それでも貴方と幸せになりたいの。
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#101 [我輩は匿名である]
読んでるよ!ゆりちゃん頑張って

⏰:10/02/17 13:29 📱:PC 🆔:☆☆☆


#102 [y]
「なんだ〜っ!」

私の気持ちとは裏腹に
美恵はニコニコしている。

「それって、嫉妬だよねっ?」

嫉妬?

「いや、違うよ!だって、リョウが他の女の子にもあんな事しちゃってさー…」
って、
これが嫉妬か。

それでも私の気持ちは
複雑だった。

⏰:10/02/17 18:03 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#103 [y]
次の日。

あー、学校行きたくないよ…


今日は休もうかな、
どうしよう。
私は、
部屋から出れないでいた。

⏰:10/02/17 18:07 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#104 [y]
「ゆい〜!!早くしなさいっ」


その声と同時にお母さんが
部屋に入ってきた。

「もう、遅れちゃうでしょ!早くね」


「・・・はあーい。」

⏰:10/02/17 18:08 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#105 [y]
慌ただしい朝。

慌ただしいお母さんに

私はさっさと家から
出されてしまった。



リョウに会いたくない。

重たい足を引きずって
私は学校へ向かった。

⏰:10/02/17 18:08 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#106 [y]
学校に着くと、
昇降口で何人かが
集まっていた。

「なんだそれ〜っ」

なんだか
盛り上がっている様子。

ふと、そっちを見ると、
その集団の中に
ハヤトが居るのが見えた。

ハヤトは、
あたしに気付くと

「あ、ゆいちゃん来たよ〜」

と言い出した。

⏰:10/02/17 18:10 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#107 [y]
えっ・・?



その集団の中から
出てきたのは


・・・リョウ?

「あ、ゆいちんおはよっ」

いつもの笑顔で
こっちに近づいてきた。

リョウなんだけど、

顔はリョウなんだけど
何かが違う。

あれ、

「髪・・・」

⏰:10/02/17 18:11 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#108 [y]
きっと会ったら
きまづいだろうなとか、
何て話しかけようとか、
ちゃんと話して
くれるかなとか、

色々考えてた私の頭は
一瞬で別のことに変わった。

⏰:10/02/17 18:13 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#109 [y]
何故なら

リョウはいつものように
"ゆいちん"って
話かけてくれたから。

そして、リョウの
綺麗に金に染まってた髪が
襟足が長く伸びていた髪が


真っ黒の短髪になっていた。

⏰:10/02/17 18:14 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#110 [y]
>>101 匿名さま

ありがとうございます


bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4700/

⏰:10/02/17 18:16 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#111 [y]
「どう?イメチェン」


リョウは照れながら恥ずかしそうに笑った。

「一瞬誰かと思ったけど、似合ってる。」


金髪のイメージ
しかなかったから
少し変な感じもしたけど、
黒髪の短髪も
とてもよく似合っていた。

⏰:10/02/19 00:54 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#112 [y]
でも、なんかリョウじゃないみたいで

「ぷぷっ・・」

ちょっと笑ってしまった。


「おい、笑ってんなよ〜!」

そう言われ
リョウに頭をぶたれた。

⏰:10/02/19 00:57 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#113 [y]
「だってー(笑) 何?いきなりどうしたの?」


ぶたれた頭を
押さえながら言うと、
さっきまで
ふざけてたリョウが
真剣な顔つきになった。



「俺、ゆいちんの恋愛対象じゃないのとか嫌だから。」

⏰:10/02/19 01:00 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#114 [y]
「はっ!?」


予想外の返答だった。

意味がよく、分からない。


私は混乱状態の頭の中を
落ち着かせてから、
もう一度考えた。


あ、


「昨日、あたしが言ったこと!?」

⏰:10/02/19 01:04 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#115 [y]
そう言うと同時に
また罪悪感が
襲いかかってきた。


「昨日は本当にご――」
「俺さ、本気でゆいちん好きだよ。」


リョウの声で私の"ごめん"はかき消された。

⏰:10/02/19 01:08 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#116 [y]
そして私の頭はまた混乱する。


