいち大勢集まってんな!」

「ふざけんな!彼女嫌がってんじゃねーかよ。離してやれよ!」

⏰:09/11/03 22:14 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#189 [ゆうと]
普段チキンな俺は、無意識に『マコちゃん』の腕を離そうと飛びかかっていた。

「なん…だ…よ、お前には…関係ねー…だろが!」
「いいから離せ!」


『マコちゃん』の腕は予想以上に貧弱だった。スルリと離れた。
でも女にとったら、男の力にはかなわない。

⏰:09/11/03 22:20 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#190 [ゆうと]
彩乃さんは、その場に崩れ落ちるように倒れた。女バスが周りを囲み、『マコちゃん』から離れた場所へ連れて行った。

よかった…
フッと油断した…

「ユウト!!!」
「え?」

バコッ…
不意打ち右ストレートをくらった…

⏰:09/11/03 22:25 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#191 [ゆうと]
俺はよろめいた。
んで火が付いた…

「この糞ジジイ…やんのかコラ…」


『マコちゃん』が近づいてくる。
俺は身構えた。



「ごめん!」

⏰:09/11/03 23:39 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#192 [ゆうと]
『マコちゃん』はひざまずいた。
そして下を向いたまま、何度もごめんを繰り返す。

「…ユウトっていったな……痛かったよな…ごめん…ごめんな…本当にごめん」


体の力がスーッと抜けた…
『マコちゃん』は、しばらくその場を動かなかった。
俺もしばらくそのまま立っていた。

⏰:09/11/03 23:44 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#193 [ゆうと]
ミクさんの指示で、全員寮の中へ移動した。

「一体どういうこと?こんなにたくさんの人を巻き込んで!」

ミクさんは『マコちゃん』を怒鳴りつけた。
『マコちゃん』は、またごめんを繰り返すばかり…

「ヘタすれば警察沙汰になるとこだったんだよ?しかもこんな静かな近所で…何考えてんの?」

⏰:09/11/03 23:51 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#194 [ゆうと]
「本当にごめん…ごめんなさい…」

ミクさんは眉をしかめた。
「…アヤは?」

「あの…彩乃さんの部屋に連れていきました」

「そっか。ありがとう。…とりあえず2人、ちゃんと話し合いなよ。今日は止めときな…アヤは話せる状態じゃないから…」

⏰:09/11/03 23:57 📱:F902iS 🆔:XshxQ3iM


#195 [ゆうと]
この場の出来事はとりあえず解決し、『マコちゃん』も帰っていった。

「あ、ユウトは大丈夫だった?」

「大丈夫です」

「ごめんね、いろいろ迷惑かけちゃったね…みんなにもね…」

女バスは、恐くて泣いている人もいた。

⏰:09/11/04 00:01 📱:F902iS 🆔:aZQl5Q/M


#196 [ゆうと]
ゾロゾロと部屋へ帰って行った。
アキナに呼ばれた…
アキナもさっきの広場にいたみたいだ。
気付かなかった。


アキナの部屋に入った。
「あ〜あ…殴られちゃったね(笑)氷あるから冷やしなよ」

「…ありがと」

アキナはキッチンへ行き、小さいビニール袋に氷を詰め、持ってきた。

⏰:09/11/04 00:05 📱:F902iS 🆔:aZQl5Q/M


#197 [ゆうと]
アキナは、俺が座っている座椅子の前に膝を付いた。

「はい、どうぞ。ちょっと腫れてるかも」

「…サンキュー」

「まったく…1人で向かっていくなんてアホだね、アホ(笑)」

「ホント俺アホだな(笑)状況を把握する前に体が動いてた」

⏰:09/11/04 00:10 📱:F902iS 🆔:aZQl5Q/M


#198 [ゆうと]
笑うと左のホッペがズキンと痛む。
しかし…あんな貧弱な腕だったのに、こんなに痛いパンチをくらうなんて…
どこにそんな力があるっていうんだよ…





「……アキナ?」

アキナは顔を上げない。
…泣いていた。

⏰:09/11/04 00:14 📱:F902iS 🆔:aZQl5Q/M


#199 [ゆうと]
「…バカ!バカ!」

小さな肩を震わせながらバカ!を連呼するアキナを見つめていた。

「バカユウト!本当にバカだよ…!」

「ごめんな、アキナ…」

アキナは俺の肩に顔をうずめて泣いていた。

「ごめんな…怖かったな…」
俺はアキナを抱きしめた。

⏰:09/11/04 00:21 📱:F902iS 🆔:aZQl5Q/M


#200 [ゆうと]
アキナの頭を軽くポンポンした。

「怖かったん…じゃないよ…あんたのこ…とが…心配だった…んだ…よ」

泣きじゃくって途切れ途切れに話しているアキナの言葉が嬉しかった。

「そうか…でも、俺は大丈夫だから…」

「なん…で?」

「ん?アキナが氷くれたから」

アキナは笑った。

⏰:09/11/04 00:27 📱:F902iS 🆔:aZQl5Q/M


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