ペアリング
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#31 [ゆうと]
あのクールな感じの『マコちゃん』も、俺みたいな恋愛を経験してきたのだろうか…
俺も大人になれるのだろうか…
その一瞬で、いろんなことを考えた。
:09/10/31 23:45
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:DINsBX2g
#32 [ゆうと]
翌日…
女バスが練習するコートの横で、8人の新生男バスは集合した。
監督の大川さんの指導の下でやっていく。
女バスはできたばかりの男バスに興味深々でこちらを見ていた。
:09/11/01 01:50
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#33 [ゆうと]
練習が始まった。
個々のスキルを見せようと、みんな張り切っていた。
アキヒロは自分のバッシュの紐を踏んづけて転び、恥ずかしかったみたいでブルーになっていた。
そんなこんなで練習は終わった。
初日ということもあってかなり楽なメニューだった。
:09/11/01 01:54
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#34 [ゆうと]
練習が終わったのは昼過ぎ…
春休みということもあり、大学内は静かだった。
めちゃくちゃ心地よい風が吹いていた。
綺麗なピンク色の桜の花びらが風に舞い、K大を明るく包み込んだ。
チャリで寮まで帰る。
坂道を一気にかけ降りると、去年まで見ていた桜の木とは違う桜の木に出会う。
K高内の桜は少なかった。
だから季節を感じる。…なんてことはなかった。今目の前にある桜の木は、圧倒的な存在感を感じさせてくれる。
:09/11/01 02:06
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#35 [ゆうと]
ユウキとアキヒロ、もう1人男バスのリョータと俺の4人で昼からK市に遊びに行くことになった。
準備をして、バスに乗っていざ出陣!
TSUTAYAを発見した。しかもかなりデカい
俺の地元のTSUTAYAの10倍はある…
それほど俺の地元はショボかった…
バスを降りてTSUTAYAへ向かう。
「あれ?」
:09/11/01 02:16
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#36 [ゆうと]
後ろから声がした。
振り向くと上田さんだった。
「あらー!4人で来たの?」
「はい…ってか、あれ?上田さん1人ですか?」
「いや、彼氏と」
「そうなんだ」
仲良しカップルなんだな…
「あの…彼氏さんって今…どこにいます?」
アキヒロは『マコちゃん』が気になって仕方がないようだ。
:09/11/01 02:22
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#37 [ゆうと]
「ん?彼氏?たぶん雑誌のとこにいるよ」
アキヒロが顔をよく見てみたいと言う。
俺もこの前見た、あのクール&大人な『マコちゃん』がどんな人なのか気になっていたから見てみたかった。
「えー?彼氏見たいの?あんまりカッコよくないよ?」
「まっさかぁ!見るだけ見るだけ…」
「…あれ!」
上田さんの指差す方に後ろ姿の『マコちゃん』はいた。
:09/11/01 02:28
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#38 [ゆうと]
買うものが決まったのか、ナイスタイミングで振り返り、こっちに近づいてくる。
手には雑誌を持ち、ポケットから財布を取り出した。
「…」
「…」
「…」
「…」
4人一緒に言葉を失った。
え?こいつが上田さんの彼氏?
え?この上田さんの?
↑たぶん、4人共通してこんなこと考えてたと思う。
:09/11/01 02:34
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#39 [ゆうと]
上田彩乃さんは声は少しハスキー、小柄で、髪がサラサラで肩より長め、顔は広末涼子と北川景子を足して2で割ったような感じだ。
世間でいう美人の部類に入る。
俺が想像していた『マコちゃん』は音をたてて崩れていった。見事に期待を裏切ってくれた。
髪は無造作に伸びていて(決しておしゃれとは言えない)、目がシャキーンで、タラコ唇…
顔のこと抜きにしても、その容姿ば不潔"という印象が残った…
:09/11/01 02:45
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#40 [ゆうと]
「アヤ、聞いて。最新刊出てたよ」
ヌメヌメした声で『マコちゃん』は話す。
「車のやつでしょ?よかったじゃん。買ってきなよ」
『マコちゃん』は嬉しそうにレジへ向かった。
おい…誰か1人くらい「かっこいいですね」とか言えや!
↑(4人共通の心の声)
「あたしの彼氏、車のことしか頭にないからね〜(笑)いっつもあんな本ばっか読んでるんだよ」
「あ…あはははは…」
↑(これが精一杯の返事)
:09/11/01 02:53
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