「昨日ゆいちんが言ってたの聞いて、すげーショックだった。まじで好きなんだなって思ったんだよね」


そう言ったリョウは
真剣だった。

⏰:10/02/19 01:11 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#117 [y]
そんなの、
アタシだって…

リョウが他の女の子と
仲良さげに話してるの見たり
リョウに冷たくされたり
目も合わせようとしてくれなかったし

すっごくすっごく
ショックだったし
悲しかったんだから


そう言ってしまいたかった。
でもそれって…

⏰:10/02/19 01:14 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#118 [y]
――キーンコーン


そのとき、

タイミングが
いいのか悪いのか、
学校のチャイムが鳴った。

「リョウ、先行ってるよ!」

昇降口に居た集団は
そう言って教室の方に
戻っていった。

⏰:10/02/19 01:21 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#119 [y]
「あ、じゃああたしも教室戻るね、」


なんでかは
よく分からないけど、
混乱した私は
とりあえずその場から
離れたかった。

⏰:10/02/19 01:24 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#120 [y]
私はリョウとバイバイして
教室に戻った。

教室に着くと
もう既に先生が居たので
急いで席に着いた。

⏰:10/02/19 01:26 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#121 [y]
確かにあのときのリョウは
真剣だった。

鈍感な私にでも
リョウの真剣さは伝わった。


嬉しくなかったなんて、嘘

でも、
私の中の何かが
邪魔をしている。


斉藤たいち


私は斉藤たいちが
好きだった。

一目惚れだけど

失恋したけど

好きだった。

⏰:10/02/19 01:28 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#122 [y]
それなのに
今はリョウが好き?

そんなに私の心は
すぐ変わるものなの?

ちょっと優しく
されたからって
自惚れてるんじゃないの


私には変なプライド
みたいなものがあった。

⏰:10/02/19 01:29 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#123 [y]
――キーンコーン

気付くと、
もう授業終わりのチャイム
が鳴り始めた。



チャイムと同時に
美恵が私の席まで来た。


「ハヤトに聞いたよ!リョウくんに告られたんだって?」


美恵がニヤニヤしながら
私の隣の席に座った。

⏰:10/02/19 01:33 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#124 [y]
「なんで知ってるの!?」

「ハヤトからメールきた」

そう言って美恵は
携帯を出した。

⏰:10/02/19 01:35 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#125 [y]
「リョウくん、自分から告白したり、あんな風に積極的なの初めてらしいよ」


「えっ?本当に!?」

リョウは会ってすぐに
「タイプ」とか「可愛い」
とか言うくらいなのに…?



「本当に意外だよね。」


まさにその通り。
意外だった。

⏰:10/02/19 01:36 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#126 [y]
「それほど好きなんだよ、きっと。ハヤトも驚いてた」


「そうなんだ、」

驚きながらも、
内心嬉しかった。


「私はゆいがリョウくんと付き合ったらいいなって思うよ」


「うん…」


「斉藤くんは彼女居るんだし、好きって言ってくれるリョウくんにいってもいいんじゃない?」

⏰:10/02/19 01:38 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#127 [y]
美恵…


美恵は、いつも私の背中を押してくれる。

それはとても優しくて

とても安心して


誰かに言って欲しかった
言葉をいつも言ってくれる。

⏰:10/02/19 01:41 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#128 [y]
夕暮れの公園。

綺麗に植えてある
木や花が並び、
そこにベンチが2つ。

そのベンチには
タバコを吸いながら
座っている男の人がいる。


あのあとメールで

"駅の近くの公園に来て"

と呼ばれた私は、
その公園に行き
リョウを見つけた。

⏰:10/02/19 01:44 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#129 [y]
そしてリョウが座るベンチまで行くと、

「座って」

私に気付いたリョウは、
ベンチの端に移って
私が座るスペースを
開けてくれた。

私は言われた通り、
リョウの隣に座った。

⏰:10/02/19 01:46 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#130 [y]
「やっぱ、黒い髪のリョウ見慣れないよ〜!リョウじゃないみたい」

そう言って
リョウの髪の毛を
クシャクシャにした。

なんか、
少しでも間があくと
きまづい雰囲気に
なっちゃうんじゃないか
って思うと、
何かを喋らずには
いられなかった。

⏰:10/02/19 01:50 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#131 [y]
「うるせーよっ!俺は結構気に入ってるんだから」

