禁断って何?
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#705 [たな]
うぅ、ずっと読んでます(¨、)

がんばってください、応援してます(Pω`、)

⏰:10/10/03 22:30 📱:F706i 🆔:cBozP/JU


#706 [シバ]
>>705 たなさん
ありがとうございます(^^)v
元気出ます(´_ゝ`)
少し更新しますね!


>>704

「ゆーちゃんにも言えなかったって事は、ずっと悩んでたんだね。シバなんかでいいなら、話聞くよ」

理彩ちゃんはシバから離れた。
二重の目からは、小さな涙の粒がこぼれていた。それを、理彩ちゃんは小さな手で拭った。

⏰:10/10/04 21:08 📱:F02B 🆔:CFaJVrVQ


#707 [シバ]
理彩ちゃんの指は、意外にゴツゴツしていた。
バスケで突き指を繰り返したのだろう。
人差し指と薬指は、少しだけ変形していた。

ただ、元の手は物凄く綺麗だったと思う。
色白だし、手の甲はスッキリとして、スベスベしているのだ。
爪も綺麗に手入れされている。

「年下から励まされるとか、リィってホントにガキだね(笑)みっともないね(笑)」

近くに置いていたタオルを手に取り、目頭を押さえた。

⏰:10/10/04 21:15 📱:F02B 🆔:CFaJVrVQ


#708 [シバ]
「みっともなくないよ。今までの辛かった事、全部話していいよ。言いたくない事とかあったとしても、無理には聞かないし」

理彩ちゃんはタオルを枕の方にポイッと放り投げて、体育座りをした。
シバも、自然と理彩ちゃんと同じ格好になる。

体育座りで話を聞くとか、ちょっと前の事を思い出す。
高3の、ジリジリとした夏の、あの合宿中の出来事…

あの時とはまったく状況が違うけど、ふいに昔を思い出していた。

⏰:10/10/04 21:22 📱:F02B 🆔:CFaJVrVQ


#709 [シバ]
しばらく沈黙…

部屋が暗かったから、変に冷静な自分がいた。
理彩ちゃんが口を開く。

「あのね…」


沈黙…

やっぱり喋りたくないのだろうか。

「男の話は、もう終わり。ここから先は、絶対に人に喋らないって決めてた。これから先、誰かと一緒になっても、リィが死ぬまで絶対に、絶っ対に喋らないって思ってたんだ」

⏰:10/10/04 21:35 📱:F02B 🆔:CFaJVrVQ


#710 [シバ]
鼻をグスグスさせながら、理彩ちゃんは笑った。

「死んだ先でも、絶対に言わないって決めてたんだけど(笑)ってか、死んだらどこ行くんだろうね(笑)」

シバも少しだけ笑った。

「マジ…ね。リィもいろんな恋愛と出会ってきたんだよ」

理彩ちゃんは、表情を変えずに語り始めた。

⏰:10/10/04 21:41 📱:F02B 🆔:CFaJVrVQ


#711 [シバ]
「リィ…先月まで女の子と付き合ってたんだ」

バッと顔を上げて、理彩ちゃんを見た。
照れくさそうな顔…
その顔を見て、心がズキンと痛んだ。
この瞬間は、何で心が痛んだのか分からなかったけど…


「…………」

「軽蔑した?(笑)」

「あ、いや…」

「さっきのシバの真似。『軽蔑した?』って(笑)」

「軽蔑はしないけど…なんか…意外」

⏰:10/10/04 21:51 📱:F02B 🆔:CFaJVrVQ


#712 [シバ]
「意外かな?だって、色々あったんだもん」

「そうなんだ…」

間を空けず、理彩ちゃんは続ける。


「その相手はね、高校の時からリィの追っかけだったらしい…所謂、ファンみたいな」

「うん」

「高校卒業してから、地元の映画館で偶然会ったんだ。後ろから声かけられて、『吉岡さんですよね?』って」

⏰:10/10/04 22:28 📱:F02B 🆔:CFaJVrVQ


#713 [シバ]
ちなみに『吉岡』は、理彩ちゃんの名字。

「『あ、はい』って答えたら、めちゃくちゃ笑顔になってさ。それがめちゃくちゃ可愛くて。その子は超ボーイッシュだったから、幼い子供みたいで、癒される〜♪って感じで」


また心がズキン…

「せっかく会ったからって事で、近くの喫茶店に入って色々話してさ。そうこうしてるうちに、そういう機会が増えて、連絡先交換して」

⏰:10/10/04 23:10 📱:F02B 🆔:CFaJVrVQ


#714 [真沙也]
久しぶりです
更新頑張って下さい
この小説にはいつも元気をもらいます、勇気をくれます
あなたのペースで頑張って下さい

⏰:10/10/04 23:26 📱:930CA 🆔:KBuSfMPU


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