禁断って何?
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#709 [シバ]
しばらく沈黙…
部屋が暗かったから、変に冷静な自分がいた。
理彩ちゃんが口を開く。
「あのね…」
沈黙…
やっぱり喋りたくないのだろうか。
「男の話は、もう終わり。ここから先は、絶対に人に喋らないって決めてた。これから先、誰かと一緒になっても、リィが死ぬまで絶対に、絶っ対に喋らないって思ってたんだ」
:10/10/04 21:35 :F02B :CFaJVrVQ
#710 [シバ]
鼻をグスグスさせながら、理彩ちゃんは笑った。
「死んだ先でも、絶対に言わないって決めてたんだけど(笑)ってか、死んだらどこ行くんだろうね(笑)」
シバも少しだけ笑った。
「マジ…ね。リィもいろんな恋愛と出会ってきたんだよ」
理彩ちゃんは、表情を変えずに語り始めた。
:10/10/04 21:41 :F02B :CFaJVrVQ
#711 [シバ]
「リィ…先月まで女の子と付き合ってたんだ」
バッと顔を上げて、理彩ちゃんを見た。
照れくさそうな顔…
その顔を見て、心がズキンと痛んだ。
この瞬間は、何で心が痛んだのか分からなかったけど…
「…………」
「軽蔑した?(笑)」
「あ、いや…」
「さっきのシバの真似。『軽蔑した?』って(笑)」
「軽蔑はしないけど…なんか…意外」
:10/10/04 21:51 :F02B :CFaJVrVQ
#712 [シバ]
「意外かな?だって、色々あったんだもん」
「そうなんだ…」
間を空けず、理彩ちゃんは続ける。
「その相手はね、高校の時からリィの追っかけだったらしい…所謂、ファンみたいな」
「うん」
「高校卒業してから、地元の映画館で偶然会ったんだ。後ろから声かけられて、『吉岡さんですよね?』って」
:10/10/04 22:28 :F02B :CFaJVrVQ
#713 [シバ]
ちなみに『吉岡』は、理彩ちゃんの名字。
「『あ、はい』って答えたら、めちゃくちゃ笑顔になってさ。それがめちゃくちゃ可愛くて。その子は超ボーイッシュだったから、幼い子供みたいで、癒される〜♪って感じで」
また心がズキン…
「せっかく会ったからって事で、近くの喫茶店に入って色々話してさ。そうこうしてるうちに、そういう機会が増えて、連絡先交換して」
:10/10/04 23:10 :F02B :CFaJVrVQ
#714 [真沙也]
久しぶりです
更新頑張って下さい
この小説にはいつも元気をもらいます、勇気をくれます
あなたのペースで頑張って下さい
:10/10/04 23:26 :930CA :KBuSfMPU
#715 [我輩は匿名である]
更新待ってます∩^ω^∩
:10/10/16 21:59 :W61SA :psArAMlw
#716 [我輩は匿名である]
:10/10/17 07:50 :F03A :C/35yzp.
#717 [シバ]
真沙也さん
匿名さん
ありがとうございます(´_ゝ`)
そう言ってもらえると本当に嬉しいです!
ちょっと更新します
>>713そうしていく内に、そういう関係になってしまったんだ♪
理彩ちゃんは、そのファンだったという相手と性別という壁を超えて、恋愛関係に発展した。
そう続けた。
:10/10/18 23:07 :F02B :9Y/WWEKk
#718 [シバ]
そんな話を受けて、シバは黙り込んでしまった。
いきなりのカミングアウト…
まさかの展開…
シバは笑顔を作って聞いていたけど、心の中はとんでもない事になっていた。
別に理彩ちゃんの事、何とも思ってないはずなのに…
やっぱり、心って正直だ。
完璧にヤキモチやいてる自分がいる…
:10/10/18 23:10 :F02B :9Y/WWEKk
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