そう言ってクシャクシャに
された髪を直すリョウ。




いつもの2人。
よかった、いつもの2人。

⏰:10/02/19 01:54 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#132 [y]
気付いたら夕陽が沈み、
夜になっていた。


どれくらい喋ってたんだろう。


「楽しい時間はあっという間に過ぎるってホントだね」


「たしかに!あ〜、俺やっぱゆいちん大好きだわ」

⏰:10/02/19 02:01 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#133 [y]
無邪気な笑顔に
優しい目、

例えるなら犬かな。
前から思ってたけど
リョウって
犬に似てる。

そんな事を思っていた。



「ゆいちん、俺と付き合って」

⏰:10/02/19 02:03 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#134 [y]
「え、あ‥でも、」


嬉しい、
嬉しかった。


「でも…

あたし、わがままだよ?」

「うん。ゆいちんはわがままくらいが調子いいよ」


「嫉妬やきだよ?」

「いや、それは嬉しいことでしょ」

⏰:10/02/19 02:08 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#135 [y]
「それに、自己中だしどうしようもないよ?」

「だから、そんなゆいちんがいいんだってば」


ほら、
また犬みたいに笑うの。

こんな優しいリョウに、
私はとっくに
惹かれていたのかも知れない。





「よろしくね」

⏰:10/02/19 02:11 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#136 [y]
――――

ここで一旦切ります
また更新します

見て下さってる方
居ましたら
よかったらお願いします

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4700/

⏰:10/02/19 02:14 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#137 [y]
6月26日。

今まではなんでもなかった
この日は、
アタシとリョウの
大切な日になった。

付き合った記念日。

アタシは幸せで
いっぱいだった。

⏰:10/02/20 00:50 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#138 [y]
これから来る夏にも
期待と希望に
満ち溢れていた。

「夏休みは〜、花火大会行くでしょ、祭り行くでしょ、海とかプールもいっぱい行きたい!!!」

「楽しみだね〜、ゆいちん」

もうすぐ来る夏休みの
予定が一つずつ、一つずつ
増えて行くのが
とても楽しみで
仕方なかった。

⏰:10/02/20 03:38 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#139 [y]
「美恵ー、これの中からならどれがいいと思う?」

デパートの
水着コーナーの中、
アタシと美恵は
両手いっぱいに
水着を抱え、
頭を悩ませていた。

ドット柄にボーダー、
レースにでかリボン…

どれも可愛い水着ばかりで
試着しては、

「こっちもいいかな?」
「リョウはどっちが好きかな?」

と悩み続け、かれこれ2時間。

⏰:10/02/20 03:41 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#140 [y]
私はドット柄の水着、
美恵はレースの水着
に決定した。

「お買い上げありがとうございました〜」

一緒に悩んでくれた
店員さんに満足の微笑みで
見送られた私たちは、
またすぐに
エスカレーターに乗り、
上の階を目指した。

「次は浴衣決めなきゃ〜」

⏰:10/02/20 03:43 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#141 [y]
無事に浴衣も決まったころ
携帯が鳴った。

♪♪〜♪♪〜♪♪〜
―リョウ―

「もしもーし」

「おう、何してるの?」

「今ねー買い物してる。
水着と浴衣、
楽しみにしててねっ」

⏰:10/02/20 16:23 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#142 [y]
「まじでー早く見たいわ!
あ、じゃあ今から先輩んとこ
行くからまたかけるね〜」

「はいよ、ばいばーい」


こんな些細な電話だけど
リョウは電話を
かけてきてくれる


こんな些細な電話が
アタシはとても嬉しかった。

⏰:10/02/20 16:23 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#143 [y]
付き合う前から
仲がよかったし
連絡もしょっちゅう
取っていたし

付き合ったからといって
そこまで大きく
何かが変わった
ということはなかった。

それでもこんな
些細な電話や
些細な行動に
少しづつリョウの愛情を
感じたりもしていた。


そして気づかぬ間に
自分の気持ちもどんどん
大きくなっていった。

⏰:10/02/20 16:25 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#144 [y]
「ごめん、待ったー?」


