禁断って何?
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#711 [シバ]
「リィ…先月まで女の子と付き合ってたんだ」

バッと顔を上げて、理彩ちゃんを見た。
照れくさそうな顔…
その顔を見て、心がズキンと痛んだ。
この瞬間は、何で心が痛んだのか分からなかったけど…


「…………」

「軽蔑した?(笑)」

「あ、いや…」

「さっきのシバの真似。『軽蔑した?』って(笑)」

「軽蔑はしないけど…なんか…意外」

⏰:10/10/04 21:51 📱:F02B 🆔:CFaJVrVQ


#712 [シバ]
「意外かな?だって、色々あったんだもん」

「そうなんだ…」

間を空けず、理彩ちゃんは続ける。


「その相手はね、高校の時からリィの追っかけだったらしい…所謂、ファンみたいな」

「うん」

「高校卒業してから、地元の映画館で偶然会ったんだ。後ろから声かけられて、『吉岡さんですよね?』って」

⏰:10/10/04 22:28 📱:F02B 🆔:CFaJVrVQ


#713 [シバ]
ちなみに『吉岡』は、理彩ちゃんの名字。

「『あ、はい』って答えたら、めちゃくちゃ笑顔になってさ。それがめちゃくちゃ可愛くて。その子は超ボーイッシュだったから、幼い子供みたいで、癒される〜♪って感じで」


また心がズキン…

「せっかく会ったからって事で、近くの喫茶店に入って色々話してさ。そうこうしてるうちに、そういう機会が増えて、連絡先交換して」

⏰:10/10/04 23:10 📱:F02B 🆔:CFaJVrVQ


#714 [真沙也]
久しぶりです
更新頑張って下さい
この小説にはいつも元気をもらいます、勇気をくれます
あなたのペースで頑張って下さい

⏰:10/10/04 23:26 📱:930CA 🆔:KBuSfMPU


#715 [我輩は匿名である]
更新待ってます∩^ω^∩

⏰:10/10/16 21:59 📱:W61SA 🆔:psArAMlw


#716 [我輩は匿名である]
>>1-300
>>301-600
>>601-900
>>901-1000

⏰:10/10/17 07:50 📱:F03A 🆔:C/35yzp.


#717 [シバ]
真沙也さん
匿名さん

ありがとうございます(´_ゝ`)
そう言ってもらえると本当に嬉しいです!

ちょっと更新します



>>713

そうしていく内に、そういう関係になってしまったんだ♪

理彩ちゃんは、そのファンだったという相手と性別という壁を超えて、恋愛関係に発展した。
そう続けた。

⏰:10/10/18 23:07 📱:F02B 🆔:9Y/WWEKk


#718 [シバ]
そんな話を受けて、シバは黙り込んでしまった。
いきなりのカミングアウト…
まさかの展開…

シバは笑顔を作って聞いていたけど、心の中はとんでもない事になっていた。

別に理彩ちゃんの事、何とも思ってないはずなのに…
やっぱり、心って正直だ。




完璧にヤキモチやいてる自分がいる…

⏰:10/10/18 23:10 📱:F02B 🆔:9Y/WWEKk


#719 [シバ]
少し俯いて、照れくさそうに笑う理彩ちゃんを見たくなかった。

そんなシバを見て、理彩ちゃんは一言…


「あ、こんな話しちゃってごめんね」

いやいや、と慌てて返事をしたけど、自分の顔から笑顔が消えていた事に気付く。

「ねぇ…」

理彩ちゃんはシバの顔を覗き込んだ。

⏰:10/10/18 23:14 📱:F02B 🆔:9Y/WWEKk


#720 [シバ]
「シバ、ヤキモチ妬いてる?」

真顔でもない、笑顔でもない理彩ちゃんの表情…

好奇心…
と言った方が正しいのだろうか?
理彩ちゃんの表情から、何も捉える事ができない。
だから黙り込んだまま。


「シバ…」

小さな声で呼びかけられる。

⏰:10/10/18 23:18 📱:F02B 🆔:9Y/WWEKk


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