正式に「付き合って」から
何度目かのデート。

待ち合わせは
駅の近くの
一番大きい木の前。

一番分かりやすい場所で
待ち合わせ場所に
よく使われているため、
この日も木の周りには
たくさんの人が居た。

⏰:10/02/20 16:27 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#145 [y]
その人ごみの中から
リョウを見つけるのと同時に
リョウも私に気付き、
ニコってしてくれる。
そのとき胸がキュンて
高鳴る瞬間が好き。

「もう5時間くらい待ったよー。
寝るとこだった。(笑)」

「ごめんごめん(笑)どこ行く?」

「俺、行きたいとこ
あるから行っていい?」

「うんいいよっ」

そう言ってリョウは歩きだし、
その後を私はついていった。

⏰:10/02/20 16:30 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#146 [y]
リョウの二歩くらい
後ろを歩く。

"私のために"と
染めてくれた黒髪も
日が経つにつれ
だんだん色が落ちて
今では茶色になっていた。


駅から10分ほど裏の方の
道を歩いて行くと
服屋や雑貨屋など
たくさん並んでいる通りにでた。

⏰:10/02/23 05:29 📱:P01A 🆔:hPbk9qXU


#147 [y]
リョウの二歩くらい
後ろを歩く。

"私のために"と
染めてくれた黒髪も
日が経つにつれ
だんだん色が落ちて
今では茶色になっていた。


駅から10分ほど裏の方の
道を歩いて行くと
服屋や雑貨屋など
たくさん並んでいる通り
にでた。

⏰:10/02/28 00:45 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#148 [y]
服は、ストリート系や
B系のショップが多く、
黒人やおしゃれな男の人、
B系の女の人とかが
店の前で客引きを
しているのが目立つ。


「こっちの方とかよく来るー?」

私は駅前のデパートとかで
買い物するのが多いから
こっちの方まで来ることは
滅多になかった。

⏰:10/02/28 00:46 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#149 [y]
「あんまり来ないかなー」

「そうなんだ、
でも女の服B系はあるけど
店は男モンばっかだもんね」


それでも、あんまり来る
機会がなかった
こっちの方は、
おしゃれな店が多くて
魅力的に思えた。

⏰:10/02/28 00:48 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#150 [y]
「あ、リョウ!
新しいの入ったよ〜」

外にいた店員さんが
リョウを見つけると、
話しかけてきた。

その人だけではなく、
いろんな店員さんが
リョウを見つけては
話かけてきた。

リョウはよく来るみたいで
知り合いも多かった。

そして、少し歩いたところ
の地下へ続く階段を降りた。

⏰:10/02/28 00:49 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#151 [y]
「ここ、俺がよく来るレコード屋」

「へえ〜そうなんだ」

レコード屋に入るのは
初めてだった。

店内ではR&Bの音楽が
流れてて、
CDよりも全然大きい
レコードが
ずらーっと並んであった。

⏰:10/02/28 00:50 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#152 [y]
「お、来たか。
お前の好きそうなやつ結構入ったよ」

「まじっすか」

Bキャップを被った
ストBぽい
店員のお兄さんが
話しかけてきた。

その人は私に気付くと、
ニコって会釈してくれたの
で私もニコって返した。



「何?次こそ彼女?」

お兄さんはリョウに言った。

⏰:10/02/28 00:51 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#153 [y]
次こそ…?


「はい、そうっす。」


ちょっと気になりつつも
リョウに言われるがまま
私はお兄さんに紹介され、

「で、こっちが藤原さん。
俺の中学の先輩なんだ。」

とお兄さんを
紹介してくれた。

⏰:10/02/28 00:53 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#154 [y]
「彼女可愛いね、大切にしてやれよっ」

藤原さんがそう言うと

「はい、俺の自慢っすから」

リョウは笑いながら答えた。

「うわーアツいね。」

⏰:10/02/28 00:56 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#155 [y]
私は少し恥ずかしく
なりながらも、
リョウの知り合いに
紹介されて嬉しかった。


それからリョウは
店内のレコードをあさり始めた。

そのリョウはとても
目が輝いていて、
レコード一枚一枚を
真剣に見ていた。



こんなに夢中のリョウ、
初めて見た。

私なんて忘れられてる
んじゃないかって
くらい夢中のリョウに
少しヤキモチ妬きつつも

そんなリョウがとても
いとおしい。


もっともっと
いろんなリョウを
見たいって思ったんだ。

そして
私にも同じくらい
夢中になってほしい、と

そっと願った。

⏰:10/02/28 00:57 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#156 [我輩は匿名である]
書かなぃの??
楽しみにしてるのに…

⏰:10/03/04 03:10 📱:SH906i 🆔:YLf8Sqzg


#157 [y]
ありがとうございます

更新遅くなって
すみません
今から書きます

⏰:10/03/05 01:38 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#158 [y]
「あいつは、本当にいい奴だよ」

そんな時、藤原さんが言った。

「え、あ、はいっ」

そう言ってリョウを見る
藤原さんは、
まるで弟を見るかのような、
温かい目をしていた。

⏰:10/03/05 01:40 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#159 [y]
「…ただ、苦労するぞー(笑)」

でもすぐにその温かい目は
意地悪な目に変わった。


「え…何でですか!?」

「なんてね、まあ2人はアツアツだから大丈夫かっ(笑)」


藤原さんが言っていた
意味をこの時は
よく分かっていなかった。

⏰:10/03/05 01:41 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#160 [y]
リョウは何枚かレコードを買い、
藤原さんと少し喋ったりした後、
私たちは店を出た。


そして色んな店に入っては
ウインドウショッピング
を楽しんだ。


そして私たちは
キラキラしている
雑貨屋さんに入った。

⏰:10/03/05 01:43 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#161 [y]
ネックレスやピアス、ブレス等も
ずらーっと並んでいる。


「あ、これ可愛いー!」

私はダイヤみたいな石が付いてる
シルバーのピアスを手に取った。

⏰:10/03/05 01:43 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#162 [y]
「いいねー。
すみません!これ下さい。」

そのピアスをリョウに見せると、
リョウは店員さんを呼んだ。

「え?ちょっと・・」

⏰:10/03/05 01:43 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#163 [我輩は匿名である]
失礼しますホ
>>100-200

⏰:10/03/05 13:59 📱:W65T 🆔:F.iX.9lY


#164 [y]
――――

「ありがとうございました。」


お店を出ると、
リョウはさっき買った
ピアスを出し、

「はい、これ付けてね。
俺とお揃いっ」

そう言ってピアスを
一つ渡された。

⏰:10/03/05 18:17 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#165 [y]
お揃いのピアス。
初めてのお揃い。

「ありがと」

私は嬉しくて
仕方なかった。

さっそく
左耳に付けてみた。

⏰:10/03/05 18:18 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#166 [y]
「可愛いー似合ってる」


そう言ってリョウの右の指が
私の左耳に触れた。

リョウに触れられた左耳は
一気に熱くなり、
心臓の鼓動も早くなる。

リョウにバレる、と
すぐにリョウの手を振り払った。



リョウは笑っていた。


ちょっと悔しかったけど
私も笑った。

⏰:10/03/05 18:19 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#167 [y]
「じゃあまた明日学校でね」


夕日も沈みきったころ、
リョウは私の家まで
送ってくれた。

私はバイバイ、と
手を振って家に入った。

「ただいま〜」

部屋に着いて一番に
化粧を落とす。

鏡を見ると、
左の耳が光る。

「あ・・」

⏰:10/03/05 18:21 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#168 [y]
私は左耳に付いてる
ピアスをそっと外した。



私の耳の穴は両耳に一つずつ。

私はケースから安全ピンを出して
左のもともと開いていた
穴の上にプツっと刺した。

「イタっ」

⏰:10/03/05 18:22 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#169 [y]
イタイ…

けどちゃんと穴があいた。


もう一度ピアスを
はめてみた。


ずっと付けていたいな
リョウ喜ぶかな?


さっきまで一緒に
居たのに
また会いたくなる

⏰:10/03/05 18:23 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#170 [y]
♪♪〜♪♪〜
着信―リョウ―


そんなとき
携帯が鳴った。

画面に表示された
文字を見た瞬間、

すぐに通話ボタンを
押した。

⏰:10/03/05 18:23 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#171 [y]
「ゆいちーん。家着いたよ」


受話器から聞こえる
愛しい声。

「お疲れ、今日はありがとね」

「とんでもございませんよ(笑)」

「ピアス超気に入ったよ
ありがとーっ」

⏰:10/03/05 18:26 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#172 [y]
「つーか、ゆいちんの声
まじ癒されるわ〜」


アタシだって
今すごく癒されてます。


「リョウ?」

「んー?」



「好きだよ」



いつもは恥ずかしくて
言えないけど
今日は素直になれた、

⏰:10/03/05 18:26 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#173 [y]
「…」


あれ?
返答がない。
私は不安になった。

「リョウ?」


「初めてゆいちん
"好き"って
言ってくれたね」




「俺もゆいちん大ー好きだよ」

⏰:10/03/05 18:27 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#174 [y]
一旦ここで切ります

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⏰:10/03/05 18:31 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#175 [y]
「つーかやべえ、また会いたくなってきたじゃんよー」


ねえリョウ、

これが両想いなんだね
両想いって
すっごくすっごく
幸せなんだね

この幸せを
ずっとずっと
感じていたいって
思ったよ

⏰:10/06/09 23:21 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#176 [y]
それからあっという間に
夏休みが訪れた。


「花火買ってきたよー!!」

でっかい袋を持って
こっちに向かって
歩いてくるのは
リョウとハヤト。

「やっばー!超多いじゃんっ」

「全部できるかな?」

⏰:10/06/09 23:22 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#177 [y]
美恵と私は二人が買ってきた
花火の多さに興奮気味だった。

「あの店の花火、ほとんど俺らで買い占めたよな!」

「まじでーすごっ」

ロケット花火、打上花火、ねずみ花火等、色んな種類の花火をとりあえず並べて、ろうそくを立て火を付けた。

⏰:10/06/09 23:23 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#178 [y]
火を付けた瞬間から
私たちの花火祭は始まった。

白、赤、黄、青…
色んな光が飛び散る、

花火が燃える音と一緒に
花火の火薬のにおいが
一瞬にして広まる、

「キレイー」

⏰:10/06/09 23:23 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#179 [y]
私は花火を持って
ハートを描いた。

「リョウー見て見て!!」

「俺もっ」

リョウは私が描いたハートより全然大きいハートを描いた。


両手に持てるだけ持って
振り回したり、
男二人は口にくわえるだけ
くわえて、

「あちっ」

ってなったり、

そのうちに2対2になって
ロケット花火の当て合い。

⏰:10/06/09 23:24 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#180 [y]
次々にロケット花火が
とんできた。
頭スレスレで飛んで
きたりもするので
油断はできない。

「こわーいっ!!」

私は必死でよけまくった。

「俺が敵とってやる!!」

そう言ってリョウの
気合に火がついたり、
とめちゃくちゃ笑いまくった。

⏰:10/06/09 23:24 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#181 [y]
「あれ、もう終わり?」


あんなにあった花火たちも
あっという間に
残りは線香花火だけ
になった。


「あんなにあったのに、無くなるの早いね〜」

⏰:10/06/09 23:25 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#182 [y]
「でも結構やったね!!!」

「ははっ、本当だ。」


バケツの中に終わった
花火がたっくさん
入っていた。

いつのまにこんなに
やっていたんだ、
と思うくらいバケツ
パンパンの量だった。

⏰:10/06/09 23:26 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#183 [y]
「じゃあ、線香花火やろっか。」

そう言って、
残りの線香花火を
みんなに配った。


「あ、てか飲み物買ってくるわ〜。」


そう言ったハヤトは、
美恵を連れて
コンビニの方に
行ってしまった。

⏰:10/06/09 23:27 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#184 [y]
「うちらで先やってよ?」

ロウソクの側にしゃがんで
リョウに手招きした。

「よし、じゃ勝負しよー」

リョウは私の隣にしゃがんだ。

無邪気に笑うリョウ。

「いーよっ。絶対負けないから!!」


「負けた方は、勝った方のいうこと聞くのね。」

「よし!」

⏰:10/06/09 23:28 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#185 [y]
負けた方は勝った方に従う、というルールで、
せーので線香花火に火をつけた。


ジリジリ…


さっきの花火とは少し違う火薬の臭いに少し鼻がツーンとなる。


ジリジリ…

ザッ…ザッ…

ジリジリ…

⏰:10/06/09 23:29 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#186 [y]
小さな炎が
小さいながらに
激しく燃える

ザッ…ザッ…


線香花火の炎の音だけが
響き渡る――

⏰:10/06/09 23:29 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#187 [y]
ポトッ―――


「…よっしゃ!勝ったー」

ガッツポーズをしたのは私、じゃなくてリョウだった。


あーあ、あとちょいだったのに

「あたしは何すればいい?」

⏰:10/06/09 23:30 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#188 [y]
約束は約束。
リョウに尋ねた。




「じゃあ、チュウして」

⏰:10/06/09 23:30 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#189 [y]
「えっ」


「はい、いいよ」


リョウはニヤニヤしながら目をつぶった。



そんなリョウがとても可愛い。

でも自分からするのは恥ずかしい

美恵とハヤトもいつ来るか分からないし


でも


「約束は約束。」



――――チュッ

⏰:10/06/09 23:31 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#190 [y]
――しちゃった。


―ギュッ


するとすぐにリョウは私を抱き寄せた。


「――ッ」


また私とリョウの唇が重なる。

⏰:10/06/09 23:31 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#191 [y]
「やべーゆいちんまじ好き。」


そう言ってもっと
ギューッて抱き締める。


「俺、男らしくなくてごめん、ずっとこうしたかった。」



これが私たちの
ファーストキスだった。

⏰:10/06/09 23:32 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#192 [y]
確かにこの時リョウの
愛は伝わったよ

ちゃんと、
愛は伝わってたんだ。




そして、
コンビニから戻って来てた
美恵とハヤトに
隠れて見られてて

後から
からかわれたのは
言うまでもない。笑

⏰:10/06/09 23:32 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#193 [y]
付き合って
初めてキスをした。

夏の匂いと
ほのかに香る火薬の匂いに
包まれて



私の心臓は張り裂けそうな程ドキドキしていた。


リョウに抱かれた肩
リョウの匂い


思い出すだけで
胸がキュンとなる。


幸せな気持ちになれる。

⏰:10/06/09 23:33 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#194 [y]
でも、

恋は楽しいだけじゃなく

幸せなだけじゃなく


ときには

胸が張り裂けそうな位、
辛くて苦しいもの
だったんだ。

⏰:10/06/09 23:34 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#195 [y]
久しぶりに更新しました!

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4700/

⏰:10/06/09 23:35 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#196 [我輩は匿名である]
「続き」が出ると読みにくいから出来るだけ出ない様に書いて欲しい

⏰:10/06/10 07:09 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#197 [おりょう♪]
渡辺と申します
私は6年前に1歳の子供を亡くし、その後離婚、バツイチです。

私の小説(切ない感動物語〜メッセージ〜)は大手出版社・文藝社から作家デビュー作として熱烈なオファーを受けています♪

こんな私ですが、よろしくお願いします<(_​ _)​>

スレッドを作りました
私の小説でみんな感動すること受け合いなのでみんなの力で私を応援してください♪。

⏰:10/06/10 09:27 📱:PC 🆔:KEY0IwQU


#198 [y]
あたしの心は
リョウばっかに
なっていた。

リョウに早く会いたい。
リョウは今何を
考えているんだろう。

日が経つにつれ
好きがどんどん
大きくなっていって

幸せで仕方なかった。

⏰:10/06/10 12:58 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#199 [y]
.

このころはまだ
お互いが全く同じ事を考え、
同じ事を願っていると
何の疑いもなく思っていた。

⏰:10/06/10 12:59 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#200 [y]
そんな私の気持ちとは
裏腹にリョウと会える日が
だんだん少なく
なっていった。




夏休みということもあり、
リョウは頻繁に
クラブに出入り
するようになっていた。

⏰:10/06/10 13:00 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#201 [y]
朝方までクラブで
音楽を聴いて、
そこから寝て、
夕方くらいに起きて
また夜クラブに行く。


全く逆転の生活を
しているリョウと
時間が合うはずもなく、
あまり会えなくなった
どころか、初めのほうは
こまめに取り合っていた
連絡さえもだんだん
減ってきていた。

⏰:10/06/10 13:01 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


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